「プリウス60系を20インチにしたいけど、どのサイズが正解?」
「見た目は最高だけど、干渉やはみ出しが怖い」
プリウス60系(2023年から)は、20インチで一気に雰囲気が変わる反面、タイヤが薄くなるぶん条件がシビアになりやすい車種です。
しかも60系は、グレードによって純正タイヤが17インチと19インチの2種類に分かれ、さらにPCD(ボルト穴の中心間距離)やハブ径も旧型と別物。勢いで買うと「そもそも付かない」「外径が合わない」という事故が起きがちです。
- プリウス60系の20インチで定番のタイヤ・ホイールサイズ
- 純正17インチ車と純正19インチ車での選び方の違い
- PCD・ハブ径・ナットなど買い間違いを防ぐ確認ポイント
- 車検・干渉・乗り心地で失敗しないための注意点
タイヤ専門店での現場経験をもとに、20インチだけに絞って整理します。読み終わる頃には、自分の車に合うサイズを自信を持って選べるようになります。
※18/19/20インチの全体像は総合記事にまとめています。

先に結論|プリウス60系の20インチは「225/35R20」が基本軸

プリウス60系の20インチは、225/35R20を軸に、ホイールは20×8.0J〜8.5J、インセット+40〜+45目安で組むのが定番です。
PCDは5H114.3、ハブ径は60mmで、旧型の数値と混同しないことが大前提になります。
ただし60系は純正サイズがグレードで2種類あるため、厳密にはスタート地点が分かれます。
純正17インチ(U・X)の人 ⇒ 225/35R20
純正195/60R17の外径は約667mm。
225/35R20は約665mmで、外径がほぼそのまま維持できます。装着例も多く、迷ったらこのサイズが基本です。
純正19インチ(Z・G)の人 ⇒ 245/35R20も候補
純正195/50R19の外径は約678mmと、17インチ仕様より一回り大きめです。
外径を厳密に合わせるなら245/35R20(約680mm)が近く、ショップの装着例でも採用されるサイズです。
とはいえ245幅はフェンダーとのクリアランス(すき間)がよりシビアになるため、無難に組みたいなら225/35R20です。
その場合は外径が約13mm小さくなり、スピードメーターが実速度よりわずかに速く表示される方向にズレる点だけ理解しておきましょう。
ポイント: まず自分のグレード(純正17か19か)を確認してから、タイヤサイズを決める。これが60系20インチ化の出発点です。
まず確認|プリウス60系の純正サイズはグレードで2種類

プリウス60系の純正タイヤは、U・X系が195/60R17、Z・G系が195/50R19の2種類です。
PCD・ハブ径・インセットは全グレード共通なので、ホイール側の規格はどちらも同じ条件で選べます。
U・X系:195/60R17
- 純正タイヤ:195/60R17(外径 約667mm)
- 純正ホイール:17×6.5J
- インセット:+40
Z・G系:195/50R19
- 純正タイヤ:195/50R19(外径 約678mm)
- 純正ホイール:19×6.5J
- インセット:+40
全グレード共通の規格

- PCD:5H 114.3
- ハブ径:60mm
※年式・仕様で差が出る場合があるので、最終確認は装着中タイヤの側面表記と、運転席ドア開口部のタイヤ空気圧ラベルで行ってください。
[画像案: グレード別純正サイズの比較表(17/19インチの外径イラスト入り)]
他の型のプリウスは以下の記事を参考にしてください
- 初代プリウス NHW10(1997年-2003年)
- 2代目プリウス NHW20(2003年-2011年)
- 3代目 ZVW30(標準車(ZVW30):2009年-2015年)
- 4代目プリウス ZVW50(2015年-2022年)
- 5代目プリウス ZVW60 (2023年-)
※この記事は「5代目のプリウス60系 ZVW60(2023年から)」について書いています。
実践アクション: 今すぐ自分の車のタイヤ側面を見て、195/60R17か195/50R19かをメモしておきましょう。ここが決まれば後の選択は一気に楽になります。

超重要|PCD・ハブ径・ナットは旧型と別物(買い間違いの3大原因)

プリウス60系の買い間違いは、ほぼ「PCD」「ハブ径」「ナット座面」の3つに集約されます。
いずれも旧型プリウスの感覚で流用すると失敗するポイントなので、ツライチ計算より先にここを押さえてください。
1)PCDは5H114.3(旧型の5H100と混同注意)
プリウスは世代でPCDが違います。60系は5H114.3。
旧世代(30系・50系など)の5H100ホイールを買うと、物理的に装着できません。
「トヨタ車だから合うでしょ」「プリウスだから5H100でしょ」が一番危険です。
[経験: 既存記事より] 現場でも、旧型からの乗り換えで前車のホイールを持ち込み、その場で装着不可が発覚するケースは珍しくありません。
▼ PCDの解説記事はこちら

2)ハブ径は60mm(ハブリングの要否を確認)

プリウス60系のハブ径(センターボア)は60mmです。社外ホイールはセンターホールが大きめ(例:73mm)の設計が多く、すき間が大きいまま組むと振動の原因になることがあります。
逆に「ホイール側が小さい」場合は物理的に装着不可です。
社外ホイールは大きめ設計が多い一方、純正流用や一部ブランド、輸入車用では例外もあるので、最終は適合表で確認するのが安全です。

3)ナット座面(純正ナットが流用できないケース)

トヨタ純正アルミ用ナット(平面座)と、社外ホイール用ナット(テーパー座=60度の円すい形)は座面形状が違う場合があります。座面不一致は緩みや破損リスクに直結するので、必ず確認してください。
純正アルミ装着車が社外ホイールへ交換する場合、テーパーナットが別途必要になるケースが多いです。
PCD 5H114.3、ハブ径60mm、ナット座面。この3点をメモしてからホイール探しを始めれば、買い間違い事故を防ぎやすいです。
20インチの推奨サイズ表(タイヤ・ホイール・外径比較)

プリウス60系の20インチは、タイヤ225/35R20、ホイール20×8.0J〜8.5J、インセット+40〜+45が無難寄りの定番です。
純正19インチ車で外径を厳密に合わせたい場合は245/35R20も候補になります。
タイヤサイズと外径比較
| サイズ | 外径目安 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 195/60R17(純正 U・X) | 約667mm | 基準1 |
| 195/50R19(純正 Z・G) | 約678mm | 基準2 |
| 225/35R20 | 約665mm | 定番。純正17系とほぼ同外径 |
| 245/35R20 | 約680mm | 純正19系の外径に近い。幅広でシビア |
※タイヤ外径はメーカーや銘柄で実測差が出ます。可能ならメーカー公表値も確認すると確実です。
タイヤ外径に関する記事はこちら

ロードインデックス(荷重指数)とXL規格に注意

225/35R20の多くはXL規格(エクストラロード=高めの空気圧で負荷能力を発揮する規格)です。
同じ荷重指数でも、指定空気圧のままでは必要な負荷能力に届かない場合があります。
- 純正タイヤの負荷能力を下回らないロードインデックスを選ぶ
- XL規格は負荷能力対応表に沿って空気圧を高めに設定する

ホイールサイズ(無難寄りの目安)

インチアップでは、新しいタイヤサイズに合わせたホイール選定が必要です。「ホイール幅(J数)」と「インセット」でホイールの装着位置が決まります。
- 20×8.0J〜8.5J
- インセット:+40〜+45
- PCD:5H 114.3
- ハブ径:60mm
実例として多いのは「20×8.5J +45」前後の組み合わせです。
ノーマル車高ならイン側(車体側)のクリアランスには比較的余裕があるとされる一方、出面(フェンダーとの位置関係)はホイールのディスク形状や個体差で変わります。
ツライチ・ローダウンを狙う場合の考え方

「20×8.5J +42」のような攻め寄りは、車両個体差、ローダウンの有無、タイヤの膨らみ方で結果が変わりやすくなります。
ショップの実測例では、ローダウン時の車検対応の限界値はインセット+45前後が目安と報告されています。
攻めたインセットを選んだお客様で、ローダウン後に再調整が必要になったケースも
まずは無難寄り(+45付近)から入り、実車を見ながら詰めるのが失敗しにくい順番です。
ポイント: 数字の優先順位は「外径 ⇒ ロードインデックス ⇒ J数とインセット」の順。見た目の出面は最後に詰めるのが安全です。

20インチが難しい理由と注意点(干渉・はみ出し・車検・乗り心地)

20インチが難しいのは、タイヤが薄くなることで「リム傷」「乗り心地」「干渉」の余裕が一気に減るからです。
静止状態で収まっていても、走行中の動きで当たるケースがあるため、装着後の確認まで含めて考える必要があります。
リム傷・乗り心地の変化(35扁平の現実)

225/35R20は見た目がキマる一方、サイドウォール(タイヤ側面のゴム部分)が薄いため、段差や縁石でリムを当てやすくなります。
路面の大きな凹みでは、純正よりも明確に強い突き上げを感じる場面が増えます。
街乗り中心でも「気を遣う」場面が増えることは、先に理解しておきましょう。
空気圧管理と段差の走り方、銘柄選びまで含めた運用が前提です。

干渉チェックは3条件で(全切り・段差・荷重)
[経験: 既存記事より] 最低でもこの3つは想定してください。
- フロント全切り(左右いっぱいにハンドルを切った状態)
- 段差で沈み込んだとき(バンプ時)
- インナー(タイヤハウス内の樹脂カバー)側
20インチは「静止状態で入ってる」だけでは足りません。走行中の動きで当たるケースが出やすいのが現場の実感です。

車検の判断基準(はみ出し・外径・メーター誤差)

車検で見られる主なポイントは次の3つです。
- はみ出し:フェンダーからホイールがはみ出すのは不可。タイヤ部分のみ、ラベリングなどの突出が10mm未満なら許容される規定があります [要更新: 最新の保安基準(外側方向の突出に関する規定)を確認のうえ記載]
- 外径:純正から大きくズレるとスピードメーター誤差が基準を超える恐れ
- 干渉:ハンドル全切りや走行時に車体へ接触しないこと
外径が近い225/35R20(純正17系)や245/35R20(純正19系)を選んでいれば、メーター誤差の面では有利です。最終判断は車両ごとの実測になるため、適合確認のあるセットや取付店での確認が安心です。
[画像案: はみ出し判定の模式図(フェンダーとタイヤ・ホイールの位置関係)]
ポイント: 「全切り・バンプ・インナー」の3条件と「はみ出し・外径」の車検2条件。この5つを購入前にイメージできていれば、20インチの失敗は大きく減ります。

失敗しない購入手順(6点チェックリスト付き)

20インチは勢い買いが一番危ないので、確認の順番を先に決めておくと失敗が激減します。
タイヤ、ホイール、ナット、取付確認までをワンセットで考えるのがコツです。
購入前6点チェックリスト
- 純正サイズの確認(自分は17インチ車か19インチ車か)
- PCD 5H114.3とハブ径60mmをメモ
- タイヤサイズを決める(225/35R20を軸、純正19系は245/35R20も検討)
- ロードインデックスとXL規格の空気圧を確認
- ホイールサイズを決める(8.0〜8.5J、+40〜+45目安)
- ナット座面を確定(純正アルミ用ナットの流用可否)
購入から取付までの流れ
- 適合確認があるショップやセット商品を優先する
- 取付予約を先に入れておく(持ち込み可否も確認)
- 取付後に干渉チェック(全切り・段差)を実施
- 走行100km前後で増し締め(ナットの締め直し)を行う
ネットで買うなら、ここを読んでからが安全です。
上の6点チェックリストをスマホにメモしてから商品ページを開く。それだけで「付かないホイールを買う」事故はほぼゼロにできます。
20インチが向いている人・18/19インチが向いている人

20インチは「見た目が最優先」で、リム傷や乗り心地の変化も理解した上で楽しめる人に向いています。
乗り心地や実用性を重視するなら、18〜19インチの方が現実的です。
20インチが向いている人
- 見た目を最優先したい
- 走る道が比較的きれい(段差が少ない)
- リム傷・乗り心地の変化も理解した上で楽しめる
- 取付店で確認しながら詰められる
プリウス60系はボディが低くシャープなので、20インチにすると足元の存在感が一気に出ます。
18〜19インチが現実的な人
- 乗り心地重視、段差の多い道をよく走る、家族も乗る
- 純正19インチ車で、コストと見た目のバランスを取りたい
▶ バランス型(街乗り寄り)なら18インチ

▶ 見た目と実用の両立なら19インチ

▶ 他のサイズも比較してから決めたい方はこちら

ポイント: 迷ったら「自分が月に何回、荒れた路面や段差を通るか」で判断すると、後悔が少なくなります。
20インチで「似合う」を外さないコツとホイールセット
プリウス60系はボディがシャープなので、20インチは細すぎないスポークのデザインが一番まとまりやすいです。
色で迷ったら、ブラックポリッシュかガンメタが外しにくい定番です。
▼ ホイールの選び方・デザイン例はこちら

▼ ボディ色とホイールカラー相性はこちら

20インチのホイールセット
プリウス60系に対応する20インチのホイールセットは、ネット通販で販売しています。
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車の使用目的や好みのスタイルに合わせて、最適なホイールを見つけてください。適切なホイールを選ぶことで、プリウスの魅力を最大限に引き出すことができます。
候補を2〜3本に絞ったら、必ず「PCD114.3・ハブ径60mm対応・適合確認可」の表記があるかを最後にもう一度確認しましょう。
まとめ|プリウス60系の20インチは「条件を揃えて」楽しむのがコツ

プリウス60系の20インチは、見た目の完成度が高い反面、確認不足だと「干渉」「はみ出し」「ナット不一致」で詰みやすい領域です。
だからこそ、サイズ(外径)、出面(J数とインセット)、ナット(座面)の3点を先に揃えてから買うのが安全です。
- 20インチの軸は225/35R20が定番(純正19インチ車は245/35R20も候補)
- ホイールは20×8.0〜8.5J、インセット+40〜+45目安(攻めるほど難易度UP)
- PCD 5H114.3、ハブ径60mm、ナット座面の確認が必須
- ロードインデックス(XL規格の空気圧)も忘れずに
- 最後は干渉・はみ出し(全切り・段差)を想定して詰める
20インチはハマると本当にカッコいい反面、勢い買いが一番危ない領域です。まずは条件を揃えて、失敗を減らしながら仕上げていきましょう。
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⇒ プリウス 60系 20インチのホイールセット
ヤフーショッピング
⇒ プリウス 60系 20インチのホイールセット
※20インチの装着には、カスタマイズや加工が必要になる場合もあるため注意してください。
他のタイヤサイズはこちらの記事を参考にしてください。
よくある質問(FAQ)

Q. プリウス60系の純正タイヤサイズは何ですか?
グレードで2種類あります。U・X系は195/60R17(17×6.5J)、Z・G系は195/50R19(19×6.5J)です。
PCDは5H114.3、ハブ径は60mmで全グレード共通です。
Q. 20インチは車検に通りますか?
外径・はみ出し・干渉などの条件を満たせば通る可能性はあります。
ただしホイール形状やタイヤの膨らみで結果が変わるので、購入前に適合確認があるセットを選ぶのが安心です。フェンダーからのホイールのはみ出しは不可なので、インセットを攻めすぎないことが重要です。

Q. 20インチで一番無難なタイヤサイズは?
迷ったら225/35R20を軸に考えるのが一般的です。
純正17インチ車なら外径がほぼ同じで合わせやすく、装着例も豊富です。純正19インチ車で外径を厳密に合わせたい場合は245/35R20も候補になります。
Q. 20インチにすると乗り心地はどれくらい変わりますか?
サイドウォールが薄くなるため、段差や路面の凹みでの突き上げは純正より明確に増えます。
空気圧をXL規格の対応表どおりに管理し、コンフォート寄りの銘柄を選ぶことで悪化を抑えられますが、純正同等にはなりません。
Q. 20インチでリム傷が心配です
20インチはタイヤが薄いので、段差や縁石でリムを当てやすくなります。
空気圧管理、段差の走り方、タイヤ銘柄選びまで含めて運用するのが前提です。リムガード(リム保護の出っ張り)付き銘柄を選ぶのも有効です。
Q. 20インチにすると燃費は悪くなりますか?
タイヤとホイールの重量増や転がり抵抗の増加で、燃費は悪化する方向に働きます。
悪化幅は銘柄やホイール重量、走り方で変わるため一概には言えませんが、軽量ホイールと低燃費タイヤを選ぶことで影響を抑えられます。

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