【必見】軽トラを14インチにインチアップするコツと注意点

ハイゼットトラック

「軽トラを14インチにインチアップしたいけど、車検は大丈夫かな…」

「タイヤやホイールの選び方がわからない…」といった悩みをお持ちの方は多いでしょう。

軽トラのインチアップは、見た目を大きく変えつつ、走行性能を向上できる人気のカスタム方法です。

しかし、正しい知識や注意点を把握せずに実施すると、車検に通らなかったり、走行に支障が出るリスクがあります。

そこで本記事では、タイヤショップ勤務の経験を踏まえ、下記を中心に解説します。

  • インチアップのメリット・デメリット
  • 14インチホイール選びのポイント
  • 車検に通すための注意事項

正しく知ってカスタムすれば、安全かつスタイリッシュに愛車を仕上げることが可能です。

ぜひ最後までご覧いただき、愛車のカスタマイズにお役立てください。

タップできる目次

軽トラのインチアップとは?

軽トラ

軽トラのインチアップとは、純正タイヤ・ホイールのサイズよりも大径のものに交換するカスタムを指します。

ほとんどの軽トラは純正で12インチのホイールを装着しているため、14インチへサイズアップするケースが人気です。

以下のようなメリットが挙げられます。

  • 見た目の迫力アップ
  • 走行安定性の向上
  • タイヤ選択肢の拡大

スズキのキャリイやダイハツのハイゼットなどはタイヤハウスに比較的余裕があるため、2インチ程度のアップが定番カスタマイズになっています。

インチアップのメリットとデメリット

インチアップのメリット

インチアップを行う際は、見た目の変化だけでなく、走行性能や維持費にも影響を及ぼします。

メリット・デメリットを正しく理解した上で、愛車や用途に合ったサイズを選ぶようにしましょう。

実際に走行してみると、ステアリングの重さやロードノイズなど、細かい変化を感じる場合もあります。

そういった点も含めて、総合的に判断することが大切です。

メリット

  • 見た目のカスタム効果: ホイールサイズが大きくなることで、ワイルドかつ洗練された印象に。
  • 走行安定性の向上: 扁平率が下がることで、コーナリング時のふらつきが軽減される場合があります。
  • タイヤ選択の幅が広がる: 人気サイズの14インチなら、用途に合わせたタイヤを探しやすい。

デメリット

  • 燃費の悪化: 一般的にホイール・タイヤが重くなると、燃費が5〜10%程度悪化する可能性が。
  • 加速性能の低下: 重量増や外径変更により、発進時のもたつきを感じることがある。
  • 費用がかかる: ホイールとタイヤの購入・交換工賃など、合計で数万円〜10万円以上の出費になる場合も。

インチアップする際は、PCD(ピッチサークル径)やインセットなど、車体に合うホイールサイズを選ぶことが必要です。

安全面を考慮し、専門店での相談や取り付けがおすすめです。

なぜ14インチが人気なのか?

軽トラック

12インチから14インチへのサイズアップは、軽トラオーナーにとって見た目と実用性をバランスよく両立できる点が大きな理由です。

  • 程よいスタイルアップ効果
    純正の印象を大きく変えつつ、車検適合範囲を維持しやすい。
  • 豊富なホイール・タイヤ選択肢
    14インチ向け製品はラインナップが多く、価格帯も幅広い。
  • タイヤの耐荷重性向上
    荷物を積む機会が多い軽トラでは、若干の外径アップが積載時の安定性を高める場合も。

また、14インチではLT規格のタイヤが登場し、車検をクリアしやすくなったことも挙げられます。

14インチ導入時のコスト

軽トラック

14インチは軽トラック用としても非常に人気が高いため、セールやキャンペーンを実施しているショップも多く存在します。

上手にタイミングを見計らうと、さらにお得に購入できるケースもあるので、複数店舗を比較してみると良いでしょう。

  • ホイール: 1本あたり5,000円〜15,000円程度
  • タイヤ: 1本あたり5,000円〜15,000円程度
  • セット購入: 4本まとめて10万円前後も可能

耐久性が上がることで、長期的に見るとコストパフォーマンスが良い選択肢になり得ます。

ただし、燃費や加速性能の面で若干のデメリットがある点は考慮しておきましょう。

ホイールセットで購入した方が工賃などの費用が安くなります。

軽トラに適したホイール選び

LTタイヤ

軽トラをインチアップする際は、安全性と積載性能を損なわないホイール選びが重要です。

具体的には以下の項目を必ず確認しましょう。

  • PCD(ピッチサークル径): 多くの軽トラは4穴×100mmが主流(一部、4穴×114.3mm)
  • インセット(オフセット): +35〜+45mm付近が純正同等の場合が多い。
  • ホイール幅(J数): 14インチなら4J〜5.5J付近が一般的。

ホイールの適合は車種によって変わるため注意が必要です。

人気のホイールブランド

15インチ

ホイールブランドは、デザインだけでなく素材や製法によって重さや剛性が異なります。

軽トラック用のホイールを選ぶ際は、「業務用で積載が多い」「走行距離が多い」といった使用状況を考慮し、耐久性やメンテナンス性の良さも重視することが大切です。

おしゃれと実用性を両立するためにも、ブランドの評判や実績をしっかりチェックしましょう。

MLJ(エムエルジェイ) XJ07


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JWL-T規格対応で軽トラックにも装着可能

  • サイズ:14×4.5J 4/100 +43
  • 規格:JWL/JWL-T

MAD CROSS GRACE


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MAD CROSS GRACE

  • サイズ:14×4.5J 4/100 +45
  • 規格:JWL/JWL-T

MUD VANCE 09


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MUD VANCE 09

  • サイズ:14×4.5J 4/100 +45
  • 規格:JWL/JWL-T

選ぶ際は、純正ホイールの数値を基準に、干渉しない範囲のサイズをチョイスするのが大原則です。

車検対応にするには、LT規格のタイヤを選択し、タイヤ外径にも注意が必要です。

ネット通販でホイールセットの購入が可能です。

軽トラの14インチホイールセットを楽天市場で見る

軽トラの14インチホイールセットをYahoo!ショッピングで見る

タイヤ選びで注意すべきポイント

軽トラックのホイール

タイヤは、インチアップによって車体の外径・重量・荷重能力などが変化する重要パーツです。

以下の点を押さえましょう。

  1. サイズ表記(例:165/55R14C)
    • 幅(mm) / 扁平率(%) / リム径(インチ)の順。
  2. 荷重指数・スピードレーティング
    • 積載量が多い軽トラは荷重指数(LI)を十分に確認する。
  3. 外径の変化
    • スピードメーターの誤差が大きくならないように注意。

タイヤ外径を変える場合は、車体との干渉にも注意が必要です、

特に155/65R14、165/65R14などタイヤ外径が大きくなる場合はリフトアップが必要なケースもあります。

14インチタイヤの特徴

14インチタイヤは多種多様で、街乗り重視のエコタイヤから、オフロード走破を意識したマッドテレーンまで選択肢が豊富です。

ご自身の利用状況(農作業や荷物運搬、遠距離移動など)を踏まえ、最適なパターンやコンパウンドを選ぶことで、走行時の安全性や快適性が大きく変わります。

  • 価格帯: 1本4,000円〜15,000円程度
  • 定番サイズ: 165/55R14、155/65R14など
  • 耐荷重性の向上: 純正よりタイヤ幅が広くなるため、積載時の安定感も高まる。

オンロード向けからマッドテレーン仕様まで幅広い種類があり、使用目的に合わせて選択できるのが14インチタイヤの魅力です。

軽トラックに装着する場合は、LT規格のタイヤを装着しないと車検をクリアできないため注意が必要です。

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タイヤの耐久性と性能の見極め方

タイヤの減り

タイヤの寿命は走行距離だけでなく、保管状況や空気圧管理、運転の仕方などにも左右されます。

定期的に空気圧チェックやローテーションを実施し、異常摩耗やヒビ割れを早期に発見することで、タイヤを長持ちさせることができます。

  • 残り溝の深さ
    • 法律上、トレッド残り溝が1.6mmを下回ると交換が必要。
  • 製造年月日
    • タイヤ側面の「4桁(例:0724)」で07週目の2024年製などと読み取れる。
  • ウェット性能・ドライ性能のバランス
    • メーカー公式情報やユーザーレビューを参考にし、滑りやすい路面での性能も考慮。
  • 素材・構造
    • シリカ配合ゴムなど、摩耗しにくいタイヤを選ぶとランニングコストを抑えられる。

車検対応の14インチを選ぶ場合は、LT規格のタイヤから選びことになるため種類が少ないです。

軽トラのインチアップに関するQ&A

Q&A

ここでは、軽トラのインチアップを検討する際によくいただく質問をQ&A形式でまとめました。

疑問や不安を解消しながら、理想的なカスタマイズを目指しましょう。

インチアップで燃費は悪化する?

ガソリン

答え: 一般的に、インチアップによるホイール・タイヤの重量増や、タイヤ外径の変化によって燃費が悪化する可能性があります。

具体的には、5〜10%程度燃費が落ちるケースが多いです。

走り方やタイヤ銘柄によって影響は変動するため、軽量ホイールやエコタイヤを選ぶなどの工夫が有効です。

車検に通るための注意点

タイヤチェック

車検には決まりがあり、規定を守る必要があります。

  • 外径やフェンダーからのはみ出し
    • ホイールやタイヤがフェンダーからはみ出さないことが必須。
  • スピードメーター誤差
    • 外径が変わりすぎるとメーター誤差が大きくなり、車検に通らないリスクがある。
  • 荷重指数の不足
    • 軽トラの積載量に応じた荷重指数をクリアしているか確認。
  • 保安基準適合品を選ぶ
    • ホイール・タイヤともに公道使用可の製品であることをチェック。

インチアップを行う際は、純正サイズから大幅に逸脱しない(外径±3%前後)ことが推奨されています。

車検対応を最優先に考えるなら、LT規格の14インチが扱いやすいでしょう。

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15インチは装着できる?

ハイゼットトラック

15インチを装着している軽トラックもあります。

ただし、LT規格タイヤの設定がないため、車検はNGになります。

ホイールセットはネット通販で販売しています。

軽トラの15インチホイールセットを楽天市場で見る

軽トラの15インチホイールセットをYahoo!ショッピングで見る

まとめ

ハイゼットのインチアップ

軽トラの14インチインチアップは、外観の大幅なイメージチェンジ走行安定性の向上が期待できる人気のカスタマイズです。

正しいサイズ選びと適切なタイヤ・ホイールの組み合わせにより、安全性を確保しながら自分好みのスタイルを実現できます。

  • メリット: 見た目向上、安定感UP、タイヤ選択肢の拡大
  • デメリット: 車検、燃費悪化、加速低下、初期コストの上昇
  • 注意点: PCDやインセットの確認、荷重指数・外径の管理、車検基準への適合

インチアップは慎重に進める必要がありますが、ポイントを押さえれば安全かつ快適にカスタムできます。

ぜひこの記事を参考に、あなたの軽トラを理想の一台へ仕上げてみてください。

軽トラックの個別記事はこちらを参考にしてください。

ハイゼットトラックS500系
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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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