社外ホイールへの交換を考えたとき、「ハブ径」「センターボア」という言葉を見て戸惑う方は多いです。
PCDやインセットはよく見ても、ハブ径は見落としやすいポイント です。
しかし、ハブ径の確認不足は、
- ホイールが装着できない
- 高速走行時に振動が出る
- センターが出にくい
- ハブリング選びを間違える
といったトラブルにつながることがあります。
特にネット通販でホイールを買う場合は、サイズの確認不足で「買ったのに付かない」となるケースも少なくありません。
この記事では、ハブ径(センターボア)の確認方法 と、メーカー別・車種別の代表的なサイズ傾向 を一覧でまとめました。
「まず一覧でサイズの目安を知りたい」「自分の車のハブ径を確認したい」という方に向けたページです。
ハブ径そのものの基礎知識や、社外ホイールで失敗しない考え方を詳しく知りたい方 は、先にこちらの記事をどうぞ。
▼ ハブ径とは?社外ホイールで失敗しない確認ポイントとハブリングの基本

また、ハブリングが本当に必要か、いらないケースがあるのかを知りたい方 は、こちらの記事が参考になります。
▼ ハブリングいらない?なしでも大丈夫な条件と付けた方がいいケース

先に結論|ハブ径は「この3つ」だけ先に確認すると失敗しにくい

ハブ径は見た目ではわかりにくいですが、次の3点を押さえるだけで失敗をかなり減らせます。
- ホイール側が小さい → 装着できない
- ホイール側が大きい → 隙間が出るので、必要に応じてハブリングで調整
- 確認順 → ①適合表 ②ホイールのセンターホール径 ③車体側ハブ径
特に大事なのは、メーカー別の代表値だけで決めつけないこと です。
同じメーカーでも、車種・年式・グレードでハブ径が異なることがあります。
このページの一覧はあくまで目安・早見用 として使い、購入前は必ず適合表や現車で最終確認してください。
ハブ径(センターボア)とは?

ハブ径とは、ホイール中心にある穴の直径のことです。
車体側には「ハブ」と呼ばれる突起があり、ホイールの中心穴がそこにはまることで、ホイールの中心が出やすくなります。
ハブ径が合わないと、次のような問題につながることがあります。
ホイール側が小さい場合

車体側のハブよりホイールのセンターホールが小さい場合は、物理的に装着できません。
この場合は、そのホイールを使えないため、選び直しが必要です。
ホイール側が大きい場合

ホイール側が大きい場合は装着できることもありますが、ハブとの間に隙間ができます。
そのままでも問題が出ないケースはありますが、条件によっては振動やセンターずれにつながることがあるため、必要に応じてハブリングを使います。
ハブ径の確認方法|最初はこの順番で見ればOK

ハブ径を確認するときは、次の順番がわかりやすいです。
① ホイールメーカーの適合表を見る
一番確実です。
車種・型式・年式から調べられるため、ネット購入や中古流用でも失敗しにくくなります。
② 車体側ハブ径とホイール側センターホール径を確認する
必要なら、ノギスで測る方法もあります。
ただし、実際の部品選びでは適合表の公称値を基準にする のが基本です。
③ メーカー別一覧で目安をつかむ
「まず代表値を知りたい」という場合に便利です。
ただし、一覧だけで確定せず、最後は適合表・実車確認まで行うのが安全です。
メーカー別ハブ径サイズ一覧【代表値・目安】

ここでは、メーカー別によく見られる代表的なハブ径サイズ をまとめます。
※注意
同じメーカーでも、車種・年式・グレードで異なることがあります。
以下はあくまで早見用の目安です。購入前は必ず適合表・実車で確認してください。
国産車のハブ径サイズ一覧【代表値】
ハブ径は、ホイールのセンターホールと車体側のハブがかみ合う部分のサイズです。
同じメーカーでも、車種・年式・穴数(4穴/5穴)によって変わることがあります。
そのため、下の数値はあくまで代表値の目安として見て、最終的には現車やホイールメーカーの適合表で確認するのが安心です。
例:トヨタ車のハブ径データ
トヨタ系は、54mmと60mmに分かれやすいのが特徴です。
- 54mm:アクア、プリウス(一部旧型)、ヤリス(4穴車) など
- 60mm:プリウス60系、アルファード、ヴェルファイア、ヤリスクロス、GRヤリス、C-HR、カローラクロス など
※プリウスは型式、年式で異なります。
(例)プリウス30系:54mm、プリウス60系:60mm
例:日産車のハブ径データ
日産は60mmと66mmで分かれる車種が見られます。
ミニバンやSUVでは、66mm側に入る車種が目立ちます。
例:ホンダ車のハブ径データ
ホンダは、56mmと64mmで分かれる車種が見られます。
- 56mm:フィット、N-BOX、N-ONE など
- 64mm:ヴェゼル、オデッセイ、ステップワゴン、WR-V、ZR-V など
ホンダは4穴車と5穴車で分かれることもあるので、車名だけでなく仕様も見ておくと安心です。
マツダのハブ径データ
マツダは、54mmと67mmで分かれる車種が見られます。
スバルのハブ径データ
スバルは、56mmが主流で、一部に59mmがあります。
- 56mm:インプレッサ、レガシィ など
- 59mm:プレオ、R2、ステラ など一部軽自動車系
三菱のハブ径データ
三菱は、56mm、67mm、66mmの例外があります。
- 56mm:一部小型車
- 67mm:アウトランダー、デリカ など
- 66mm:新型アウトランダー(GN0W)など一部
スズキのハブ径データ
スズキは54mmが多いものの、60mm系もあるため注意が必要です。
- 54mm:アルト、スペーシア、ハスラー、イグニス など
- 60mm:スイフトスポーツ、フロンクス、エスクード、SX4系 など
ダイハツのハブ径データ
ダイハツは、54mmが中心です。
- 54mm:多くの軽自動車
- 66.5mm:ビーゴ、テリオス系 など一部
- 60mm:アルティス(トヨタ カムリOEM)など一部
サイズ別の傾向
ざっくり傾向を見ると、次のように整理できます。
- 軽自動車でよく見られる傾向:54mm前後が多い
- コンパクトカーでよく見られる傾向:54mm〜60mm前後が多い
- ミニバン・SUVでよく見られる傾向:60mm〜67mm前後が多い
ただし、メーカーや世代で外れる車種もあるので、「傾向」と「現車確認」はセットで考えるのが失敗しにくいです。
輸入車のハブ径サイズ一覧【代表値】

輸入車は、ラグボルト方式の車種が多く、国産車以上にハブ径の確認を丁寧にしておくと安心です。
また、ブランド単位で一括りにできないことも多く、年式・型式差を意識して見るのが大切です。

フォルクスワーゲンのハブ径データ
- 57mm〜57.1mm前後:ゴルフ、ポロ、パサート、ティグアン など
アウディのハブ径データ
- 57mm〜57.1mm前後:A3、TT など
- 66.5mm前後:A4、A5、A6、A7系など一部
BMWのハブ径データ
「BMWは世代差が大きい」ため注意が必要。
- 66.5mm系が増えている:BMW G系の一部、2015年頃以降の一部車種
MINIのハブ径データ
世代差が大きいため注意が必要。
- 66.5mm前後:MINI F56 など
メルセデス・ベンツのハブ径データ
ベンツは66.5mmが多いです。
- 66.5mm前後:Cクラス、Eクラス、Sクラス など
プジョーのハブ径データ
- 65mm〜65.1mm前後:多くの車種
シトロエンのハブ径データ
- 65.1mm前後:多くの車種
ボルボのハブ径データ
- 65.1mm前後:多くの車種
ルノーのハブ径データ
- 60mm〜60.1mm前後:多くの車種
ポルシェのハブ径データ
ポルシェは車種ごとの確認が前提
- 71.6mm:911、ケイマン など
輸入車はラグボルト方式が多く、ハブ径の適合をより丁寧に見た方が安心なケースが多い です。
▼ ネット通販でハブリングのサイズをチェックしたい方はこちら
各車種のハブ径データを確認するときの注意点
ここで一覧を見て「自分の車は○mmだ」と判断したくなりますが、少し注意が必要です。
ハブ径は、同一メーカーでも
- 車種
- 年式
- グレード
- 駆動方式
- 純正ホイール仕様
によって異なることがあります。
そのため、車種別の正確なデータを確認したい場合は、型式・年式単位で見ていくのが基本です。
このページはまず「メーカー全体の代表値をつかむ」ための一覧ページとして使い、最終確認は必ず適合表で行ってください。
ハブリングのサイズはどう選ぶ?
↑画像クリックで楽天市場の商品ページへ飛びます
ハブ径一覧を見たあとに迷いやすいのが、ハブリングのサイズです。
基本は、
- 内径:車体側ハブ径
- 外径:ホイール側センターホール径
で選びます。
たとえば、
- 車体側ハブ径:56mm
- ホイール側センターホール径:73mm
なら、56-73 または 内径56 / 外径73 のハブリングを選びます。
詳しい選び方は、総合解説記事も参考にしてください。
▼ ハブ径とは?社外ホイールで失敗しない確認ポイントとハブリングの基本

ハブ径以外で一緒に確認したい項目

ホイール選びでは、ハブ径だけ合っていても装着できるとは限りません。
あわせて次の項目も確認が必要です。
- PCD
- 穴数
- インセット(オフセット)
- ナット座面(テーパー / 球面 / 平面)
- 車種別適合
特にナット座面は見落としやすく、「締まっているように見えて危ない」ケースもあります。
ハブ径だけで安心せず、ホイール全体の適合で見ることが大切です。

ハブ径で失敗しない最終チェック

購入前に、最後にこの5つを確認しておくと失敗をかなり減らせます。
- ホイールのセンターホール径を確認した
- 車体側のハブ径を確認した
- 隙間が出るならハブリングサイズを確認した
- PCD・穴数・インセットを確認した
- ナット座面と締め付け方法を確認した
この5つを押さえるだけで、「買ったのに付かない」「走ると振動する」といった失敗をかなり防ぎやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Q. ハブ径とセンターボアは同じものですか?
はい、同じものです。
ハブ径は日本語表現、センターボアは英語表現で、どちらもホイール中心の穴の直径を指します。
Q. メーカー別一覧だけでサイズを決めて大丈夫ですか?
一覧はあくまで目安です。
同じメーカーでも車種・年式・グレードで異なることがあるため、最終は適合表や現車で確認してください。
Q. ハブ径が合わないとどうなりますか?
ホイール側が小さい場合は装着できません。
ホイール側が大きい場合は隙間ができ、条件によっては振動やセンターずれにつながることがあります。
Q. ハブリングは必ず必要ですか?
必須とは言い切れませんが、ホイール側が大きく隙間が出る場合は、装着した方が安心なケースが多いです。
詳しい判断はこちらの記事にまとめています。
▼ ハブリングいらない?なしでも大丈夫な条件と付けた方がいいケース

Q. ハブリングのサイズはどう選びますか?
車体側ハブ径と、ホイール側センターホール径を確認して選びます。
たとえば56mmの車体に73mmホイールなら、56-73を選びます。
まとめ|このページは「一覧で目安をつかむ」ために使うのが正解

ハブ径(センターボア)は、ホイール選びで見落とされやすい一方で、装着可否や走行時の安定感に関わる重要なポイントです。
今回のポイントをまとめると、次の通りです。
- ハブ径とセンターボアは同じ意味
- ホイール側が小さいと装着不可
- ホイール側が大きいと隙間が出る
- 一覧は目安、最終確認は適合表が基本
- ハブリングサイズは内径・外径で選ぶ
このページでは、メーカー別の代表サイズをざっくり把握する ことを目的に使うのが向いています。
そのうえで、ハブ径そのものの基礎を知りたい方はこちらを読み進めると、全体がかなりわかりやすくなります。
▼ ハブ径とは?社外ホイールで失敗しない確認ポイントとハブリングの基本

また、ハブリングが本当に必要か、いらないケースがあるのかを知りたい方 は、こちらの記事が参考になります。
▼ ハブリングいらない?なしでも大丈夫な条件と付けた方がいいケース

ネット通販でハブリングのサイズをチェックしたい方はこちら
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