195/60R17のタイヤをインチアップしたい。
- 195/60R17のインチアップはどうすればいいの?
- 18インチにする時のタイヤサイズは?
- 19インチにする時のタイヤサイズは?
195/60R17のタイヤを18インチや19インチにインチアップする時のサイズを紹介します。
195/60R17をインチアップ

インチアップとは、タイヤの外径を変えずにリム径を大きくし、偏平率を下げることを指します。
これにより、車の外観がスポーティーになり、操縦安定性が向上します。
インチアップのメリット

インチアップのメリットは以下のようなことが挙げられます。
- 見た目がスタイリッシュに変化
- コーナリング性能・操縦安定性の向上
- グリップ性能の向上

インチアップのデメリット
インチアップのデメリットは以下のようなことが挙げられます。
- 乗り心地の悪化(タイヤが薄くなるため)
- 燃費の悪化(ホイールの重量増加)
- コスト増(ホイールとタイヤの価格が上がる)
インチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事です。

インチアップの注意点

インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。
ここでは3つの注意点を紹介します。
タイヤの外径

タイヤの外径が変わると、スピードメーターの誤差が発生し、車検に通らなくなる可能性があります。
インチアップする際は、純正外径と近いサイズを選ぶことが必須。
また、外径が大きくなると、タイヤが車体へ接触する可能性が高まります。
計算式: タイヤの外径 = (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + タイヤの内径(リム径 × 25.4)
タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)
タイヤの幅

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。
幅が広くなると、フェンダーからのはみ出しや車体との干渉が発生する可能性があります。
特に車高を落としている場合は注意が必要。
車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

タイヤのロードインデックス

タイヤの耐荷重性能を示すロードインデックス(LI)は、純正と同等以上にする必要があります。
タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められ、タイヤに示されています。
インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。
ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。。
⇒ ロードインデックス
195/60R17を装着している車種

195/60R17は、コンパクトカー、コンパクトSUV車などに採用されるタイヤサイズです。
195/60R17を装着している車は少なめです。
例えば、トヨタの新型プリウスやライズ、ロッキーなどが195/60R17を装着しています。
タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。
195/60R17のインチアップサイズ
195/60R17のタイヤを18インチや19インチへインチアップする時のサイズを紹介します。
195/60R17の基本情報
- タイヤ幅: 195mm
- 偏平率: 60%
- リム径: 17インチ
- タイヤ外径: 約665mm
- ロードインデックス: 90
【195/60R17のタイヤ外径の計算例】
195mm(タイヤの断面幅)×0.6(偏平率)×2+17(リム径)×25.4(インチ)=665.8mm
インチアップ時には、これらの数値に近いタイヤを選ぶことが大切です。
インチアップしたタイヤが純正のLI(ロードインデックス)を下回らないかどうかも確認してください。
記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。
195/60R17を18インチにする時のサイズ

195/60R17を18インチにする場合、225/45R18がいいです。
195/60R17 → 18インチ推奨サイズ
タイヤサイズ | タイヤ外径 | ロードインデックス |
---|---|---|
225/45R18 | 約659mm | 91 |
215/45R18 | 約650mm | 89 |
選び方のポイント
- 225/45R18 は純正外径に最も近いサイズ
- 215/45R18 は外径が少し小さくなるため、メーター誤差に注意
- ロードインデックス90以上のタイヤを選ぶことが推奨
215/45R18は少しタイヤ外径が大きくなります。
18インチのタイヤ外径
インチアップするときは、タイヤ外径を合わせる必要があります。
- 195/60R17:665mm(純正)
- 215/45R18:650mm
- 225/45R18:659mm
【225/45R18のタイヤ外径の計算例】
225mm(タイヤの断面幅)×0.45(偏平率)×2+18(リム径)×25.4(インチ)=659.7mm
タイヤ外径が近い18インチは225/45R18です。
外径は225/45R18が近いですが、タイヤ幅は225mmのため、車によってははみ出す可能性があるため、トータルで判断してください。
インチアップ時には、タイヤ外径だけでなく、ロードインデックスも重要です。
18インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
195/60R17のロードインデックスは90なので、90以上のタイヤにする必要があります。
- 215/45R18のロードインデックス:89-
- 225/45R18のロードインデックス:91
- 195/60R17のロードインデックス:90(純正)
ロードインデックスが下回る可能性があるので、耐荷重能力、空気圧を確認してください。
タイヤによっては、XLもありますので耐荷重能力をクリアすることができます。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば耐荷重能力を上げることができますが、空気圧によって異なります。
195/60R17を19インチにする時のサイズ

195/60R17を19インチにする場合は、225/35R19が近いです。
195/60R17 → 19インチ推奨サイズ
タイヤサイズ | タイヤ外径 | ロードインデックス |
225/40R19 | 約662mm | 93/89 |
195/50R19 | 約677mm | 88 |
選び方のポイント
- 225/40R19 は純正外径に近いサイズでバランスが良い
- 195/50R19 は若干外径が大きいため、適合車種が限られる
- XL(エクストラロード)規格タイヤなら、耐荷重を確保可能
19インチのタイヤ外径
インチアップするときは、タイヤ外径を合わせる必要があります。
<タイヤ外径比較>
- 195/60R17:665mm(純正)
- 195/50R19:677mm
- 225/40R19:662mm
195/60R17を19インチにする場合は、上記のサイズが挙げられます。
インチアップ時には、タイヤ外径だけでなく、ロードインデックスも重要です。
19インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
- 195/50R19のロードインデックス:88
- 225/40R19のロードインデックス:93/89
- 195/60R17のロードインデックス:90(純正)
225/40R19のXL規格のタイヤもあります。
タイヤによっては、XLもありますので、空気圧のコントロールで耐荷重能力をクリアすることができます。
195/50R19は、最近販売されたサイズで、種類が少ないため注意してください。主に新型プリウス用になります。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。
まとめ

ここでは、195/60R17のインチアップサイズを紹介しました。
インチアップは見た目の向上や運動性能の強化が可能ですが、外径・ロードインデックス・はみ出し・車検適合などを慎重にチェックする必要があります。
195/60R17のタイヤ外径665mmに近いのは、以下のようなサイズです。
タイヤサイズ | タイヤ外径 | |
18インチ | 225/45R18 | 659mm |
19インチ | 225/40R19 | 662mm |
※ロードインデックスに注意が必要です。
車検の規定があり、タイヤの外径が大きく違っていたり、タイヤの荷重指数をクリアしていなかったり、はみ出しがあると、車検が通りません。
また、車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。
記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。
※記載のタイヤ外径は計算上の数値です。