NV100クリッパーバンをインチアップしたいけれど、「どのサイズが最適？」
「車検は大丈夫？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、インチアップのメリット・デメリット、最適なタイヤとホイールの選び方、そして車検に通るためのサイズ選びのポイントまで詳しく解説します。
NV100クリッパーバンのインチアップを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
NV100クリッパーバンのインチアップとは
NV100クリッパーバンとクリッパーリオがあります。
ここでは、NV100クリッパーバン（DR17V）について書いています。
クリッパーリオは、タイヤサイズが異なるため注意してください。
クリッパーリオは別記事を参考にしてください。
インチアップのメリットとデメリット
インチアップのメリット
- 見た目がスポーティになり、スタイリッシュな印象を与える
- ハンドリング性能が向上し、コーナリングが安定する
- タイヤの選択肢が増え、好みに合わせたカスタマイズが可能
さらに詳しいインチアップのメリットはこちら
インチアップのデメリット
インチアップのデメリット
- 乗り心地が硬くなることがある
- タイヤ価格が高くなる傾向がある
- 燃費が悪化する可能性がある
インチアップするとタイヤの外径が変わるため、速度計の誤差や乗り心地の変化が発生する可能性があります。
適正なサイズ選びが重要になります。
最適なタイヤとホイールの選び方
クリッパーバンのタイヤ・ホイール選びは、注意が必要です。
バン扱いのため、荷重指数の高いLTタイヤ、ホイールはT規格でない場合は車検は通りません。
また、クリアランスが狭く、はみ出しや干渉にも注意してください。
NV100クリッパーバンに適したタイヤサイズ
NV100クリッパーバンの純正タイヤサイズは145/80R12 80/78N LTです。
インチアップを考える場合、13インチ（155/65R13）や14インチ（165/55R14）が候補になります。
ただし、NV100クリッパーバンはLT規格のタイヤを装着しているためLTタイヤでない場合は車検が通りません。
車検対応にする場合は、タイヤサイズ、タイヤの銘柄も重要です。
ホイール選びのポイントと注意点
ホイール選びは以下のような部分に注意が必要です。
- インセット（オフセット）
ホイールの中心が車両に対してどの位置になるかを決める数値で、適切なインセットを選ばないとフェンダーからはみ出る可能性がある。 - PCDとハブ径
NV100クリッパーバンはPCD100mm・4穴なので、適合するホイールを選ぶことが重要。 - ロードインデックス（耐荷重）
貨物車両のため、耐荷重を満たしたホイール・タイヤを選ぶ必要がある。
車検に通るためのサイズ選びのコツ
NV100クリッパーバンは、バン扱いのためLT規格のタイヤでないと車検が通りません。
車検に対応するためには、LTタイヤを選びます。
代表的なタイヤとして、PARADA PA03 165/55R14Cがあります。
車検に適合するタイヤサイズの基準
車検では、スピードメーターの誤差が許容範囲内（±3％程度）であること、フェンダーからのはみ出しがないことが重要視されます。
タイヤ外径を大きく変えないことは重要。
13インチのLTタイヤは145R13 LTがありますが、タイヤ外径が大きくなりすぎます。
145/80R12：537mm（145/80R12 80/78N）
145R13：568mm
タイヤ外径については以下の記事を参考にしてください。
純正タイヤとインチアップの比較
| 項目 | 145/80R12 LT | インチアップ（155/65R13） | インチアップ（165/55R14） |
|---|---|---|---|
| 外径 | 約537mm | 約532mm | 約545mm |
| 乗り心地 | 柔らかい | やや硬い | 硬め |
| 車検適合 | ◎ | × 規格がNG | △（LTタイヤが必要） |
インチアップ時の注意点とトラブル回避法
インチアップは見た目や走行性能の向上に効果的ですが、適切なサイズやセッティングを行わないと、乗り心地の悪化や車検不適合といったトラブルにつながる可能性があります。
以下のポイントに注意しながら、安全かつ快適なカスタマイズを実現しましょう。
干渉を防ぐための対策
干渉を防ぐためには以下の対策が必要です。
- タイヤがフェンダーやサスペンションに干渉しないか確認する
- 適切なインセットのホイールを選ぶ
- ローダウンしている場合は特に注意
NV100クリッパーバンは、リフトアップできるパーツもあります。
ESPELIR (エスペリア)【Super アップサス】ニッサン NV100クリッパーバン DR17V 2WD ターボ ESN-2763
空気圧設定とメンテナンスのポイント
インチアップしたタイヤは空気圧を適正に管理することで、耐久性や燃費の悪化を防ぐことができます。
LTタイヤは、乗用車のタイヤと違い、空気圧が高めの場合がありますので指定空気圧を確認してください。
また、定期的なホイールナットの締め付けチェックも重要です。
NV100クリッパーバンのインチアップに関するQ&A
インチアップでの乗り心地の変化について
インチアップすると、タイヤの扁平率が低くなるためクッション性が下がり、乗り心地が硬く感じることがあります。
12インチから14インチのインチアップは、乗り心地の変化も大きいため注意が必要。
インチアップすることで、タイヤの厚みが薄くなり、ハンドリングの応答は良くなる傾向にあります。
貨物用タイヤと車検の関係
NV100クリッパーバンは貨物車（軽バン）としての特性があるため、貨物用タイヤ（LT規格）を選ぶと車検時のトラブルを避けられます。
PARADA PA03 165/55R14Cがありますが、はみ出しの可能性があります。
タイヤ外径を大きくすると、干渉の可能性も出てくるため慎重に行ってください。
カスタムが必要になることもあり、リフトアップ、キャンバーボルトなどがあります。
キャンバーボルト M12 ニッサン DR17V NV100クリッパー専用 2WD フロントタイヤのキャンバー補正 リフトア…
軽トラ、軽バンのインチアップは以下の記事を確認してください。
まとめ
NV100クリッパーバンのインチアップは、見た目や走行性能の向上というメリットがある一方で、サイズ選びを誤ると車検に通らないリスクもあります。
適切なタイヤサイズとホイールを選び、安全性と快適性を両立させることが大切です。
インチアップを検討する際は、本記事のポイントを参考にして、最適なカスタマイズを行いましょう！
