「愛車をもっとカッコよくしたいけど、インチアップのサイズ選びって難しそう…」
「195/60R16のタイヤに変更したいけど、走行に支障が出ないか心配」
タイヤのインチアップは見た目の印象を大きく変えるだけではなく、走行性能の向上にも貢献する重要なカスタマイズです。
適切なサイズ選びと正しい知識があれば、安全性を確保しながらスタイリッシュな車両へと生まれ変わらせることができます。
この記事では、愛車のカスタマイズを検討している方に向けて、
- インチアップのメリットとデメリット
- 適切なサイズの選び方
- 安全性を確保するためのポイント
上記について詳しく解説しています。
この記事を読めば、あなたの愛車に最適なタイヤサイズが見つかるはずですので、ぜひ最後までご覧ください。
195/60R16の基本情報

195/60R16は、幅195mm、扁平率60%、16インチのホイール径を持つタイヤサイズです。
195/60R16 89H
- タイヤ幅:195mm
- 扁平率:60%
- リム径:16インチ
- タイヤ外径:640mm (参考値)
- LI(ロードインデックス):89
- 速度記号:H
※タイヤ外径・LIはメーカー・商品によって異なるのであくまで目安の数値です。
タイヤサイズの見方

タイヤサイズの表記について詳しく理解しておくと、インチアップ時の選択がよりスムーズになります。
- タイヤ幅(195)
タイヤの幅をミリメートル単位で表しています。数値が大きいほど太いタイヤになります。 - 扁平率(60)
タイヤの高さとタイヤ幅の比率を%で表しています。数値が小さいほど、タイヤの側面が薄くなります。 - 構造(R)
タイヤの内部構造を表し、「R」はラジアル構造を意味します。 - リム径(16)
装着するホイールの直径をインチで表しています。 - ロードインデックス(89)
タイヤが支えられる最大荷重を示す数値。 - 速度記号(H)
タイヤの最高速度性能を表します。「H」は時速210kmまで対応可能。
195/60R16の特徴

195/60R16は、ミドルクラスのセダンやSUV、ハッチバック車などに採用されることが多いサイズです。
- 走行安定性:適度な扁平率により、安定したハンドリングと快適な乗り心地を両立。
- 見た目の向上:インチアップすることでホイールデザインの選択肢が広がり、スタイリッシュな外観に。
- 対応車種が豊富:幅広い車種に対応し、カスタマイズの自由度が高い。
- オールシーズン性能:多くのモデルで、様々な路面状況に対応できる性能を備えています。
代表的な装着車として、フロンクス、セレナC27、ウイッシュ20系などが挙げられます。

195/60R16をインチアップするメリット

195/60R16のインチアップは、愛車の魅力を引き上げる効果的なカスタマイズ方法です。
以下のようなメリットが挙げられます。
- スタイリングの向上:大径ホイールを装着することで、スポーティで洗練されたデザインに。
- 走行性能の向上:接地面積が広がることで、コーナリング時の安定性が向上。
- レスポンスの向上:タイヤの剛性が増し、ハンドリングがシャープに。
- 制動性能の向上:適切なインチアップにより、ブレーキの効きが良くなる場合があります。
- グリップ力の向上:路面との接地面積が最適化され、特にドライコンディションでのグリップ力が向上します。

195/60R16をインチアップする際の注意点

インチアップにはメリットがある一方で、以下のような注意点もあります。
- 乗り心地の変化:扁平率が下がることで、路面からの衝撃を感じやすくなる。
- 燃費の悪化:タイヤが重くなると、燃費に影響を与える可能性がある。
- コストの増加:インチアップ用のホイールやタイヤは、価格が高くなる傾向がある。
- フェンダークリアランスの問題:車種によっては、タイヤがフェンダーに干渉する可能性があります。
- 車体への負担増加:サスペンションやステアリング機構への負担が増加することがあります。
- スピードメーターの誤差:外径が変わることでスピードメーターに誤差が生じる可能性があります。
インチアップの注意点やデメリットは以下の記事を参考にしてください

195/60R16のインチアップ時のサイズ選び

195/60R16をインチアップする時には、タイヤ外径が純正と大きく変わらないサイズを選ぶことが重要です。
インチアップは、タイヤサイズとホイールのサイズ、両方が重要になります。

インチアップの基本的な考え方

インチアップではホイール径を大きくする代わりに、扁平率を下げることで外径を維持します。
基本的なタイヤ外径の計算式は以下のとおりです。
タイヤ外径 = (タイヤ幅 × 扁平率 × 2 ÷ 100) + (リム径 × 25.4)
【195/60R16のタイヤ外径の計算例】
195mm(タイヤの断面幅)×0.6(偏平率)×2+16(リム径)×25.4(インチ)=640mm

具体的なインチアップサイズ例
195/60R16を17インチや18インチにインチアップするときの具体的なサイズを紹介します。
17インチのサイズ

例えば、195/60R16を17インチにする場合、以下のようなサイズが適合します。
- 205/50R17(外径:約638mm)
- 215/45R17(外径:約626mm)
- 225/45R17(外径:約636mm)
- 195/60R16 (外径:約640mm)
195/60R16のタイヤ外径に近いのは205/50R17です。
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インチアップ時には、タイヤ外径だけでなくロードインデックスも考慮する必要があります。

18インチのサイズ

18インチにインチアップする場合の例を紹介します。
タイヤ外径比較データ
- 215/40R18(外径:約637mm)
- 225/40R18(外径:約647mm)
- 195/60R16 (外径:約640mm)
195/60R16のタイヤ外径に近い18インチは215/40R18です。
タイヤ幅が広くなるため、はみ出しにも注意が必要です。
外径が近いサイズを選ぶことで、スピードメーターの誤差を最小限に抑え、安全にインチアップを楽しむことができます。
インチアップとタイヤ幅の関係

インチアップの際には、タイヤ幅も少し広げることが一般的です。
これにより、見た目のバランスが良くなるとともに、グリップ力も向上。
ただし、車種によっては幅を広げすぎるとフェンダーとの干渉やホイールハウス内での接触の可能性があるため注意が必要です。

インチアップ時の車検対応

インチアップタイヤの装着は、適切に行えば車検に通過することができます。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- フェンダーからのはみ出し:タイヤがフェンダーからはみ出していないこと
- スピードメーターの誤差:外径の変化によるスピードメーターの誤差が許容範囲内であること(±10%以内)
- ホイールの干渉:ブレーキキャリパーやサスペンションとの干渉がないこと
インチアップ時の車検は以下の記事を参考にしてください。

インチアップ時の選び方のポイント
インチアップする時は、車に適したサイズを選ぶ必要があります。
車のボディサイズによっても、ある程度装着できるサイズが決まります。
車種に合ったサイズを選ぶ

車種によって最適なインチアップサイズは異なります。
車種別の適合サイズを事前に調査することをおすすめします。
また、純正サイズからあまりに大きくかけ離れたサイズへのインチアップは避けるべきです。
以下の検索窓に車種を入力してサイズをチェックしてください
ホイールインセットに注意

インチアップの際には、ホイールのインセット(オフセット値)にも注意が必要です。
インセットが不適切だと、タイヤがフェンダーやサスペンションに干渉する可能性があります。
車体からはみ出すと、車検に通らないため注意してください。

車両の使用目的に合わせた選択

スポーツ走行重視なのか、日常使いの快適性重視なのかによって最適なサイズは異なります。
車の使い方によっては、インチアップが適さない場合もあります。
使用目的に合わせて適切なサイズを選びましょう。
タイヤ銘柄の選択

インチアップ時には、タイヤの銘柄選びも重要です。
スポーツタイプ、コンフォートタイプなど、用途に応じた特性を持つタイヤを選ぶことで、より満足度の高いカスタマイズが可能。
快適性を重視する方は、静かなタイヤを選ぶと良いです。

まとめ:インチアップ時のサイズ選びのポイント

ここでは、195/60R17のインチアップサイズを紹介しました。
- インチアップ時はタイヤ外径を純正サイズと近づけることが重要。
- ハンドリングや乗り心地の変化を考慮し、適切なサイズを選択。
- 安全性を確保するため、フェンダーとのクリアランスやホイールオフセットにも注意。
- 使用目的や走行環境に合わせたタイヤ銘柄・スペックを選ぶ。
- 車検対応を考慮した範囲内でのカスタマイズを心がける。
195/60R16を17インチにする時の参考サイズは205/50R17
195/60R16を18インチにする時の参考サイズは215/40R18
DUNLOP(ダンロップ) タイヤ サマータイヤ 1本 DIREZZA (ディレッツァ) DZ102 215/40R18 89W XL 18インチ
適切なサイズ選びで、愛車の魅力を最大限に引き出し、安全にインチアップを楽しんでください。
購入前に適合確認をしっかり行うことも、失敗しないインチアップの秘訣です。