インチアップ時のタイヤのサイズ変更方法。
「235/55R18のインチアップはどうすればいいの?」
235/55R18のタイヤを19インチや20インチにインチアップする時のサイズを紹介します。
235/55R18をインチアップ

インチアップとは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくするカスタムのこと。
ホイールサイズを大きくすることで、車の見た目が変わり、車の雰囲気が一気に変わります。
235/55R18を車に合わせて、19インチや20インチすることができます。
そのインチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事。
インチアップのメリット

インチアップは、以下のようなメリットが挙げられます。
- 見た目がカッコよくなる
ホイールが大きくなるほど、足元に迫力が出てスタイリッシュな印象になります。SUVやクロスオーバーなら、より力強いイメージに仕上がるでしょう。 - ハンドリング性能の向上
扁平率が低くなると、タイヤサイドウォールのたわみが減少し、コーナリング時の安定感やステアリングレスポンスが向上する場合があります。 - ブレーキ性能の向上
タイヤ剛性が高まり、制動時の挙動が安定しやすくなります。高速走行が多い方や山道などをよく走る方は、恩恵を感じやすいでしょう。

インチアップのデメリット
インチアップには多くのメリットがある一方で、デメリットや注意点もあります。
- 乗り心地が硬くなる
扁平率が低いほど、タイヤのクッション性が下がり、路面の凸凹がダイレクトに伝わりやすくなります。快適性重視の方は要注意です。 - 費用がかさみやすい
大径ホイールや低扁平タイヤは価格が高め。4本セットだと予算オーバーになる可能性もあるので、事前にしっかりと相場をリサーチしましょう。 - 外径や幅の変化による車検リスク
タイヤの外径が純正比±3%を超えてしまうと、スピードメーター誤差が大きくなり車検に通らない場合があります。また、タイヤの幅が増えすぎると車体からはみ出してしまい、これもNGです。

インチアップの注意点

インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。
ここでは3つの注意点を紹介します。
タイヤの外径

タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。
タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなります。
また、外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性があります。
タイヤの幅

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。
はみ出すと車検が通りません。
車高を落としていると、干渉の危険もあります。
車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

タイヤのロードインデックス

タイヤの負荷能力にも注意が必要。
タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。
タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められています。
ロードインデックスの値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。
インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。
ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。。
⇒ ロードインデックス
235/55R18の基本情報
235/55R18のタイヤ外径、ロードインデックスを考慮したサイズですが、あくまで参考サイズです。
- タイヤ幅:235mm
- 扁平率:55%
- インチ:18
- タイヤ外径:715mm
- LI(ロードインデックス):99
※タイヤ外径は、メーカー・商品によっても異なるのであくまで目安の数値です。
【235/55R18のタイヤ外径の計算例】
235mm(タイヤの断面幅)×0.55(偏平率)×2+18(リム径)×25.4(インチ)=715.7mm
インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくします。
タイヤ外径が大きいとスピードメータ表示が実測よりも遅く表示され、危険です。
正確な数値は、装着するタイヤのタイヤ外径を確認してください。
235/55R18の参考装着車種

235/55R18は、ミニバン、SUVなどに採用されるタイヤサイズです。
例えば、トヨタのハリアーやRAV4などが235/55R18を装着しています。
タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。
235/55R18の19インチのサイズ

235/55R18を19インチにする場合は、235/50R19が近いです。
タイヤ外径とロードインデックスを考えて、タイヤサイズを選ぶ必要があります。
19インチのタイヤ外径
19インチにする場合は、純正のタイヤ外径に近づける必要があります。
- 235/55R18:715mm
- 235/50R19:717mm
- 225/55R19:730mm
- 245/45R19:703mm
【235/50R19のタイヤ外径の計算例】
235mm(タイヤの断面幅)×0.5(偏平率)×2+19(リム径)×25.4(インチ)=717.6mm
235/55R18を19インチにする場合は、235/50R19が近いです。
ロードインデックスにも注意してください。
19インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズは235/55R18 ロードインデックス99なので、99以上のタイヤにする必要があります。
一般的な225/55R19のロードインデックスは99
一般的な235/50R19のロードインデックスは99
一般的な245/45R19のロードインデックスは102
他のサイズでも、空気圧によってはロードインデックスをクリアすることができる場合があります。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によって耐荷重能力も変わります。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、耐荷重能力を上げることができますが空気圧に注意が必要です。
235/55R18の20インチのサイズ

235/55R18を20インチにする場合は、245/40R20が近いです。
タイヤ外径とロードインデックスを考えて、タイヤサイズを選ぶ必要があります。
20インチのタイヤ外径
20インチにする場合は、純正のタイヤ外径に近づける必要があります。
<タイヤ外径比較>
- 235/55R18:715mm
- 245/40R20:704mm
- 245/45R20:728mm
245/40R20はタイヤ外径が少し小さく、245/45R20はタイヤ外径が大きいです。
タイヤ外径だけでなく、ロードインデックスにも注意してください。
20インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズは235/55R18 ロードインデックス99なので、99以上のタイヤにする必要があります。
一般的な245/40R20のロードインデックスは99
一般的な245/45R20のロードインデックスは103
※タイヤ幅があるので、はみ出しに注意が必要です。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、耐荷重能力を上げることができますが空気圧に注意が必要です。
※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。
まとめ
ここでは、235/55R18のインチアップサイズを紹介しました。
235/55R18のタイヤ外径は715mm
それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。
タイヤサイズ | タイヤ外径 | |
19インチ | 235/50R19 | 717mm |
20インチ | 245/40R20 | 704mm |
インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、決まりがあります。
車検の規定があるので、守らないと交通違反になってしまいますので、十分に注意して行ってください。
車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。
記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。
※記載のタイヤ外径は計算上の数値です。