「エクストレイル T33を20インチで乗りこなしたい」
「純正や19インチからの変更は問題ない?」
「干渉や車検は大丈夫?」
そんな疑問を持つ方に向けた、20インチ“だけ”に特化した完全ガイドです。
この記事では、純正サイズの正しい基準から、18→19→20インチへの外径比較、安全に使えるインセット範囲、ツライチ目安、推奨ホイールセット、適合ナット、タイヤ銘柄まで、購入前に知っておくべき情報を体系的にまとめました。
「初めての20インチでも失敗しない」をテーマに、実際に選ぶべきサイズを明確に提示しています。
エクストレイル(T33)の純正タイヤ・ホイールサイズ

まずは前提として、T33型エクストレイルの純正タイヤサイズを整理しておきます。
グレードによって18・19・20インチが設定されており、20インチは主にAUTECH系やNISMO系で使用されています。
| インチ | 純正タイヤサイズ | 純正ホイールサイズ | 主なグレード例 |
|---|---|---|---|
| 18インチ | 235/60R18 | 18×7.5J +40 5H/PCD114.3 | S / X(e-4ORCE含む)など |
| 19インチ | 235/55R19 | 19×7.5J +40 5H/PCD114.3 | X e-4ORCE エクストリーマーX など |
| 20インチ | 255/45R20 | 20×8J +45 5H/PCD114.3(AUTECH系) | AUTECH / AUTECH e-4ORCE / NISMO系 など |
20インチを検討する際は、「純正20インチのホイールサイズが20×8J +45」という点を基準にしておくと、安全に選びやすくなります。

【外径比較】18・19インチから20インチへの変更と車検への影響

インチアップで必ず押さえておきたいのが「タイヤ外径」です。
車検の目安は純正外径±3%以内。ここでは18インチ(235/60R18)を基準に、各サイズの外径を比較してみます。
| サイズ | 外径目安 | 18インチ比 | コメント |
|---|---|---|---|
| 235/60R18(純正) | 約739mm | ±0% | 基準サイズ |
| 235/55R19(純正) | 約741mm | +0.3% | 純正19インチ。外径差はほぼゼロ。 |
| 255/45R20(純正) | 約738mm | −0.2% | 純正20インチ。車検・メーター誤差とも問題なし。 |
| 245/45R20 | 約729mm | −1.4% | やや小さめだが±3%以内で実用範囲。 |
エクストレイルT33の20インチ化であれば、基本は純正と同じ255/45R20を選んでおけば、車検・メーター誤差の面で安心です。細めを狙う場合でも、245/45R20までを目安にするのが無難です。

20インチ化のメリット・デメリット(初心者向け)
見た目重視で20インチにしたい気持ちと、乗り心地やコストの不安。
その両方を整理するために、メリット・デメリットを一度言語化しておきましょう。
20インチ化のメリット

まずは「やって良かった」と感じやすいポイントから。
見た目だけでなく、走りの面でもプラスになる点があります。
- 見た目の迫力アップ:ホイール径が大きくなり、足元の存在感が一気に増す。
- スポーティなハンドリング:扁平率が下がることで、ステアリングレスポンスがシャープに。
- AUTECH / NISMO風の雰囲気:純正20インチ系グレードに近いイメージを狙える。
- ホイールデザインの選択肢が豊富:RAYSやWORKなど人気ブランドの20インチラインナップが豊富。

20インチ化のデメリット・注意点

一方で、日常使いのクルマだからこそ押さえておきたいデメリットもあります。
ここを理解したうえで「それでも履きたい!」と思えれば、20インチ向きのユーザーです。
- 乗り心地の悪化:タイヤのクッションが減る分、段差のショックを感じやすくなる。
- タイヤ価格の上昇:255/45R20クラスは1本あたりの単価が高め。
- ホイールのリム傷リスク:扁平タイヤになるほど、縁石ヒット時にホイールを傷つけやすい。
- 雪道・悪路では注意:扁平+大径ホイールはラフな路面での安心感がやや下がる。
普段の使い方が「街乗りメイン+見た目重視」であれば20インチの満足度は高めですが、未舗装路や雪道をガッツリ走る方は18インチを残しておく選択肢もアリです。

20インチ用ホイールサイズとインセットの安全圏

ホイールを選ぶときに一番悩むのが「J数(リム幅)」と「インセット(オフセット)」です。
ここでは、フェンダー干渉を避けつつ、ほどよくツライチ感を狙える“安全圏”をまとめます。
| 想定サイズ | タイヤサイズ | インセット目安 | コメント |
|---|---|---|---|
| 20×8J | 255/45R20 | +40〜+45 | 純正20インチに近い「安心ゾーン」。初めての20インチにおすすめ。 |
| 20×8.5J | 255/45R20 | +40〜+45 | NISMO系に近い雰囲気。ややツラ寄りだが、実用範囲内。 |
| 20×8.5J | 245/45R20 | +38〜+42 | 細めタイヤでスッキリ見せたい方向け。クリアランス要確認。 |
車高調やローダウンスプリングと組み合わせる場合、タイヤ外径は同じでもフェンダーとの距離が変わるため、より慎重なマッチングが必要です。
ローダウン予定がある方は、先に足回りを決めてからホイールサイズを詰めるのがおすすめです。

エクストレイルT33に適合するホイールナットについて
20インチ化に合わせて必ず確認しておきたいのが「ホイールナットの種類」です。
純正ホイールと社外ホイールでは、適合しないナットを使うと締まり不良・走行中の緩み・破損につながる可能性があります。
エクストレイルT33の基本ナット情報
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ネジ径(P) | M12 × 1.25(日産・スバル共通) |
| ナット形状 | テーパー座(60度) ※社外ホイールはほぼすべてこれ |
| 純正ナット | テーパー形状のため、社外ホイールに使用可能 |
| 必要個数 | 1台分:20個 |
ホイールナットの購入チェックリスト
- M12×P1.25 か必ず確認する
- 社外ホイールは「60度テーパー座」が必須
- ナット数は20個(ロックナット併用で+4個)
- ブラックナットは黒ホイールと相性が良い
- 高価なホイールには盗難防止ロックナットを追加
特に初めてホイール交換をする人は、ホイール購入時に必ず合わせてチェックしておきましょう。

20インチにおすすめのホイール(スポーティ×ラグジュアリー)

ここからは「エクストレイルT33に似合う20インチホイール」を、スポーティさと高級感のバランスを重視してピックアップします。
| ブランド | モデル | テイスト | おすすめポイント |
|---|---|---|---|
| RAYS | HOMURA など | プレミアムスポーツ | 細身のツインスポークが都会的。ブラック系カラーでT33のボディにマッチ。 |
| WORK | LANVEC / GNOSIS シリーズ | ラグジュアリー | 高級感のあるディスクデザイン。ツラ感重視のサイズ展開で上級カスタム向き。 |
| Weds | KRANZE / LEONIS など | ラグジュアリースポーツ | ハイパーシルバーやブラックポリッシュ系で、輸入SUVライクな雰囲気に。 |
| SSR | EXECUTOR / GTX シリーズ | スポーティ | しっかりしたスポーツテイスト。走りも見た目も妥協したくない方向け。 |
楽天市場であれば「エクストレイル T33 20インチ ホイールセット」などで検索すると、T33専用マッチング済みのセット商品が多数ヒットします。
まずはデザインのイメージを固めてから、細かいサイズを比較していくと失敗しにくくなります。
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デザインとカラーの選び方

ホイール選びでは、デザインとカラーがフリードの印象を大きく左右します。
おすすめデザイン

人気カラー

おすすめタイヤ銘柄(255/45R20)

最後に、純正と同じ255/45R20で選びやすいタイヤ銘柄をピックアップします。
静粛性重視のプレミアムコンフォート系から、スポーティ寄りのモデルまでバランスよく選んでいます。
| 銘柄 | 特徴 | 価格目安(1本) |
|---|---|---|
| ブリヂストン ALENZA LX100 255/45R20 101W | オンロードSUV向けプレミアム。静粛性と乗り心地に特化しつつ、ウェット性能も高水準。 | 約35,000〜45,000円 |
| ヨコハマ GEOLANDAR X-CV 255/45R20 105W XL | 高荷重SUVにも対応するXL規格。高速安定性とウェットグリップに優れ、走り重視ユーザーに好相性。 | 約30,000〜40,000円 |
| ダンロップ SP SPORT MAXX 050 など 255/45R20 101V | 日産SUVの純正採用も多いスポーツ寄りタイヤ。操縦安定性とウェット性能のバランスが良い。 | 約30,000〜40,000円 |
| ダンロップ VEURO VE304 245/45R20 99V など | 最上級の静粛性とウェット性能をうたうプレミアムコンフォートタイヤ。細めサイズで乗り心地重視なら選択肢に。 | 約30,000〜45,000円 |
ネット通販で探す場合は、上記銘柄名+「255/45R20」で検索すると、タイヤ単品・ホイールセットどちらもヒットしやすくなります。
価格だけでなく、製造年(できれば2年以内)や送料・取付工賃まで含めて比較するのがポイントです。

【結論】エクストレイルT33におすすめの20インチセット3パターン
「結局どれを選べば失敗しないの?」という方のために、目的別に“20インチおすすめ構成”を3つ用意しました。
ホイールの選び方やタイヤの外径バランスまで含めて最適化しています。
| パターン | ホイールサイズ | タイヤサイズ | 特徴・おすすめユーザー |
|---|---|---|---|
| A:安心の純正踏襲セット (迷ったらコレ) | 20×8J +45 | 255/45R20 | ・純正20インチと同サイズで間違いなし ・干渉リスクが最小で、初めての20インチに最適 ・乗り心地を極力損なわずに見た目UP |
| B:ツラ感アップのスタイリッシュセット | 20×8.5J +40 | 255/45R20 | ・フェンダーに近づく“ほんのりツライチ”仕様 ・見た目重視のT33ユーザー向け ・純正より約5mm外へ出る印象(後述の早見表参照) |
| C:細身でキレのあるスポーティセット | 20×8.5J +40〜+42 | 245/45R20 | ・タイヤのショルダーがスッキリし、欧州車風の雰囲気に ・高速安定性が良く、ステアリングレスポンスも向上 ・フェンダーとの隙間をキレイに見せたい方向け |
純正の20インチ基準が「20×8J +45」なので、この範囲から大きく外れなければ基本的に安全です。
特に初めて20インチ化する場合は「Aパターン」が最も失敗しにくい構成です。
【保存版】エクストレイルT33 ツライチ早見表(20インチ)

純正ホイール(20×8J +45)を基準に、外側へ何mm動くかを比較した表です。
ツライチ感を狙う際の目安として使えます。
| ホイールサイズ | インセット | 純正比(外側) | ツラ具合の目安 |
|---|---|---|---|
| 20×8J | +45(純正) | ±0mm | 完全に純正同等・安全マージン大 |
| 20×8.5J | +45 | +6mm | 控えめに出る・上品なツラ感 |
| 20×8.5J | +40 | +11mm | 見た目重視ユーザーに人気のツライチ寄り |
| 20×8.5J | +38 | +13mm | かなり攻めた出面・ローダウン車向け |
| 20×9J | +38 | +19mm | 要注意。フェンダークリアランスの確認必須 |
エクストレイルT33はフェンダーが比較的タイトなため、+10mm前後までが“実用的なツライチ”の上限です。
車検対応は車両、検査員の判断によっても異なるため、あくまで目安です。
見た目と安全性のバランスを取るなら「20×8.5J +40」が最も人気で、失敗も少ないサイズです。

まとめ:エクストレイルT33の20インチはどんな人に向いている?
最後に、この記事の内容を「どんな人に20インチが向いているか」という視点でまとめます。
- 純正の18/19インチでは物足りず、足元の迫力を一段階アップさせたい人
- AUTECH / NISMO系のような高級スポーティ路線が好みの人
- 街乗りメインで、多少の乗り心地悪化より見た目を優先したい人
- タイヤ・ホイールにある程度の予算をかけられる人
逆に、悪路や雪道を頻繁に走る方・コストをとにかく抑えたい方は、18〜19インチのままタイヤグレードを上げる方が満足度が高い場合もあります。
エクストレイルT33は、純正で20インチを設定しているだけあって、255/45R20であれば外径的にも車検的にも安心して楽しめるSUVです。
この記事をベースに、あなたの使い方や好みに合う20インチホイールセットをぜひ探してみてください。
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