「ウェイクを17インチにインチアップしたい!」
「でも、本当に装着できるの?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事ではダイハツ・ウェイク(LA700S/710S型)への17インチ装着について、タイヤショップでの経験をもとに詳しく解説します。
- 17インチは装着できるの?
- 適合サイズと注意点は?
- ローダウンは必要?
ウェイクの17インチ装着を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ウェイク(LA700S/710S型)の基本情報
https://commons.wikimedia.org/wiki/
ウェイク(WAKE)は、ダイハツが販売している軽トールワゴン(軽スーパーハイトワゴン)です。
全高が1835mmある背の高いスタイルが特徴で、両側スライドドアを装備した人気の軽自動車。
初代ウェイク LA700S/710S型(2014年-)
- 2014年11月10日販売開始
- 2015年4月 仕様変更
- 2016年5月17日 一部改良
- 2017年11月30日 一部改良
※トヨタではピクシスメガとして販売されています(OEM車)
ウェイクの純正タイヤ・ホイールサイズ

17インチへのインチアップを検討する前に、まず純正サイズを確認しておきましょう。
14インチ(標準グレード)
- 型式:DBA-LA700S
- 年式:2017年11月~
- タイヤサイズ:155/65R14
- ホイールサイズ:14×4.5J
- ホール数:4穴
- PCD:100
- インセット:45
15インチ(Gターボ レジャーエディション SAⅢ)
- タイヤサイズ:165/55R15
- ホイールサイズ:15×4.5J
ウェイクは標準で14インチを装着していますが、17インチへのインチアップも可能です。
ウェイク 17インチの適合サイズ

ウェイクに装着可能な17インチの参考サイズは以下の通りです。
17インチの推奨サイズ
- タイヤサイズ:165/40R17
- ホイールサイズ:17×5.5J
- ホール数:4H
- PCD:100
- インセット:45
※あくまで参考サイズです。装着には注意が必要です。

17インチのタイヤ外径について

インチアップする際は、純正サイズとタイヤ外径を合わせる必要があります。
外径が大きく変わると、スピードメーターに誤差が生じたり、車検に通らない可能性があります。
タイヤ外径の比較
- 155/65R14(純正):557mm
- 165/40R17:563mm
- 外径差:+6mm(約+1.1%)
タイヤ外径の計算方法
165mm(タイヤの断面幅)× 0.40(偏平率)× 2 + 17(リム径)× 25.4(インチ)= 563mm
165/40R17は、純正サイズとの外径差が約6mmと、許容範囲内に収まっています。

17インチ装着時の注意点

17インチへのインチアップは可能ですが、いくつかの重要な注意点があります。
1. フロントのクリアランスが狭い
ウェイクはフロント側のクリアランス(タイヤとフェンダーの隙間)が狭い構造になっています。
17インチは扁平率が低く(165/40)、ホイール径が大きくなるため、フロント側での干渉リスクが高まります。
2. 車高調整が推奨
ノーマル車高での17インチ装着はおすすめしません。
理由は以下の通りです。
- 見た目のバランスが悪い(タイヤとフェンダーの隙間が大きすぎる)
- インチアップの効果が半減する
- せっかくの17インチが映えない
ローダウンすることで
- 見た目が引き締まる
- スタイリッシュに仕上がる
- ドレスアップ効果が大幅にアップ
17インチを装着するなら、車高調やダウンサスでローダウンすることを強くおすすめします。
BLITZ(ブリッツ) 車高調 レンチ付 ピクシスメガ/ウェイク/タント/タントカスタム LA700A/LA700S/L375S/LA60…
3. はみ出し・干渉のリスク
17インチ装着時は、以下の点に注意が必要です。
はみ出しのリスク
- ホイール幅5.5J以上は要注意
- タイヤのサイドウォールが膨らんで、はみ出す可能性がある
- インセット値の選択が重要
干渉のリスク
- 車高を落とし過ぎるとフェンダーと干渉する
- フロント側は特に注意が必要
- ハンドルを切った状態での確認も必須

4. 乗り心地の変化
17インチは扁平タイヤ(165/40)になるため、
- 路面の凹凸をダイレクトに感じやすい
- ゴツゴツとした乗り心地になる
- ロードノイズが増える可能性がある
17インチは見た目重視の方向けです。
快適性や乗り心地を重視する方には、15インチまたは16インチをおすすめします。

17インチのホイール選びのポイント

17インチのホイールを選ぶ際のポイントを解説します。
ホイール幅とインセット
推奨スペック
- ホイール幅:5J~5.5J
- インセット:45前後
6J以上のホイールは、軽自動車ではみ出しや干渉の可能性が高いためNGです。

ホイールデザイン

ウェイクの純正ホイールは、スポークデザインを採用しています。
おすすめのデザイン

ホイールカラー

ウェイクの純正はブラックポリッシュを採用しているため、同系色がマッチしやすいです。
人気のカラー

ロードインデックスについて

タイヤを選ぶ際は、ロードインデックス(LI)にも注意が必要です。
純正タイヤのロードインデックス
155/65R14:LI 75
17インチのロードインデックス
165/40R17:LI 75程度
ロードインデックスは純正と同等以上のタイヤを選択してください。
XL規格(エクストラロード規格)のタイヤを選ぶと、より安心です。

ホイールナットについて

ウェイクのホイールナットサイズは、M12×1.5です。
- M12:ネジの直径(ボルト径)
- P1.5:ネジの山と山の間の距離(ピッチ)
- 21HEX:頭の六角の2面幅
- 個数:16個
ダイハツ車のホイールナットは、「ダイハツのホイールナット選び方」を参考にしてください。
ホイールナットをカラータイプにして、ドレスアップを楽しむこともできます。

17インチホイールセットの購入方法

インターネット通販で、ウェイク用の17インチホイールセットが購入可能です。
購入時のチェックポイント
- 適合車種(LA700S/710S)の確認
- タイヤサイズ(165/40R17)
- ホイールサイズ(17×5.5J)
- PCD100、4穴の確認
- インセット値の確認
- ロードインデックスの確認
購入時には、適合車種、型式、サイズに注意してください。
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インチサイズ別の比較表

ウェイクのインチアップを検討している方向けに、15/16/17インチの特徴を比較表にまとめました。
サイズ | タイヤ外径 | 乗り心地 | 見た目 | 価格帯 | 装着難易度 | おすすめ用途 |
---|---|---|---|---|---|---|
15インチ | 562mm | ◎ 快適 | ○ 標準的 | 安い | ★☆☆☆☆ 易 | 日常使い・初心者向け |
16インチ | 555mm | ○ 良好 | ◎ スタイリッシュ | 中程度 | ★★☆☆☆ 中 | バランス重視・中級者向け |
17インチ | 563mm | △ 硬め | ◎◎ インパクト大 | 高い | ★★★★☆ 難 | ドレスアップ・上級者向け |
各サイズの特徴まとめ
15インチ(165/55R15)
- 乗り心地と見た目のバランスが良い
- 初めてのインチアップに最適
- タイヤの種類が豊富で選びやすい
- コストパフォーマンスが高い
【適合車種:ダイハツ ウェイク(LA700系)2014-】 ヨコハマ Bluearth AE-01 165/55R15 夏用…
16インチ(165/45R16)
- スタイリッシュな見た目
- 乗り心地もそこそこ維持
- 15インチより締まった印象
- バランス型のカスタム向け
17インチ(165/40R17)
- 圧倒的な存在感
- ドレスアップ効果が最も高い
- ローダウン併用が前提
- 乗り心地は犠牲になる
迷ったら15インチがおすすめ!
初めてのインチアップや、日常使いを重視する方には15インチが最もバランスが良いです。
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よくある質問(Q&A)

ウェイクの17インチ装着に関して、よく寄せられる質問をまとめました。
Q1. 17インチで車検は通りますか?
A. はい、以下の条件を満たせば車検に通ります。
車検に通る条件
- タイヤ外径が純正から±3%以内(165/40R17は約+1.1%なので問題なし)
- タイヤ・ホイールが車体からはみ出していない
- フェンダーとの干渉がない
- スピードメーターの誤差が許容範囲内
- タイヤの荷重指数をクリアしている
- 保安基準に適合している
ただし、インセット値やホイール幅を間違えると、はみ出しで車検NGになる可能性があります。
適切なサイズ選びが重要です。

Q2. ノーマル車高でも17インチは装着できますか?
A. 物理的には装着可能ですが、おすすめしません。
ノーマル車高で装着した場合
- タイヤとフェンダーの隙間が大きすぎて不格好
- せっかくの17インチが映えない
- インチアップの効果が半減
- 「バランスが悪い」と感じる仕上がりになる
17インチを装着するなら、ローダウン(車高調またはダウンサス)との併用が必須と考えてください。
推奨ダウン量
- フロント:30~40mm程度
- リア:30~40mm程度
ローダウンすることで、見た目が引き締まり、17インチの存在感が際立ちます。
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Q3. 燃費への影響はどのくらいですか?
A. インチアップにより、燃費は若干悪化する傾向があります。
燃費が悪化する理由
- ホイールとタイヤの重量が増加
- 転がり抵抗が増える
- 扁平タイヤは接地面積が広がり抵抗が増す
- 空気抵抗がわずかに増加
影響の目安
- 純正14インチ比で5~10%程度の燃費悪化
- 実燃費で1~2km/L程度の低下が一般的
ただし、運転の仕方や走行条件によって差があります。
街乗りメインの場合は影響が大きく、高速道路メインなら影響は小さめです。
燃費よりドレスアップ重視の方向けのサイズです。

Q4. 17インチにすると乗り心地はどう変わりますか?
A. 明らかに硬くなり、路面の凹凸を拾いやすくなります。
乗り心地の変化
- タイヤの厚みが薄くなる(扁平率40%)
- 路面のゴツゴツ感を直接感じる
- 段差を越える時の衝撃が大きい
- ロードノイズが増加する傾向
こんな方には向きません
- 快適性を重視する
- 家族を乗せることが多い
- 長距離ドライブが多い
- 乗り心地の悪化を許容できない
見た目重視で乗り心地は二の次、という方向けです。

Q5. 17インチにしたら走行性能は上がりますか?
A. 一部向上する面もありますが、デメリットもあります。
メリット
- コーナリング時の安定性が向上
- ハンドリングレスポンスが良くなる
- グリップ感が増す
- ブレーキング時の安定性向上
デメリット
- 加速性能はやや低下(重量増のため)
- 乗り心地の悪化
- 燃費の悪化
ウェイクは軽トールワゴンなので、もともとスポーツ走行向きではありません。
17インチは「走行性能向上」よりも「ドレスアップ」目的と考えた方が良いです。

Q6. タイヤの寿命は変わりますか?
A. 扁平タイヤのため、寿命はやや短くなる傾向があります。
理由
- サイドウォールが薄く、損傷しやすい
- 接地面積が広く、摩耗が早まる可能性
- 段差などでのダメージを受けやすい
対策
- 空気圧をこまめにチェック(月1回推奨)
- 段差はゆっくり越える
- タイヤローテーションを定期的に行う(5,000km毎)
適切な管理をすれば、極端に寿命が短くなることはありません。

17インチ装着をおすすめする人・しない人

17インチ装着が向いている方と向いていない方をまとめます。
17インチがおすすめな人
- とにかく見た目重視でカスタムしたい
- ローダウンも併せて行う予定がある
- 乗り心地よりドレスアップを優先したい
- ホイールカスタムの経験がある(上級者向け)
17インチをおすすめしない人
- 快適な乗り心地を重視したい
- ノーマル車高で乗りたい
- 日常使いがメインで実用性を重視する
- インチアップが初めて
初めてインチアップする方や、日常使いを重視する方には15インチまたは16インチがおすすめです。

まとめ
ウェイク(LA700S/710S型)への17インチ装着について解説しました。
17インチ装着のポイント
- タイヤサイズ:165/40R17
- ホイールサイズ:17×5.5J
- インセット:45前後
- タイヤ外径:563mm(純正比+6mm)
装着時の重要な注意点
- フロントのクリアランスが狭い
- ローダウン併用が必須
- はみ出し・干渉に要注意
- 乗り心地は硬めになる
17インチは見た目のインパクトが大きく、ドレスアップ効果は抜群ですが、上級者向けのカスタムと言えます。
装着難易度
- 15インチ:★☆☆☆☆(初心者OK)
- 16インチ:★★☆☆☆(初心者~中級者向け)
- 17インチ:★★★★☆(中級者~上級者向け)
はみ出しや干渉のリスクを理解した上で、慎重にサイズ選びを行ってください。
ホイール選びの参考にしていただければ幸いです。
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