N-VAN 13インチサイズ完全ガイド|車検・選び方

N-VAN 13インチサイズ完全ガイド

「N-VANを13インチにインチアップしたい。でも本当に付くの?車検は大丈夫?」

そんな疑問を持っているN-VANオーナーは多いと思います。

純正が12インチのN-VANで、1インチアップの13インチを選ぶ人の多くが、サイズ選びで迷ったり、車検のことが心配で踏み切れなかったりします。

この記事でわかること

  • N-VANの純正タイヤ・ホイールサイズ(全グレード共通)
  • なぜN-VANのインチアップが「難しい」と言われるのか
  • 13インチを付けるときの参考サイズと外径計算
  • ホイール選びで必ず確認すべき4つの数値
  • 12・13・14インチを用途別に比較した選び方の判断軸

専門的な話が多い分野ですが、初めての方でも理解できるように丁寧に解説します。

タップできる目次

N-VANの純正タイヤ・ホイールサイズを確認しよう

N-VANの14インチ

N-VANは、全グレード共通で純正12インチを採用しています。

「13インチ」は純正設定ではなく、インチアップ後のサイズです。

まずはこの前提を押さえた上で、純正スペックを確認しましょう。

N-VAN e:(JJ3)はスペックが異なるため以下の記事を確認してください

全グレード共通!純正は12インチのみ

純正サイズ

G、L、+STYLE FUN、+STYLE COOLのどのグレードであっても、ホイールサイズは同じです。

項目スペック
タイヤサイズ145/80R12 80/78N LT
ホイールサイズ12×4J
PCD100mm
インセット+40mm
穴数4穴
ハブ径56mm
ナットサイズM12×1.5(19HEX)

タイヤサイズの読み方:145/80R12 80/78N LTとは?

145/80R12 80/78N LT

「145/80R12 80/78N LT」というサイズ表記は、一見複雑に見えますが、要素ごとに分解するとわかりやすくなります。

  • 145:タイヤの断面幅(mm)
  • 80:偏平率(断面高さ÷断面幅)
  • R12:ラジアル構造・リム径12インチ
  • 80/78:ロードインデックス(単輪使用80=450kg耐荷重)
  • N:速度記号(最高速度140km/h対応)
  • LT:ライトトラック用タイヤを示す記号

ここで最も重要なのが末尾の「LT」という記号です。

N-VANは荷物を積む前提の4ナンバー商用車であるため、通常の乗用タイヤではなくライトトラック用(LT)タイヤが標準装備されています。

これが13インチへのインチアップを難しくしている主因です。

タイヤショップでN-VANのタイヤ交換を相談した際、LTタイヤじゃないとダメと説明されて初めて純正の特殊性に気づいたというオーナーの声をよく耳にします

N-VANのインチアップが難しい理由:LT規格という壁

N-VAN

N-VANに13インチを装着しようとすると、多くの場合「車検に通らない可能性がある」という問題に直面します。

その理由を理解するためには、N-VANという車の性質を知る必要があります。

N-VANは「商用バン(4ナンバー)」という特殊な車両

N-VANは見た目こそN-BOXに近い軽自動車ですが、車両分類は「軽商用車(4ナンバー)」です。

これは軽トラックと同じ扱いであり、タイヤに求められる強度基準が乗用車とは異なります。

N-BOXなど通常の軽自動車(5ナンバー)がインチアップを比較的自由に行えるのに対し、N-VANはタイヤの「荷重指数(ロードインデックス)」のクリアが難しくなり、満たさないと車検でNGになります。

LTタイヤ(ライトトラック用)と乗用タイヤの違い

LTタイヤ
項目LTタイヤ乗用タイヤ
用途軽トラ・軽バン(商用車)乗用車全般
タイヤの強度高い(プライ数が多い)標準
乗り心地硬め柔らかめ
価格やや高い比較的安い
13インチの選択肢非常に少ない豊富

13インチのLTタイヤはありますが、タイヤ外径が大きくなりすぎるため、インチアップすると自動的に乗用タイヤを選ばざるを得なくなります。

車検でNGになる3つのパターン

ロードインデックス不足:N-VANは単輪使用でRI(荷重指数)80(450kg)が必要。

13インチ乗用タイヤの多くはLI 75〜80の範囲で、不足するものを選ぶと車検NG。

タイヤ外径の逸脱:純正外径541mmに対して、大きく外れたサイズを選ぶとスピードメーター誤差が許容範囲を超えてNG。

フェンダーからのはみ出し:ホイールがフェンダーの最上部から1mmでもはみ出すと不適合。

車検専門店に勤める人の話では、N-VAN系の貨物車でタイヤ規格不適合による車検落ちは一定数あるとのこと。事前確認が重要です

N-VANに13インチを付けるときの参考サイズと注意点

インチアップの注意点

N-VANへの13インチ装着は、物理装着の例はありますが、車検・荷重・ホイール規格まで含めると慎重判断が必要です。

ここでは外径計算も含めて具体的な参考サイズを紹介します。

13インチの参考タイヤサイズ一覧

インチアップ

純正外径は541mmです。以下のサイズがインチアップの参考になります。

タイヤサイズ外径計算純正との差ロードインデックス備考
145/80R13145×0.80×2+13×25.4=562mm+21mm82/80N(LT)外径が大きい
155/65R13155×0.65×2+13×25.4=532mm−9mm75〜77乗用タイヤ多い・RI注意
165/60R13165×0.60×2+13×25.4=528mm−13mm73〜75RI不足になりやすい
165/65R13165×0.65×2+13×25.4=545mm+4mm77前後外径は近いが、荷重条件の確認が必要

13インチ化を検討するなら、まず荷重条件・空気圧条件・ホイール規格を満たせるか確認したいところ。

N-VANはLTタイヤ指定の商用車で、純正空気圧も前280kPa/後350kPaと高めです。

そのため、乗用タイヤではロードインデックスだけでなく、空気圧条件や車検時の扱いも含めて確認が必要です。

車検を意識するなら何を確認すべきか

タイヤチェック

13インチへのインチアップで車検を意識する場合、確認すべき項目は以下の2点です。

  1. ロードインデックスが80以上あるか(単輪使用の場合)
  2. タイヤ外径が純正の±3%以内(約±16mm)に収まるか

なお、ホイールはJWL-T規格のホイール(軽トラ用強度)を選ぶのが安心です。

車検は、整備工場や車検場によって判断が異なることがあるため、事前に整備士に確認することを強く推奨します。

13インチにしたときの乗り心地・見た目の変化

インチアップの副産物として、乗用タイヤに変わることで乗り心地が改善するというオーナーの声があります。

純正のLTタイヤは商用車向けに硬く設計されているため、乗用タイヤの13インチは段差での衝撃が和らぐと感じるケースがあるようです。

見た目の変化については、1インチアップにより外側から見えるタイヤのサイドウォールが少し薄くなり、すっきりとした印象になります。

ホイール選びで絶対確認すべき4つの数値

ホイールサイズ

ホイールを選ぶ際に確認すべき数値は「PCD・インセット・リム幅・ハブ径」の4つです。

1つでも合わないと装着できないため、必ず事前に確認してください。

PCD・インセット・リム幅・ハブ径の確認方法

インセット

N-VANに適合する13インチホイールの数値目安は以下の通りです。

項目N-VAN適合値注意点
PCD100mm軽自動車標準。必ず合わせること
インセット+42〜+45mm純正は+40。少しインセットを上げると干渉しにくい
リム幅4.0B〜4.5B5.0B以上はフェンダー干渉リスクあり
ハブ径56mmホイール側のハブ穴が56mm以上あれば装着可

※購入先の適合表ベースで最終確認。

インセットの選び方は以下の記事を参考にしてください。

ホンダ車特有「球面ナット」問題とナット交換

ナットサイズ

ホンダ車の純正ホイールには「球面ナット」という特殊形状のナットが使われています。

これは他メーカーとは形状が異なるため、社外ホイールに取り付けると接触面積が減り、危険な状態になります。

社外ホイールに交換する際は必ずテーパーナット(M12×1.5、19HEX)に交換してください。

これを忘れると最悪の場合ホイールが走行中に外れる重大事故につながります。

JWL-T規格のホイールを選ぶべき理由

JWL-T

JWL-Tとは、軽商用車・軽トラック向けの強度基準(JWL規格よりも厳しい規格)のことです。

ホイール本体に「JWL-T」の刻印が入っているものがこれに該当します。

安全マージンを考えればJWL-T規格のホイールを選ぶ方が無難です。

特に仕事で重量物を積む機会がある方は必ずJWL-Tを選んでください。

13インチ vs 14インチ vs 純正12インチ:どれを選ぶべきか?

どのインチが自分に合っているか?

それは「どんな目的でN-VANを使うか」によって変わります。

用途別おすすめインチ比較表

スクロールできます
比較項目純正12インチ13インチ14インチ
車検対応完全対応条件付きで対応可条件付きで対応可
タイヤ選択肢やや少ない(LTのみ)乗用タイヤが使える最も豊富
乗り心地硬め純正より柔らかい場合あり純正より柔らかい場合あり
見た目の変化変化なし少し変わる明らかに変わる
タイヤ価格目安(4本)約2〜4万円約2〜4万円約3〜6万円
インチアップ費用ホイール代+タイヤ代ホイール代+タイヤ代

車検重視・見た目重視・乗り心地重視、それぞれの答え

車検を絶対に確実にクリアしたい人
→ 純正12インチのままが最も確実です。LTタイヤを維持することで法令上の問題が生じません。

ゴツゴツしたタイヤを装着してカスタムする方もいます。

コストを抑えつつ見た目を変えたい人
→ 13インチがバランス型の選択です。
乗用タイヤへの変更で選択肢が広がりますが、ロードインデックスが問題になりやすいです。

見た目重視でしっかりカスタムしたい人
→ 14インチを選ぶ例も多いです。
ただし165/55R14など乗用タイヤを選んだ場合は車検前に純正に戻す対応が必要になるケースがあります。

さらに大きなサイズを装着したい方は15インチの記事を参考にしてください

N-VANの13インチにおすすめのタイヤ・ホイール

おすすめタイヤ銘柄(夏用・スタッドレス)

【夏用タイヤ】

※LTタイヤでは外径が大きくなりすぎるため、ここでは乗用車タイヤサイズを掲載しています。
※N-VANは商用車のため、乗用車タイヤでは車検に通らない可能性があります。購入前に必ず適合・荷重条件をご確認ください。

155/65R13

155/65R13は、13インチ化で比較的選択肢が多いサイズです。外径は純正よりやや小さくなりますが、見た目を少し変えつつ、タイヤの選択肢を広げたい人には検討しやすいサイズといえます。

ただし、N-VANは商用車のため、乗用タイヤを選ぶ場合はロードインデックスや使用条件の確認が欠かせません。見た目や価格だけで決めず、荷重性能も含めて確認しておきたいサイズです。

165/65R13

165/65R13は、純正サイズに近い外径で13インチ化を考えたい場合に候補となるサイズです。外径差が小さいため、見た目やメーター誤差の面では比較的検討しやすいサイズです。

一方で、タイヤ幅が広くなるぶん、銘柄やホイールサイズによっては干渉やはみ出しに注意が必要。こちらも乗用車タイヤが中心となるため、車検や荷重条件を考えると、事前確認を前提に選びたいサイズです。

【スタッドレスタイヤ】

ヨコハマ アイスガード iG91 for VAN(145/80R12 80/78N)

雪道対応のバン用スタッドレスです。N-VANは商用車のため、冬タイヤも純正サイズの12インチで選ぶのが基本となります。
スタッドレスは安全性と車検適合を重視し、まずは純正サイズのLT規格タイヤから検討するのがおすすめです。

各タイヤの最新価格は変動するため、購入時に再確認してください。

おすすめアルミホイール3選(13インチ対応)

① MID StaG(スタッグ)13×4.0B +42 4穴PCD100

13インチはJWL-T適合が確認できる定番モデル。
N-VANのような軽商用車でも候補にしやすい1本です。

② MONZA JP-STYLE シリーズ 13×4.0B +42 4穴PCD100

JP-STYLEシリーズの中でも、13インチJWL-T設定が確認できるモデル。
純正寄りの落ち着いたデザインで選びやすいホイールです。

③ ブリヂストン BALMINUM AR12 13×4.00B +43 4穴PCD100

ブリヂストン公式で13インチ設定が確認できる現行モデルです。
N-VANで候補にしやすい 13×4.00B / 4H100 / +43 があり、このサイズは JWL-T規格適合 です。購入時はナット形状やタイヤサイズとの組み合わせもあわせて確認してください。

N-VANのホイールデザインの記事はこちら

よくある質問(FAQ)

Q&A

Q1:N-VANの純正タイヤは何インチですか?

A:全グレード共通で12インチ(145/80R12 80/78N LT)が純正サイズです。
13インチは純正設定ではなく、インチアップした場合のサイズです。

Q2:N-VANに13インチのホイールは装着できますか?

A:物理的には装着できます。
ただし、タイヤのロードインデックスや外径によっては車検に通らない可能性があります。正確には整備士へ事前相談が必要です。

Q3:13インチにすると車検は通りますか?

A:条件付きで通る場合があります。
ロードインデックスが80以上あること、タイヤ外径が純正(541mm)から大きく外れないことが最低限の確認項目のひとつです。使用するタイヤとホイールを専門店に確認してもらうことを推奨します。

Q4:N-VANのPCDは何mmですか?

A:PCD100mmです。
軽自動車の標準規格と同じです。

Q5:LTタイヤと乗用タイヤの違いは何ですか?

A:LTタイヤ(ライトトラック用)は商用車向けに強度・耐荷重性能を高めたタイヤです。
N-VANには積載能力の観点からLTタイヤが純正採用されています。乗用タイヤと比べると硬めで選択肢が少ない反面、重い荷物を積んでも安全性を維持できます。

Q6:ホンダ車のナットを交換しないといけませんか?

A:社外ホイールに交換する場合は必要です。
ホンダ純正は球面ナットという特殊形状のため、社外ホイール装着時はテーパーナット(M12×1.5 19HEX)への交換が必要です。

Q7:N-VAN e:(JJ3)のホイールサイズも同じですか?

A:N-VAN e:(JJ3)は13インチが採用され、サイズが異なります。
型式・グレードによってスペックが異なる場合があります。購入・交換前に必ずメーカーや販売店で確認してください。

関連記事

※商用車(4ナンバー)は「外径」だけでなく、LT/耐荷重(LI)空気圧の確認が重要です。

迷ったら次の順でチェックすると失敗しにくいです。

まとめ

N-VANへの13インチ装着は、適切なサイズとホイール規格を守れば現実的な選択肢です。

最も重要なのは「ロードインデックス(荷重指数)80以上」「外径を純正から大きく外さない」「球面ナットをテーパーナットに交換する」の3点です。

車検を通したい場合は事前に整備士へ相談することを強くおすすめします。

インチアップを検討する際は、本記事の比較表を参考に、自分の使い方に合ったインチを選んでください。

なお、N-VANのインチアップは14インチだけでなく、13インチ、15インチとの比較で検討されるケースも多いです。

15インチを考えている方はこちら

N-VANのタイヤチェーンはこちら

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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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