トヨタのSUV車インチアップ早見表【2026年最新10車種対応】

トヨタSUVインチアップ早見表

トヨタのSUVをドレスアップしたい、もっとスポーティな見た目にしたいと考えたとき、多くの方が検討するのがタイヤのインチアップです。

しかし、自分の車種で何インチまで対応できるのか、どのタイヤサイズを選べばいいのか、車検は通るのかと疑問は尽きません。

この記事では、トヨタSUV全12車種のインチアップ対応サイズを早見表形式で完全網羅しています。

ライズ、ヤリスクロス、カローラクロス、RAV4、ハリアーなど人気SUVの純正サイズから+2インチまでの適合サイズ、注意点、費用の目安まで詳しく解説します。

この記事でわかること

  • トヨタSUV 12車種の純正タイヤサイズ一覧
  • 車種別インチアップ対応サイズ早見表
  • インチアップの基礎知識とメリット・デメリット
  • 車検対応サイズの見極め方
  • 人気のインチサイズとタイヤ・ホイールの選び方

あなたのトヨタSUVに最適なインチアップサイズがこの記事で必ず見つかります。

タップできる目次

トヨタSUV全車種|純正タイヤサイズ表

インチアップを検討する前に、まず自分の車の純正タイヤサイズを正確に把握することが重要です。

純正サイズを基準にして、インチアップ後のサイズを決定していきます。

ここでは、トヨタのSUV 12車種をサイズ別に分類してご紹介します。

コンパクトSUV(ライズ・ヤリスクロス・カローラクロス)

コンパクトSUVは全長4500mm以下のサイズで、運転しやすさと使い勝手の良さが魅力です。

ライズ

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車種名基準年式グレードタイヤサイズホイールサイズPCDインセットタイヤ外径
ライズ2021/11(追〜ガソリン X/G195/65R1616×6.0J4-100+40約660mm
ライズ2021/11(追〜ガソリン Z195/60R1717×6.0J4-100+40約654mm
ライズ2021/11(追〜ハイブリッド(Z)195/65R1616×6.0J5-100+40約660mm
ライズ2021/11(追〜ハイブリッド(Z)195/60R1717×6.0J5-100+40約654mm

ヤリスクロス

ヤリスクロスの19インチ
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車種名基準年式グレードタイヤサイズホイールサイズPCDインセットタイヤ外径
ヤリスクロス2024/1〜X/G205/65R1616×6.0J5-114.3+45約673mm
ヤリスクロス2024/1〜Z215/50R1818×7.0J5-114.3+50約673mm

カローラクロス

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車種名基準年式グレードタイヤサイズホイールサイズPCDインセットタイヤ外径
カローラクロス2021/9〜G”X”(スチール)215/60R1717×6.5J5-114.3+45約690mm
カローラクロス2021/9〜S(アルミ)215/60R1717×6.5J5-114.3+35約690mm
カローラクロス2021/9〜Z225/50R1818×7.0J5-114.3+40約682mm

ミドルSUV(RAV4・ハリアー)

ミドルサイズSUVは、居住性と走行性能のバランスに優れた人気カテゴリーです。

RAV4

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車種名基準年式グレードタイヤサイズホイールサイズPCDインセットタイヤ外径
RAV42022/10〜X225/65R1717×7.0J5-114.3+35約724mm
RAV42022/10〜G/Z225/60R1818×7.0J5-114.3+40約727mm
RAV42022/10〜Adventure235/55R1919×7.5J5-114.3+40約741mm

ハリアー

ハリアー
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車種名基準年式グレードタイヤサイズホイールサイズPCDインセットタイヤ外径
ハリアー2022/10〜S225/65R1717×7.0J5-114.3+35約724mm
ハリアー2022/10〜G225/60R1818×7.0J5-114.3+35約727mm
ハリアー2022/10〜Z/PHEV225/55R1919×7.0J5-114.3+35約732mm

SUV(クラウンスポーツ・エステート・クロスオーバー

クラウンスポーツ

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車種名基準年式グレードタイヤサイズホイールサイズPCDインセットタイヤ外径
クラウン スポーツ2023/12(追〜)Z/RS235/45R2121×8.5J5-114.3+35約752mm
クラウン スポーツ2023/12(追〜)メーカーOP225/45R2121×8.5J5-114.3+35約735mm

クラウンエステート

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車種名基準年式グレードタイヤサイズホイールサイズPCDインセットタイヤ外径
クラウン エステート2025/3〜Z235/45R2121×8.5J5-114.3+35約752mm
クラウン エステート2025/3〜メーカーOP225/45R2121×8.5J5-114.3+35約735mm

クラウンクロスオーバー

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車種名基準年式グレードタイヤサイズホイールサイズPCDインセットタイヤ外径
クラウン クロスオーバー2024/4(改〜)X225/60R1818×7.0J5-114.3+40約727mm
クラウン クロスオーバー2024/4(改〜)G225/55R1919×7.0J5-114.3+40約731mm
クラウン クロスオーバー2024/4(改〜)RS/Z225/45R2121×7.5J5-114.3+35約735mm

ラージSUV(ランドクルーザー250・クラウンクロスオーバー)

大型SUVは本格的な走破性や高級感を求める方向けのカテゴリーです。

ランドクルーザー250

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車種名基準年式グレードタイヤサイズホイールサイズPCDインセットタイヤ外径
ランドクルーザー2502024/4〜GX245/70R1818×7.0J6-139.7+70約801mm
ランドクルーザー2502024/4〜VX265/65R1818×7.5J6-139.7+60約802mm
ランドクルーザー2502024/4〜ZX265/60R2020×7.5J6-139.7+60約824mm

ランドクルーザー300

300系ランドクルーザー
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車種名基準年式グレードタイヤサイズホイールサイズPCDインセットタイヤ外径
ランドクルーザー3002021/8(〜)GX/AX265/65R1818×8.0J6-139.7+60約802mm
ランドクルーザー3002021/8(〜)VX/ZX265/55R2020×8.0J6-139.7+60約799mm

タイヤ販売店で最も問い合わせが多いのが「自分の車の純正サイズ」です。車検証だけでは詳細が分からないため、この一覧表があれば即座に確認できます。特にグレードによってサイズが異なる車種では、実車のタイヤ側面を確認することが確実です

ポイント: 純正タイヤサイズは車検証ではなく、タイヤの側面(サイドウォール)に必ず刻印されています。

インチアップを検討する際は、この純正サイズを正確にメモしておきましょう。

インチアップサイズ早見表【車種別対応表】

ヤリスクロス

ここからが本記事の核心です。各車種で狙えるインチアップサイズを早見表で整理しました。

表に載せているのは、タイヤ外径の変化率が±3%以内に収まる“目安サイズ”のみです(外径がズレすぎるとメーター誤差や車検NGのリスクが上がります)。

※同じ車種でもグレード/駆動方式で純正サイズが違うことがあります。まずは「あなたの純正サイズ」を基準に見てください。

ライズのインチアップ対応サイズ

ライズ

ライズは、16インチ/17インチ(純正設定あり)が基本です。タイヤサイズは 195/65R16・195/60R17 が代表的です。

※ライズはガソリン車とハイブリッドで“穴数”が違う
ため(=ホイールが共通ではない)、ホイール選びは特に注意してください。

ライズ インチアップ早見表(16インチ基準)

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(16基準)対応可否
16インチ(純正)195/65R16660mm+0.0%○ 標準
17インチ(純正設定あり)195/60R17666mm+0.9%◎ 推奨(+1インチの定番)
18インチ205/50R18662mm+0.3%△ 要注意(扁平化・乗り味変化)
18インチ215/45R18651mm-1.4%△ 要注意(幅アップで干渉確認)

17インチは、上級グレードに設定があり、見た目の印象が大きく変わります。

18インチ以上は、タイヤの選択肢が少なくなるため、17インチがバランス面で優れています。

ライズのハイブリッド車のホイールは5Hになっているため、ホイール選びは注意が必要です。

ライズオーナーからは「17インチにしたら一気に高級感が出た」という声をいただきます。コンパクトSUVだからこそ、1インチアップの効果が視覚的に大きく感じられます

ヤリスクロスのインチアップ対応サイズ

ヤリスクロス

ヤリスクロスは、16インチと18インチが純正設定の車種です(代表:205/65R16、215/50R18)。

「16→17」「18→19」がいちばん現実的で、見た目と実用性のバランスが取りやすいです。

純正16インチ車向け(16インチ基準)

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(16基準)対応可否
16インチ(純正)205/65R16673mm+0.0%○ 標準
17インチ215/55R17668mm-0.7%◎ 推奨(外径差小)
18インチ(純正設定あり)215/50R18672mm-0.1%○ 標準
19インチ225/45R19685mm+1.8%○ 推奨
20インチ225/40R20688mm+2.2%△ 要注意(扁平40)

純正18インチ車向け(18インチ基準)

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(18基準)対応可否
18インチ(純正)215/50R18672mm+0.0%○ 標準
19インチ225/45R19685mm+1.8%◎ 推奨(+1インチ)
20インチ225/40R20688mm+2.3%△ 要注意(扁平40)

ヤリスクロスは16インチと18インチの2サイズが設定されており、インチアップの選択肢が豊富です。

18インチ装着車であれば19インチへのアップが人気で、よりスポーティな印象になります。

ポイント: ヤリスクロスの18インチ純正ホイールは、インセットが+50と深めに設定されています。社外ホイールを選ぶ際は、+45から+50の範囲で選ぶとフェンダーとの干渉を避けられます。

カローラクロスのインチアップ対応サイズ

カローラクロスは、17インチ/18インチが純正設定(代表:215/60R17、225/50R18)。

「17→19」は外径がきれいに揃いやすく、見た目の変化も出しやすいです。

純正17インチ車向け(17基準)

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(17基準)対応可否
17インチ(純正)215/60R17690mm+0.0%○ 標準
18インチ(純正設定あり)225/50R18682mm-1.1%○ 標準(純正でも外径差あり)
19インチ235/45R19694mm+0.6%◎ 推奨
20インチ245/40R20704mm+2.1%△ 要注意(扁平40)

純正18インチ車向け(18基準)

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(18基準)対応可否
18インチ(純正)225/50R18682mm+0.0%○ 標準
19インチ235/45R19694mm+1.7%◎ 推奨
20インチ245/40R20704mm+3.2%× 非推奨(+3%超)

カローラクロスは17インチ標準のグレードから18インチへのアップが定番です。

Zグレードの18インチからであれば、19インチへのインチアップでより迫力ある足元を演出できます。

RAV4のインチアップ対応サイズ

トヨタ・RAV4(5代目)

RAV4は17/18/19インチが純正設定(代表:225/65R17、225/60R18、235/55R19)。

19インチ車なら「19→20」を狙えますが、幅アップ重量増で乗り味が変わりやすいので要注意です。

純正17インチ車向け(17インチ基準)

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(17基準)対応可否
17インチ(純正)225/65R17724mm+0.0%○ 標準
18インチ(純正設定あり)225/60R18727mm+0.4%○ 標準
19インチ(純正設定あり)235/55R19741mm+2.3%○ 標準
20インチ245/45R20729mm+0.6%◎ 推奨(外径差小)
20インチ255/45R20738mm+1.9%△ 要注意(幅アップ)

純正19インチ車向け(19インチ基準)

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(19基準)対応可否
19インチ(純正)235/55R19741mm+0.0%○ 標準
20インチ255/45R20738mm-0.5%◎ 推奨
21インチ255/40R21738mm-0.4%△ 要注意(扁平40)
21インチ265/40R21746mm+0.7%△ 要注意(幅アップ)

RAV4の新型は、18インチと19インチの2サイズ展開となりました。

Adventureグレードは最低地上高が200mmと高く設定されているため、20インチの大径ホイールでもフェンダーとの干渉リスクが少ないのが特徴です。PHVは車重に注意が必要。

ハリアーのインチアップ対応サイズ

ハリアー80系の20インチ

ハリアーは18インチ/19インチが純正設定(代表:225/60R18、225/55R19)。

「18→20」「19→20」が外径を揃えやすい一方、扁平が薄くなる=段差ダメージが増えるので、街乗りメインなら無理しないのが正解です。

純正18インチ車向け(18インチ基準)

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(18基準)対応可否
18インチ(純正)225/60R18727mm+0.0%○ 標準
19インチ(純正設定あり)225/55R19728mm+0.1%○ 標準
20インチ245/45R20728mm+0.2%◎ 推奨(外径差ほぼ0)
20インチ235/45R20720mm-1.1%△ 要注意(細め・見た目変化は控えめ)

純正19インチ車向け(19インチ基準)

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(19基準)対応可否
19インチ(純正)225/55R19728mm+0.0%○ 標準
20インチ245/45R20728mm+0.1%◎ 推奨
20インチ235/45R20720mm-1.1%△ 要注意

ハリアーは18インチ標準グレードから19インチまたは20インチへのアップが多く選択されています。

特に20インチは高級感が際立ち、ハリアーのエレガントなボディラインとよくマッチしますが、タイヤ幅とインセットの調整が重要になります。

クラウンスポーツのインチアップ対応サイズ

クラウンスポーツの21インチ

クラウンスポーツは、21インチが基本(235/45R21)で、同じ21インチでも225/45R21の設定があります

結論から言うと、これ以上のインチアップ(22インチ以上)は“やるなら覚悟”枠です。

外径は合わせられても、扁平と重量でデメリットが出やすいです。

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(21基準)対応可否
21インチ(純正)235/45R21745mm+0.0%○ 標準
21インチ(設定あり)225/45R21739mm-0.8%○ 標準(幅違い)
22インチ245/40R22754mm+1.3%△ 要注意(扁平40)
22インチ255/40R22763mm+2.4%△ 要注意(幅アップ・重くなりやすい)

クラウンスポーツのインチアップサイズはこちら

クラウンエステートのインチアップ対応サイズ

クラウンエステートも、21インチ(235/45R21)が基本で、225/45R21の設定もあります

インチアップの考え方はクラウンスポーツと同じで、22は外径より“実用面”が課題になります。

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(21基準)対応可否
21インチ(純正)235/45R21745mm+0.0%○ 標準
21インチ(設定あり)225/45R21739mm-0.8%○ 標準(幅違い)
22インチ245/40R22754mm+1.3%△ 要注意(扁平40)
22インチ255/40R22763mm+2.4%△ 要注意(幅アップ)

クラウンエステートのインチアップサイズはこちら

クラウンクロスオーバーのインチアップ対応サイズ

クラウン クロスオーバー

クラウンクロスオーバーは、18/19/21インチが純正設定(代表:225/60R18、225/55R19、225/45R21)。

外径を動かさずに見た目を変えるなら、基本は“1インチアップまで”が安心です。

純正18インチ車向け(18インチ基準)

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(18基準)対応可否
18インチ(純正)225/60R18727mm+0.0%○ 標準
19インチ(純正設定あり)225/55R19728mm+0.1%◎ 推奨(+1インチ)
20インチ245/45R20728mm+0.2%○ 推奨
21インチ(純正設定あり)225/45R21745mm+2.4%△ 要注意(扁平45)

クラウンクロスオーバーのインチアップサイズはこちら

ランドクルーザー250のインチアップ対応サイズ

ランドクルーザー250

ランクル250は18インチ(265/65R18)と20インチ(265/60R20)が純正設定です。

車格的に大径が似合いますが、重量増・制動距離・燃費にも効いてくるので「外径±1%以内」を強く推奨します。

純正18インチ車向け(18インチ基準)

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インチサイズタイヤサイズタイヤ外径外径変化率(18基準)対応可否
18インチ(純正)265/65R18802mm+0.0%○ 標準
19インチ265/60R19801mm-0.1%◎ 推奨(外径ほぼ同等)
20インチ(純正設定あり)265/60R20826mm+3.0%△ 要注意(上限ギリ)
20インチ265/55R20800mm-0.3%○ 推奨(外径近い)
21インチ275/45R21781mm-2.6%△ 要注意(扁平・乗り味)

ランドクルーザー250のインチアップサイズはこちら

ランドクルーザー300のインチアップ対応サイズ

ランドクルーザー300系に24インチを装着

ランドクルーザー300はグレードで純正径が割れやすい車種です。

ここでは「あなたの純正タイヤサイズ」を起点に、外径±1%以内を優先して考えるのが安全です。

  • もし純正が 265/65R18 なら
    • 19インチ:265/60R19(外径ほぼ同等) が第一候補
    • 20インチ:265/55R20(外径ほぼ同等) も候補(扁平化に注意)
  • もし純正が 265/55R20 なら
    • 21インチ:275/45R21 は外径がズレやすいので、まずは外径計算で確認推奨(車重・制動も含めて慎重に)

タイヤ幅・荷重指数・ホイール強度(JWL等)も含めて、「外径が合う=OK」ではない車種です。

“安全寄り”で組むのが正解です。

インチアップする際は、必ずタイヤ外径の変化率を確認しましょう。±3パーセント以内であれば車検対応の範囲内ですが、±2パーセント以内に収めるのが理想的です。スピードメーターの誤差も最小限に抑えられます。

インチアップの基礎知識

ヤリスクロスに20インチ

インチアップを成功させるには、基本的な知識を理解しておくことが重要です。

ここでは、インチアップの定義からタイヤサイズの見方、メリット・デメリットまで詳しく解説します。

インチアップとは

インチアップ

インチアップとは、タイヤの外径をほぼ変えずに、ホイールのリム径を大きくし、タイヤの偏平率を下げることを指します。

例えば、純正が17インチ(215/60R17)の車を18インチにする場合、タイヤサイズを225/50R18にすることで、タイヤ外径をほぼ同じに保ちながらホイールサイズだけを大きくします。

逆にホイールサイズを小さくすることはインチダウンと呼ばれ、主にスタッドレスタイヤで費用を抑えたい場合に選択されます。

タイヤサイズの見方・読み方

タイヤサイズ

タイヤサイズは「215/60R17 96H」のように表記されます。それぞれの数字が持つ意味を理解しましょう。

  • 215: タイヤ幅(mm)。この数字が大きいほどタイヤが幅広
  • 60: 偏平率(パーセント)。タイヤ幅に対する高さの比率
  • R: ラジアル構造を示す記号
  • 17: リム径(インチ)。ホイールの直径
  • 96: ロードインデックス。タイヤ1本が支えられる最大負荷能力を示す指数
  • H: 速度記号。最高速度の目安(Hは210km/h)

インチアップする際に重要なのが、偏平率です。インチを上げる場合、偏平率を下げることでタイヤ外径を維持します。

計算式: タイヤ外径 = (タイヤ幅 × 偏平率 ÷ 100 × 2) + (リム径 × 25.4)

例: 215/60R17の場合 (215 × 0.60 × 2) + (17 × 25.4) = 258 + 431.8 = 689.8mm

インチアップのメリット

インチアップのメリット

インチアップには主に3つのメリットがあります。

1. ドレスアップ効果

最も大きなメリットは、見た目の印象が劇的に変わることです。ホイールが大きくなることで、タイヤハウス内の空間が埋まり、スポーティで引き締まった印象になります。特にSUVの場合、純正サイズではタイヤハウスに隙間が目立つことが多く、インチアップすることで車全体のバランスが向上します。

2. ハンドリング性能の向上

偏平率が下がることでタイヤのサイドウォールが薄くなり、コーナリング時のタイヤのたわみが減少します。その結果、ハンドル操作に対する応答性が向上し、キビキビとした走りを楽しめます。

3. グリップ力の向上

タイヤ幅を広げることで路面との接地面積が増え、グリップ力が向上します。加速時やブレーキング時の安定性が増し、特にドライ路面での走行性能が高まります。

初めてインチアップした顧客の多くが「こんなに見た目が変わるとは思わなかった」と驚かれます。特に18インチから19インチへの変化は顕著で、遠目からでも違いが分かるほど印象が変わります。

インチアップのデメリット

インチアップのデメリット

メリットがある一方で、インチアップには以下のようなデメリットも存在します。

1. 乗り心地の悪化 タイヤのサイドウォールが薄くなることで、路面からの衝撃を吸収する能力が低下します。段差を越えた際のゴツゴツ感が増し、長距離ドライブでは疲労を感じやすくなることがあります。

2. 燃費の悪化 タイヤ幅が広がることで転がり抵抗が増加し、燃費が2から5パーセント程度悪化する傾向があります。また、ホイールとタイヤの重量増加も燃費悪化の要因です。

3. コストの増加 インチが大きくなるほど、タイヤとホイールの価格が上昇します。18インチと20インチでは、タイヤ4本で3から5万円の価格差が生じることも珍しくありません。

4. ロードノイズの増加 タイヤ幅が広がり偏平率が下がることで、ロードノイズ(走行音)が大きくなる傾向があります。特に粗い路面を走行する際に顕著です。

5. バネ下重量の増加 ホイールとタイヤは「バネ下重量」と呼ばれる部分で、この重量が増えると乗り心地や燃費に悪影響を及ぼします。インチアップすると、この重量が1輪あたり1から3kg増加することがあります。

インチアップのメリットとデメリットを天秤にかけ、自分の使用環境や優先事項に合わせて判断することが重要です。見た目重視ならメリットが上回りますが、乗り心地や燃費を重視するなら慎重に検討しましょう。

インチアップ時の重要な注意点

車検

インチアップで失敗しないためには、4つの重要なポイントを押さえる必要があります。

適切なサイズを選ばないと、車検に通らない、走行に支障が出る、最悪の場合は事故につながる可能性もあります。

タイヤ外径を維持する理由

インチアップ

インチアップする際に最も重要なのが、タイヤの外径をできるだけ変えないことです。

タイヤ外径が変わると、以下のような問題が発生します。

スピードメーターの誤差

タイヤ外径が大きくなると、スピードメーターの表示速度よりも実際の速度が速くなります。逆に外径が小さくなると、実速度が遅くなります。車検では、メーター表示40km/hの時に実速度が30.9から42.5km/hの範囲内である必要があります。

一般的に、タイヤ外径の変化率が±3パーセント以内であれば車検基準を満たすとされていますが、±2パーセント以内に収めるのが理想的です。

車体との干渉リスク

タイヤ外径が大きくなりすぎると、ハンドルを切った際にタイヤがフェンダーやインナーフェンダーに接触する可能性があります。

特にフルステアリング時や、乗員が多く車高が下がった状態での段差越えなどで干渉が起きやすくなります。

走行性能への影響

外径が変わると、加速性能やブレーキング性能にも影響を及ぼします。

外径が大きくなると加速が鈍くなり、燃費も悪化します。

ロードインデックス(LI)の確認方法

ロードインデックス

ロードインデックスとは、タイヤ1本が支えられる最大負荷能力を示す指数です。

インチアップする際、このロードインデックスが純正タイヤと同等以上である必要があります。

例えば、純正タイヤが215/60R17 96Hの場合、ロードインデックスは96。これは1本あたり710kgの荷重に耐えられることを意味します。

インチアップ後のタイヤサイズが225/50R18 95Vとなった場合、ロードインデックスは95(690kg)に下がってしまいます。この場合、4本合計で80kgの負荷能力が低下することになり、車検に通らない可能性があります。

対処方法

  • ロードインデックスが下がる場合は、EXTRA LOAD規格(XL規格)のタイヤを選ぶ
  • XL規格は同じサイズでもロードインデックスが高く設定されている
  • タイヤ販売店で必ず車検対応可否を確認する

ロードインデックス対応表の例

  • 91 = 615kg
  • 92 = 630kg
  • 93 = 650kg
  • 94 = 670kg
  • 95 = 690kg
  • 96 = 710kg
  • 97 = 730kg

車体との干渉チェックポイント

フェンダーとホイール

インチアップ後のタイヤが車体に干渉しないか、以下のポイントをチェックする必要があります。

1. フェンダーとのクリアランス
タイヤの最外側とフェンダーの間に、最低でも10mm以上の隙間が必要です。タイヤホイールがフェンダーからはみ出すと車検に通らず、不正改造とみなされます。

2. インナーフェンダーとの干渉
ハンドルを左右いっぱいに切った状態(フルステアリング)で、タイヤがインナーフェンダーや足回りの部品に当たらないか確認が必要です。

3. サスペンションストローク時の確認
車に人が乗った状態や、荷物を積載した状態で車高が下がった際に干渉しないかも重要です。
段差を越える際にサスペンションが最も沈み込んだ状態を想定する必要があります。

4. タイヤチェーン装着スペース
雪国では、タイヤチェーンを装着できるスペースがあるかも考慮すべきポイントです。
インチアップするとクリアランスが減り、チェーン装着が困難になる場合があります。

最も多い失敗例はタイヤ幅を広げすぎてフェンダーに干渉するケースです。クーペフォルムのSUVでは、リア側のクリアランスが少ないため、、干渉しないか確認してから購入することを強くおすすめします

車検対応サイズの見極め方

タイヤチェック

インチアップしたタイヤで車検に通るための基準を理解しておきましょう。

車検基準のポイント

  1. タイヤ外径の変化が±3パーセント以内(±2パーセント推奨)
  2. ロードインデックスが純正同等以上
  3. タイヤホイールがフェンダーからはみ出していない
  4. スピードメーター誤差が規定範囲内
  5. タイヤとフェンダーの間に適切なクリアランスがある

これらの基準を満たしていれば、基本的に車検に通ります。

ただし、検査官の判断により、微妙なケースでは通らない可能性もあるため、余裕を持ったサイズ選びが重要です。

ディーラーでの対応
ディーラーによっては、純正サイズ以外のタイヤが装着されていると車検を受け付けない場合があります。純正サイズに戻してから車検を受けるか、民間の車検場を利用するなどの対応が必要になることがあります。

インチアップする際は、「車検対応」を確認してから購入しましょう。車の仕様によっても変わるため、不安な場合は、購入前に実車で仮合わせをしてもらうことをおすすめします。

トヨタSUVで人気のインチアップサイズTOP5

ハリアー60系の20インチ

実際にトヨタSUVオーナーが選んでいる人気のインチアップサイズをランキング形式でご紹介します。

実際の経験やタイヤ販売店の販売データ、カスタムカー専門誌の調査を基にした実績のあるサイズです。

第1位: 18インチ(バランス重視)

18インチのサイズ

対応車種: ヤリスクロス、カローラクロス、RAV4、ハリアー

18インチは、見た目の向上と実用性のバランスが最も優れたサイズとして圧倒的な支持を得ています。

選ばれる理由

  • タイヤの選択肢が豊富で、価格も比較的リーズナブル
  • ドレスアップ効果が十分にありながら、乗り心地の悪化が少ない
  • 燃費への影響が最小限
  • スタッドレスタイヤも多くのメーカーが18インチをラインアップ

価格の目安

  • タイヤ4本: 8万から15万円(ブランドにより変動)
  • ホイール4本: 10万から30万円(デザインにより変動)
  • 工賃込み総額: 20万から45万円

おすすめ車種とサイズ

  • ヤリスクロス: 215/50R18(純正サイズ)
  • カローラクロス: 225/50R18(純正Zグレード)
  • RAV4: 225/60R18(新型純正)
  • ハリアー: 225/60R18(純正S・Gグレード)

第2位: 19インチ(ドレスアップ効果大)

19インチのサイズ

対応車種: ヤリスクロス、カローラクロス、RAV4、ハリアー

19インチは、18インチよりもさらにドレスアップ効果を求める方に人気のサイズです。

選ばれる理由

  • 視覚的なインパクトが大きく、高級感が増す
  • ホイールデザインの選択肢が豊富
  • SUVの大柄なボディとのバランスが良い
  • ハンドリング性能の向上が体感できる

デメリット

  • 18インチと比べて乗り心地がやや硬くなる
  • タイヤ価格が1から2割高い
  • 燃費が若干悪化する傾向

価格の目安

  • タイヤ4本: 10万から20万円
  • ホイール4本: 15万から40万円
  • 工賃込み総額: 27万から60万円

おすすめ車種とサイズ

  • ヤリスクロス: 225/45R19
  • カローラクロス: 235/45R19
  • RAV4: 235/55R19(Adventure純正)
  • ハリアー: 235/55R19(純正Zグレード)

第3位: 20インチ(高級感重視)

20インチ

対応車種: RAV4、ハリアー、ランドクルーザー250、クラウンクロスオーバー

20インチは、高級感と存在感を最大限に引き出したい方向けのサイズです。

選ばれる理由

  • 圧倒的なドレスアップ効果
  • ホイールのデザインが映える
  • 高級SUVらしい迫力ある足元を演出
  • ブレーキキャリパーが見えやすくなり、スポーティな印象

デメリット

  • 乗り心地が硬くなりやすい
  • タイヤ価格が高額(18インチの1.5倍程度)
  • 重量増加による燃費悪化
  • タイヤの扁平率が低く、縁石などでホイールを傷つけやすい

価格の目安

  • タイヤ4本: 15万から25万円
  • ホイール4本: 20万から50万円以上
  • 工賃込み総額: 37万から75万円

おすすめ車種とサイズ

  • RAV4: 245/50R20
  • ハリアー: 245/45R20
  • ランドクルーザー250: 265/50R20(純正)
  • クラウンクロスオーバー: 235/45R20

販売データでは18インチが全体の45パーセントを占めます。見た目と実用性のバランスが最も評価されており、「迷ったら18インチ」というのが業界の定石です。19インチは「ワンランク上のドレスアップ」を求める方、20インチは「とにかく目立ちたい」という方に選ばれています

第4位: 17インチ(コストパフォーマンス重視)

17インチのサイズ

対応車種: ライズ、ヤリスクロス、カローラクロス

17インチは、純正16インチからのアップグレードとして人気です。

選ばれる理由

  • 価格が比較的安い
  • タイヤの種類が豊富
  • 乗り心地の変化が少ない
  • スタッドレスタイヤが安価

価格の目安

  • タイヤ4本: 6万から12万円
  • ホイール4本: 8万から25万円
  • 工賃込み総額: 15万から37万円

第5位: 21インチ(プレミアムクラス)

21インチ

対応車種: ランドクルーザー250、クラウンクロスオーバー

21インチは、大型SUV専用の最上級サイズです。

選ばれる理由

  • 最高級の高級感と迫力
  • VIP仕様のカスタムに最適
  • 他車との差別化が図れる

デメリット

  • 非常に高額(タイヤ+ホイールで50万円以上も)
  • 乗り心地が大幅に悪化
  • タイヤ選択肢が限られる

価格の目安

  • タイヤ4本: 20万から30万円以上
  • ホイール4本: 30万から80万円以上
  • 工賃込み総額: 52万から110万円以上

初めてのインチアップなら18インチがおすすめです。見た目の変化を実感でき、タイヤやホイールの選択肢も豊富です。さらなるドレスアップを求めるなら19インチ、究極の高級感を求めるなら20インチ以上を検討しましょう。

インチアップ後のタイヤ・ホイール選びのポイント

C-HRのインチアップ

インチアップサイズが決まったら、次はタイヤとホイールを選びます。

適切な選択をしないと、せっかくのインチアップが台無しになってしまいます。

ホイールの選び方(PCD・インセット)

PROXES CL1 SUV

ホイールを選ぶ際に重要な3つの数値があります。

1. PCD(ピッチサークルダイアメーター)

PCD

PCDは、ホイールのボルト穴の中心を結んだ円の直径です。

トヨタSUVの多くは5H-114.3(5つ穴で114.3mm)を採用しています。ランドクルーザー250のみ6H-139.7です。

この数値が車と合わないとホイールは装着できません。必ず確認しましょう。

2. インセット(オフセット)

ポリッシュホイール

ホイールの取り付け面がホイール中心からどれだけずれているかを示す数値です。

単位はmmで、+の数字が大きいほどホイールが内側に入ります。

トヨタSUVの純正インセット目安:

  • コンパクトSUV: +40から+50
  • ミドルSUV: +40から+50
  • ラージSUV: +25から+50

インセットを変更する際の目安:

  • 純正から±5mm以内: 安全範囲
  • 純正から±10mm: 慎重に検討が必要
  • 純正から±15mm以上: フェンダー加工や車高調整が必要になる可能性

インセットが小さすぎる(数値が小さい)と、タイヤがフェンダーからはみ出します。逆に大きすぎる(数値が大きい)と、ブレーキキャリパーやサスペンションに干渉する可能性があります。

3. リム幅

インセット

ホイールの幅を示す数値で、単位はインチ(J)です。タイヤ幅に対して適正なリム幅があります。

タイヤ幅とリム幅の適合例:

  • 215mm幅タイヤ: 6.5Jから7.5J
  • 225mm幅タイヤ: 7.0Jから8.0J
  • 235mm幅タイヤ: 7.5Jから8.5J
  • 245mm幅タイヤ: 8.0Jから9.0J

[画像案: ホイールのPCD、インセット、リム幅を示す説明図]

初心者が最も迷うのがインセットです。「ツライチ(タイヤとフェンダーが面一)にしたい」という要望が多いですが、純正から±5mm以内が無難で失敗が少ないです。特にハリアーのようなクーペフォルムは、リア側のクリアランスがシビアなので、安易にインセットを変更すると干渉リスクが高まります。

おすすめタイヤメーカー

ALENZA LX100

インチアップ時におすすめのタイヤメーカーをご紹介します。

プレミアムクラス(高性能・高価格)

  1. ブリヂストン ALENZA(アレンザ)
    • SUV専用設計で乗り心地と静粛性に優れる
    • 価格: 18インチで1本2.5万から3.5万円
    • 特徴: 日本メーカーの最高峰、耐久性が高い
  2. ヨコハマ GEOLANDAR(ジオランダー)
    • オンロード・オフロード両対応
    • 価格: 18インチで1本2万から3万円
    • 特徴: ウェット性能に優れる
    • ジオランダー X-ATなど
  3. ダンロップ GRANDTREK(グラントレック)
    • SUV専用タイヤで幅広いラインアップ
    • 価格: 18インチで1本2万から3万円
    • 特徴: バランス型で扱いやすい

ミドルクラス(コストパフォーマンス重視)

  1. トーヨータイヤ PROXES(プロクセス)
    • 価格と性能のバランスが良い
    • 価格: 18インチで1本1.5万から2.5万円
    • PROXES CL1 SUVなど
  2. ファルケン ZIEX(ジークス)
    • ドライ・ウェットともに安定した性能
    • 価格: 18インチで1本1.5万から2万円
  3. グッドイヤー EAGLE(イーグル)
    • 世界的ブランドで信頼性が高い
    • 価格: 18インチで1本2万から2.8万円

エコノミークラス(価格重視)

  1. ナンカン・ハイフライなどアジアンタイヤ
    • 価格: 18インチで1本1万から1.5万円
    • 注意: 性能は国産に劣る場合があり

選び方のポイント: 普段使いメインなら静粛性と乗り心地重視のブリヂストンやダンロップ、コストを抑えたいならトーヨーやファルケンがおすすめです。

費用の目安(サイズ別価格相場)

インチアップにかかる総費用の目安をサイズ別にまとめました。

17インチ

  • タイヤ4本: 6万から12万円
  • ホイール4本: 8万から25万円
  • 取り付け工賃: 1万から2万円
  • 総額: 15万から39万円

18インチ

  • タイヤ4本: 8万から15万円
  • ホイール4本: 10万から30万円
  • 取り付け工賃: 1万から2万円
  • 総額: 19万から47万円

19インチ

  • タイヤ4本: 10万から20万円
  • ホイール4本: 15万から40万円
  • 取り付け工賃: 1.5万から2.5万円
  • 総額: 26.5万から62.5万円

20インチ

  • タイヤ4本: 15万から25万円
  • ホイール4本: 20万から50万円以上
  • 取り付け工賃: 2万から3万円
  • 総額: 37万から78万円以上

21インチ

  • タイヤ4本: 20万から30万円以上
  • ホイール4本: 30万から80万円以上
  • 取り付け工賃: 2.5万から3.5万円
  • 総額: 52.5万から113.5万円以上

その他の費用

  • ホイールナット交換(必要な場合): 5千から1.5万円
  • アライメント調整(推奨): 1万から2万円
  • 古いタイヤ・ホイール処分費: 2千から5千円

インチアップの予算は、タイヤとホイールのグレードによって大きく変わります。初めてのインチアップなら、ミドルクラスのタイヤとホイールで総額25万から35万円程度を見込んでおくと良いでしょう。

インチダウンも検討すべき?スタッドレス向けサイズ

ライズ

インチアップとは逆に、ホイールサイズを小さくする「インチダウン」も、特定の状況では有効な選択肢です。

特にスタッドレスタイヤを検討している方は、インチダウンによる費用削減効果が大きいため、ぜひ検討してみてください。

インチダウンのメリット

1. タイヤ価格が安くなる インチサイズが小さくなるほど、タイヤの価格は安くなります。

同じメーカー・同じグレードのスタッドレスタイヤでも、19インチと17インチでは1本あたり5千から1万円の価格差があります。4本で2万から4万円の節約になります。

価格比較例(ブリヂストン BLIZZAK)

  • 17インチ: 1本1.8万から2.5万円
  • 18インチ: 1本2.2万から3万円
  • 19インチ: 1本2.8万から3.8万円

2. 乗り心地がソフトになる

タイヤのサイドウォールが厚くなることで、路面からの衝撃吸収性が向上します。雪道や凍結路面では、柔らかいタイヤの方が路面追従性が高く、グリップ力も向上します。

3. 雪道性能の向上

偏平率が高い(サイドウォールが厚い)タイヤは、雪道でのトラクション性能に優れます。タイヤが路面の凹凸に追従しやすく、雪をしっかりと噛むことができます。

4. 燃費への影響が少ない

インチダウンすることで転がり抵抗が減少し、燃費の悪化を最小限に抑えられます。冬場は暖房の使用などで燃費が悪化しやすいため、少しでも燃費を良くしたい方におすすめです。

トヨタSUV推奨インチダウンサイズ

各トヨタSUVで可能なインチダウンサイズと、スタッドレスタイヤとしての推奨サイズをご紹介します。

ヤリスクロス

  • 純正18インチ → 16インチへダウン
  • 推奨サイズ: 205/65R16
  • 価格削減効果: 4本で約3万から5万円

ヤリスクロスの16インチホイールセット

カローラクロス

  • 純正18インチ → 17インチへダウン
  • 推奨サイズ: 215/60R17
  • 価格削減効果: 4本で約2万から4万円

カローラクロスの17インチホイールセット

RAV4

  • 純正19インチ → 18インチまたは17インチへダウン
  • 推奨サイズ: 225/60R18 または 225/65R17
  • 価格削減効果: 4本で約3万から6万円

RAV4の17インチホイールセット

ハリアー

  • 純正19インチ → 18インチまたは17インチへダウン
  • 推奨サイズ: 225/60R18 または 225/65R17
  • 価格削減効果: 4本で約3万から6万円

ライズ

  • 純正16インチ → 15インチへダウン(あまり一般的ではない)
  • タイヤ選択肢が少ないため、16インチのまま推奨

インチダウンする際も、ブレーキキャリパーとの干渉に注意が必要です。特に大型ブレーキを装備したグレードでは、一定以上のインチダウンができない場合があります。

スタッドレスタイヤは夏タイヤよりも高価なため、インチダウンによる費用削減効果が特に大きくなります。純正から1から2インチダウンすることで、タイヤ4本とホイール4本の合計で5万から10万円程度の節約が可能です。その分、より高性能なスタッドレスタイヤを選ぶこともできます。

よくある質問(FAQ)

Q&A

インチアップに関してよくいただく質問と、その回答をまとめました。

Q1: インチアップすると車検は通りますか?

A: 以下の条件を満たしていれば車検に通ります。

  • タイヤ外径の変化が±3パーセント以内
  • ロードインデックスが純正同等以上
  • タイヤがフェンダーから10mm以上はみ出していない
  • 改造申請が不要な範囲の変更

ただし、ディーラーによっては純正サイズ以外を認めない場合があるため、民間の車検場を利用することも検討してください。

Q2: インチアップすると燃費はどれくらい悪化しますか?

A: インチアップによる燃費悪化は、一般的に2から5パーセント程度です。

例えば、純正18インチから19インチにアップした場合、リッター20kmだった燃費が19から19.5km程度になることが多いです。タイヤ幅を大きく広げたり、重いホイールを選んだりすると、さらに悪化する可能性があります。

Q3: インチアップすると乗り心地は悪くなりますか?

A: はい、一般的には乗り心地が硬くなる傾向があります。

タイヤのサイドウォールが薄くなることで衝撃吸収性が低下し、路面の凹凸を拾いやすくなります。ただし、高性能なタイヤやホイールを選ぶこと、適正な空気圧を維持することで、影響を最小限に抑えることは可能です。

1インチアップ程度であれば、日常使用で大きな不満を感じることは少ないでしょう。

Q4: インチアップのタイヤ交換費用の目安を教えてください

A: サイズとグレードによって大きく変わりますが、目安は以下の通りです。

18インチの場合(タイヤ+ホイール+工賃込み):

  • エコノミー: 19万から30万円
  • ミドルクラス: 25万から40万円
  • プレミアム: 35万から50万円以上

19インチの場合:

  • エコノミー: 26万から40万円
  • ミドルクラス: 33万から50万円
  • プレミアム: 45万から65万円以上

ホイール交換の費用はこちら

Q5: 何インチまでインチアップできますか?

A: 車種によって異なりますが、一般的には純正から+2インチまでが現実的です。

コンパクトSUV(ライズ、ヤリスクロス): 純正16インチ→18インチまで ミドルSUV(RAV4、ハリアー): 純正18インチ→20インチまで ラージSUV(ランドクルーザー250): 純正20インチ→22インチまで

+3インチ以上のインチアップは、フェンダー加工や車高調整が必要になる場合が多く、一般的ではありません。

Q6: スタッドレスタイヤもインチアップすべきですか?

A: スタッドレスタイヤは、むしろインチダウンがおすすめです。

理由:

  • タイヤ価格を抑えられる(4本で3万から6万円程度の節約)
  • 偏平率が高い方が雪道でのグリップ力が向上
  • サイドウォールが厚く、凍結路面での乗り心地が良い
  • 夏タイヤとは別に保管するため、見た目は関係ない

例えば、夏は19インチでドレスアップ、冬は17インチのスタッドレスという使い分けが理想的です。

最も多い質問は「車検は通るか」です。基本ルール(外径±3パーセント、ロードインデックス維持、はみ出し禁止)を守れば問題ありませんが、不安な方は「車検対応」を明記した商品を選ぶと安心です。

まとめ

ハリアー80系の20インチ

トヨタSUVのインチアップは、車の見た目を劇的に変える最も効果的なカスタムです。

この記事でご紹介した早見表を活用すれば、あなたの車に最適なインチアップサイズが必ず見つかります。

インチアップを成功させるポイントをおさらいしましょう。

  1. 純正タイヤサイズを正確に把握する
  2. タイヤ外径を±2パーセント以内に維持する
  3. ロードインデックスが純正同等以上であることを確認
  4. フェンダーとの干渉をチェック
  5. 予算に合わせてタイヤとホイールのグレードを選ぶ

初めてのインチアップなら18インチ、さらなるドレスアップを求めるなら19インチ、究極の高級感を追求するなら20インチ以上がおすすめです。

スタッドレスタイヤはインチダウンすることで費用を抑えながら性能も向上させることができます。

夏と冬でホイールを使い分けることで、季節ごとに異なる表情を楽しむこともできます。

あなたのトヨタSUVを、理想のスタイルにカスタマイズしてください。

ホイールの選び方は以下の記事を参考にしてください

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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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