ホンダのZR-Vをインチアップしたい!
- 19インチは装着できる?
- 純正18インチと何が違うの?
- 20インチより19インチの方がいい?
- 乗り心地や燃費への影響は?
こちらの記事では、インチアップの方法や注意点、適合するホイールサイズについて詳しく解説します。
タイヤ専門店で10年の経験を持つ私が、ZR-Vのインチアップに関する疑問にお答えします。
ZR-V(RZ3/4/5/6型)

ZR-VはホンダのクロスオーバーSUVで、2023年4月に発売された新しいモデルです。
ZR-Vの型式は、RZ3/4/5/6。
前輪駆動(FF)と四輪駆動(AWD)の2つの駆動方式があり、走行性能とデザイン性を兼ね備えています。
ZR-Vの純正タイヤホイールサイズ

ZR-Vの純正ホイールサイズは以下の通りです。
純正で18インチを装着しています。
- 型式:6AA-RZ6
- 年式:2023年4月
- タイヤサイズ:225/55R18
- ホイールサイズ:18×7J
- ホール数:5穴
- PCD:114.3
- インセット:50
ホイールを購入する際は、PCDや穴数、インセットの適合を確認することが重要です。
ZR-Vのホイールナットサイズ

ZR-Vに社外ホイールを装着する際は、ホイールナットの互換性にも注意が必要です。
- ナットサイズ:M12×1.5
- 六角サイズ:19HEX(19mm)
- 座面形状:テーパー座(社外ホイール)/球面座(純正ホイールの可能性)
- 必要個数:20個(1台分)
ナットの形状が合っていないとホイールが正しく固定できず、走行中にトラブルを招くおそれがあります。
ホイール購入時にナットが付属していない場合は、必ずテーパー座ナットを別途用意しましょう。
⇒ テーパーナット
ZR-Vに19インチがおすすめな理由

ZR-Vのインチアップを考える際、19インチは最もバランスの取れた選択肢です。
純正の18インチでは物足りない、でも20インチは少しやりすぎかも…そんな方にピッタリなのが19インチです。
19インチをおすすめする5つの理由
- 見た目の迫力が増す:純正18インチより存在感がアップ
- 実用性が高い:20インチより乗り心地が良い
- タイヤの選択肢が豊富:245/45R19は人気サイズでタイヤ銘柄が多い
- コストパフォーマンス:20インチよりタイヤ価格が安い
- 走行性能の向上:操縦安定性が向上しながら快適性も維持
ポイント:20インチは見た目重視、19インチは実用性とスタイルの両立を重視する方に最適です。
では、具体的に純正サイズとどのような違いがあるのでしょうか?次のセクションで詳しく比較していきます。
純正18インチと19インチの比較

まずは、純正の18インチと19インチの違いを数値で確認してみましょう。
サイズ比較表
| 項目 | 18インチ(純正) | 19インチ |
|---|---|---|
| タイヤサイズ | 225/55R18 | 245/45R19 |
| ホイールサイズ | 18×7J | 19×8J |
| タイヤ外径 | 704mm | 703mm |
| タイヤ幅 | 225mm | 245mm(+20mm) |
| インセット | 50 | 50〜52 |
この表を見ると、タイヤ外径はほぼ同じですが、幅が20mm広くなることがわかります。

ホイールサイズは、8Jのインセット50ぐらいで装着できそうですが、はみ出しに注意が必要です。
※235/45R19は、タイヤ外径が694mmになり、少し小さくなります。
では、この数値の違いが実際にどのような変化をもたらすのでしょうか?
18インチから19インチへの変化
見た目の変化
- ホイールの存在感が大幅アップ
- タイヤの扁平率が下がり、スポーティな印象に
- フェンダーとのバランスが向上
走行性能の変化
- コーナリング時の安定性向上
- ハンドリングレスポンスが向上
- 若干の突き上げ感増加(許容範囲内)
その他の変化
- タイヤ・ホイール費用:約2〜3万円アップ
- 燃費:若干悪化(体感では気づきにくいレベル)
- 乗り心地:やや硬めになるが快適性は維持
数値だけではわかりにくいかもしれませんが、実際には見た目が大きく変わります。
純正18インチでは少し小さく見えていたホイールが、19インチにすることでフェンダーとのバランスが整い、SUVらしい迫力が生まれるのです。


19インチと20インチの違い
20インチも装着可能ですが、19インチとは明確な違いがあります。
どちらを選ぶべきか、詳しく見ていきましょう。
比較ポイント
19インチの特徴
- タイヤサイズ:245/45R19、235/45R19
- 偏平率:45%
- 乗り心地:◎ 快適性を維持
- タイヤ価格:1本 15,000〜25,000円程度
- おすすめ度:★★★★★
20インチの特徴
- タイヤサイズ:245/40R20
- 偏平率:40%
- 乗り心地:△ やや硬め
- タイヤ価格:1本 20,000〜35,000円程度
- おすすめ度:★★★☆☆(見た目重視の方向け)
たった1インチの差ですが、実際の使用感には大きな違いがあります。
特にタイヤの偏平率(タイヤの厚み)の違いは、乗り心地に直結する重要なポイントです。
20インチはこちらの記事を参考にして下さい。


どちらを選ぶべき?
19インチがおすすめな人
- 日常使いメインで快適性を重視
- コストを抑えたい
- バランスの取れたカスタムを求める
- SUVとしての実用性を維持したい
20インチがおすすめな人
- とにかく見た目重視
- 予算に余裕がある
- 乗り心地の悪化は許容できる
- 街乗りメインで長距離走行は少ない
結論:多くの方には19インチをおすすめします。
特にZR-Vのような実用性の高いSUVには、19インチのバランスの良さが最適です。
見た目も十分にカッコよく、それでいて日常使いでの快適性も犠牲にしない。これが19インチの最大の魅力なのです。
それでは、具体的な適合サイズについて詳しく確認していきましょう。
ZR-Vの19インチ適合サイズ詳細
ここからは、実際に装着する際に必要な具体的なサイズ情報をお伝えします。
サイズ選びを間違えると、せっかく購入したホイールが装着できない…なんてことになりかねませんので、しっかり確認していきましょう。
基本適合サイズ
- 型式:RZ3/4/5/6
- 年式:2023年4月〜
- タイヤサイズ:245/45R19(235/45R19)
- ホイールサイズ:19×8J
- ホール数:5穴
- PCD:114.3
- インセット:50〜52
このサイズが基本となりますが、なぜこのサイズなのか?
その理由はタイヤ外径にあります。
タイヤ外径の計算


インチアップで最も重要なのが、タイヤ外径を純正と合わせることです。
外径が大きく異なると、スピードメーターに誤差が出たり、最悪の場合車検に通らないこともあります。
純正タイヤ外径:225/55R18 = 704mm
19インチ外径計算: 245mm(断面幅)× 0.45(偏平率)× 2 + 19インチ × 25.4mm = 703.1mm
外径差:わずか約1mm(誤差範囲内)
この計算から分かるように、245/45R19は純正とほぼ同じ外径になるよう設計された、まさに「ZR-Vのための19インチサイズ」と言えるのです。
外径がほぼ同じなため、スピードメーターの誤差やハンドル切れ角への影響がほとんどありません。
はみ出しを考慮すると、タイヤ外径が少し小さくなる235/45R19に7.5Jのホイールを装着するという選択肢もあります。


ホイールサイズの選び方
タイヤサイズが決まったら、次はホイールのサイズです。
ここを間違えると、はみ出しや干渉の原因になるので注意が必要です。
リム幅:8Jが標準
- 7.5Jでも装着可能ですが、タイヤがやや膨らむ(235/45R19で対応)
- 8.5Jは可能ですが、はみ出しリスクあり
- 8Jが最もバランスが良い
インセット:50〜52mmが理想
- インセット48mm以下:はみ出しリスク増
- インセット55mm以上:内側干渉の可能性
注意:ツライチを狙う場合は慎重に!
「フェンダーギリギリのツライチにしたい」という気持ちはわかりますが、車検に通らなくなるリスクがあります。
初めてのインチアップなら、まずは無難な50〜52mmのインセットで様子を見るのが賢明です。
サイズについて理解できたところで、次は19インチにすることで得られるメリットについて、さらに深掘りしていきます。


19インチインチアップのメリット


ここまでで19インチの基本情報はお伝えしましたが、実際に装着するとどんな良いことがあるのでしょうか?
具体的なメリットを一つずつ見ていきましょう。
1. 見た目の向上
これが最も分かりやすいメリットです。純正18インチと比べて、ホイールの存在感が大幅にアップします。
- フェンダーとホイールのバランスが向上
- SUVらしい迫力が増す
- タイヤの扁平率が下がりスポーティに
駐車場で自分のZR-Vを見たとき、「カッコいい!」と思えるのは、カスタムする上で何よりも大切な喜びですよね。
19インチなら、やりすぎ感なく、それでいてしっかりと存在感を主張できます。
2. 走行性能の向上
見た目だけではありません。タイヤの接地面積が増え、グリップ力が向上します。
- コーナリング時の安定性アップ
- ハンドリングレスポンスの向上
- 高速走行時の安定性向上
特に高速道路での走行や、カーブの多い山道などで、その違いを実感できるはずです。
「あれ、なんかハンドリングが良くなった気がする」と感じたら、それは気のせいではなく、実際に性能が向上しているのです。
3. 実用性の高さ
そして忘れてはいけないのが、20インチより実用性が高いということ。これが19インチの最大の魅力かもしれません。
- 乗り心地の悪化が少ない
- タイヤ選択肢が豊富
- タイヤ交換費用が20インチより安い
SUVは日常の足として使う方が多いはず。毎日乗る車だからこそ、快適性は重要です。
19インチなら、見た目を向上させながらも、日常使いの快適性を犠牲にせずに済むのです。
4. リセールバリューへの影響
将来的に車を売却する際のことも考えておきましょう。
適度なカスタムは、中古車市場で評価される傾向があります。
純正のままより、「19インチのカッコいいホイールが付いてる」というのは、次のオーナーにとっても魅力的なポイントになります。
ただし、極端なカスタムは逆効果なので、19インチくらいがちょうど良いバランスなのです。


19インチインチアップのデメリット


良い面ばかりお伝えしてきましたが、正直にデメリットもお伝えします。
これを知った上で判断していただきたいと思います。
ただし、これからお伝えするデメリットは、どれも「許容範囲内」または「対策可能」なものばかりです。
過度に心配する必要はありませんが、知識として持っておくことは大切です。
1. 乗り心地の変化
純正18インチと比べると、やや硬めになります。
- 路面の凹凸を拾いやすくなる
- 突き上げ感が若干増す
- ただし、20インチほど悪化しない
対策:空気圧を適正値(やや低め)に調整することで改善可能
例えば、メーカー指定の空気圧が250kPaだとしたら、230〜240kPaくらいに下げてみると、乗り心地が柔らかくなります。
ただし、下げすぎると燃費が悪化したり、タイヤの摩耗が早まるので注意が必要です。


2. 費用の増加
これは避けられない現実です。初期費用とランニングコストが上がります。
初期費用
- ホイールセット:10〜30万円
- 工賃:5,000〜10,000円
ランニングコスト
- タイヤ1本:15,000〜25,000円
- 4本交換:60,000〜100,000円(純正より1〜2万円高)
一見高く感じるかもしれませんが、2〜3年に1回のタイヤ交換で1〜2万円の差なら、月々に換算すると数百円の違いです。
カッコよさと走行性能の向上を考えれば、十分に価値のある投資と言えるでしょう。
3. 燃費の悪化


タイヤが重くなり、幅が広がるため燃費が若干悪化します。
- 悪化幅:5〜10%程度
- 実燃費:1km/L程度の低下
- 体感ではわかりにくいレベル
例えば、純正で14km/Lだったのが、13km/L程度になるイメージです。
通勤で月に500km走る方でも、月々のガソリン代の差は数百円程度。これも許容範囲と考える方が多いでしょう。


4. はみ出し・干渉のリスク
適合しないサイズを選ぶと、以下のリスクがあります。
- フェンダーからはみ出す(車検不適合)
- タイヤがフェンダーに干渉
- フルロック時に内側に干渉
対策:必ず適合サイズを選び、装着前に確認する
これは最も注意すべきポイントです。でも安心してください。
この記事で紹介しているサイズ(245/45R19、19×8J、インセット50〜52)を選べば、基本的に問題ありません。


19インチのタイヤ銘柄の選び方
サイズが決まったら、次はどのタイヤを選ぶかです。
245/45R19は人気サイズなので、多くのタイヤメーカーが設定しています。つまり、選択肢が豊富なのも19インチのメリットなんです。
タイヤ選びは、あなたが何を重視するかによって変わってきます。
ここでは、主な3つのカテゴリーに分けて紹介しますので、自分に合ったものを選んでください。
おすすめタイヤカテゴリー
1. コンフォートタイヤ(快適性重視)
「とにかく静かで快適に乗りたい」という方におすすめです。
- ヨコハマ BluEarth RV-03
- ブリヂストン Alenza LX100
- ダンロップ VEURO VE304
特徴
- 静粛性が高い
- 乗り心地が良い
- 価格:1本 20,000〜28,000円
家族でのドライブが多い方や、長距離運転をすることが多い方には、このカテゴリーがピッタリです。
2. スポーツタイヤ(走行性能重視)
「週末のドライブを楽しみたい」「カーブでのグリップ感を味わいたい」という方に。
- ミシュラン Pilot Sport 4 SUV
- ヨコハマ ADVAN dB V552
- ブリヂストン POTENZA S007A
特徴
- グリップ力が高い
- ハンドリング性能が良い
- 価格:1本 22,000〜32,000円
運転が好きな方、ZR-Vの走行性能を最大限に引き出したい方には、このタイヤがおすすめです。
3. スタンダードタイヤ(コスパ重視)
「できるだけ費用を抑えたい」「とりあえず19インチにしたい」という方には。
- TOYO PROXES CL1 SUV
- ファルケン ZIEX ZE914F
- ナンカン NS-20
特徴
- 価格が安い
- 基本性能は十分
- 価格:1本 12,000〜18,000円
「初めてのインチアップだから、まずは安いタイヤで試したい」という方にも良いでしょう。性能面でも街乗りには十分です。


選び方のポイント
では、自分はどのカテゴリーを選べばいいのか?簡単な目安をお伝えします。
- 快適性重視の方 → コンフォートタイヤを選択 (家族での使用、長距離ドライブが多い)
- 走りを楽しみたい方 → スポーツタイヤを選択 (運転が好き、週末のドライブを楽しむ)
- コストを抑えたい方 → スタンダード・アジアンタイヤを選択 (通勤メイン、初めてのインチアップ)
タイヤが決まったら、次はホイール選びです。
タイヤ以上に見た目を左右する重要なパーツなので、じっくり選びましょう。
19インチホイールの選び方
ホイール選びは、ZR-Vのカスタムで最も楽しい部分かもしれません。
デザインやカラーで個性を出せるからです。
ただ、選択肢が多すぎて迷ってしまう…という方も多いでしょう。
そこで、ZR-Vに似合うホイールの選び方をお伝えします。
デザインの選び方


まずはホイールの基本デザインから。大きく分けると、以下の3つのタイプがあります。
ZR-Vに似合うデザイン
- スポークデザイン(最もおすすめ)
- SUVとの相性抜群
- 純正デザインとも調和
- 汎用性が高い
純正ホイールもスポークデザインなので、違和感なくマッチします。迷ったらスポークを選んでおけば間違いありません。
スポークデザインをお探しの方はこちら↓


- メッシュデザイン
- 高級感が出る
- 繊細なデザインが好きな方に
クラシックな雰囲気を出したい方や、ラグジュアリーな印象にしたい方におすすめです。
かっこいいメッシュホイールはこちら↓


- フィンデザイン
- モダンな印象
- 独自性を出したい方に
人とは違うデザインにしたい、個性を出したいという方には、フィンデザインも面白い選択です。


デザインが決まったら、次はカラー選びです。実はこれが一番悩むポイントかもしれません。
カラーの選び方


ホイールのカラーは、車のボディカラーとの相性で選ぶのが基本です。
あなたのZR-Vは何色ですか?
ボディカラー別おすすめホイールカラー
ホワイト車
- ブラックポリッシュ:メリハリが出る(最もおすすめ)
- ガンメタ:シックな印象
- シルバー:上品で無難
白いボディには、黒系のホイールがよく映えます。
特にブラックポリッシュは、黒と銀の組み合わせで高級感が出るので人気です。


ブラック車
- ブラックポリッシュ:高級感アップ(最もおすすめ)
- ブロンズ:個性的
- シルバー:コントラストが良い
黒い車には何でも合いますが、真っ黒のホイールだと引き締まりすぎることも。
ブラックポリッシュで少し明るさを加えるのがおすすめです。


シルバー・グレー車
- ガンメタ:同系色で統一感
- ブラックポリッシュ:引き締まる
- ホワイト:明るい印象
シルバー系のボディは、同系色のガンメタで統一感を出すか、ブラックで引き締めるかの2択が人気です。


その他カラー車
- シルバー:無難に合わせやすい
- ブラックポリッシュ:どんな色にも合う
赤や青などのカラー車なら、シルバーやブラックポリッシュなど、定番カラーを選ぶのが無難です。




色が決まったら、最後はブランド選びです。予算に応じて選びましょう。
ホイールブランドの選び方
ホイールのブランドは、価格帯によって大きく3つに分かれます。
国産ブランド(高品質)
- WEDS(ウェッズ)
- ENKEI(エンケイ)
- WORK(ワーク)
- 価格:1本 25,000〜60,000円
品質を重視するなら、国産ブランドがおすすめ。特にWEDSとENKEIは、純正ホイールも手がける信頼性の高いメーカーです。
輸入ブランド(コスパ)
ヨーロッパの老舗ブランド。デザイン性が高く、周りと差をつけたい方に。
汎用ブランド(低価格)
- KYOHO
- MARUKA
- 価格:1本 15,000〜30,000円
初めてのインチアップで、まずは試したいという方には、汎用ブランドから始めるのもアリです。


ホイールの選び方がわかったところで、次は実際の予算について具体的に見ていきましょう。
装着時の注意点


ホイールを購入する前に、必ず知っておくべき注意点があります。
ここを怠ると、せっかく買ったホイールが装着できなかったり、車検に通らなかったりすることも。
特に初めてインチアップする方は、しっかり確認してください。
1. はみ出しチェック
タイヤがフェンダーからはみ出すと車検に通りません。
ホイールは1mmでもはみ出していたらアウトです。
確認ポイント
- フェンダーから1mmでもはみ出していないか
- タイヤの一番外側の位置を確認
- フルロック時にも確認
購入前に、ショップで「このサイズではみ出しませんか?」と必ず確認しましょう。
この記事で紹介しているサイズなら基本的に大丈夫ですが、念のため確認することをおすすめします。


2. 内側干渉チェック
はみ出しだけでなく、内側の干渉も要注意です。ハンドルを切った時に、タイヤが車体に接触しないか確認します。
確認ポイント
- フルロックで前後に動かす
- サスペンションアームとの接触確認
- ブレーキキャリパーとの間隔確認
装着後は、駐車場でハンドルを左右いっぱいに切って、異音がしないか確認してください。
「ゴリゴリ」という音がしたら、どこかに干渉している証拠です。


3. 空気圧の調整


インチアップ後は、空気圧の調整が重要です。これをしないと、せっかくの19インチも本来の性能を発揮できません。
推奨空気圧
- フロント:240〜250kPa
- リア:240〜250kPa
あくまで一例です。タイヤの荷重指数、車重に合わせた適正な空気圧に調整する必要があります。
月に1回は空気圧をチェックする習慣をつけましょう。


4. ナットの準備


これ、意外と忘れがちなので要注意です!社外ホイール装着時は、テーパー座ナットが必要です。
ZR-V用ナット仕様
- サイズ:M12×1.5
- 六角:19HEX
- 座面:テーパー座
- 必要数:20個(1台分)
純正ナットは球面座なので、社外ホイールには使用できません。ホイールセットを購入する際、ナットが付属しているか必ず確認してください。
付属していない場合は、別途購入が必要です。


ホイールセットの購入方法


さあ、いよいよ購入です。最近は、ネット通販で買うのが主流になってきました。
店舗より安く、しかも自宅まで届けてくれるので便利です。
ネット通販での購入がおすすめ
楽天市場やヤフーショッピングなら、適合確認もでき価格も安いです。
私も最近はほとんどネットで購入しています。
購入の流れ
- 車種・年式を選択
- タイヤサイズ・ホイールサイズを選択
- デザイン・カラーを選択
- ナットの有無を確認
- 注文
簡単ですよね。ただし、必ず「ZR-V対応」「適合確認済み」と書かれているものを選んでください。
メリット
- 店舗より安い(同じ商品でも2〜3万円違うことも)
- 自宅まで配送
- 適合確認済み商品が多い
- ポイントが貯まる(楽天なら数千ポイント)
特に楽天市場は、ポイント還元を考えるとかなりお得です。セール時期を狙えば、さらに安く買えることも。
楽天市場で見る↓
⇒ ZR-V 19インチのホイールセット
ヤフーショッピングで見る↓
⇒
取り付けは専門店へ
ホイールセットが届いたら、タイヤ専門店やディーラーで取り付けてもらいましょう。
「自分で交換できないの?」と思うかもしれませんが、新品のタイヤをホイールに組み込むのは、専用の機械が必要です。素人が無理にやると、タイヤやホイールを傷める可能性があるので、プロに任せるのが安全です。
工賃の目安
- 組み替え・バランス:1本 2,000〜3,000円
- 脱着工賃:1台 2,000〜3,000円
- 廃タイヤ処分:1本 300〜500円
- 合計:10,000〜15,000円程度
この工賃を考慮しても、トータルではネット購入の方が安いことが多いです。
購入方法がわかったところで、よくある質問にもお答えしておきます。これまで説明しきれなかった細かい疑問点をまとめました。
【適合車種:ホンダ ZR-V(RZ系)2023-】 ヨコハマ Bluearth RV RV03 225/55R18 98 夏用タイヤとホイールの4本…
よくある質問


これまでたくさんのお客様から質問を受けてきました。
その中でも特に多い質問をまとめましたので、参考にしてください。
Q1. 19インチにすると燃費はどのくらい悪くなる?
A. 約5〜10%程度の悪化が一般的です。実燃費で1km/L程度の低下ですが、体感ではわかりにくいレベルです。
例えば、純正で14km/Lだったのが13km/L前後になるイメージです。
通勤メインの使用なら、月々のガソリン代の差は数百円程度でしょう。


Q2. 19インチと20インチで迷っています
A. 日常使いメインなら19インチをおすすめします。
見た目と実用性のバランスが取れています。
20インチは確かにカッコいいですが、乗り心地の悪化とコスト増を考えると、よほど見た目重視でない限り19インチの方が満足度が高いと思います。
Q3. タイヤだけ先に交換できますか?
A. 純正18インチホイールには、245/45R19は装着できません。
ホイールも一緒に交換する必要があります。タイヤとホイールは、セットで考えてください。


Q4. 車検は問題なく通りますか?
A. 適合サイズを選び、はみ出しがなければ問題ありません。
この記事で紹介しているサイズ(245/45R19、19×8J、インセット50〜52)なら、基本的に車検対応です。
ただし、装着前に必ず確認しましょう。


Q5. 中古ホイールでも大丈夫?
A. 曲がりや歪みがなければ大丈夫です。
ただし、中古の場合は実物確認をおすすめします。特にネットオークションなどで購入する場合は、写真だけではわからない傷や歪みがあることも。
できれば、返品可能なショップで購入することをおすすめします。


まとめ
長い記事をここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ZR-Vの19インチインチアップについて、かなり詳しく解説してきましたが、最後に重要なポイントをまとめておきます。
19インチの特徴まとめ
【メリット】
- 見た目の迫力がアップ
- 走行性能が向上
- 20インチより実用性が高い
- タイヤの選択肢が豊富
- コストパフォーマンスが良い
【デメリット】
- 乗り心地がやや硬くなる
- 費用が純正より高い
- 燃費が若干悪化
【推奨サイズ】
- タイヤ:245/45R19
- ホイール:19×8J
- インセット:50〜52
19インチは、見た目と実用性を両立したい方に最適なサイズです。
純正の18インチでは少し物足りないけど、20インチまでは必要ない。
そんな方には、19インチがピッタリです。多くのZR-Vオーナーが選んでいる人気サイズで、失敗の少ない選択肢と言えます。
ぜひこの記事を参考に、あなたのZR-Vを理想の姿に仕上げてください。
それでは、理想のホイールを見つけて、ZR-Vをさらにカッコよくカスタムしましょう!
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20インチは以下の記事を参考にしてください。









