「トヨタ・ルーミーには17インチが装着できるの?」
ホイールのデザインやサイズの選択肢が多く、どれを選べば良いのか頭を悩ませてしまうものです。
特に、ルーミーのようなコンパクトカーに最適なホイールのサイズは何か、迷うかもしれません。
この記事では、車業界で10年働いた経験をもとに、ルーミーの17インチインチアップサイズを詳しく解説します。
ルーミー
引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:
トヨタのルーミーは、2016年11月にデビューしたコンパクトな乗用車です。
ルーミーは、販売店舗によって名前が異なりますが、設計は同じ。
トヨタ直営店およびカローラ店では「ルーミー」として販売され、トヨペット店とネッツ店では「タンク」という名前で取り扱われていました。
ルーミーは様々なグレードが存在し、装備や仕様に応じて以下のように分類されます。
- カスタムG-T
- カスタムG“S”/カスタムG
- G-T
- G“S”/G
- X“S”/X
これらのグレードは、デザインや装備は異なりますが、基本的な車体構造は共通しています。
ルーミーのタイヤ・ホイールサイズ

ルーミーの純正タイヤ・ホイールサイズは、以下のようになっています。
14インチ車(2016年11月~)
- 型式:DBA-M900A
- 年式:2016年11月~
- タイヤサイズ:165/65R14
- ホイールサイズ:14×5J
- 穴の数:4穴
- PCD(ピッチ円直径):100
- インセット:35
カスタムG-T(2016年11月~)
- 型式:DBA-M900A
- タイヤサイズ:175/55R15
- ホイールサイズ:15×5J
- 穴の数:4穴
- PCD(ピッチ円直径):100
- インセット:40
カスタム系グレードでは見た目の良さや走行安定性も意識され、15インチが採用されています。
インチアップを検討する際は、純正の数値を基準にサイズを選びます。
ルーミーのホイールナットサイズ

ホイールセットを装着する際には、ナットのサイズや必要数にも注意が必要です。
ナットの形状や長さが合っていないと、締め付け不良や脱落の危険性もあるため、適合サイズを必ず確認しましょう。
- ナットサイズ:M12×1.5(21HEX)
- 必要数:1台分で16個
21HEX:頭の六角の2面幅のことで、ナットを緩めるときに使うレンチのサイズです。
特に社外ホイールを装着する場合は、テーパー座か平座かも確認しておくとトラブルを防げます。
ナットセットは別売りの場合が多いため、購入時にチェックも忘れずに。

ルーミーのインチアップサイズ

ルーミーをインチアップする場合は、以下のようなサイズが適合します。
ルーミーの適合サイズ | |
14インチ | 165/65R14 |
15インチ | 175/55R15 |
16インチ | ○ |
17インチ | △ |
ホイールをインチアップする際は、車両のバランスや乗り心地、走行性能の変化も考慮することが重要です。
特に大きくサイズアップする場合は、専門家の意見を参考にすることをおすすめします。
インチアップのホイールセット購入方法

インチアップは車の外観と性能を向上させるいい方法です。
ルーミーをインチアップする場合、まずはタイヤとホイールのサイズ選びから始まります。
純正サイズを基準に、適合するタイヤとホイールを選びましょう。
選んだタイヤとホイールのセットが車に合うか確認し、必要なナットを選びます。
最終的には、選んだタイヤをホイールに取り付けて、車に装着します。

インチアップする際は、新しいサイズに適したホイールを選ぶことが重要です。
取り付け時には、ホイールナットの適切な取り扱いにも注意しましょう。
ルーミーに17インチは装着できる?


結論から言うと、195/40R17のタイヤサイズ+17×6.5J インセット42のホイールであれば、多くの事例で装着されています。
ただし、7J以上になると注意が必要です。
装着可能でも、フェンダーからのはみ出しや干渉などのリスクを考慮する必要があります。
装着可能なサイズ例(参考)
【17インチの参考サイズ】
- 195/40R17
- 17×6.5J
- インセット:42
このサイズは、外径バランスやインセット的に比較的安全ゾーンに入ります。
さらにツライチに近づけたい場合は、
- 17×7J/インセット45前後
という組み合わせもありますが、はみ出しや干渉のリスクが高くなるため、ローダウンや加工が必要になるケースも。
慎重に検討しましょう。また、ホイールのデザインやJ数によっても印象や適合性が変わるため、実際の装着例を参考にするのも有効です。
※ルーミーのグレードによってマッチングが変わるため慎重に確認してください。
【ホイールのみ 4本セット】17インチ G.Speed P-07 6.5J+45 4H-100 ジースピード P07 ブラック&ブロンズク…
17インチのタイヤ外径


ルーミーをインチアップする時は、タイヤ外径を合わせる必要があります。
<タイヤ外径>
- 185/35R17:561mm
- 195/40R17:587mm
- 165/65R14:570mm(純正14インチ)
- 175/55R15:574mm(純正15インチ)
【195/40R17のタイヤ外径の計算例】
195mm(タイヤの断面幅)×0.4(偏平率)×2+17(リム径)×25.4(インチ)=587.8mm
外径は少し大きくなりますが、サイズ的には、195/40R17がよさそうです。
ルーミーのインチアップの注意点


17インチを履かせる場合、以下の点に注意が必要です。
見た目の向上だけでなく、安全性や快適性を損なわないようにすることが大切です。
外径の変化に注意
タイヤ外径が大きくなりすぎると、スピードメーター誤差や車検NGのリスクがあります。
特に高速道路やトンネル内での速度表示と実際のスピードに差が出ると、思わぬトラブルを招きます。


ホイールのはみ出し・干渉
インセットが合っていないと、フェンダーからホイールがはみ出したり、サスペンションに干渉することもあります。
ツライチ狙いの場合は、専門ショップでの実測推奨です。


ローダウンとの相性


7Jのホイールを選ぶ場合、車高を落とすことでフェンダーへのはみ出しを抑えることもできますが、その分、干渉のリスクや乗り心地の変化にも注意が必要です。
車高調やダウンサスなどの導入が必要になる可能性もあります。


ルーミーの17インチホイールセット
17インチホイールセットは、ネット通販でも豊富に取り扱われています。
実店舗での購入に比べて価格も抑えられ、ポイント還元などの特典も魅力です。
購入前には、商品説明に「ルーミー適合」と明記されているかを必ず確認しましょう。
楽天でチェックする
ルーミー 17インチ ホイールセット
ヤフーショッピングでチェックする
※適合車種にルーミーの記載があるかをチェックしてください。
ルーミーに似合うホイールデザインとカラー


ホイールの選択は車の外観を大きく左右するため、重要性は非常に高いです。
選択肢が多く迷うこともありますが、以下のようなデザインがあります。
選び方に困った場合は、車に純正で装着されているホイールのデザインを参考にするのがおすすめです。



例えば、ルーミーにはスポークデザインが採用されているため、スポーク系を選ぶと安心してマッチするでしょう。
さらに詳しいホイールデザインはこちらの記事を参考にして下さい。
⇒ 車のアルミホイールデザインの選び方と種類
ホイールのカラー


ホイールをインチアップする際、選ぶデザインだけでなく、カラー選択も大切な要素です。
最も一般的で合わせやすい色はシルバー。
多くの車で純正ホイールとして採用されているため、ほとんどの車種と自然に調和します。
さらに、シルバー系の中でも特にポリッシュタイプのホイールは、その光沢と洗練された外見で高級感を演出します。


最近ではブラックとポリッシュを組み合わせた、ブラックポリッシュも人気です。
ルーミーの純正は、ブラックポリッシュのホイールを装着していますので、ブラックポリッシュカラーの相性もよさそうです。
ホイールカラーの記事はこちら
⇒ ブラック
⇒ ゴールド
⇒ ホワイト
⇒ メッキ
車のボディカラーとの相性


ホイールを選ぶ際には、車のボディカラーとの相性も重要です。
多くの車がシルバーの純正ホイールを装着しており、ほとんどのボディカラーに合うため、非常にポピュラーな選択肢です。
車の色に合わせてホイールの色を選ぶことで、さらに魅力的な外観を実現することができます。



例えば、黒い車体には黒いホイールを選ぶとスポーティーで統一感のあるルックスになります。ホワイトやシルバーの車に異なる色のホイールを合わせると、コントラストが生まれて個性を際立たせることができます。
車のボディとホイールカラーの相性は、こちらの記事を参考にしてください。
⇒ 黒い車に合うホイール
⇒ 白い車に合うホイール
⇒ シルバーの車に合うホイール
⇒ 青いボディの車に合うホイール
⇒ 黄色のボディの車に合うホイール
⇒ 赤いボディの車に合うホイール
よくある質問(FAQ)


Q. 17インチにすると乗り心地は悪くなる?
A. 純正に比べるとゴツゴツ感は出やすいですが、サスペンションの状態やタイヤの銘柄によっても変わります。
エア圧を調整したり、静粛性の高いタイヤを選ぶことで快適性を補えます。


Q. 燃費は落ちますか?
A. わずかに落ちる可能性はありますが、適正空気圧とタイヤの転がり抵抗次第で抑えられます。
軽量ホイールを選ぶことで、燃費への影響を最小限にすることも可能です。


Q. 車検に通りますか?
A. タイヤ外径が著しく変わらず、はみ出し・干渉がないサイズなら問題ないケースが多いです。
ただし、地域の車検場や検査官の判断により異なる場合もあるため、事前確認をおすすめします。


まとめ
今回は、トヨタ・ルーミーの17インチサイズを紹介しました。
ルーミーをインチアップする場合は、以下のようなサイズが適合します。
ルーミーの適合サイズ | |
14インチ | 165/65R14 |
15インチ | 175/55R15 |
16インチ | ○ |
17インチ | △ |
ルーミーは、純正で14インチ、15インチを装着しています。
インチアップすることも可能ですが、17インチの装着は注意が必要。
純正では14インチと15インチが一般的ですが、16インチのホイールも問題なくフィットします。
⇒ 15/16インチ
17インチへのインチアップは、車の乗り心地や走行性能への影響を検討する必要があり、慎重な選択が求められます。
ホイールのサイズ変更は、車の見た目だけでなく、走行性能にも大きく影響するため、適切なサイズとデザインを選択して下さい。