車のカスタムで人気の「インチアップ」。
見た目が引き締まり、走りの印象も変わる一方で、やり方を間違えると「乗り心地が最悪」「燃費が落ちた」「車検に通らない」など後悔につながります。
この記事では、インチアップで起こりやすいデメリットを5つに整理し、原因と対策までまとめます。
「見た目も走りも欲しいけど、失敗はしたくない」という方は、先に結論だけでもチェックしておいてください。
インチアップとは?仕組みを1分で理解

インチアップは、ホイール径(インチ)を大きくするカスタムです。
ただし、ホイールだけ大きくするとタイヤ外径が変わってしまうため、一般的には次のように調整します。
- ホイールの直径を大きくする
- タイヤの扁平率(厚み)を下げる
- タイヤ外径は純正に近づける
この「外径を合わせる」ができていないと、スピードメーター誤差や干渉、車検NGに直結します。

インチアップのデメリット5つ(結論)
こういう使い方だと、「見た目は良いけど毎日しんどい」になりがちです。
インチアップで後悔しやすいポイントは、ほぼこの5つです。
① 乗り心地が硬くなる(扁平率が下がるため)

インチアップではタイヤが薄くなり、クッション部分が減ります。
その結果、段差の突き上げや路面のザラつきがダイレクトに伝わりやすくなります。
- 家族乗せ(ミニバン)
- 通勤で荒れた道を走る
- 腰が弱い・疲れやすい
こういう使い方だと、「見た目は良いけど毎日しんどい」になりがちです。

② ロードノイズが増えやすい(タイヤが硬くなりやすい)

扁平タイヤは構造上、剛性が高くなりやすく、タイヤ銘柄によっては静粛性が下がることがあります。
特に高速道路の継ぎ目や荒いアスファルトでは差が出やすいです。

※「静かなタイヤを選ぶ」「静粛性重視モデルにする」だけでも体感はかなり変わります。

③ 燃費が悪化しやすい(重量増+転がり抵抗)

インチアップで燃費が落ちやすい理由はシンプルで、
- ホイール・タイヤが重くなる(回転物の重量増)
- タイヤ幅が太くなると転がり抵抗が増える
- 発進が重く感じやすい
この影響で、街乗り中心の人ほど「思ったより燃費落ちた」と感じやすいです。
※ただし、軽量ホイールや低燃費タイヤを選べば、悪化幅はかなり抑えられます。


④ パンク・ホイール傷のリスクが上がる(タイヤが薄い)

扁平タイヤは側面が薄いので、
- 縁石
- 大きな段差
- 穴ぼこ
でダメージを受けやすくなります。
タイヤだけでなく、ホイールのリムを擦りやすくなるのもこのタイミングです。
見た目の代わりに「守りが弱くなる」と考えるのが近いです。
タイヤの費用も上がるためコストが増加にもつながります。

⑤ 車検NG/干渉の可能性(はみ出し・外径ズレ)

ここが一番トラブルになりやすい部分です。
- タイヤ・ホイールがフェンダーからはみ出す
- 外径がズレてスピードメーター誤差が出る
- ハンドルを切るとインナーに当たる(干渉)
- ローダウン車だと段差で擦る
見た目だけでサイズを決めると、車検や走行で詰みやすいので注意してください。
車検にも関わる部分なので、車検に対応するものを選ぶのも大事です。

次のセクションでは、これらのデメリットを踏まえた上での選択のポイントについて説明します。
デメリットを減らす3つの対策(ここが重要)

「インチアップ=不便」ではありません。
選び方で“痛いデメリット”はかなり減らせます。
対策① まずは純正+1インチに留める
迷ったらこれが最も無難です。
見た目の変化は十分で、乗り心地や燃費の悪化も最小限になりやすいです。
対策② 軽量ホイールを選ぶ

重量増が燃費と乗り心地に効いてくるので、軽いホイールは効果が大きいです。
「見た目より快適さを落としたくない人」ほど効きます。

対策③ タイヤは“静粛性&低燃費寄り”を混ぜる
スポーツ系タイヤ一択にすると、ノイズや乗り心地で後悔することがあります。
通勤車・家族車なら、静粛性系の銘柄も候補に入れておくと失敗しにくいです。
目的に応じて、インチアップの程度や方法を調整することで、デメリットを最小限に抑えつつ、希望する効果を得ることができます。

よくある失敗例(買う前チェックリスト)
インチアップの失敗は、ほとんどが“確認不足”から起きます。
とくにネット通販は便利な反面、「届いてから困る」ケースも少なくありません。
以下のチェックを購入前にひとつずつ確認しておけば、トラブルの大半は防げます。
- 車名だけで選んだら適合しなかった
→ 年式・型式・グレードまで入れて最終確認 - 外径が合っていない
→ 外径合わせの候補サイズから選ぶ - ナットが合わない/座面が違う
→ ナット付属の有無+座面形状を確認 - 取付先が見つからない
→ 購入前に取付店を確保(持ち込み可否も)
ポイントを押さえれば、ネット通販でもホイールセットを簡単に購入することができます。

まとめ:迷ったら「純正+1インチ」がいちばん安全

インチアップは、車の外観と性能を大きく変える魅力的なカスタマイズ方法です。
インチアップのデメリットは主に5つ。
- 乗り心地が硬くなる
- ロードノイズが増えやすい
- 燃費が悪化しやすい
- パンク・リム傷リスクが上がる
- 車検NG/干渉の可能性
ただし、純正+1インチ/軽量ホイール/静かなタイヤ選びを意識すれば、後悔はかなり減らせます。
「見た目は良くしたいけど、日常でストレスは増やしたくない」なら、まずは+1インチから検討するのが無難です。
デメリットを理解した上で、自分のニーズに合った適切なインチアップを選択することで、愛車との新たな関係を築くことができるでしょう。
賢明な判断で、インチアップの魅力を最大限に引き出してください。




