ハイゼットカーゴ(S320系)のインチアップは可能なのか?サイズは?

ハイゼットカーゴは、インチアップできるの…

インチアップサイズはどうすればいいの?
 
ダイハツのハイゼットカーゴ(S320系)のインチアップに関してチェックしてみました。

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ハイゼットカーゴ(S320系)

Daihatsu Hijet-Cargo Cruise Limited G55 (S331V) 0180 引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/

ダイハツのハイゼットカーゴ、特にS320系は、軽商用車市場で人気の高いモデルです。

2005年には業界初の軽商用ハイブリッド車として「ハイゼットカーゴ ハイブリッド」が登場。

年式、型式によって型が分かれています。

  • ハイゼット カーゴ:1999年 – 2004年
  • ハイゼット カーゴ:2004年12月 – 2007年12月(S320/330V型)
  • ハイゼット カーゴ:2007年12月 – (S321/331V型)

ハイゼットの9代目からハイゼット カーゴが登場し、2007年12月にハイゼットカーゴがマイナーチェンジ。

マイナーチェンジ後の型式は、2WD車が「S321V」、4WD車が「S331V」です。

ハイゼット カーゴの純正タイヤサイズ

純正サイズ

ハイゼットカーゴの純正ホイールサイズは12インチ(12×4J、PCD 100、インセット 40)です。

このサイズは主に貨物を扱うビジネス用途の使用がメインで、純正タイヤは145R12-6PRを装着。

  • 型式:EBD-S321V
  • 年式:2015年11月~
  • タイヤサイズ:145R12-6PR
  • ホイールサイズ:12×4J
  • ホール数:4穴
  • PCD:100
  • インセット:40

ハイゼットカーゴはバンベースなので、高い耐荷重性が求められます。

ハイゼット カーゴのホイールナットサイズ

ナットサイズ

ハイゼットカーゴのホイールナットのサイズです。

  • M12×1.5
  • 21HEX(21ミリ)

【ナットサイズの詳細】
M12:ネジの直径(ボルト径)
P1.5:ネジの山と山の間の距離(ピッチ)
21HEX:頭の六角の2面幅

ハイゼットカーゴのホイールナットは、1台分で16個必要です。

ハイゼット カーゴのインチアップサイズ

インチアップ

12インチではなく、13インチや14インチやそれ以上の大きなサイズのタイヤホイールを装着したい。

自分だけの個性的なハイゼット カーゴに仕上げたいと思うかもしれません。

結論から言うと、ハイゼットカーゴは、インチアップができません。

ハイゼットカーゴは、純正で145R12-6PRという、強度の高いバン用(LT用)のタイヤを装着しています。

そのため、その強度を保つタイヤでないと車検が通りません。

ハイゼットカーゴ(S320系)のインチアップと車検適合について

ハイゼットカーゴ(S320系)をインチアップする際、最大の注意点は車検適合性です。

公式には、ハイゼットカーゴのインチアップは推奨されていません。

特に、純正では145R12-6PRのLT(ライトトラック)規格のタイヤを装着しているため、インチアップ時に乗用車用のタイヤに変更すると、車検が通らない可能性があります。

ただし、車検を考慮しない場合や、車の外観をカスタマイズしたい場合は、13インチや14インチのタイヤにインチアップすることは技術的に可能です。

LT(ライトトラック)タイヤとは?

ハイゼットカーゴは貨物登録のため、LT規格のタイヤが必要です。

LTタイヤは、乗用車用タイヤよりも耐荷重性能が高く、強度が強化されているのが特徴。

インチアップ時にも、LT規格のタイヤを選択する必要がある。

純正タイヤである145R12-6PRの「6PR」とは、「6プライレーティング」の意味で、タイヤの強度を示しています。

インチアップする場合でも、この耐荷重性能を維持しないと車検に適合しません。

ホイールの強度にも注意

  • 商用車は車両総重量が重くなることが多いため、ホイールもJWL-T規格(トラック用規格)に適合したものが望ましい。

13インチのサイズ

13インチにする場合のタイヤサイズの例は、155/70R13、155/65R13といったサイズがあります。

<タイヤ外径比較>

  • 145R12-6PR:542mm(純正)
  • 155/70R13:547mm
  • 155/65R13:531mm
  • 145/80R13 85/83N LT:562mm

外径によってスピードメーターの表示が変わりますので、外径にも注意してください。

インチアップは、タイヤサイズだけでなく、ホイールにも注意が必要。

ホイールも強度のあるJWL-T規格のホイールを選ぶ必要があります。(スチールホイールはOK)

※ バン扱いとなるダイハツ・ハイゼットカーゴは、車検時に貨物用タイヤ(LT:ライトトラック)のタイヤが必要です。

車検に通らないインチアップの例

以下のようなインチアップは、車検に適合しない可能性があります。

乗用車用タを装着する

  • 例:「165/55R14」「165/50R15」などの乗用車用タイヤ
  • 理由:耐荷重性能が不足し、貨物車としての基準を満たさない。

ロードインデックス(負荷指数)が不足する

  • 例:「155/65R14 75H」など、負荷指数が低いもの
  • 理由:貨物車両は「83/81」以上のロードインデックスが必要なため、数値が足りないと車検に適合しない。

大幅に外径が変わるサイズ

  • 例:「175/65R15」「185/60R15」など外径が大きく異なるサイズ
  • 理由:スピードメーターの誤差が大きくなる。

まとめ

今回は、「ハイゼットカーゴ(S320系)のインチアップサイズ」を紹介しました。

ハイゼットカーゴのインチアップは、車検や安全性を考慮すると推奨されませんが、カスタマイズの観点からは可能です。

タイヤの外径やホイールの強度、装着後の外観に影響を与える要因を慎重に考慮することが必要。

インチアップする際は、ホイールの強度や車両の外径変化も考慮し、安全性を確保することが重要でです。

ハイゼットカーゴのタイヤ・ホイール選びの参考にしてください。

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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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