N-ONE(JG3/4)の17インチホイールセット完全ガイド|サイズ・選び方・購入方法

N-ONE(JG3/4)の17インチホイールセット完全ガイド

ホンダの人気軽自動車N-ONE(JG3/4型)。

よりスポーティーで個性的なスタイルに変えたいと考える方も多いのではないでしょうか?

17インチへのインチアップは、見た目の印象を大きく変えるだけでなく、走行性能にも影響を与える重要なカスタマイズです。

この記事では、N-ONE(JG3/4)に適合する17インチホイールセットの選び方から購入方法まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

タップできる目次

N-ONE(JG3/4)の基本スペック

N-ONE(JG3/4)

対象モデル

  • 型式: JG3(FF)/ JG4(4WD)
  • 年式: 2020年11月~
  • 純正タイヤサイズ: 165/55R15(標準)

N-ONE(JG3/4)の純正タイヤ・ホイールサイズ

純正サイズ

まずは純正サイズを確認しましょう。インチアップの基準となる重要な情報です。

標準グレード(Premium)

  • タイヤサイズ: 165/55R15
  • ホイールサイズ: 15×4.5J
  • オフセット: +45mm
  • PCD: 100mm(4穴)
  • ハブ径: 56.1mm

RSグレード

  • タイヤサイズ: 165/55R15
  • ホイールサイズ: 15×4.5J
  • オフセット: +45mm
  • PCD: 100mm(4穴)
  • ハブ径: 56.1mm

ホイールナットも必要です。

17インチのタイヤ・ホイールサイズ

17インチのサイズ

推奨タイヤサイズ

インチアップ

N-ONE(JG3/4)の17インチ化で最も一般的なサイズは以下の通りです。

165/40R17:タイヤ外径563mm

165/55R15:外径562mm

このサイズを選ぶ理由

  • 外径が純正15インチに近く、メーター誤差が少ない
  • 軽自動車用17インチタイヤの中で選択肢が豊富
  • スピードメーターの誤差を最小限に抑えられる

ホイールサイズの選び方

デザイン

基本スペック

  • リム幅: 5.5J
  • オフセット: +45 ~ +48mm
  • PCD: 100mm(4穴)
  • ハブ径: 56mm

17インチはローダウンや加工が必要になるケースがあり、カスタムユーザー向けです。

サイズ選びの重要ポイント

  1. オフセット値に注意
    • 数値が小さいほど外側に出る
    • +40以下は車検に通らない可能性あり
    • フェンダーからはみ出さないよう確認が必要
  2. リム幅とタイヤの相性
    • 165/40R17は5.5Jが適正範囲
    • 6J以上は装着不可(タイヤが伸びすぎる)

おすすめホイールブランド

N-ONE(JG3/4)

プレミアムモデル(品質・デザイン重視)

1. ウェッズ マーベリック 1613M

2024年に登場した、コンパクトカーや軽自動車向けの16・17インチ対応モデルです。

クラシカルな13交点メッシュデザインが特徴の2ピース構造ホイールで、高級感とスポーティさを両立しています。

  • クラシカルな細かい13交点メッシュデザイン
  • 2ピース構造で奥行き感のある立体的なデザイン
  • カラーは3色展開(プレミアムシルバー、サムライゴールドⅡ、グロスブラック)
  • オーダーインセット対応で細かい調整が可能
  • 価格帯: 50,000円~65,000円(4本・17インチ)

緩やかにラウンドしたディスク形状と、外周のピアス台座を低くした設計により、17インチでもリムの深さを感じさせるデザインが魅力です。

N-ONEのモダンなスタイリングにもマッチする上品な仕上がりが人気の理由です。

2.ウェッズ クレンツェ ヴェルサム 030EVO 

ウェッズのフラッグシップブランド「クレンツェ」の30周年記念モデルとして2024年に登場した最新作です。

軽自動車からミニバンまで幅広く対応し、軽自動車用の16インチ・17インチもラインナップされています。

  • クレンツェ30周年の集大成モデル
  • 1ピース鋳造構造でリムオーバーデザインを実現
  • 10本スポークの王道デザインに3次元形状を融合
  • カラーは2色展開(SBC/ポリッシュ、マットブラック)
  • 16×5.5Jから対応し、軽自動車でも装着可能
  • 価格帯: 44,000円~62,800円/本(17インチ)

平面・曲面・直線・曲線を集結させた三次元形状が特徴で、スポークがリムを飛び越えるデザインにより実際のサイズ以上の大口径感を演出します。

N-ONEに装着すれば、軽自動車とは思えない高級感と存在感を放ちます。

クレンツェならではの緻密に練られたデザインは、ワンランク上のカスタムを実現したい方に最適です。

レアマイスター LM-S FS15 

2018年モデルとして登場した、エレガンス系フィンスポークデザインが特徴の1ピースホイールです。

フローフォーミング製法を採用し、軽量と高剛性を両立した高性能モデルとして人気があります。

  • 15本の細く伸びやかなフィンスポークデザイン
  • フローフォーミング製法で軽量・高剛性を実現
  • スポークに独特のひねり形状を採用
  • 豊富なカラーバリエーション(シルバーポリッシュ、ガンメタポリッシュ、グロスブラック/リムポリッシュ、ブロンズなど)
  • 17×5.5Jから軽自動車に対応
  • 価格帯: 15,000円~18,000円/本(17インチ、4本で60,000円~72,000円程度)

一見シンプルなフィンデザインに見えますが、スポークの根元と先端で羽の位置が反転する斬新なギミックが特徴。

これにより、ストレートスポーク形状を保ちながら、フェイス全体に軽い躍動感を演出しています。

フローフォーミング製法により大口径でもバネ下重量を抑えられるため、走行性能への影響も最小限です。

ホイールデザインは以下の記事を参考にしてください。

おすすめタイヤブランド

N-ONE(JG3/4)

日常的に使う車として快適性を重視する方には、以下のタイヤがおすすめです。

乗り心地と静粛性のバランスが良く、長距離ドライブでも疲れにくいタイヤを厳選しました。

ヨコハマ DNA S.drive

165/40R17で唯一の国産タイヤがこのヨコハマ DNA S.driveです。

品質と性能のバランスに優れ、安心して使える定番モデルとして多くのユーザーに選ばれています。

  • スポーティな走行性能と快適性を両立
  • 国産メーカーの安心感
  • 回転方向指定タイヤで性能を最大化
  • 価格: 8,000円~10,000円/本

国産タイヤならではの品質管理で、ウェット性能やライフ性能も優秀です。

多少価格は高めですが、安全性を重視するなら最もおすすめできる選択肢です。

ヨコハマ(YOKOHAMA) サマータイヤ DNA S.drive 165/40R17 72V

ヨコハマ(YOKOHAMA) サマータイヤ DNA S.drive 165/40R17 72V

14,400円(10/08 02:56時点)
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ナンカン NS-20

台湾の老舗タイヤメーカー「ナンカン」の快適性重視モデルです。50年以上の歴史があり、アジアンタイヤの中では信頼性の高いブランドとして知られています。

  • 台湾の老舗メーカー製
  • 快適性重視の設計
  • コストパフォーマンスに優れる
  • 価格: 5,000円~7,000円/本

国産タイヤの半額程度で購入できるコストパフォーマンスの高さが魅力。

街乗りメインで年間走行距離が少ない方には十分な性能です。

ナンカン(NANKANG) NS-20 165/40R17 75V XL

ナンカン(NANKANG) NS-20 165/40R17 75V XL

7,390円(10/08 16:47時点)
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ルッチーニ Buono Sport

イタリアンブランドのスポーティなデザインタイヤです。

性能と価格のバランスが良く、見た目にもこだわりたい方に人気があります。

  • イタリアンスタイルのデザイン
  • 日常使用に十分な性能
  • 165/40R17 75V XL規格
  • 価格: 6,000円~8,000円/本

XL規格(エクストラロード)で荷重指数が高く、軽自動車でも安心して使用できます。

デザイン性と実用性を兼ね備えたバランス型タイヤです。

ナンカン NS-2

ナンカンのスポーツタイヤラインがNS-2です。

NS-20よりもドライグリップを重視した設計で、峠道やサーキット走行を楽しみたい方向けのモデルです。

  • スポーツタイヤとしての基本性能
  • ドライグリップ重視
  • 価格を抑えてスポーツ走行を楽しめる
  • 価格: 5,500円~7,500円/本

価格が安いため、消耗を気にせずスポーツ走行を楽しめるのがメリット。

サーキット走行の入門用としても人気があります。

17インチ化のメリット・デメリット

チェンジャーでタイヤ交換

17インチへのインチアップを検討する際は、メリットとデメリットの両方を理解した上で判断することが大切です。

見た目の変化だけでなく、走行性能や維持費にも影響があります。

メリット

17インチ化によって得られる主なメリットは以下の3点です。

  • 見た目が劇的に変わる ホイールの存在感が増し、スポーティーな印象に
  • コーナリング性能の向上 タイヤの扁平率が低くなり、横方向の剛性が上がる
  • ブレーキング性能の向上 ホイール径が大きくなることで放熱性が向上

特に見た目の変化は顕著で、N-ONEのデザインがより引き締まった印象になります。

ワインディング路を走る機会が多い方は、コーナリング性能の向上も体感できるでしょう。

デメリット

一方で、以下のようなデメリットも存在します。購入前に必ず確認しておきましょう。

  • 乗り心地の悪化 タイヤのクッション性が減り、路面の凹凸を拾いやすくなる
  • 燃費の悪化 重量増加と転がり抵抗の増加により、2~5%程度燃費が落ちる
  • 費用がかかる 15インチや16インチと比べて、タイヤ・ホイールともに高価
  • 段差でのリスク増 タイヤの厚みが薄いため、ホイールを傷めやすい

日常的に乗る車として快適性を重視する場合は、これらのデメリットが大きく感じられるかもしれません。

特に路面状態の悪い道を頻繁に走る方や、長距離通勤される方は慎重に検討することをおすすめします。

装着時の注意点

インチアップの注意点

17インチホイールを装着する際は、安全性と車検適合性を確保するため、以下のポイントを必ず確認しましょう。

1. フェンダーとのクリアランス確認

17インチ化で最も重要なのがフェンダーとのクリアランス(隙間)です。

オフセット値を間違えるとフェンダーからはみ出してしまい、車検に通らないだけでなく、走行中にタイヤがフェンダーに接触する危険性があります。

  • 装着前に必ず確認: ホイールがフェンダーからはみ出していないか
  • 車高を下げている場合: フェンダー内側への干渉に注意
  • ハンドルを切った状態: インナーフェンダーとの接触確認

装着後は、必ずハンドルを左右いっぱいに切った状態で、タイヤとフェンダーの干渉がないか確認してください。

特にローダウンしている車両は要注意です。

2. 車検対応の確認

せっかくホイールを購入しても、車検に通らなければ公道を走行できません。

以下のケースは車検不適合となります。

車検に通らないケース

  • フェンダーからタイヤがはみ出している
  • ホイールがフェンダーより外側に出ている
  • タイヤが車体やサスペンションに干渉している

不安な場合は、購入前にショップで相談するか、装着後に車検場や整備工場で事前チェックを受けることをおすすめします。

3. 適切なトルク管理

ホイールナットの締め付けが不適切だと、走行中にホイールが外れる重大事故につながる可能性があります。

必ず適正トルクで締め付けましょう。

  • ホイールナットの締付けトルク: 108N・m
  • 走行後100km程度で増し締め推奨
  • トルクレンチを使用した適正な締付けが必要

ホイール交換後は、50~100km走行後に必ず増し締めを行ってください。

これはホイールとハブ面が馴染むまでの間に緩む可能性があるためです。

4. 空気圧の管理

扁平率の低い17インチタイヤは、空気圧の管理が特に重要です。

空気圧が低いとタイヤの側面が損傷しやすく、高すぎると乗り心地が悪化します。

  • 推奨空気圧: 2.2~2.4kPa(前後共通)
  • 扁平タイヤは空気圧の影響を受けやすい
  • 月1回の点検を推奨

ガソリンスタンドやカー用品店で無料で測定・調整できるので、定期的にチェックする習慣をつけましょう。

取付工賃の相場

17インチホイールセットを購入したら、次は取付作業が必要です。

工賃は店舗によって異なりますが、一般的な相場を知っておくことで、予算の見積もりがしやすくなります。

オンラインで購入した場合でも、全国チェーンの取付店舗を利用すれば安心です。

作業内容別の費用

作業内容相場価格
ホイール交換(組替なし)2,000円~3,000円
タイヤ組替え8,000円~12,000円(4本)
ホイールバランス調整2,000円~4,000円(4本)
アライメント調整8,000円~15,000円
廃タイヤ処分1,000円~2,000円(4本)

総額目安: 15,000円~25,000円程度

16インチとの比較

N-ONE

前回の記事で紹介した16インチとの違いを見てみましょう。

スクロールできます
項目16インチ17インチ
タイヤサイズ165/45R16165/40R17
見た目のインパクト
乗り心地
価格安い高い
タイヤの選択肢多い普通

初めてのインチアップなら16インチ、さらなるドレスアップを求めるなら17インチがおすすめです。

前型(JG1/2)との違い

N-ONE

前型N-ONE(JG1/2)の17インチ化と基本的なサイズは同じですが、以下の点に注意が必要です。

  • ホイールのデザイン: 新型はよりモダンなデザインが似合う
  • ブレーキキャリパーの形状: 若干異なるため、スポークデザインに注意
  • 車体の剛性: 新型の方が剛性が高く、インチアップの効果を感じやすい

よくある質問(FAQ)

Q&A

Q1. 18インチは装着できますか?

A. 物理的には装着可能ですが、乗り心地が極端に悪化し、実用性が大きく損なわれるためおすすめしません。

Q2. ホイールだけ17インチにしてタイヤは後で交換でも大丈夫?

A. ホイールとタイヤはセットでの交換が基本です。サイズが合わないタイヤは装着できません。

Q3. 4WD(JG4)でも同じサイズで大丈夫?

A. はい、FF(JG3)と4WD(JG4)で同じホイールサイズが使用可能です。

Q4. 冬用タイヤも17インチにすべき?

A. 冬は純正15インチに戻すことをおすすめします。扁平タイヤは雪道で不利になります。

Q5. インチアップで車検は通りますか?

A. 適正なサイズとオフセットを選べば車検に通ります。フェンダーからのはみ出しがないことが条件です。

まとめ

N-ONE(JG3/4)の17インチ化は、見た目と走りの質を大きく向上させる効果的なカスタマイズです。

重要なポイント

  • タイヤサイズは165/40R17が基本
  • ホイールは5.5J~6.0J、オフセット+45~+50が適正範囲
  • オンライン購入と実店舗購入を予算と相談して選択
  • デメリット(乗り心地・燃費)も理解した上で実施

初めてのインチアップで不安がある方は、16インチから始めるのも良い選択肢です。

また、専門店で相談しながら選ぶことで、失敗のリスクを減らすことができます。

あなたのN-ONEをさらに魅力的にカスタマイズして、ドライビングライフを楽しみましょう!

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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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