マツダCX-5(KE系)インチアップサイズ一覧|18〜20インチの違いと注意点

【CX-5 KE系(2012〜2017年)】18〜20インチインチアップ完全ガイド

CX-5 KE系は、2012〜2017年の間に販売され、今もなお多くのファンを持つマツダのクロスオーバーSUVです。

魅力は、力強さと洗練を併せ持つ「魂動(こどう)デザイン」、そしてSUVらしい安定感とマツダらしいスポーティな走り。

しかし、純正17インチホイールのままでは「もう少し迫力が欲しい」「他のCX-5と差をつけたい」と感じることもあるのではないでしょうか。

そんな時に有効なのがインチアップ。

18インチなら大人の上品さを、19インチなら迫力と快適性のバランスを、20インチなら圧倒的存在感を手に入れられます。

この記事では、KE系CX-5に対応する18〜20インチのインチアップサイズを徹底解説。

さらに、費用目安・見た目の違い・おすすめタイヤ・ローダウン時の変化まで写真や表でわかりやすくまとめました。

タップできる目次

CX-5 KE系とは?

初代CX-5 KE系

マツダCX-5は、クロスオーバーSUV市場で高い人気を誇るモデルです。

上質なデザインと優れた走行性能を兼ね備え、ファミリー層からアウトドア派まで幅広いユーザーに支持されています。

デビュー以来、都市部の街乗りから長距離ドライブまでこなせる万能さが魅力で、モデルチェンジのたびに安全性や快適性も進化してきました。

現在、初代CX-5 KE系と2代目CX-5 KF系があり、ここでは初代CX-5 KE系について書いています。

CX-5 KF系のインチアップ情報はこちら

初代KE系と2代目KF系の違い

インチアップサイズを選ぶ前に、まずは自分のCX-5がどちらの世代なのかを確認しましょう。

KE系とKF系は外観デザインや足回りの性格が異なり、同じインチでも見え方や乗り心地が変わることがあります。

項目KE系(2012〜2017年)KF系(2017年〜)
デザイン直線的で力強いライン、小ぶりなグリルグリル大型化、曲線的で高級感
全高約1,705mm約1,690mm(低めでワイド感UP)
純正ホイール17インチが主流、上位で19インチ設定あり17・18・19インチ設定
足回り柔らかめでSUVらしい快適性剛性アップし、よりスポーティ

*車高はグレードによっても変わるため参考値です。

CX-5 KE系の純正サイズ

純正サイズ

KE系のインチアップを考える際には、まず純正サイズを把握しておくことが重要です。

純正サイズを基準にすれば、外径の差やホイールの適合性を正確に判断でき、スピードメーター誤差や干渉などのリスクを最小限に抑えられます。

  • 型式:DBA-KE系(例:KEEFW、KEEAWなど)
  • 年式:2012年〜2017年
  • タイヤサイズ225/65R17
  • ホイールサイズ:17×7J
  • ホール数:5穴
  • PCD:114.3mm
  • インセット:+45前後

純正仕様から、外径を大きく変えずに18〜20インチへのアップグレードを行うのが基本となります。

CX-5 KE系インチアップサイズ別解説

CX-5 KE系インチアップサイズ

ここからはKE系に装着可能な18〜20インチの特徴を、それぞれの参考サイズやおすすめタイヤと合わせて紹介します。

インチアップサイズの早見表をまとめました。

サイズ推奨タイヤサイズ特徴見た目の迫力乗り心地費用感
18インチ225/60R18街乗り快適性と見た目のバランス★★☆☆☆★★★★☆★★☆☆☆
19インチ225/55R19迫力と快適性の中間★★★☆☆★★★☆☆★★★☆☆
20インチ245/45R20圧倒的迫力・スポーティ★★★★☆★★☆☆☆★★★★☆

インチ数ごとに見た目や乗り心地が大きく変わるため、目的に合ったサイズを選びましょう。

18インチ

18インチのサイズ

CX-5 KE系の18インチのサイズ

  • 参考サイズ:225/60R18、18×7J、インセット+45前後
  • 特徴:街乗りでの快適性とドレスアップ効果を両立。段差の衝撃も比較的やわらかく吸収し、長距離ドライブにも向きます。
  • おすすめタイヤ
    • ブリヂストン REGNO GR-XIII TYPE RV(静粛性重視)
    • トーヨー PROXES CL1 SUV(コスパ重視)

19インチ

19インチのサイズ

CX-5 KE系の19インチのサイズ

  • 参考サイズ:225/55R19、19×7J、インセット+45前後
  • 特徴:見た目の迫力と日常使いのバランスが良く、KE系でも人気。純正設定もあるため適合性に安心感があります。
  • おすすめタイヤ
    • ブリヂストン ALENZA 001(高速安定性)
    • ミシュラン Primacy SUV+(総合バランス)

20インチ

20インチ

CX-5 KE系の20インチのサイズ

  • 参考サイズ:245/45R20、20×8.0J、インセット+45前後
  • 特徴:足元の存在感が大幅にアップ。スポーティさを強調できる反面、乗り心地は硬めになり、段差の衝撃も増します。
  • おすすめタイヤ
    • ヨコハマ ADVAN dB V552(静粛性)
    • ファルケン AZENIS FK510 SUV(スポーティ志向)

CX-5 KE系 インチアップ費用比較(目安)

インチアップは見た目の変化だけでなく、費用面も重要なポイントです。

以下は2025年時点の相場をもとにした目安です。

サイズホイール(4本)タイヤ(4本)ナット取付工賃廃タイヤ処分合計目安
18インチ¥90,000〜150,000¥60,000〜100,000¥3,000〜6,000¥8,000〜15,000¥2,000〜3,200¥163,000〜280,000
19インチ¥110,000〜180,000¥70,000〜120,000¥3,000〜6,000¥8,000〜15,000¥2,000〜3,200¥193,000〜324,200
20インチ¥140,000〜220,000¥90,000〜160,000¥3,000〜6,000¥8,000〜15,000¥2,000〜3,200¥223,000〜400,000

※ 海外ブランドや中古品を利用すれば1〜3割ほど安く抑えることも可能です。

見た目比較(純正車高/ローダウン)

CX-5 ローダウン

インチアップは車高の状態によっても印象が大きく変わります。

以下は純正車高とローダウン時の見た目イメージです。

  • 純正車高+18インチ:SUVらしい雰囲気と快適性
  • 純正車高+19インチ:迫力と普段使いのバランス
  • 純正車高+20インチ:スポーツ志向の雰囲気に変化
  • ローダウン+18インチ:落ち着いたスタイルで安定感
  • ローダウン+19インチ:ドレスアップ感とバランスの両立
  • ローダウン+20インチ:ショーカーのようなインパクト

ローダウンは、車高を細かく調整できる車高調が人気です。

サイズ選びのポイント3つ

インチアップのホイールセット

ここまで読んで「どれにしようか」と迷っている方は、この3つの基準で絞り込むと選びやすくなります。

  1. 使用目的を明確に
    街乗り快適性重視 → 18インチ
    バランス型 → 19インチ
    見た目重視 → 20インチ

  2. 予算と維持費を考慮
    大径化するほどホイール・タイヤの価格も上昇。交換時のランニングコストも加味しましょう。

  3. 実用性とのバランス
    扁平率が低くなると乗り心地が硬くなり、段差での衝撃も増します。走行環境に合わせて判断を。

ホイールデザイン選び

インチアップでは、サイズやタイヤ銘柄だけでなくホイールのデザインもクルマの印象を大きく左右します。

同じ18インチや20インチでも、スポークの形状や太さ、色の組み合わせによって、落ち着いた雰囲気にも、スポーティで攻撃的な印象にも変化します。

デザインは大きく分けて以下のようなタイプがあります。

  • スポーク:シャープで軽快な印象。スポーツ志向のCX-5にマッチ。
  • フィン:細かいスポークが放射状に広がるデザイン。上品さや高級感を演出。
  • ディッシュ:面積の広いディスク形状で、重厚感や存在感を強調。
  • メッシュ:交差する細いスポークでクラシカルかつスポーティな雰囲気。

また、色の選び方も重要です。

無難にまとめたいならシルバー系、高級感を出すならポリッシュ、シルバーの表面を磨き上げた質感が特徴。高級感が増し、光の当たり方で輝きが変化します。

仕上げ、存在感や引き締め感を狙うならブラックやブラックポリッシュが人気です。

サイズ×デザイン×カラーの組み合わせで、自分のCX-5を理想のスタイルに仕上げられます。

車のボディとホイールカラーの相性は、こちらの記事を参考にしてください。
⇒ 黒い車に合うホイール
⇒ 白い車に合うホイール
⇒ シルバーの車に合うホイール
⇒ 青いボディの車に合うホイール
⇒ 黄色のボディの車に合うホイール
⇒ 赤いボディの車に合うホイール

まとめ

CX-5

CX-5 KE系は、純正17インチから18〜20インチまで幅広くインチアップ可能です。

18インチは街乗り快適性重視、19インチはバランス型、20インチは迫力重視と、それぞれの特徴がはっきりしています。

インチアップは見た目を大きく変える魅力的なカスタムですが、同時に費用や維持コストも上がります。

走行環境や予算を踏まえ、自分に合ったサイズを選びましょう。

2代目CX-5 KF系のインチアップ情報はこちら

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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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