「純正12インチだとちょっと物足りないな…」
「スタッドレスと一緒にホイールもスタイリッシュに変えたい」
そんな方におすすめなのが、14インチへのインチアップです。
ホイールサイズを大きくすることで、見た目の印象が一気に引き締まり、 カスタム感もグッと高まります。
さらに14インチタイヤは選択肢が多く、コスパも良好。ドレスアップはもちろん、冬用タイヤとの組み合わせにも最適です。
14インチ化は、軽トラックの機能性を保ちつつ見た目にもこだわりたい方にとって、コストパフォーマンスに優れたアプローチです。
キャリイ純正サイズと14インチインチアップの基本

まずは基本の純正サイズと、14インチにアップする際のサイズ例を確認しておきましょう。
型式 | 駆動方式 | 純正ホイール | 純正タイヤサイズ |
---|---|---|---|
DA16T系 | 2WD/4WD | 12インチ 4J | 145/80R12 80/78N |
※軽トラックは荷物を積むことが多いため、タイヤの耐荷重性能(ロードインデックス)も重要になります。
純正では「80/78N」、145R12 6PRのLT(ライトトラック)規格が使われています。

14インチへの推奨サイズ例

14インチにインチアップする際は、タイヤ外径が純正と大きく異ならないサイズを選ぶ必要があります。
純正タイヤサイズの145/80R12のタイヤ外径は約536mm。
外径が大きくなりすぎるとスピードメーター誤差や干渉の原因になります。
- 155/55R14(外径:約526mm)
- 165/55R14(外径:約537mm)
※タイヤ外径は、どちらも純正と比較して外径誤差±3%以内のため、車検対応範囲内ですが、軽トラックのキャリイはLTタイヤでないと車検に通らないため注意してください。
車検対応にするには、LT規格の14インチを選ぶ必要があります。

ホイールの基本スペック

社外ホイールを選ぶ際は、車両に適合する基本スペックを理解しておくことが重要です。
- PCD:4H100
- インセット目安:+45前後(4J)
- ハブ径:54.0mm(社外ホイールにはハブリングの選択も)
また、ホイールのデザインによってフェンダーとの干渉リスクが異なるため、オフセット選びも慎重に行いましょう。
ホイールもT規格(JWL-T)のホイールを選ぶ必要があります。
14インチ化のメリットと注意点

キャリイは、14インチ化によって見た目や性能にさまざまな変化が生まれます。
単なるドレスアップにとどまらず、運転感覚やタイヤの選択肢の幅も広がるため、トータルでの満足度が上がりやすいカスタムです。
【メリット】

14インチ化によって見た目や性能にさまざまな変化が生まれます。
- 純正よりも一回り大きくなるため、見た目に迫力が出る
- 扁平タイヤによりコーナリング性能が向上しやすい
- 14インチのタイヤは流通量が多く、リーズナブルな選択肢も多い
- タイヤとホイールの組み合わせによって個性を演出しやすい
- スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤなど、選択肢が広がる
- おしゃれなデザインのホイールが豊富に選べる
- 外径バランス、LTタイヤがあれば、車検にも対応しやすい
また、14インチへのインチアップによって、軽トラック特有の“業務車っぽさ”を払拭し、カジュアルでスタイリッシュな雰囲気に仕上げることも可能です。
車両の印象をガラッと変えたい方には特におすすめです。

【注意点】

インチアップには注意点もあります。
とくに軽トラックは商用車であるため、構造要件が乗用車と異なります。
- タイヤ幅を広げすぎると、はみ出し、フェンダー干渉の可能性がある
- 商用利用や重い荷物を積む場合は、過度な扁平タイヤを避けた方が◎
- 空気圧の管理をこまめに行うことが重要
- インセットのズレに注意。極端に外側・内側に出るとNG
- LT規格、荷重指数をクリアする必要がある
特に軽トラは商用車規格のため、乗用車用タイヤでは車検NGになるケースも。
基本的に、LT規格(C規格)のタイヤでなければ車検に通らないです。
おすすめ14インチホイールセット
タイヤとセットで選ぶなら、見た目も重視したいところ。
キャリイにおすすめの14インチホイールセットを、タイヤサイズ別にご紹介します。
155/55R14 対応モデル(スッキリとした印象に)
このサイズはスタイリッシュなカスタムに向いていますが、LT規格の設定がないため、車検対応を重視する方は165/55R14Cをおすすめします。
おすすめ:MID ユーロスピード DC52 14インチ

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軽量・高剛性のフィンタイプホイールで、乗り心地とデザイン性を両立。
繊細なスポークが足元を引き締め、スタイリッシュかつ実用的な印象に。
おすすめ:ENKEI S.A.M タフ 14インチ

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「タフ」の名のとおり、堅牢なディスク面と高級感ある艶消しカラーが特徴。
エンケイならではの品質の高さに加え、デザイン性と耐久性を兼ね備えたモデルです。
※ただし、155/55R14にはLT規格の設定がないため、車検対応を重視する場合は下記サイズを推奨します。
165/55R14 対応モデル(より太く、迫力をプラス)
おすすめ:DOALL Algernon FENICE-X XC5

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クロス×ツインスポークの立体感あるディスクが印象的な1本。
力強くエッジの効いたデザインがオフ系スタイルへと引き上げます。
おすすめ:HOTSTUFF MAD CROSS GRACE 14インチ

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メカニカルな切削加工を施したタフ系デザイン。
日常の配送・業務用途からカジュアルなレジャー使用まで、幅広く活躍します。
✅ PARADA PA03(165/55R14C 95/93N)
横浜ゴムのC規格(LT規格)タイヤ。
ロードインデックスも高く、キャリイにも使える車検対応タイヤ。
ドレスアップと実用性を兼ねたい方に最適です。

Q&A|キャリイの14インチ化でよくある疑問

Q. 車検は大丈夫?
→ 外径が±3%以内、フェンダーからのはみ出しがないサイズなら基本的に問題ありません。
ただし、軽トラはLT規格のタイヤでないと車検NGになるケースがあるため、PARADA PA03(165/55R14C)のようなLTタイヤの使用が安心です。

Q. ナットは純正のままでいいの?
→ 多くの社外ホイールはテーパーナット仕様。
スズキのホイールナットもテーパーですが、見た目のいいテーパーナットの購入がおすすめです。

Q. 乗り心地への影響は?
→ 扁平率が下がるため多少硬く感じることもあります。
純正から2インチのアップになるため、乗り心地の変化は感じやすいです。

Q. 価格の目安は?
→ タイヤとホイールのセットで10万円以内も多数。
ネット通販で探せばコスパの良いモデルが見つかります。
[GIBSON] CALTY 軽自動車用14インチホイール 4本セット (ホワイト)14×4.5J+43PCD100/4H エブリイ・キャリー…
まとめ|キャリイの14インチ化は手軽で効果的なカスタム

軽トラックのカスタムと聞くと、難しそうに思う方も多いかもしれません。
ですが、今回ご紹介した14インチへのインチアップであれば、比較的手軽に見た目と機能性の両方を変えることができます。
タイヤは、通常の乗用車タイプでは車検NGになりますが、YOKOHAMAのPARADA PA03(165/55R14C)のようなタイヤならLT規格で耐荷重性能もクリアできる可能性が高いです。
- 純正サイズから無理なくアップできて車検対応可能サイズ
- タイヤとホイールの選択肢が広がり、デザイン性もUP
- ネットでホイールセットを購入すれば、店舗での取付もスムーズ
- 走行性能や見た目の変化を実感しやすく、費用対効果も高い
オンロード走行中心の方に扱いやすく、「遊びゴコロのあるキャリイ」へと変身させることができます。
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