スタッドレスタイヤに交換したり社外ホイールを装着する際に、TPMS(空気圧センサー)をどうすればいいか迷っていませんか。
センサーを移植すると工賃がいくらかかるのか、そもそも移植とは何なのか、新しく買った方がいいのかなど、初めての方には分かりにくいポイントが多いものです。
この記事では、タイヤ専門店で10年以上の経験を持つ私が、TPMS移植の工賃相場から作業内容、失敗しない店舗選びまで詳しく解説します。
この記事でわかること
- TPMS移植の基礎知識と必要性
- インチ別・店舗別の工賃相場(2026年最新版)
- 実際の作業内容と所要時間
- 移植・複製・新規購入の最適な選択方法
- 信頼できる店舗の見分け方と予約時の注意点
TPMS移植で失敗したくない方、工賃を少しでも抑えたい方は、ぜひ最後までお読みください。
TPMS(空気圧センサー)の移植とは?基礎知識を解説

TPMS移植について理解するには、まずTPMSそのものの仕組みを知ることが重要です。
ここでは基礎知識から移植が必要になるシーンまで分かりやすく説明します。
TPMSとは何か?タイヤ空気圧監視システムの仕組み
TPMSはTire Pressure Monitoring System(タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム)の略称で、日本語ではタイヤ空気圧監視システムと呼ばれます。
ホイールの内側、エアバルブ部分に取り付けられた専用センサーがタイヤ内の空気圧と温度を常時測定し、異常があればメーターパネルに警告灯を点灯させてドライバーに知らせる安全装置です。
TPMSには直接式と間接式の2種類がありますが、移植作業が関係するのは直接式。
直接式TPMSはセンサー本体がエアバルブと一体化しており、無線で車両側の受信機に空気圧データを送信する仕組みになっています。
アメリカやヨーロッパでは2000年代から装着が義務化されており、日本でもレクサス、トヨタの一部車種、日産、ホンダ、そして輸入車の多くに標準装備されています。
タイヤの空気圧は自然に1ヶ月で5から10パーセントほど減少するため、TPMSがあることでパンクやバーストのリスクを大幅に減らせます。
TPMS移植が必要になるシーン
TPMS移植が必要になる代表的なケースは以下の3つです。
1つ目は、スタッドレスタイヤ用のホイールセットを新規購入した場合です。
夏タイヤの純正ホイールにはTPMSが装着されていますが、新しく買ったスタッドレス用ホイールには当然センサーがありません。
そのままでは警告灯が点灯し続けてしまうため、純正ホイールからセンサーを移植するか、新たにセンサーを用意する必要があります。
2つ目は、社外ホイールにインチアップやドレスアップで交換する場合です。
純正ホイールに装着されているTPMSを新しいホイールに移植しないと、やはり警告灯が点灯してしまいます。
3つ目は、タイヤ交換のタイミングでホイールを流用する場合です。
タイヤだけを新品に交換する際、既存のTPMSセンサーを新しいタイヤに組み込む作業も移植と呼ばれます。

多くのお客様が初めてスタッドレスタイヤを購入する際、TPMSの移植が必要なことを知らずに来店され、警告灯が点灯して驚かれるケースを何度も見てきました。
特にレクサスオーナーの方は純正状態でTPMSが装着されているため、冬タイヤ購入時に初めてその存在を知ることが多いです。
移植しないとどうなる?警告灯点灯の影響
TPMSセンサーを移植せずに新しいホイールを装着すると、メーターパネル内にタイヤ空気圧警告灯が点灯し続けます。
この警告灯はビックリマークのようなマークで表示され、一度点灯すると消えません。
警告灯が常時点灯している状態では、本当にタイヤの空気圧に異常が発生した際に気づけないという重大な問題があります。
車種によっては警告灯点灯中に車検に通らない場合があります。
さらに、ディーラーでの点検時に指摘されたり、下取り査定でマイナス評価を受けたりする可能性もあります。
一部のドライバーは警告灯を無視して運転を続けていますが、これは安全面でも車の資産価値の面でもおすすめできません。
適切にTPMSを移植または新規設置することで、本来の安全性能を維持できます。
TPMS移植の工賃相場【2026年最新版】


TPMS移植にかかる費用は、タイヤのサイズや車種、依頼する店舗によって大きく異なります。
ここでは2026年2月時点の最新工賃相場の例を解説します。
インチ別の工賃相場一覧表
TPMS移植の工賃は、基本的にインチ数が大きくなるほど高額になります。
以下は4本セットでの一般的な相場です。
12から17インチの場合、総額20,000円から25,000円程度が相場。
内訳はタイヤ組み換えとバランス調整が12,000円から15,000円、車両からの脱着が2,000円から3,000円、TPMS移植作業が2,200円から4,400円(1本あたり550円から1,100円)となります。
18から19インチの場合、総額25,000円から32,000円程度が相場。
内訳はタイヤ組み換えとバランス調整が16,000円から20,000円、車両からの脱着が2,500円から3,500円、TPMS移植作業が2,200円から4,400円となります。
20インチ以上の場合、総額30,000円から45,000円程度が相場。
内訳はタイヤ組み換えとバランス調整が20,000円から28,000円、車両からの脱着が3,000円から5,000円、TPMS移植作業が3,300円から5,500円(1本あたり825円から1,375円)となります。
輸入車の場合は国産車よりも1,000円から3,000円ほど高くなることが一般的です。
これはセンサーの形状が特殊だったり、ID登録に専用ツールが必要だったりするためです。
工賃に含まれる作業内容の内訳
TPMS移植の工賃には複数の作業が含まれており、それぞれに料金が設定されています。
まず、タイヤ組み換え(組み込み)とバランス調整の工賃。
これはホイールからタイヤを外し、新しいタイヤを組み込んで、ホイールバランスを調整する作業です。
1本あたり1,500円から3,500円で、インチ数によって変動します。
次に、車両からのホイール脱着工賃。
車体からホイールを取り外し、作業後に再び取り付ける作業で、4本セットで2,000円から5,000円が相場です。
そして、TPMS移植作業の工賃です。
旧ホイールからセンサーを取り外し、新ホイールに取り付ける作業で、1本あたり550円から1,100円が一般的です。
さらに、ID登録(リセット)作業が必要な場合があります。
センサーのIDを車両に認識させる作業で、専用ツールを使用します。料金は無料から3,300円程度で、店舗や車種によって異なります。
その他、廃タイヤ処分費が1本440円から550円、窒素ガス充填を希望する場合は4本で2,200円から3,300円が追加されます。
店舗別の料金比較(タイヤ館・オートバックス・専門店)
TPMSの費用は、「純正センサーの移植」なのか、「後付けTPMS(別商品の取付)」なのかで変わります。
まずここを店舗に確認すると、見積もりのズレが減ります。
- タイヤ専門店(例:タイヤフィッター等)
作業に慣れていて安心感は高め。
その分、工賃はやや高めになりやすいです(脱着・組替・バランス・移植・登録まで一式で提示されることも)。 - タイヤ館/コクピット(ブリヂストン系列)
店舗ページにあるTPMSは、後付けの空気圧モニタリングシステムとして「本体15,400円〜+取付工賃5,500円〜」の案内が出ている例があります。
“移植(純正センサーの付け替え)”の工賃とは別枠の可能性があるため、依頼時に「移植作業の見積もり」を取りましょう。 - オートバックスなどカー用品店
店舗によって対応可否が違うため事前確認が必須。
空気圧センサー車の“リセット対応”はしていても、一部の輸入車などは対応できずディーラー案内になる場合があります。 - イエローハットなどカー用品店
工賃は車種・店舗で変動します(公式メニューでも「車種・店舗により異なる」旨の記載あり)。
輸入車など一部車種は作業できない場合もあるため、やはり事前確認が安全です。 - 町の整備工場/タイヤショップ
価格は幅広いので、TPMS用ツールの有無・作業実績・保証(破損時の扱い)をセットで確認するのが失敗しにくいです。 - ディーラー
相場は高めになりがちですが、車種ごとの登録手順や診断を含めて相談しやすいのが強みです(警告灯が消えない等のケースで頼りやすい)。
表示価格は“移植だけ”か“組替・バランス込み”かで総額が変わるため、見積もりは内訳まで確認しましょう。
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TPMS移植の作業内容と流れ


TPMS移植は専門的な知識と機材が必要な作業です。
ここでは実際の作業工程から所要時間、注意点まで詳しく解説します。
移植作業の工程を解説
- ホイールを車から外す
ジャッキアップしてホイールを取り外し、作業台へ。 - タイヤをホイールから外す(タイヤチェンジャー)
センサーは壊れやすいので、事前にナットを緩めてセンサーをタイヤ内側に落とし込み、工具が当たらないようにする。 - TPMSセンサーを取り外す
- クランプイン式(金属バルブ):ナットを外して取り外し
- スナップイン式(ゴムバルブ):バルブごと引き抜く
- 新しいホイールに取り付ける
ホイールがTPMS対応か確認。締め付けは規定トルクで(緩い=エア漏れ、締めすぎ=破損)。 - タイヤを組み込み、空気圧調整
ビードを上げて充填し、規定空気圧へ。 - バランス調整 → 車に装着
TPMSの重さも考慮してウェイトを貼り、車体に戻して規定トルクで締め付け。 - センサーIDを車両に登録
専用ツールで登録。車種によっては走行で自動学習する場合もある。



センサーは非常に壊れやすい部品です。過去にタイヤレバーで不注意に作業して破損させてしまった失敗例を見たことがあるため、当店では必ずセンサーを内側に落としてから作業しています。1つのセンサーが破損すると、純正品の場合は数万円の弁償になってしまいます。
所要時間の目安
TPMS移植の所要時間は作業内容と店舗の混雑状況によって変わります。
4本のホイールでTPMS移植を含むタイヤ交換を行う場合、60分から90分が標準的な所要時間です。
内訳は、車両からのホイール脱着に10分から15分、タイヤ4本の組み換えとTPMS移植に40分から60分、バランス調整に10分から15分、ID登録に5分から10分となります。
ただし、以下の条件で時間が延びることがあります。
大径ホイール(22インチ以上)の場合は、タイヤの重量があり作業が難しくなるため、通常より20分から30分長くかかります。
輸入車でID登録に専用ツールが必要な場合は、登録作業だけで15分から30分かかることがあります。
ホイールがTPMS非対応でバルブ穴加工が必要な場合は、1本あたり10分から15分の追加時間が必要です。
混雑時や予約なしで飛び込みの場合は、待ち時間が1時間から2時間発生することもあります。
確実に時間を短縮したい場合は、事前にインターネット予約をしておくことをおすすめします。
作業時の注意点とよくあるトラブル
TPMS移植作業では、いくつかの注意点とトラブルが発生する可能性があります。
最も多いトラブルはセンサーの破損です。
TPMSセンサーは衝撃に弱く、タイヤ脱着時にタイヤレバーが当たったり、落下させたりすると簡単に壊れてしまいます。
破損した場合、国産車用の汎用センサーで8,000円程度、輸入車の純正センサーでは1本40,000円もの費用がかかります。
次に多いのがエア漏れです。
センサー取り付け時のトルク不足やゴムパッキンの劣化が原因で、装着後にエアが漏れることがあります。
特に古いセンサーを再利用する場合は、パッキン交換が推奨されます。
ID登録の失敗も時々発生します。
車両がセンサーIDを認識せず、警告灯が消えない場合があります。
これは専用ツールの操作ミスや、車両側の受信機の不具合が原因です。
再度登録作業を行うか、ディーラーでの対応が必要になることもあります。
ホイールとの相性問題もあります。一部の社外ホイールはTPMS対応を謳っていても、センサー形状によっては装着できないケースがあります。
特に日産やレクサスなど、メーカーごとにセンサー形状が異なるため、事前確認が重要です。
これらのトラブルを避けるために、TPMS作業の実績が豊富な店舗を選び、作業前に保証内容を確認しておくことが大切です。
移植・複製・新規購入の選択肢を比較


TPMSへの対応方法は移植だけではありません。
ここでは3つの選択肢を比較し、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
各選択肢のメリット・デメリット
TPMS対応には移植、複製、新規購入の3つの方法があります。
移植は既存の純正センサーを新しいホイールに付け替える方法です。
メリットは初期費用が最も安く、4本で2,200円から4,400円の移植工賃のみで済むことです。
純正センサーをそのまま使うため、確実に動作します。
デメリットは、夏タイヤと冬タイヤを履き替えるたびにセンサーも付け替える必要があり、その都度工賃がかかること。
年2回の履き替えで毎回4,000円かかると、5年で40,000円になります。また、移植作業のたびにセンサー破損のリスクがあります。
複製(IDコピー)は純正センサーのIDをコピーした汎用センサーを作成する方法です。
メリットは夏タイヤと冬タイヤそれぞれにセンサーを装着できるため、履き替え時にセンサー移植が不要になること。
同じIDのため、車両側で再登録する必要もありません。
デメリットは初期費用が高く、国産車で1本8,250円、4本で33,000円、輸入車では1本11,220円、4本で44,880円かかることです。ただし、長期的に見ると移植の繰り返しより経済的になります。
新規購入は新しいセンサーを購入する方法です。
純正品と汎用品の2種類があります。
純正品のメリットは確実に適合し、ディーラー保証が受けられることですが、デメリットは非常に高額で、輸入車では1本40,000円、4本で160,000円もかかること。
汎用品のメリットは純正より安価で1本8,000円程度、多くの車種に対応していることですが、デメリットは車種によっては適合しない場合があり、ID登録作業が別途必要になることです。
純正センサーvs汎用センサーの比較
新規購入や複製を検討する際、純正センサーと汎用センサーのどちらを選ぶかは重要なポイントです。
純正センサーは自動車メーカーが販売する正規品。
確実に適合し、ディーラーでのサポートが受けられます。
品質と耐久性が高く、電池寿命は約8年から10年です。デメリットは価格が非常に高いことで、国産車で1本15,000円から25,000円、輸入車では1本30,000円から50,000円します。ポルシェやBMWなどの高級車では特に高額です。
汎用センサーは、社外品メーカーが製造するプログラム可能なセンサー。
CUB社やOrange Electronic社などが有名で、専用ツールで車両に合わせてプログラミングできます。メリットは価格が純正の3分の1から5分の1程度で、1本8,000円から12,000円で購入できることです。
多くの車種に対応しており、在庫リスクも低いです。品質も向上しており、電池寿命は6年から8年です。
デメリットは一部の車種では完全に適合しない場合があり、ディーラーでのサポートが受けられないことです。
どちらを選ぶべきかは、車の使用期間と予算によります。リース車や3年以内に手放す予定なら汎用品で十分です。長く乗る予定で予算に余裕があれば純正品が安心です。
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シーン別おすすめの選択肢
状況に応じた最適な選択肢を紹介します。
スタッドレスタイヤを初めて購入する場合で、年2回しっかり履き替える方は複製がおすすめです。
初期費用は33,000円から45,000円かかりますが、毎回の履き替えが簡単になり、長期的にはコスト削減に。
たまにしか履き替えない、または3年以内に車を手放す予定の場合は移植で十分です。初期費用を抑えられます。
社外ホイールに交換してドレスアップする場合は、純正ホイールに純正センサーを残したまま、社外ホイール用に汎用センサーを新規購入するのがおすすめです。
これならホイール交換時にセンサーを移植する手間がありません。
輸入車で純正センサーが非常に高額な場合は、汎用センサーでの複製または新規購入がコストパフォーマンスに優れます。
ポルシェで純正センサー4本が160,000円のところ、汎用センサーなら45,000円程度で済みます。
リース車や短期保有予定の場合は、最もコストが低い移植を選びましょう。
TPMS移植を依頼できる店舗と選び方


TPMS移植はどこでも対応できる作業ではありません。
ここでは依頼可能な店舗タイプと、失敗しない選び方を解説します。
TPMS移植対応の店舗タイプ
TPMS移植に対応している主な店舗タイプは以下の通りです。
タイヤ専門店は最も推奨できる選択肢です。タイヤフィッター、タイヤ館、コクピット、相広タイヤなどが代表的で、TPMS専用ツールを保有し、作業実績が豊富です。
技術力が高く、輸入車にも対応できます。料金はやや高めですが、安心感があります。
カー用品店では、オートバックスやイエローハットが該当しますが、店舗によって対応可否が異なります。
大型店舗や輸入車対応店では作業可能ですが、小規模店舗では断られることがあります。料金は比較的リーズナブルです。
整備工場は町の自動車整備工場で、付き合いのある工場があれば相談できます。
ただし、TPMS専用ツールを持っていない工場も多いため、事前確認が必須です。
料金は交渉次第で柔軟に対応してくれることがあります。
ディーラーは最も確実ですが、料金が高額です。純正部品を使用し、メーカー保証が受けられるため、高級車や新車の場合は安心です。ただし、社外ホイールへの対応は消極的な場合があります。
輸入車専門店は、ポルシェ、BMW、メルセデスベンツなど輸入車を専門に扱う店舗で、輸入車特有のTPMS対応に詳しいです。
専用ツールと豊富な経験があり、料金は高めですが技術力は確かです。



大径22インチ以上のホイールはコツが必要で、対応できる店舗が限られるためです。特殊なサイズや輸入車の場合は、専門店を選ぶことが重要です。
失敗しない店舗選びの5つのポイント
TPMS移植は「どこに頼むか」で失敗率が変わります。
依頼前に、次の5点をチェックしましょう。
- TPMS対応ツールがあるか
ID登録やセンサー設定に必要な専用ツールを保有しているか確認。輸入車は対応車種の実績・対応表があるかも聞くと安心です。 - 作業実績が公開されているか
公式サイト・SNSで施工例を出している店舗は信頼しやすいです。同じ車種(または同系統)の実績があると理想。口コミはグーネットピット等も参考に。 - 見積もりが具体的か
問い合わせ時に「何をする作業で、いくらか」を説明できる店舗を選びます。料金がふわっとしている/一式だけの店は注意。 - 保証・補償が明記されているか
センサー破損や作業後の不具合が起きた場合、どこまで対応してくれるかを事前に確認。説明が明確な店舗ほど安心です。 - 予約の取りやすさ・対応が丁寧か
ネット予約の有無、返信スピード、受け答えの丁寧さも重要。雑な対応=作業も雑になりやすいので、ここは意外と大事です。
予約時に確認すべきこと
TPMS移植を予約する際は、以下の項目を必ず確認しましょう。
まず、自分の車種とホイールサイズに対応可能か聞きます。特に輸入車や大径ホイールの場合は必須です。
次に、総額の見積もりを依頼します。移植工賃だけでなく、組み換え、バランス調整、脱着、ID登録などすべて含めた金額を確認します。
作業時間の目安を聞き、当日の待ち時間や代車の有無を確認します。
TPMSセンサーの持参が必要か、店舗で用意してもらえるかを確認します。汎用センサーを希望する場合は在庫状況も聞きましょう。
作業後の保証内容と、万が一センサーが破損した場合の対応を確認します。
予約割引やキャンペーンの有無を聞き、適用条件を確認します。
これらを事前に確認することで、当日のトラブルを防ぎ、スムーズに作業を完了できます。
TPMS移植の実際の事例と体験談


実際の作業事例を通して、TPMS移植のリアルな状況を紹介します。
レクサス車の移植事例
レクサスISのオーナー様が、純正18インチホイールから社外19インチホイールへTPMSを移植した事例です。
作業内容は、純正ホイール4本からTPMSセンサーを取り外し、新しく購入したワーク製19インチホイールに移植するというものでした。レクサス純正のTPMSはクランプイン式で、比較的移植しやすいタイプです。
作業時間は約75分で、料金は組み換えとバランス調整が18,000円、脱着が2,500円、TPMS移植が2,200円、合計22,700円でした。
輸入車(ポルシェ・BMW)の移植事例
ポルシェマカンのオーナー様が、純正センサーではなく汎用センサーを使用した事例です。
この車両は18インチの純正ホイールから21インチの社外ホイールに交換する際、純正TPMSセンサーが1本40,000円と非常に高額なため、汎用センサーでの対応を希望されました。
CUB社製の汎用センサーを使用し、純正センサーのIDをコピーして4本分のクローンセンサーを作成しました。料金は汎用センサー4本が44,880円、組み換えとバランス調整が22,000円、脱着が2,200円、プログラミング作業が無料(組み換え料金に含む)で、合計69,080円でした。
純正センサー4本で160,000円かかるところを約90,000円節約できました。動作も問題なく、メーター画面に正しく空気圧が表示されています。
別のBMW3シリーズの事例では、スタッドレスタイヤ用に汎用センサーを新規購入し、夏タイヤには純正センサーを残したため、履き替え時の手間が大幅に削減されました。



ポルシェやBMWなど輸入車の純正センサーは本当に高額です。汎用センサーの品質も向上しているため、コストを抑えたい方にはおすすめです。
よくあるトラブル事例と対処法
実際に発生したトラブルと、その対処法を紹介します。
トラブル事例1はセンサー破損です。
レクサスUXのお客様で、純正ホイールから社外ホイールに移植した際、タイヤを組み込む時にタイヤレバーがセンサーに当たって破損してしまいました。対処法として、破損は完全に店舗側の過失だったため、同等の汎用センサーを無償で提供し対応しました。
トラブル事例2はID登録失敗です。
日産スカイラインV37で、センサー移植後に警告灯が消えませんでした。対処法として、専用ツールで再度ID登録を試みましたが改善せず、最終的にディーラーで登録作業を行ってもらい解決しました。一部の車種では特殊な登録手順が必要なケースがあります。
トラブル事例3はエア漏れです。
トヨタカムリで、移植後に1本だけ空気が徐々に抜ける現象が発生しました。対処法として、センサーのゴムパッキンが劣化していたため、新しいパッキンに交換して解決しました。古いセンサーを移植する場合は、パッキン交換を推奨しています。
トラブル事例4はホイール非対応です。
社外ホイールを購入後、バルブ穴の形状がセンサーに合わず装着できませんでした。対処法として、ホイールメーカーに連絡してTPMS対応の穴加工を依頼し、追加費用5,500円で対応しました。ホイール購入前にTPMS対応を確認することが重要です。
これらのトラブルを避けるために、実績豊富な店舗を選び、作業前に車両とセンサーの状態をしっかり確認してもらうことが大切です。
TPMS移植に関するよくある質問


TPMS移植について、お客様からよく寄せられる質問に回答します。
Q1: TPMSを移植せずにスタッドレスタイヤを使っても大丈夫ですか
問題なく走行できますが、おすすめはしません。TPMSセンサーがないと警告灯が常時点灯し、本当に空気圧異常が発生した際に気づけません。冬道では特に空気圧管理が重要なので、できれば移植または複製でセンサーを装着することを推奨します。
Q2: TPMS移植は自分でできますか
一般の方が自宅で行うのは非常に難しいです。タイヤチェンジャーという専用機械が必要で、センサーは衝撃に弱く簡単に破損します。また、ID登録に専用ツールが必要な車種も多いため、専門店に依頼することを強く推奨します。
Q3: 移植と複製、どちらがお得ですか
年に1回しか履き替えない場合は移植、年2回以上履き替える場合は複製がお得です。複製は初期費用が33,000円から45,000円かかりますが、移植を毎回4,000円で10回行うと40,000円になるため、長期的には複製の方が経済的です。さらに、履き替えの手間も大幅に削減できます。
Q4: 汎用センサーと純正センサーの違いは何ですか
機能的にはほぼ同じですが、価格が大きく異なります。純正センサーは確実に適合し保証がありますが高額です。汎用センサーは純正の3分の1から5分の1の価格で、品質も向上しています。長く乗る予定なら純正、コストを抑えたいなら汎用がおすすめです。経験:当店では汎用センサーの使用率が高く、トラブルもほとんど発生していません。
Q5: TPMS移植にかかる時間はどれくらいですか
4本で60分から90分が標準的です。ただし、大径ホイールや輸入車では120分程度かかることもあります。混雑状況によって待ち時間が発生するため、事前予約をおすすめします。
Q6: センサーのバッテリーが切れたらどうなりますか
警告灯が点灯し、空気圧が表示されなくなります。TPMSセンサーの電池寿命は6年から10年で、電池交換はできないため、センサーごと交換が必要です。汎用センサーなら1本8,000円程度、純正は15,000円から40,000円です。
Q7: タイヤ館やオートバックスでTPMS移植はできますか
タイヤ館では基本的に対応可能です。オートバックスは店舗によって異なるため、事前に電話確認することをおすすめします。大型店や輸入車対応店では作業できることが多いです。
経験:「オートバックスで断られた」というお客様が当店に来られることがあります。店舗の設備や技術者のスキルによって対応可否が分かれるため、複数の店舗に問い合わせることをおすすめします。
まとめ


TPMS移植の工賃相場は4本セットで20,000円から45,000円で、インチ数や車種によって変動します。
作業内容は専門的で、タイヤ組み換え、センサー脱着、バランス調整、ID登録が含まれます。
移植だけでなく、複製や新規購入という選択肢もあります。
年2回以上履き替える方は複製が長期的にお得で、輸入車で純正センサーが高額な場合は汎用センサーがコストパフォーマンスに優れています。
ネット通販で確認したい方はこちら
店舗選びでは、TPMS専用ツールの保有、作業実績、事前見積もりの詳細さを確認し、信頼できる専門店に依頼することが失敗を避けるポイントです。
安全で快適なカーライフのために、TPMSを適切に管理しましょう。


ホイールバランスは以下の記事も参考にしてください。











