CX-3をさらにスタイリッシュにしたい!
そんな時に候補に上がるのが19インチへのインチアップです。
「19インチは装着できるの?」「どんなサイズを選べばいいの?」「注意点は何?」
この記事では、CX-3(DK系)に19インチを装着する際の推奨サイズ、注意点、選び方まで詳しく解説します。
【この記事で分かること】
- CX-3に適合する19インチのサイズ
- タイヤ外径の詳細比較
- 装着時の注意点とリスク
- おすすめの購入方法
マツダ CX-3(DK系)の基本情報

CX-3は、マツダのコンパクトクロスオーバーSUVで、デミオのプラットフォームをベースに開発されています。
都市部での取り回しの良さと、SUVらしい存在感を両立したサイズ感が魅力です。
基本スペック
- 型式:LDA-DK5FW
- 年式:2015年2月~
- 駆動方式:FF / 4WD
- 全長×全幅×全高:4275 × 1765 × 1550 mm
CX-3の純正タイヤサイズ

インチアップを検討する際は、まず純正サイズを把握することが重要です。
【16インチ車】
- タイヤサイズ:215/60R16
- ホイールサイズ:16×6.5J
- ホール数:5穴
- PCD:114.3
- インセット:50
【18インチ車】
- タイヤサイズ:215/50R18
- ホイールサイズ:18×7J
- ホール数:5穴
- PCD:114.3
- インセット:50
19インチ装着の基礎知識

なぜ19インチにするのか?
19インチへのインチアップには、以下のようなメリットがあります。
- 見た目の迫力アップ:ホイールの存在感が増し、SUVらしい力強いスタイリングになります。
- 走行性能の向上:タイヤの剛性が高まり、コーナリング性能が向上します。
- ブレーキング性能の改善:ホイール径が大きくなることで、ブレーキの放熱性が向上します。
19インチが「注意必要」な理由
CX-3の19インチ装着は、以下の理由から上級者向けとされています。
- 純正設定がない メーカー純正で19インチの設定がないため、装着実績が少なく情報も限られています。
- 干渉リスクが高い ホイール径が大きくなるため、フェンダーやサスペンションとの干渉リスクが18インチより高くなります。
- 車検対応の確認が必要 はみ出しや外径の変化により、車検に通らない可能性があります。
- 乗り心地の変化 タイヤの扁平率が低くなるため、乗り心地が硬くなります。
しかし、適切なサイズ選びと注意点を押さえれば、19インチの装着は十分可能です。
ここからは、CX-3に最適な19インチのサイズと、安全に装着するためのポイントを詳しく解説していきます。

CX-3の19インチ推奨サイズ【重要】

推奨タイヤサイズ
CX-3に19インチを装着する場合、以下のサイズを推奨します。
推奨サイズ:225/40R19
- タイヤ外径:646mm
- 純正16インチとの差:-18mm
- 荷重指数:93W以上推奨
225/40R19を選ぶべき人
- よりシャープな見た目を重視
- ハンドリング性能を高めたい
- 車高を下げる予定がある
- 扁平タイヤの硬めの乗り心地が許容できる
純正に最も近い外径で、トラブルのリスクが最小限になります。
タイヤ外径の比較表

インチアップで最も重要なのが、タイヤ外径を純正に近づけることです。
| サイズ | タイヤ外径 | 純正16インチとの差 |
|---|---|---|
| 215/60R16(純正) | 664mm | 基準 |
| 215/50R18(純正) | 672mm | +8mm |
| 225/45R19 | 685mm | +21mm |
| 225/40R19 | 662mm | -2mm |
| 235/40R19 | 670mm | +6mm |
おすすめは225/40R19
純正16インチに最も近い外径で、スピードメーターの誤差も最小限に抑えられます。

推奨ホイールサイズ

推奨サイズ①:19×7.5J インセット48~52
- 汎用性が高く、選択肢が豊富
- ノーマル車高での装着可能性が高い
- フェンダー内に収まりやすい
推奨サイズ②:19×8J インセット50~55
- よりワイドなスタンスを求める場合
- ツライチ仕様に近づけられる
- 車高調との組み合わせ推奨
初めての19インチなら7.5Jを選ぶのが無難です。
7.5Jはフェンダー内に余裕を持って収まり、干渉やはみ出しのリスクが低いため、ノーマル車高でも安心して装着できます。
8Jは見た目の迫力が増しますが、車高調との組み合わせや、装着後の細かな調整が必要になる場合があります。
カスタム経験者向けのサイズと言えるでしょう。

ホイールの基本スペック
CX-3に適合する19インチホイールを選ぶ際は、以下のスペックを必ず確認してください。
これらの数値が1つでも合わないと、ホイールが装着できなかったり、走行中に危険な状態になる可能性があります。
- ホール数:5穴
- PCD:114.3mm
- ハブ径:φ67.1mm
- ナットサイズ:M12×1.5
特にPCD(ピッチサークル直径)は重要です。
マツダ車は114.3mmですが、他メーカー、車種では100mmや120mm(BMW等)など異なるため、必ず114.3mmのホイールを選んでください。

ホイールナットについて
社外ホイールを装着する場合、純正ナットが使えないデザインもあります。
その場合は、ホイールに適合する専用ナット(袋ナット等)を別途購入する必要があります。
ホイール購入時に、ナットの適合も確認しておくと安心です。

インセットによる装着位置の違い
インセットの数値で、ホイールの装着位置が変わります。
ホイール幅とインセットはセットで考える必要があります。
7.5Jインセット50の場合
- フェンダーからの引っ込み:大きい
- 干渉リスク:低い
- 見た目:控えめ
- ノーマル車高での装着:◎
7.5Jインセット48の場合
- フェンダーからの引っ込み:標準的
- 干渉リスク:中程度
- 見た目:バランス良好
- ノーマル車高での装着:○
7.5Jインセット45の場合
- フェンダーからの引っ込み:小さい
- 干渉リスク:高い
- 見た目:迫力あり
- ノーマル車高での装着:△(要注意)

19インチ装着時の注意点

1. 干渉リスクに注意
フロントの干渉ポイント
- ハンドルを切った時のフェンダーライナーとの接触
- サスペンションのストローク時の干渉
- インナーフェンダーとの接触
リアの干渉ポイント
- フェンダーアーチとの接触
- 段差での跳ね上げ時の干渉
- リアサスペンションのストローク

2. はみ出しに注意
タイヤがフェンダーからはみ出すと、車検に通りません。
はみ出しやすいケース
- インセットが小さすぎる(45以下)
- ホイール幅が広すぎる(8.5J以上)
- タイヤ幅が太すぎる(235以上)
確認方法
- 直進時だけでなく、ハンドルを切った状態でも確認
- タイヤのサイドウォールの膨らみに注意
- フェンダーモール(黒い樹脂部分)からはみ出していないか

3. ロードインデックス(荷重指数)の確認

タイヤの荷重指数は、純正と同等以上にする必要があります。
純正16インチのロードインデックス
- 215/60R16:95H
- 荷重指数:95(690kg)
19インチの推奨ロードインデックス
- 225/45R19:96W以上
- 225/40R19:93W以上
荷重指数が不足すると、車検に通らない可能性があります。

4. 車高調・ローダウン併用時の注意
車高を下げる場合、干渉リスクがさらに高まります。
推奨の順序
- まず19インチホイールをノーマル車高で装着
- 干渉がないことを確認
- その後、少しずつ車高を下げる
- 各段階で干渉チェック
避けるべきパターン
- いきなり車高を大幅に下げる
- 確認せずに攻めたサイズを選ぶ
- フェンダー加工前提で選ぶ

5. タイヤの空気圧管理

19インチは扁平率が低いため、空気圧管理が重要です。
推奨空気圧
- フロント:2.4~2.6kPa
- リア:2.4~2.6kPa
※タイヤメーカーや荷重により調整が必要です。

19インチのメリット・デメリット

19インチへのインチアップを検討する際は、メリットとデメリットの両面を理解することが重要です。
「見た目はかっこいいけど、実際の使い勝手はどうなの?」という疑問に答えるため、ここでは具体的なメリット・デメリットを解説します。
自分の使用目的や優先順位と照らし合わせて、19インチが本当に最適な選択かを判断してください。
メリット

19インチ化により、CX-3の魅力を大きく引き上げることができます。
✓ 見た目の迫力が増す:大径ホイールにより、SUVらしい力強さが際立ちます。
✓ コーナリング性能の向上:タイヤの剛性が高まり、コーナーでの安定性が増します。
✓ ブレーキング性能の向上:放熱性が良くなり、ブレーキの効きが安定します。
✓ カスタム感の演出:他のCX-3との差別化ができます。
特に見た目の変化は劇的で、ホイールハウスの隙間が少なくなることで、引き締まったスタイリングになります。
ワインディング路では、タイヤの剛性アップによりコーナリング時の安定感が向上し、よりスポーティーな走りを楽しめるでしょう。

デメリット

一方で、19インチ化にはいくつかのデメリットも存在します。装着前に必ず確認しておきましょう。
- 乗り心地の悪化:扁平率が低くなるため、路面の凹凸を拾いやすくなります。
- 燃費の悪化:タイヤが重くなり、転がり抵抗が増えるため燃費が悪化します。(約5~10%悪化)
- コスト増:タイヤ・ホイールともに高額になります。
- 干渉・はみ出しリスク:サイズ選びを間違えると、車検に通らない可能性があります。
- タイヤの選択肢が少ない:19インチは18インチに比べて銘柄が限られます。
特に乗り心地の変化は顕著です。段差や荒れた路面では、路面からの突き上げが強くなり、快適性は低下します。
また、タイヤ1本あたりの価格が18インチより5,000~10,000円程度高くなるため、4本交換時の負担は無視できません。

総合的な判断
19インチがおすすめの人
- 見た目の迫力を最優先したい
- 走行性能の向上を体感したい
- コストや乗り心地の悪化を許容できる
- カスタムを楽しみたい
18インチに留めるべき人
- 乗り心地を重視したい
- 日常使いがメインで快適性が大切
- コストを抑えたい
- 初めてのインチアップで不安がある
迷ったら、まずは純正設定のある18インチから始めることをおすすめします。
18インチで様子を見て、「もっと迫力が欲しい」と感じたら19インチにステップアップする、という段階的なアプローチが失敗のリスクを減らせます。

19インチホイールの選び方

CX-3に似合うホイールデザイン

スポークデザイン 純正と同系統で、SUVらしい力強さを演出できます。
- 5スポーク:シンプルで飽きのこないデザイン
- マルチスポーク:繊細で高級感のある印象
スポークデザインをお探しの方はこちら↓

メッシュデザイン
クラシカルな雰囲気で、上品な印象になります。
かっこいいメッシュホイールはこちら↓

ディッシュデザイン
深いリムでスポーティーな印象を与えます。
ディッシュホイールはこちら↓

おすすめのホイールカラー

シルバー系
- 最も無難で合わせやすい
- 純正に近い雰囲気
- どんなボディカラーにもマッチ
定番のシルバーホイールはこちら↓

ブラックポリッシュ
- 最近のトレンド
- 高級感と存在感を両立
- 黒・白・赤のボディに特におすすめ
人気のブラックポリッシュホイールはこちら↓

ガンメタリック
- スポーティーな印象
- 汚れが目立ちにくい
- シルバー系のボディと相性良好
ガンメタのホイールをお探しの方は以下の記事を参考にしてください。

ブラック
- 引き締まった印象
- 白いボディに映える
- メンテナンスに手間がかかる
ブラックホイールはこちら↓

ボディカラーとの相性
ソウルレッドメタリック(赤):ブラックポリッシュ、ガンメタリックがおすすめ
⇒ 赤いボディの車
スノーフレイクホワイトパール(白): ブラック、ブラックポリッシュで引き締める
⇒ 白い車に合うホイール
ジェットブラックマイカ(黒):ブラックポリッシュ、シルバーで高級感
⇒ 黒い車に合うホイール
ソニックシルバーメタリック(シルバー):ガンメタリック、ブラックポリッシュで変化を
⇒ シルバーの車に合うホイール
車のボディとホイールカラーの相性は、こちらの記事を参考にしてください。

19インチホイールセットの購入方法

購入時のチェックポイント
1. 適合確認を必ず行う
- 車種:CX-3(DK系)
- 年式:2015年~
- 型式:DK5FW
- グレード:適合するか確認
2. セット内容の確認
- タイヤ+ホイール4本セット
- バルブ付き
- バランス調整済み
3. ナットの確認
CX-3のナットサイズ:M12×1.5、21HEX 社外ホイールの場合、専用ナットが必要なことがあります。

おすすめの購入方法
ネット通販がおすすめ
- 豊富な品揃え
- 価格比較が簡単
- 自宅まで配送
注意点
- 取付工賃は別途
- 装着後の確認が重要
- 返品・交換条件を確認
19インチホイールセットの購入先
CX-3の19インチホイールセットは、以下のサイトで購入できます。
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購入時は、必ず「適合車種にCX-3が含まれているか」を確認してください。
タイヤ銘柄の選び方
コンフォート系(乗り心地重視)
- ヨコハマ:YOKOHAMA BluEarth-RV RV03
- TOYO:トーヨー プロクセス PROXES COMFORT
- ブリヂストン:REGNO GR-XIII
スポーツ系(走行性能重視)
- ミシュラン:Pilot Sport 4
- ダンロップ:DIREZZA DZ102
コスパ重視
- NANKANG:NANKANG NS-2
- HIFLY:HF805

よくある質問(FAQ)

Q1. 19インチで車検は通りますか?
A. 適切なサイズを選べば車検に通ります。
重要なのは以下の3点です。
- タイヤがはみ出していないこと
- タイヤ外径が純正の±3%以内
- ロードインデックスが純正以上
推奨サイズ(225/45R19、19×7.5J、インセット48~50)なら、問題なく車検対応できます。

Q2. ノーマル車高で19インチは装着できますか?
A. 推奨サイズなら装着可能です。
ただし、以下の条件を満たす必要があります。
- ホイール幅:7.5J以下
- インセット:48~50
- タイヤサイズ:225/45R19または225/40R19
インセット45以下や8J以上の場合、フェンダー加工や車高調が必要になる可能性があります。
RS-R ( アールエスアール ) 車高調 【 Basic i 】 マツダ CX-3 2WD ( 推奨仕様 ) BAIM400M
Q3. 18インチと19インチ、どちらがおすすめですか?
A. 目的によって異なります。
18インチがおすすめの人
- 乗り心地を重視
- 日常使いがメイン
- コストを抑えたい
- 初めてのインチアップ
19インチがおすすめの人
- 見た目の迫力を重視
- カスタム感を出したい
- 走行性能を高めたい
- インチアップの経験がある
迷ったら、まずは純正設定のある18インチから始めるのが無難です。
Q4. タイヤの寿命はどれくらいですか?
A. 走行距離や使用状況により異なりますが、一般的に、
- 走行距離:30,000~40,000km
- 使用期間:3~4年
19インチは扁平率が低いため、18インチより若干寿命が短くなる傾向があります。

CX-3の19インチ装着事例

装着サイズ例①:ツライチ仕様
使用サイズ
- タイヤ:225/40R19
- ホイール:19×8J インセット45
- カスタム:車高調(-30mm)
コメント フェンダーギリギリの攻めたサイズ。車高調との組み合わせで理想的なスタンスに。
ハンドルを切った時にわずかに干渉する可能性も。
あくまで一例になり、車検は通らない可能性があります。
装着サイズ例②:ノーマル車高
使用サイズ
- タイヤ:225/40R19
- ホイール:19×7.5J インセット52
- カスタム:なし(ノーマル車高)
コメント ノーマル車高でも装着できるサイズ。日常使いに最適です。
8Jの50ぐらいでも装着できそうですが、慎重に判断してください。
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まとめ:CX-3の19インチサイズはこれで決まり!

CX-3に19インチを装着する際の重要ポイントをまとめます。
【推奨サイズ(結論)】
タイヤサイズ:225/40R19
- タイヤ外径が純正に近い
- 荷重指数も十分
- 乗り心地とのバランス良好
ホイールサイズ:19×7.5J (8J)インセット50前後
- ノーマル車高で装着可能
- 干渉リスクが低い
- 選択肢が豊富
ホイールスペック
- PCD:114.3mm(5穴)
- ハブ径:φ67.1mm
- ナット:M12×1.5
装着時の3つの重要ポイント
- タイヤ外径を純正に近づける スピードメーターの誤差を最小限にし、車検対応を確実にします。
- 適切なインセットを選ぶ インセット48~50なら、干渉とはみ出しのリスクを抑えられます。
- 段階的に確認する まずノーマル車高で装着し、干渉がないことを確認してから車高を下げましょう。
CX-3の19インチ化は、見た目の迫力と走行性能を大きく向上させるカスタムです。
ただし、純正設定がないサイズのため、適切なサイズ選びと慎重な装着確認が成功の鍵となります。
この記事で紹介した推奨サイズを参考に、あなたのCX-3を理想のスタイルに仕上げてください!
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