「20インチのホイールにすると愛車はどう変わるの?」
SUVやミニバン、セダンのオーナーにとって、20インチは迫力と高級感を演出できる人気サイズです。
一方で「価格が高いのでは?」「乗り心地や燃費に影響する?」と不安に思う方も多いはず。
この記事では、国内メーカーを中心としたおすすめ20インチホイール、車種別の装着例、費用相場やメリット・デメリットまで徹底解説します。
20インチホイールの魅力と注意点

まずは20インチホイールを選ぶメリットとデメリットを整理してみましょう。
20インチホイールへの交換は愛車を大きく変貌させる効果的なカスタムですが、購入前にプラス面とマイナス面の両方を理解しておくことで、後悔のない選択ができます。
メリット

20インチにすると、見た目や走行性能に大きな変化が現れます。
特に街中での注目度や高速道路での安定感は、一度体験すると元のサイズには戻れないと感じる人が多いほど劇的な変化をもたらします。
- 存在感・高級感の大幅アップ – 大径化により車全体の印象が劇的に変わる
- 高速走行時の安定性向上 – ふらつきが減り、直進安定性が向上
- ハンドリング性能の向上 – コーナリング時のレスポンスが良くなる
- ブレーキ性能の向上 – 大口径ブレーキローターの装着が可能
これらの効果により、愛車への愛着がさらに深まり、ドライビングがより楽しくなる体験を得られるでしょう。

デメリット

一方で注意しておきたいポイントもあります。
事前にこれらの点を理解し、自分の使用環境や価値観と照らし合わせて検討することが、満足度の高いカスタムにつながります。
- 価格が高い – ホイール・タイヤともに高額になりがち
- 乗り心地が硬めになる – 扁平タイヤにより路面の凹凸を拾いやすい
- 燃費がわずかに悪化 – 重量増加とタイヤ抵抗の増大
- タイヤ交換費用が高い – 大径タイヤは価格が高く、摩耗も早い傾向
特に家族での長距離移動が多い方や、維持費を抑えたい方は、これらのデメリットをより慎重に検討する必要があります。

💡 ポイント: 20インチは「ドレスアップ」と「走行性能」を求める人におすすめですが、コストや快適性への影響も理解して選ぶのが重要です。
おすすめの20インチホイール(国内メーカー中心)

国内メーカーには、20インチサイズで信頼できる人気ブランドが数多くあります。
代表的なものをピックアップしました。
RAYS(レイズ)
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スポーツカーからSUVまで幅広く支持されるトップブランド。
HOMURA 2×7 / 2×9
- ラグジュアリーSUVやセダンに人気の高級感あるデザイン
- 価格:1本 約8~12万円
VOLK RACING G025
- 鍛造・軽量・高剛性でスポーツカーに最適
- 価格:1本 約12~15万円
軽量化技術と美しいデザインで国内外から高い評価を受け、F1やスーパーGTなどモータースポーツでの実績も豊富な日本を代表するホイールメーカーです。

WORK(ワーク)
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カスタム性が高く、深リムデザインに強いブランド。
GNOSIS(グノーシス)シリーズ
- クラウンやレクサスなど高級セダンに人気
- 価格:1本 約7~10万円
EMOTION ZR10 2P
- スポーティSUVやワゴンに映えるスポーク系
- 価格:1本 約6~8万円
オーダーメイド感覚でオフセットやリム幅を細かく調整できるため、理想のツライチスタイルを実現したいカスタム愛好家から絶大な支持を得ています。

Weds(ウェッズ)
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ラグジュアリーからスポーツ志向まで幅広いラインナップが魅力。
Krenze(クレンツェ)シリーズ
- ミニバン御用達。存在感あるデザイン
- 価格:1本 約8~12万円
WedsSport SA-20R
- 軽量スポーツ志向で走行性能も重視
- 価格:1本 約5~7万円
創業50年以上の歴史を持つ老舗メーカーで、コストパフォーマンスに優れた製品から高級ラインまで、多様なニーズに応える豊富な商品展開が特徴です。

SSR
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独自のデザイン性と剛性で支持されるブランド。
Executor EXシリーズ
- 高級セダンやミニバンに合う3ピース構造
- 価格:1本 約10~15万円
GTX01
- ドリフト〜スポーツカーに人気
- 価格:1本 約7~9万円
革新的なメッシュデザインの先駆者として知られ、機能美を追求したホイール作りで多くのスポーツカーオーナーから愛され続けています。

車種別おすすめ20インチホイール

どんな車種に20インチが合うのか、具体的な例を見ていきましょう。
SUV(ハリアー・RAV4・CX-5・エクストレイルなど)

アウトドアと街乗りの両立を考えるSUVには、迫力あるデザインが似合います。
おすすめモデル:SUVには車体の大きさに負けない存在感のあるホイールが最適で、高級感とアクティブさを両立できるデザインが人気です。
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- RAYS HOMURA 2×7(高級感重視)
- WORK GNOSIS(カスタム性重視)
- Weds Krenze VERAE(存在感重視)
SUVのホイールは以下の記事をチェックしてください。

ミニバン(アルファード・ヴェルファイア・オデッセイ・ステップワゴンなど)

ファミリーカーでもラグジュアリー感を演出したい方に。
おすすめモデル:ミニバンには高級感とファミリーカーの品格を両立させるエレガントなデザインが求められ、深リムスタイルで存在感を演出するのがポイントです。
- Weds Krenze VERAE(定番の人気)
- SSR Executor EX(3ピースの高級感)
- WORK GNOSIS CV(深リム仕様)

セダン(クラウン・レクサスES・カムリ・アコードなど)

スポーティさと高級感を両立させたいセダンオーナーに。
おすすめモデル:セダンには品のあるスポーティさが重要で、シンプルながらも精悍さを演出できるデザインが好まれる傾向にあります。
- WORK GNOSIS GS(スポーティ)
- RAYS VOLK G025(軽量・高性能)
- ENKEI PF07(シンプル・高品質)

スポーツカー(スープラ・レクサスRC・フェアレディZ・GT-Rなど)

スポーツカーの20インチは、走行性能を重視しつつ見た目も引き締めたい人向け。
おすすめモデル:スポーツカーには軽量性と剛性を両立した高性能ホイールが必須で、サーキット走行にも対応できる本格的な仕様が求められます。
- ENKEI GTC02(レース仕様)
- RAYS VOLK RACINGシリーズ(最高峰)
- SSR GTX01(ドリフト対応)

純正で20インチを採用する人気車種

「20インチは大きすぎるのでは?」と思う人もいますが、実際には純正で採用している車種も多くあります。
国産車:近年の国産車は純正でも大径ホイールを採用する傾向が強く、特に上級グレードでは20インチが標準装備されるケースが増加しています。
- トヨタ・ランドクルーザー300(ZXグレード)
- レクサスRX、NXの一部グレード
- レクサスLX600
- 日産アリア(Limitedグレード)
- 日産エクストレイル(AUTECHグレード)
輸入車:欧州車では20インチが当たり前の時代となっており、プレミアムブランドでは標準的なサイズとして定着しています。
- BMW X5、X6シリーズ
- ベンツ Cクラス、Eクラスの一部
- アウディ Q5、Q7シリーズ
💡 ポイント: 純正でも20インチが使われるほど、現在のトレンドとして定着しているサイズです。

20インチホイールの費用相場

20インチホイールの購入を検討する際、製造方法やブランドによって価格帯が大きく異なるため、予算に応じた選択肢を理解しておくことが重要です。
ホイール単品とセットで大きく変わります。
ホイール単品価格

製造方法によって価格と性能のバランスが大きく変わるため、用途と予算を考慮して最適な選択をすることが大切です。
- 鋳造ホイール:1本 4~7万円前後
- 鍛造ホイール:1本 8~15万円以上
- 3ピースホイール:1本 10~20万円以上
鋳造ホイールはコストパフォーマンスに優れ街乗りメインの方におすすめ、鍛造ホイールは軽量で高性能を求める方に最適、3ピースホイールは最高級の仕上がりとカスタム性を重視する方向けです。

セット価格(4本)

タイヤとのセット購入は単品購入より割安になることが多く、初回購入時は特にメリットが大きくなります。
- エントリーモデル:ホイール+タイヤセットで20~30万円
- ミドルクラス:ホイール+タイヤセットで30~50万円
- ハイエンドモデル:ホイール+タイヤセットで50~80万円以上
20インチのホイールセットは、楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで販売しています。
エントリーモデルでも十分な品質と見た目の変化を実感でき、ミドルクラス以上では性能面でも大きな違いを感じられるでしょう。

購入・取付費用の目安

ホイール本体以外にも各種工賃や処分費用が発生するため、トータルコストを事前に把握しておくことが大切です。
- ホイール取付工賃:4本で1~2万円
- バランス調整:4本で5,000~8,000円
- タイヤ処分費:4本で2,000~4,000円
工賃は店舗によって差があるため、事前に複数店舗で見積もりを取ることをおすすめします。

💡 節約のコツ: ネット通販(楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング)で購入し、取付専門店で装着するのが一般的で経済的です。
インチアップ時の注意点とタイヤ選び

20インチにインチアップする際の重要なポイントを解説します。
ホイールのインチアップは見た目と性能の向上をもたらしますが、間違った選択をすると車検に通らない、走行に支障をきたすなどの問題が発生する可能性があるため、正しい知識が不可欠です。
外径を合わせる重要性

純正タイヤとほぼ同じ外径にすることで、以下の問題を避けられます。
- スピードメーターの誤差
- 車高の変化
- 車検への影響
外径の誤差は±3%以内に収めることが車検対応の基本で、この範囲を超えるとメーター誤差や車検不適合の原因となります。

タイヤ選びのポイント

安全性と法的適合性を確保するため、以下の3つの要素は必ず純正仕様以上を満たす必要があります。
ロードインデックス(LI):車両重量に対応した数値以上を選択
スピードレンジ:純正と同等以上の性能を確保
車体からのはみ出し:適切なホイール幅、インセットを選ぶ
特にロードインデックスが不足すると車検に通らず、スピードレンジが低いと高速走行時の安全性に問題が生じる可能性があります。

おすすめタイヤサイズ例

以下は代表的な車種に適合する20インチタイヤサイズで、純正外径に近い設定となっています。
245/40R20(ハリアー、クラウンなど) 245/35R20(スポーツセダン) 275/40R20(大型SUV)
これらのサイズは多くのタイヤメーカーが製造しており、選択肢が豊富で価格競争も期待できるメリットがあります。
よくある質問(FAQ)

Q. 20インチにすると乗り心地は?
A. 扁平率が下がるため硬めになりますが、ハンドリングは格段に安定します。
街乗り重視なら18~19インチも検討してください。

Q. 燃費に影響はある?
A. ホイールが重くなると燃費は若干悪化する可能性があります。
軽量鍛造ホイールを選べば影響を最小限に抑えられます。

Q. 冬用タイヤも20インチにする必要がある?
A. 冬は18インチにインチダウンするのが一般的です。
スタッドレスタイヤの性能と経済性を両立できます。
Q. 中古のホイールを買う際の注意点は?
A. 曲がりや亀裂がないか、バランスが取れるかを確認。
修理歴のあるホイールは避けることをおすすめします。

まとめ

20インチホイールは、迫力のある見た目と走行安定性を両立させたい人に最適な選択です。
選択のポイント
- 国内人気ブランドは RAYS・WORK・Weds・ENKEI・SSR が信頼の鉄板
- 車種別にSUV、ミニバン、セダン、スポーツカーそれぞれに合ったモデルを選択
- 費用相場は4本セットで20~50万円前後が一般的
- 車検対応や燃費への影響も考慮して、自分に合ったホイールを選択
愛車をワンランク上のスタイルに変身させる20インチホイール。
この記事を参考に、あなたにぴったりの一台を見つけてください。
※価格は2025年時点の目安です。実際の価格は販売店にお確かめください。
ホイール購入時は、ホイールナットも必要になるケースが多いため、注意してください。

ホイールの重さを重要視する方はこちらの記事を参考にしてください。


