「BRZ(ZD8)をもっとスタイリッシュにしたい」
「19インチを履きたいけど、干渉やはみ出しが不安…」
「車検に通る“現実的な範囲”で決めたい」
ZD8型BRZは、純正の17・18インチでも十分カッコいいです。
でも、足元の存在感を一段上げるなら、19インチ化はやっぱり魅力。
ただしBRZはスポーツカーなので、足回りのクリアランスがそこまで広くありません。
サイズ選びを雑にすると、以下のような「ありがちな失敗」に繋がります。
- ハンドル全切り時にインナーへ干渉する
- ローダウン後に沈み込みで当たる
- フェンダーからの“見え方”次第でNG判定になる
- 乗り心地がかなり硬くなる
この記事では、ZD8で19インチを“きれいに・安全に”履くための考え方を、数値ベースでわかりやすくまとめました。
この記事の結論:ZD8の王道19インチはこのセット
「迷ったらコレ」で外しにくい、現実的にまとまりやすい王道です。
- タイヤ:225/35R19(215/35R19)
- ホイール:19×8.0J +45〜+48(PCD100/5H)
- ポイント:ローダウンは“必須ではないが推奨”。見た目を整えるなら約20〜30mm目安
このセットを軸に、見た目重視(ツライチ寄せ)にするか、干渉リスクを最小化するかで調整します。
この記事は、ブレンボキャリパーではなく、ノーマルキャリパーの前提です。ブレンボキャリパー車は、適合ホイールが変わるため注意してください。
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→ Yahoo!でBRZ(ZD8)の19インチホイールセットを探す
ZD8型BRZの特徴と19インチ化のメリット・デメリット

ZD8型BRZは純正でもスタイルと走りの完成度が高いクルマです。
だからこそ19インチへのインチアップは“盛るカスタム”ではなく、純正バランスを崩さず伸ばすアップデートとして考えるのが成功のコツ。
見た目の迫力だけでなく、車検適合・干渉リスク・公道での扱いやすさまでまとめて判断できるサイズ選びが大事になります。
19インチ化のメリット

19インチにすると、フェンダーの丸みが強調されてBRZのグラマラスなラインと足元の“調和”が生まれます。
17・18よりも視線が低く集中し、純正よりワンランク上の“完成された感”が出るのが最大の魅力。
- 迫力が一気に出る(足元が引き締まる)
- フェンダーとのバランスが取りやすく、ツライチ風の見た目が作りやすい
- キャリパーが見えやすくなり、スポーツ感が増す
- 19インチはホイールデザインの選択肢が増える(ただしPCD100は別)
メリットについては以下の記事を参考にしてください

デメリット

19インチはメリットが大きい一方で、タイヤの扁平化による突き上げ感・バネ下重量の増加によるハンドリングの鈍さ・コスト上昇が起こりやすいサイズです。
- 扁平が下がるので乗り心地は硬くなりやすい
- バネ下が重くなるとBRZの軽快さが薄れる(銘柄・ホイール重量が重要)
- タイヤ・ホイールが高くなりがち
- サイズを攻めると干渉・はみ出しの管理が必要
デメリットについては以下の記事を参考にしてください

BRZ(ZD8)の基本スペックと純正ホイール情報

対象車両
- 車種:スバル BRZ(2代目)
- 型式:ZD8
- 年式:2021年〜
- 駆動方式:FR
- PCD:100
- ホール数:5H
- ハブ径:56mm(スバル系)
※この記事は、標準キャリパー車について書いています。
初代BRZはこちらの記事を参考にしてください。

純正タイヤ・ホイール

※グレードにより異なります。
本記事では以降、純正17インチ(215/45R17)を外径比較の基準にします。
| グレード例 | タイヤ | ホイール | インセット | 外径目安 |
|---|---|---|---|---|
| 純正17インチ | 215/45R17 | 17×7.5J | +48 | 約625mm |
| 純正18インチ(グレードにより) | 215/40R18 | 18×7.5J | +48 | 約629mm |
失敗しないタイヤ選び:外径差と“現実的な車検目線”

インチアップで一番大事なのは、タイヤ外径を変えすぎないことです。
外径差が大きいほど、メーター誤差や干渉リスクが増えます。
車検の考え方(目安)
- 外径は「純正から±3%以内」をひとつの目安にします
- 車検は外径だけでなく、最低地上高・フェンダーからのはみ出し・干渉の有無など複合で見られます
19インチ化は純正よりクリアランス管理の精度が求められ、車検は見え方や車高設定で判断が分かれることがあります。
ボディに収まってそうに見えてもNGになることがおおいため注意が必要です。
ZD8(純正17インチ:215/45R17=約625mm)基準|19インチ外径比較
19インチ外径比較
| タイヤサイズ | 外径目安 | 純正比(625mm基準) | 外径差 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 215/35R19 | 約633mm | +約8mm | +約1.3% | 純正外径との差が小さくメーター誤差が出にくい。 |
| 225/35R19 | 約640mm | +約15mm | +約2.4% | 銘柄が多く、見た目と実用性のバランスが取りやすい。 |
タイヤ外径の比較は以下の記事を参考にしてください

タイヤ外径の計算式(参考)

タイヤ外径は以下の公式で求められます。
外径 =(幅×扁平率×2)+(リム径×25.4)
例:225/35R19
225×0.35×2+19×25.4 = 約640mm

ツライチ度と安全性を両立するホイールサイズ

ZD8の純正は 7.5J +48。
ここを基準に、外へ出すか・内側を稼ぐかを考えます。
ZD8 19インチ:おすすめホイール幅×インセット一覧
| ホイール | 難易度 | 推奨タイヤ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 19×8.0J +48 | 低 | 215/35R19 | 純正に近い位置。フロント内側・フェンダーインナーの干渉リスクが低め。 |
| 19×8.0J +45 | 中 | 225/35R19 | 見た目と実用のバランスが良い。 20〜30mmの軽めローダウンと相性◎ |
| 19×8.5J +45 | 中〜高 | 225/35R19 | ツライチ寄せに向くが、車高・キャンバー管理が必要。 |
| 19×8.5J +42 | 高 | 225/35R19 | かなり攻めた設定。干渉&はみ出しの調整前提。公道より競技寄り。 |
※「+48→+45」は約3mm外へ動きます。
数ミリでも見た目が変わる反面、個体差・車高・キャンバーで当たりやすさも変化します。

干渉・はみ出しを避ける“現実的な対策”

フロントで当たりやすい場所
見た目を優先してタイヤ幅やインセットを攻めすぎると、ショック周りやスタビリンク周辺にも当たりやすくなります。
車高の沈み込みや路面のうねりでもクリアランスが変わるため、“静止状態+全切り+荷重時”の3つの視点で確認すると失敗しにくいです。
- フェンダーインナー(全切り時)
- ショック周り
- スタビリンク周辺
対策の優先順位(おすすめ順)
- タイヤ幅を欲張らない(215/35R19が安定)
- インセットを攻めすぎない(+45〜+48が扱いやすい)
- 車高は必要に応じて調整(見た目を整えるなら20〜30mm目安)
- はみ出すならキャンバーで“逃がす”(やりすぎは摩耗増)

リアで当たりやすい場所
アライメント(特にトー角)がズレるとタイヤの“入り方の見え方”も変わり、干渉や偏摩耗が早まるため、リアはローダウン後の調整前提で考えると安心です。
- フェンダー内側
- 荷重時の沈み込み(段差で当たるケース)
対策
- リアは特に「沈み込み」を想定して車高設定
- トー角が狂うとタイヤの入り方が変わるので、車高調を入れたらアライメントはセット
車高とアライメントの目安

「19インチ=車高調必須」と断言する記事もありますが、実際は目的次第です。
ただ、見た目を整えて干渉も減らしたいなら、軽めローダウン(20〜30mm)は相性がいいです。
車高の目安(ストリート向け)
19インチ化では純正よりフェンダーとタイヤの距離が縮まるため、車高をほんの少し下げるだけで「決まった感」が手に入ります。
- ローダウン:約20〜30mm
- 最低地上高:9cm以上(ここは必須)
特に最低地上高9cm未満は車検NGになるため、乗車や荷物の重みで沈んだ時も9cm以上を確保できているかをチェックすると安心です。
アライメントの目安(ストリート)
ホイールを大きくしたら、タイヤの入り方も微妙に変わります。
そこで大事になるのがアライメント。
- フロント:キャンバー -1.5°前後、トーは適正(極端に振らない)
- リア:キャンバー -1.0〜-1.5°前後、トーは安定方向
※数値は“目安”です。車高・タイヤ・ホイールの組み合わせで変わります。

PCD100のホイール選び:ここで失敗しない

ZD8はPCD100 / 5Hです。
114.3のホイールは基本的に使えません(変換スペーサー等は別議論)。

PCD100で探しやすい傾向
- RAYS、ENKEI、WORKなどはPCD100の設定があるモデルも多い
- ただし19インチ×PCD100は選択肢が減るので、納期と在庫も要確認

ハブリングは“推奨”ではなく、できれば付けたい
スバル系のハブ径は56mm。
社外ホイール側のセンターハブが大きい場合、ハブリングで隙間を埋めると、
- センターが出やすい
- 低速〜中速の微振動が出にくい
- ナット締結が安定しやすい
…というメリットがあります。できれば付けたいパーツです。

19インチにおすすめのタイヤ銘柄

19インチで大事なのは「性能」よりも先に重さと剛性のバランスです。
BRZは軽快さが魅力なので、重いタイヤを選ぶと“鈍さ”が出やすいです。
公道メイン(ストリート)
毎日の通勤・買い物・高速移動もこなすなら、Pilot Sport 5(ミシュラン)・ADVAN Sport V107(ヨコハマ)・POTENZA S007A(ブリヂストン)のような“プレミアムスポーツ”系統が崩れにくいです。
- プレミアムスポーツ系(バランス型)
- できれば速度記号はV以上(V/W/Y)を目安に
タイヤサイズによって銘柄の選択が異なります。
スポーツ寄り(週末ワインディング)
公道メインならタイヤが軽くてヨレにくい設計、週末スポーツなら温まりやすく限界が読みやすいモデルを選ぶのが正解。
高速・雨天・段差のストレスまで含めて“ちょうどいい”を狙いましょう。
- グリップ寄り銘柄を選ぶと気持ちいいが、摩耗は早くなる
- 雨の日の扱いやすさも要確認
※ブランド名の羅列より、まずは「重さ・剛性・用途」で決めるのが失敗しにくいです。

費用の目安

初めての19インチ化は「安さだけで決めると逆に迷います」。
買ってからの調整コスト・乗り心地・干渉対策まで含めて総額で見るのが正解。
BRZは特に“体感差”が出るクルマなので、1本あたりのホイール重量やタイヤ剛性のバランスも予算配分に入れると失敗しにくくなります。
- 19インチ(鋳造ホイール+タイヤ):25〜55万円あたりが現実的
- 車高調+アライメントを入れるなら:+15〜35万円見ておくと安心
→ Yahoo!でBRZ(ZD8)の19インチホイールセットを探す
「ホイールが安い=正解」ではなく、BRZは体感が出やすいので、できれば重量も意識したいところです。

装着後のメンテナンス

19インチは見た目の満足度が高い反面、純正より足回りがシビアになります。
だからこそ、装着後のケアを押さえておくと安心感も長持ちします。
ナット締め付けトルク
タイヤ交換時にはホイールナットの締め付けは重要です。
- 適正トルク:103N・m(目安)
- 装着後50〜100km走行したら増し締め確認
タイヤ交換のやり方は以下の記事で紹介しています。

ホイールナットの規格

BRZのホイールナットは以下のサイズです。
- BRZ(スバル):M12×P1.25
- 数:20個(1台分)
- 座面:ホイール指定に合わせる(多くはテーパー60°)
※ナットは“使い回しでトラブル”が多いので、社外ホイール導入時は同時購入が安心です。

まとめ:ZD8の19インチは「225/35R19×8J+45〜+48」が現実の最適解

ZD8で19インチをきれいに履くなら、まずはここが軸です。
- タイヤ:225/35R19(王道)
- ホイール:19×8.0J +45〜+48(扱いやすい)
- PCD100/5Hを必ず確認
- 見た目と干渉対策を両立したいなら、軽めローダウン(20〜30mm)が相性◎
- ハブリング(56mm)とナット(M12×P1.25)も忘れずに
BRZはもともと完成度の高い車です。
だからこそ、19インチ化も「攻めすぎないサイズ」でまとめると、見た目も走りも崩れません。
【免責】
本記事は一般的な適合目安です。実際の装着は、車高・アライメント・個体差・タイヤ銘柄(実測幅)で結果が変わります。
購入前に必ず専門店で現車確認・適合確認を行ってください。車検可否は検査官判断や地域運用で差が出ることがあります。


兄弟車のGR86はこちらの記事


