マツダCX-5(KF系)に20インチホイールを装着して、もっと迫力のあるスタイルにしたい。
でも…
- どのサイズが適合するの?
- 乗り心地や注意点は?
- 実際の見た目はどう変わる?
そんな疑問を、車業界で10年働いた経験をもとに20インチ特化で詳しく解説します。
後半では、純正車高とローダウンでの見た目比較写真や、費用シミュレーション表も掲載しています。
CX-5と対象モデル

マツダCX-5の現行KF系モデル(2017年8月~、DBA-KFEPなど)が対象です。
2017年のマイナーチェンジ以降のモデルは外観や足回りの仕様が共通しており、 インチアップやタイヤ交換の際も基本的なサイズは同じです。
グレードや駆動方式(2WD/4WD)による大きな違いはありませんが、装着するホイールやタイヤは 車検適合や走行性能を考慮して選ぶことが重要です。
純正タイヤ・ホイールサイズ

CX-5(KF系)の純正仕様は以下の通りです。
- タイヤ:225/65R17
- ホイール:17×7J
- ホール数:5穴
- PCD:114.3
- インセット:+45
ホイールナット仕様

CX-5のホイールナットサイズは以下の通りです。
- M12×P1.5
- 21HEX(21ミリ)
- 必要数:1台分で20個
社外ホイールに交換する場合も、このナットサイズを守ることで安全性と適合性を確保できます。

CX-5 KF系の20インチ参考サイズ

CX-5(KF系)で20インチへインチアップする場合の一般的な参考サイズは以下の通りです。
項目 | 数値 |
---|---|
タイヤサイズ | 245/45R20 |
ホイールサイズ | 20×8.0J |
ホール数 | 5H |
PCD | 114.3 |
インセット | +45 |
ただし、これはあくまで一般的な推奨例であり、車高の状態や足回りのカスタム内容によって適合可否が変わる点に注意が必要です。
ローダウンしている場合やワイドタイヤを選ぶ場合は、干渉やはみ出しが発生する可能性もあるため、購入前には必ず販売店や専門ショップで確認しましょう。
タイヤ外径の比較

インチアップ時は、純正に近い外径にすることでスピードメーターの誤差を最小限に抑えられます。
- 225/65R17(純正):724mm
- 245/45R20:約728mm
- 245/40R20:約704mm
今回の20インチ参考サイズである245/45R20は、外径がおよそ728mmとなり、純正との差は約4mm。
この差は非常に小さいため、実用上の影響はほとんどなく、日常走行や車検にも支障のない範囲といえます。

20インチ装着のメリットとデメリット
CX-5のホイールを20インチに変更すると、見た目や走行フィーリングが大きく変わります。
スタイリングの迫力アップやデザインの幅が広がる一方で、走行性能や維持費に影響する点もあるため、メリットと注意点を理解してから検討することが大切です。
メリット

- 見た目の迫力が大幅アップ
- ホイールデザインの選択肢が豊富
- カスタム感が強く個性を出せる
街中や駐車場でもひと目でわかる存在感を手に入れられます。

デメリット

一方で、20インチ化にはいくつかのデメリットや注意点があります。
- 扁平率が低くなるため乗り心地が硬くなる
- タイヤ価格が高くなる傾向
- ホイール幅・インセットの選択を誤ると干渉の恐れ
- 重量増により燃費や加速性能に影響する場合あり
このように、20インチ化は見た目や個性を追求する上で大きな魅力がありますが、快適性やコスト面での影響も踏まえて選択することが重要です。
乗り心地やコスト面をもう少し抑えたい場合は、19インチという選択肢もあります。

ローダウン有無で変わる見た目
同じ20インチホイールでも、車高の状態によって印象は大きく変わります。
ここでは、純正車高とローダウン時の見た目や特徴を比較してみましょう。
上:純正車高/下:ローダウン仕様
純正車高(ローダウンなし)

日常の使い勝手や乗り心地を重視するなら、純正車高のままがおすすめです。
段差や傾斜での干渉リスクが少なく、走行時の安心感があります。
ただし、フェンダーとタイヤの隙間がやや広めに残るため、横から見た際に腰高感が出やすい点はデザイン面での課題といえます。
ローダウンあり

ローダウンを行うと、タイヤとフェンダーの隙間が詰まり、見た目の迫力が一気にアップします。
ホイールデザインも際立ち、カスタム感が高まるのが魅力。
一方で、段差や急な傾斜でアンダーボディやバンパーを擦りやすくなるため、走行ルートや駐車場の選び方に注意が必要です。
費用シミュレーション(20インチの場合)

項目 | 内容 | 金額目安 |
---|---|---|
ホイール(20インチ×4本) | アルミ鋳造ホイール | 120,000〜200,000円 |
タイヤ(245/45R20×4本) | 国産ブランド | 80,000〜140,000円 |
ナットセット | M12×P1.5(20個) | 3,000〜6,000円 |
取り付け工賃 | バランス調整・組み込み含む | 8,000〜15,000円 |
廃タイヤ処分料 | 1本500〜800円程度 | 2,000〜3,200円 |
合計 | — | 約213,000〜364,000円 |
節約のコツ
20インチ化はどうしても高額になりがちですが、次のポイントを押さえることで出費を抑えられます。
- ホイール+タイヤセットで購入すると、別々に買うより割安になることが多い
- 持ち込み取り付け可能なショップを利用し、ネット購入品を活用する
- ナットは流用できる場合もありますが、新品に交換する方が安心
これらをうまく組み合わせれば、見た目の迫力と安全性を両立しながらコストも抑えられます。
ホイールデザインとカラー選び

20インチへのインチアップでは、ホイールのデザインやカラー選びによって車の印象が大きく変わります。
ここでは代表的なデザインとカラーの特徴をまとめました。
デザイン例

ホイールのデザインは、愛車の印象を左右する重要なポイントです。
シンプルで力強いタイプから、華やかで高級感のあるタイプまでさまざまな種類があり、選び方によってCX-5の雰囲気は大きく変わります。
- 5本スポーク系:純正の雰囲気を保ちつつ迫力アップ
- ディッシュ系:ラグジュアリー感を強調
- メッシュ系:スポーティかつ高級感あり
自分の好みだけでなく、ボディカラーや使用シーンとの相性も考慮して選ぶことで、より満足度の高い仕上がりになります。

カラー例
- シルバー:万能で合わせやすい
- ブラックポリッシュ:引き締め効果+高級感
- ガンメタ:スポーティで落ち着いた雰囲気
デザインとカラーの組み合わせ次第で、CX-5の印象は大きく変化します。
愛車の使用シーンや好みに合わせて選ぶことで、満足度の高いカスタムが実現できます。

購入前のチェックポイント
20インチホイールを購入する際は、デザインや価格だけでなく、車両との適合性をしっかり確認することが重要です。
以下のポイントを押さえておくことで、購入後のトラブルを防げます。
- 型式・年式・グレード適合の確認:CX-5(KF系)の中でも年式やグレードによって装着条件が異なる場合があります。商品説明欄やメーカー適合表で必ずチェックしましょう。
- ホイール幅・インセットの適正確認:フェンダーからのはみ出しや干渉を防ぐため、20インチの場合は幅やインセットが推奨値に収まっているかを確認します。
- ナットサイズの確認:CX-5はM12×P1.5・21HEXが基本仕様。流用できる場合もありますが、安全性を考慮して新品を用意するのがおすすめです。
- カスタム車の干渉チェック:ローダウンやブレーキキャリパー交換などのカスタムをしている場合は、特に干渉やクリアランス不足の有無を事前に確認しましょう。

通販で探す場合の例
店頭での購入が難しい場合は、通販サイトでも20インチホイールを探せます。
例えば、以下のような大手サイトではCX-5対応の20インチセットが多数見つかります。
通販で購入する場合は、適合情報や返品条件を必ず確認し、安心できるショップを選びましょう。
まとめ

CX-5(KF系)は20インチホイールの装着が可能で、推奨サイズは245/45R20です。
20インチ化により見た目の迫力は格段にアップしますが、乗り心地やタイヤ価格といった面での影響も考慮する必要があります。
ローダウンすればさらに映えるスタイルになりますが、日常使いの快適性を優先するなら純正車高のままでも十分に楽しめます。
購入時にはホイールサイズ・インセット・ナット規格を必ず確認しましょう。
愛車をさらにカッコよくしたい方は、20インチインチアップで足元から印象を変えてみてください。
【適合車種:マツダ CX-5(KF系)2017-】 TOYO プロクセス CL1 SUV 245/45R20 103 夏用タイヤとホイールの4本…
さらに大きなサイズを装着したい方はこちらの記事を参考にしてください。
