ハイゼットシリーズは、ダイハツが誇る軽商用車のロングセラーモデル。
近年ではS700系を中心に、カーゴ・デッキバン・トラック・ジャンボなど多彩なバリエーションが展開され、アウトドア・趣味用途での人気も高まっています。
この記事では、ハイゼットシリーズ各モデルの純正タイヤサイズとインチアップ時のサイズ例を一覧でまとめました。
「どのサイズが装着できるの?」「車検対応はどこまで?」という方にも参考になるよう、車種別・型式別の早見表+注意点を解説しています。
ハイゼットシリーズ|インチアップサイズ早見表

モデル | 型式 | 純正タイヤ | 14インチ | 15インチ | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ハイゼットカーゴ | S700V/S710V | 145/80R12 80/78N LT | 165/55R14(LT) | 165/50R15 | 14インチなら車検対応可能 |
ハイゼットデッキバン | S700W/S710W | 145/80R12 80/78N LT | 165/55R14(LT) | 165/50R15 | カーゴと同様の傾向 |
ハイゼットトラック | S500P/S510P | 145R12 6PR | 165/55R14(LT) | 165/50R15 | 4WD車はハンドル切れ角に注意 |
ハイゼットジャンボ | S500P/S510P | 145R12 6PR | 165/55R14(LT) | 165/50R15 | リフトアップで15インチも装着可能 |
※上記サイズは純正車高での装着を前提とした目安サイズです。ローダウン/リフトアップ車や個体差により装着可否が変わることがあります。
ハイゼットシリーズ各モデルの特徴と選び方のポイント
ハイゼットと一口に言っても、カーゴ・デッキバン・トラック・ジャンボとさまざまなバリエーションがあります。
ここでは、各モデルの特徴と、それぞれに最適なインチアップ方法やホイール選びのポイントをまとめました。
「自分の車にはどんなスタイルが合うのか?」と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ハイゼットカーゴ(S700V/S710V)

商用車としての荷室性に優れ、街乗りからアウトドアまで幅広く対応できる万能モデル。
- タイヤはLT規格が必須。14インチLTタイヤで車検OK。
- カスタム派にはマットブラックやブロンズのホイールが人気。
- ハイゼットカーゴに似合うホイールデザイン・カラーまとめ
ハイゼットカーゴ(S700系)のインチアップ完全ガイドはこちら

ハイゼットデッキバン(S700W/S710W)

荷台とキャビンを両立した“遊び心”あるモデル。車中泊や趣味仕様にぴったりです。
- カーゴと共通のタイヤ・ホイールサイズがベース。
- 見た目も個性的でホイールを変えてさらにインパクトがアップ。
タイヤ。ホイールサイズなど基本的な部分は同じです。
ハイゼットトラック(S500P/S510P)

本格的な荷運びや農業用として活躍。近年ではアウトドア仕様にも人気が拡大中。
- バン用145R12 6PRが純正サイズ。
- 14〜15インチへのインチアップが可能。
- オフロード感を演出したいならホワイトレターやA/Tタイヤとの組み合わせも◎
ハイゼットトラックのインチアップ完全ガイドはこちら

ハイゼットジャンボ(S500P/S510P)

広いキャビンと荷台を持つ、アウトドア好きに人気の軽トラモデル。
- リフトアップ+15インチ装着で迫力アップ!
- ホイールカラーはマットブラックが特に人気。
タイヤ外径は大きくなりますが、165/60R15を選択する方もいます。
軽トラック ハイゼットジャンボ ノーマル車高 タイヤホイール 4本セット オープンカントリー RT 165/60R15 …
インチアップ時の注意点とQ&A

インチアップカスタムは、見た目の迫力やスタイルアップだけでなく、走行安定性の向上にもつながります。
しかし、適切なサイズを選ばなければ「車検非対応」や「干渉・不具合」といったトラブルにつながることも。
ここでは、ハイゼットシリーズのインチアップ時に知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。
タイヤの外径に注意

インチアップで見落としがちなのが、タイヤの外径(直径)です。
外径が大きく変わると、
- スピードメーターに誤差が出たり
- フェンダーに干渉して擦れるといったトラブルにつながります。
✅ 一般的な目安は「純正外径比 ±3%以内」。
特にハイゼットシリーズのような実用車では、過剰な外径アップは避けたほうが安全です。

車検対応を意識する

ハイゼットカーゴやトラック、ジャンボなどは商用車(バン登録)のため、LT(Light Truck)規格のタイヤが必要になるケースが多いです。
特に車検の際には、
- 耐荷重表示(LI値)
- LT表記
などがチェックされるため、乗用車用タイヤでは通らない可能性があります。
✅ 14インチサイズなら、LT規格の選択肢が多く、車検対応しやすいです。
一方、15インチにはLT規格の設定が少ないため、「撮影・イベント用」などの非車検用途に留めるのが無難です。

ナットの座面形状を確認

社外ホイールを装着する際に注意したいのが「ナットの形状」です。
ハイゼットシリーズは基本的にテーパー座(60度円錐)のホイールナットを採用しています。
✅ 社外ホイールによっては「球面座」や「平面座」も存在するため、ホイールとナットの座面形状が合っていないと、固定力が不足して非常に危険です。
装着前に「ホイール説明書」や「メーカーサイト」で対応ナットを必ず確認しましょう。

よくある質問(Q&A)

Q. ハイゼットは15インチでも装着できますか?
A. はい、装着は可能です。
ただし、15インチのLT規格タイヤは非常に限られており、ほとんどが乗用車規格(車検非対応)となるため注意が必要です。
✅ 車検を意識するなら14インチ+LTタイヤが現実的です。

Q. インセット(オフセット)はどこまで大丈夫?
A. ハイゼットシリーズの純正ホイールインセットは+40前後です。
インチアップ時も+45前後が基準となり、これを外れると:
- +35以下(外に出る) → フェンダー干渉・車検非対応のリスク
- +50以上(内に入る) → サスペンションやインナーに干渉の可能性
✅ 安全に乗るなら4J、+45〜あたりが無難な選択肢です。

Q. 乗り心地は悪くなりますか?
A. 一般的に、インチアップによりタイヤの扁平率が下がる(=厚みが薄くなる)ため、
クッション性が減って硬めの乗り心地になります。
ただし、
- 空気圧の調整
- 荷重に合ったタイヤ選び
- 純正サスペンションとのバランス
などを意識すれば、実用範囲で快適性を保つことは可能です。

まとめ|迷ったらまず14インチ&LTタイヤからスタート!

ハイゼットシリーズはモデルや年式によって装着できるホイールサイズが異なりますが、LTタイヤを装着しているためインチアップは注意が必要です。
「純正車高+14インチ+LTタイヤ」であれば、
- 見た目のカスタム感
- 車検対応の安心感
- 実用性や走破性のバランス
を高水準で両立できます。
純正サイズのままホイールを交換するのもオススメです。
【適合車種:ダイハツ ハイゼット カーゴ(S700系)2022-】 TOYO オープンカントリー RT 145/80R12 80/78N タ…
「どんなホイールが似合うか悩む…」という方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
この記事が、あなたのインチアップカスタム選びの参考になれば幸いです。
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