『185/60R16のインチアップサイズ』17/18インチのタイヤサイズと外径比較

インチアップ

「16インチの185/60R16のインチアップはどうすればいいの?」

インチアップする時のタイヤサイズの疑問に答えます。

ここでは、185/60R16のタイヤを17インチから18インチにインチアップする時のサイズを紹介します。

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185/60R16をインチアップ

インチアップ

インチアップは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくすることを言います。

ホイールサイズを大きくすることで、車の見た目が変わり、車の雰囲気が一気に変わります。

185/60R16を車に合わせてインチアップすることができます。

そのインチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事です。

インチアップのメリット

インチアップにはメリットがあります。

  • スタイリッシュになる
  • 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
  • グリップ性能を上げれる
  • 操縦安定性が向上させれる

インチアップの一番のメリットは、見た目が変わり、インパクトが出ること。

ホイールを大きくすることで、ブレーキのサイズを変えたり、タイヤの扁平率を下げることで、コーナーリング、安定感を出すことができます。

インチアップのデメリット

インチアップには多くのメリットがある一方で、デメリットや注意点もあります。

  1. 乗り心地が硬くなる
    扁平率が低いほど、タイヤのクッション性が下がり、路面の凸凹がダイレクトに伝わりやすくなります。快適性重視の方は要注意です。

  2. 費用がかさみやすい
    大径ホイールや低扁平タイヤは価格が高め。4本セットだと予算オーバーになる可能性もあるので、事前にしっかりと相場をリサーチしましょう。

  3. 外径や幅の変化による車検リスク
    タイヤの外径が純正比±3%を超えてしまうと、スピードメーター誤差が大きくなり車検に通らない場合があります。また、タイヤの幅が増えすぎると車体からはみ出してしまい、これもNGです。

185/60R16のインチアップサイズ例

シルバーのホイール
【185/60R16の基本情報】
  • タイヤ幅:185mm
  • 扁平率:60%
  • インチ:16
  • タイヤ外径:628mm
  • LI(ロードインデックス):83

※タイヤ外径、LIは、メーカー・商品によっても異なるのであくまで目安の数値です。

インチアップは外径を合わせるのが鉄則

インチアップ

インチアップする際は、「タイヤ外径(直径)」をなるべく純正サイズに近づけることが重要です。

極端に外径が変わると速度計に誤差が出るうえ、車検に通らないリスクも高まります。

185/60R16のタイヤ外径(目安)

185/60R16のタイヤ外径は、計算によって求めることができますが、タイヤによって若干異なります。

【185/60R16のタイヤ外径の計算例】
185mm(タイヤの断面幅)×0.6(偏平率)×2+16(リム径)×25.4(インチ)=628.4
mm

185/60R16:外径 約628mm

※タイヤメーカーや銘柄によって数ミリほどの違いが出る場合があります。

185/60R16の参考装着車種

185/60R16は、コンパクトカーに採用されるタイヤサイズです。

例えば、トヨタのアクアクロスオーバー、ホンダのフィット クロスターなどが185/60R16を装着しています。

タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。

185/60R16を17インチにする時のサイズ

17インチのサイズ

185/60R16を17インチにする場合、205/50R17がいいですが、タイヤ外径が大きくなるので注意が必要。

一般的には、タイヤ外径を同じか少し小さくするので205/45R17を選択する方がいいかもしれません。

※タイヤ外径は、メーカー、タイヤによって異なるので、記載しているのはあくまで参考値です。

<タイヤ外径比較>

  • 185/60R16:628mm(純正)
  • 205/50R17:636mm
  • 205/45R17:616mm

【205/50R17のタイヤ外径の計算例】
205mm(タイヤの断面幅)×0.5(偏平率)×2+17(リム径)×25.4(インチ)=636.8
mm

タイヤ外径が近いのは205/50R17です。

205/45R17は、タイヤ外径は小さくなり、205/50R17は大きくなります。

タイヤ幅がありますので、車によってははみ出す可能性があります。

17インチのロードインデックス

LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正タイヤは 185/60R16 83なので、83以上のタイヤにする必要があります。

205/45R17のロードインデックスは88です。
205/50R17のロードインデックスは93です。

MICHELIN PILOT SPORT5 205/45ZR17 (88Y) XL
ダンロップ LE MANS V 205/50R17 93V XL

インチアップ時には、タイヤのロードインデックスに注意が必要です。

※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。

XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。

入れる空気圧は購入したタイヤのデータを確認してください。

185/60R16を18インチにする時のサイズ

18インチのサイズ

185/60R16を18インチにする場合、205/40R18がいいです。

<タイヤ外径比較>

  • 185/60R16:628mm(純正)
  • 205/40R18:621mm

【205/40R18のタイヤ外径の計算例】
205mm(タイヤの断面幅)×0.4(偏平率)×2+18(リム径)×25.4(インチ)=621.2
mm

タイヤ外径が近いのは205/40R18です。

タイヤ外径は185/60R16よりも少し小さくなります。

18インチのロードインデックス

185/60R16を18インチにする時のLI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは185/60R16 83なので、83以上のタイヤにする必要があります。

205/40R18のロードインデックスは86。

タイヤのロードインデックスに注意が必要です。

※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。

XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。

入れる空気圧は購入したタイヤのデータを確認してください。

※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。

インチアップの注意点

はみ出し

インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。

ここではインチアップする時の3つの注意点を紹介します。

タイヤの外径

タイヤの外径

タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。

タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなります。

また、外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性があります。

タイヤ外径の計算方法

タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)

計算式: タイヤの外径 = (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + タイヤの内径(リム径)

タイヤの幅

ナンカン

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。

はみ出すと車検が通りません。

車高を落としていると、干渉の危険もあります。

車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

タイヤのロードインデックス

インチアップする時は、タイヤの負荷能力にも注意が必要。

タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。

タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められています。

ロードインデックスの値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。

インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。

ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。。
ロードインデックス

まとめ

ここでは、185/60R16のインチアップサイズを紹介しました。

185/60R16のタイヤ外径は628mm

それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。

タイヤサイズタイヤ外径
17インチ205/45R17616mm
18インチ205/40R18621mm

インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、車検の規定があります。

車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。

記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

※記載のタイヤ外径は計算上の数値です。

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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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