215/45R18のインチアップするなら?19インチ・20インチのタイヤサイズと注意点

ホイール

「215/45R18のタイヤをもっと大きなホイールに変えて、愛車をスタイリッシュにしたい」

そんなときに検討したいのがインチアップ。

しかし、インチアップにはメリット・デメリットがあり、外径やロードインデックスなど、確認すべきポイントもいくつか存在します。

本記事では、215/45R18のタイヤを19インチ20インチへ変更する際のサイズ例や注意点をわかりやすく解説します。

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215/45R18のインチアップ

RAV4 22インチ

インチアップとは、タイヤ外径(タイヤの直径)をほぼ変えずに、ホイールのリム径(インチ数)だけを大きくすることです。

具体的には偏平率を下げる(タイヤのサイドウォールを薄くする)ことで、外径を極力変えずにリム径をアップさせる方法になります。

  • 見た目の変化
    ホイールが大きくなるため、車の印象が大きく変わり、スタイリッシュなルックスを演出可能。
  • 運動性能への影響
    タイヤのサイドウォールが薄くなるため、コーナリング性能や操縦安定性が高まることも期待できます。

215/45R18を19インチやさらに大きな20インチにすることも可能です。

インチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事です。

インチアップのメリット

インチアップにはメリットがあります。

  • スタイリッシュになる
  • 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
  • グリップ性能を上げれる
  • 操縦安定性が向上させれる

インチアップの一番のメリットは、見た目が変わり、大きなホイールはインパクト抜群です。

また、ホイールを大きくすることで、ブレーキのサイズを変えたり、タイヤの扁平率を下げることで、コーナーリング、安定感を出すことができます。

インチアップのデメリット

インチアップには、デメリットもあります。

  • 乗り心地が悪くなる
  • 燃費が悪化することもある
  • 費用がかかる

タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。

転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。

また、タイヤ・ホイールの価格は高いので、費用がかかるのはデメリットになりますが、見た目が大きく変化します。

インチアップの注意点

はみ出し

インチアップ時に特に注意したいポイントは「タイヤ外径」「タイヤ幅」「ロードインデックス」の3点です。

タイヤの外径

タイヤの外径

タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。

タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなります。

また、外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性があります。

タイヤ外径の計算方法

タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)

計算式: タイヤの外径 = (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + タイヤの内径(リム径)

タイヤの幅

ナンカン

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなり、タイヤ幅に注意する必要があります。

  • 幅が広すぎるタイヤは車体からはみ出してしまい、車検に通らない場合も。
  • 車高を落としている場合はフェンダー干渉のリスクも高まります。

車高を落としていると、干渉の危険もあります。

車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

タイヤのロードインデックス

ロードインデックス

タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。

ロードインデックス(LI)を下げないことは大切です。

  • ロードインデックス(LI)はタイヤが支えられる重量の指標。
  • 純正のLIより下がるタイヤは安全面でも好ましくなく、車検に通らないこともあるので要注意。

タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められています。

ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。。
ロードインデックス

215/45R18の基本情報

インチアップ
  • タイヤ幅:215mm
  • 扁平率:45%
  • リム径(インチ):18
  • タイヤ外径(目安):650mm
  • ロードインデックス(一般的な値):93

※数値はメーカーや銘柄によって若干異なる場合があります。

【215/45R18のタイヤ外径の計算例】
215mm(タイヤの断面幅)×0.45(偏平率)×2+18(リム径)×25.4(インチ)=650.7
mm

インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくします。

タイヤ外径が大きいと、スピードメータ表示が実測よりも遅く表示されて危険です。

215/45R18の参考装着車種

アクセラ

215/45R18は、ミニバン、ステーションワゴンなど幅広く採用されるタイヤサイズです。

例えば、マツダのマツダ3などが215/45R18を装着しています。

タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。

215/45R18を19インチにする時のサイズ

19インチのサイズ

215/45R18を19インチにする場合は、225/35R19が近いです。

タイヤ外径とロードインデックスを考えて、タイヤサイズを選ぶ必要があります。

19インチのタイヤ外径

19インチにする場合は、純正のタイヤ外径に近づける必要があります。

<タイヤ外径比較>

  • 215/45R18:650mm(純正)
  • 225/35R19:640mm
  • 225/40R19:662mm

【225/35R19のタイヤ外径の計算例】
225mm(タイヤの断面幅)×0.35(偏平率)×2+19(リム径)×25.4(インチ)=640.1
mm

215/45R18を19インチにする場合は、225/35R19が近いです。

225/35R19はロードインデックスが低いので注意してください。

19インチのロードインデックス

215/45R18を19インチにする時のLI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは215/45R18 ロードインデックス93なので、93以上のタイヤにする必要があります。

一般的な225/35R19のロードインデックスは88
一般的な225/40R19のロードインデックスは93/89

225/35R19、225/40R19のXL規格のタイヤもあります。

ロードインデックスについて

  • 純正が93の場合、225/35R19だと多くは88となり不足するケースが多い。
  • XL規格(エクストラロード)のタイヤを選び、空気圧を高めに設定することでロードインデックスをクリアできる場合があります。
  • メーカーやタイヤ銘柄によってLIは異なるため、装着前に必ず確認しましょう。

225/35R19のXL規格タイヤもありますので、空気圧によってはロードインデックスをクリアすることができる場合があります。

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215/45R18を20インチにする時のサイズ

215/45R18を20インチにする場合は、235/30R20が近いです。

タイヤ外径とロードインデックスを考えて、タイヤサイズを選ぶ必要があります。

20インチのタイヤ外径

20インチにする場合は、純正のタイヤ外径に近づける必要があります。

<タイヤ外径比較>

  • 215/45R18:650mm(純正)
  • 225/35R20:666mm
  • 235/30R20:649mm
  • 245/30R20:655mm

【235/30R20のタイヤ外径の計算例】
235mm(タイヤの断面幅)×0.30(偏平率)×2+20(リム径)×25.4(インチ)=649
mm

215/45R18を20インチにする場合は、235/30R20が近いです。

235/30R20はロードインデックスが低いので注意してください。

20インチのロードインデックス

215/45R18を20インチにする時のLI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは215/45R18 ロードインデックス93なので、93以上のタイヤにする必要があります。

一般的な225/35R20のロードインデックスは90 XL
一般的な235/30R20のロードインデックスは88 XL
一般的な245/30R20のロードインデックスは90 XL

※ロードインデックスが純正を下回ることもあります。

  • 20インチでは多くのサイズがXL規格となっており、空気圧を高めに設定すれば純正のLIをカバーできる場合もあります。
  • 空気圧を高く設定すると乗り心地やタイヤの摩耗状況も変わるため注意が必要。
  • 245/30R20は幅が広くなるため、はみ出しや干渉に注意してください。
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インチアップ時の車検・安全面での注意

インチアップの注意点
  1. 外径の違いによるスピードメーター誤差
    • 実際の速度とメーター表示の差が大きい場合、車検に通りません。
  2. ロードインデックス不足
    • 耐荷重能力が基準を下回ると、安全面や保安基準的にも問題があります。
  3. ホイールのオフセットやリム幅
    • タイヤサイズだけでなく、ホイールのオフセットやリム幅次第でフェンダーからはみ出したり、車体に干渉したりする可能性があります。

車検適合を保証するものではありません。
実際の装着や車検対応可否は各車両やタイヤメーカー・ホイールメーカーの情報をチェックし、自己責任で行ってください。

まとめ

スポークホイール

ここでは、215/45R18のインチアップサイズを紹介しました。

215/45R18のタイヤ外径は650mm

それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。

タイヤサイズタイヤ外径
19インチ225/35R19 XL640mm
20インチ235/30R20 XL649mm
※記載のタイヤ外径は計算上のデータです。

インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、車検の規定があります。

車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。

記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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