175/70R14をインチアップするなら?15・16インチのサイズと注意点

175/70R14をインチアップするなら?15・16インチのサイズと注意点

175/70R14をインチアップしたいけれど、15インチや16インチはどのサイズを選べばいいの?

185/60R15や195/50R16は装着できるの?

175/70R14は、フィット・ヴィッツ・ポルテ・アクア・ヤリスなどのコンパクトカーで使われることがあるタイヤサイズです。

インチアップをすると見た目の印象を変えられますが、サイズ選びを間違えると、スピードメーター誤差・干渉・ロードインデックス不足につながる可能性があります。

この記事では、車業界で10年働いた経験をもとに、175/70R14を15インチ・16インチへインチアップする場合の候補サイズ、タイヤ外径、ロードインデックスの注意点をわかりやすく解説します。

175/70R14からインチアップを検討している方は、購入前の参考にしてください。

タップできる目次

先に結論|175/70R14のインチアップは外径とLIを確認する

175/70R14を15インチ・16インチへインチアップする場合は、タイヤ外径を純正サイズに近づけることが大切です。

15インチでは185/60R15、16インチでは195/50R16などが候補になる場合があります。

ただし、タイヤ幅が広くなるサイズでは、車種によってはみ出しや干渉に注意が必要です。

見た目だけで選ばず、タイヤ外径・ロードインデックス・ホイール幅・インセット・空気圧・干渉を確認して選びましょう。

175/70R14をインチアップ

RAV4 22インチ

インチアップは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくすることを言います。

175/70R14を車に合わせて、15インチや16インチにインチアップすることも可能。

175/70R14の基本情報とタイヤ外径

175/70R14 75Sは、以下の内容を表しています。

175/70R14 75S
  • タイヤ幅:175mm
  • 扁平率:70%
  • リム径:14インチ
  • タイヤ外径:600mm ※参考値
  • LI(ロードインデックス):75 ※参考値
  • 速度記号:S (最高速度180km/h)

※タイヤ外径、LIは、メーカー・商品によっても異なるのであくまで目安の数値です。

【175/70R14のタイヤ外径の計算例】
175mm(タイヤの断面幅)×0.7(偏平率)×2+14(リム径)×25.4(インチ)=600.6
mm

インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくするのが一般的です。

175/70R14の参考装着車種

175/70R14は、 主にコンパクトカーに採用されるタイヤサイズです。

例えば、ホンダのフィット(GK系)やトヨタのヴィッツポルテ(NNP10)アクア(グレードB)ヤリス10系などが175/70R14を装着しています。

タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。

コンパクトカー全体のインチアップサイズを比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。

コンパクトカーのインチアップ完全ガイド|アクア・ヤリス・ノート・フィットのサイズ選び

175/70R14を15インチにする時のサイズ

15インチ

175/70R14を15インチにする場合は、185/60R15 84がいいです。

インチアップ時は、タイヤ外径を純正に合わせたり、純正タイヤのロードインデックスをクリアする必要があります。

15インチのタイヤ外径

175/70R14を15インチにする時は、タイヤの外径を純正タイヤに合わせる必要があります。

14インチと15インチのタイヤ外径比較
  • 175/70R14:600mm
  • 185/60R15:603mm
  • 185/65R15:621mm

【185/60R15のタイヤ外径の計算例】
185mm(タイヤの断面幅)×0.6(偏平率)×2+15(リム径)×25.4(インチ)=603
mm

175/70R14をインチアップするとき、タイヤ外径が近いのは185/60R15です。

15インチのロードインデックス

ロードインデックス

175/70R14を15インチにする時のLI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは 175/70R14 84なので、84以上にする必要があります。

185/60R15のロードインデックス:84
195/50R15のロードインデックス:82

※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なります。

175/70R14をインチアップするときは、185/60R15 84のタイヤやXL規格のタイヤを選ぶといいです。

175/70R14を16インチにする時のサイズ

16インチのサイズ

175/70R14を16インチにする場合は、195/50R16が候補になります。

195/50R16は外径が約601mmで、175/70R14の約600mmに近いサイズです。

ただし、タイヤ幅が広くなるため、車種によってははみ出しや干渉に注意が必要です。

16インチのタイヤ外径

インチアップする時は、タイヤの外径を純正タイヤに合わせる必要があります。

<14インチと16インチのタイヤ外径比較>

  • 175/70R14:600mm
  • 185/55R16:609mm
  • 195/45R16:581mm
  • 195/50R16:601mm

【195/50R16のタイヤ外径の計算例】
195mm(タイヤの断面幅)×0.5(偏平率)×2+16(リム径)×25.4(インチ)=601.4
mm

175/70R14をインチアップするとき、タイヤ外径が近いのは195/50R16です。

16インチのロードインデックス

LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは 175/70R14 84なので、84以上にする必要があります。

185/55R16のロードインデックス:83
195/50R16のロードインデックス:84
195/45R16のロードインデックス:80

メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なります。

ロードインデックスも考えると195/50R16がいいです。

インチアップするときは、ロードインデックスが高いタイヤやXL規格のタイヤを選ぶといいです。

※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。不安な場合は、タイヤ専門店で車種ごとの適合を確認してから選びましょう。

インチアップのメリットとデメリット

インチアップ

インチアップは、メリットデメリットがあることを把握して行うことが大事です。

インチアップのメリット

インチアップにはメリットがあります。

  • スタイリッシュになる
  • 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
  • グリップ性能を上げれる
  • 操縦安定性が向上させれる

インチアップの一番のメリットは、見た目が変わることです。

ホイールが大きくなることで足元に存在感が出て、車全体の雰囲気もスポーティに見えやすくなります。

ただし、インチアップすれば必ず走行性能やグリップ性能が上がるわけではありません。

インチアップのデメリット

インチアップ

インチアップには、デメリットもあります。

  • 乗り心地が悪くなる
  • 燃費が悪化することもある
  • 費用がかかる

タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。

転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。

また、タイヤ・ホイールの価格は高いので、費用がかかるのはデメリットです。

インチアップの注意点

はみ出し

インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。

特に注意したいのは以下の部分です。

  • タイヤ外径
  • タイヤ幅
  • ロードインデックス

ここではタイヤを選ぶ時の3つの注意点を紹介します。

タイヤの外径

タイヤの外径

タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。

タイヤ外径が大きく変わると、スピードメーター誤差や干渉につながる可能性があります。

車検では、外径だけでなく、はみ出し・干渉・ロードインデックスなども確認されるため、純正外径に近いサイズを選ぶことが大切です。

タイヤ外径の計算方法

タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)

計算式: タイヤの外径 = (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + タイヤの内径(リム径)

タイヤの幅

ナンカン

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。

はみ出すと車検が通りません。

車高を落としていると、干渉の危険もあります。

車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

タイヤのロードインデックス

タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。

タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められていて、タイヤの負荷能力にも注意が必要です。

ロードインデックスの値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。

インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。

ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。
ロードインデックス

175/70R14のインチアップ前に確認したい関連記事

まとめ|175/70R14のインチアップは外径とLIを確認する

ここでは、175/70R14のインチアップサイズを紹介しました。

175/70R14のタイヤ外径は、計算上では約600mmです。

15インチでは185/60R15、16インチでは195/50R16などが候補になります。

インチ候補サイズタイヤ外径注意点
15インチ185/60R15約603mm外径は近いが、LIと干渉を確認
16インチ195/50R16約601mm外径は近いが、タイヤ幅・インセット確認が必要

インチアップは、ただホイールを大きくすればいいわけではありません。

タイヤ外径・ロードインデックス・ホイール幅・インセット・空気圧・干渉を確認して、車種に合ったサイズを選びましょう。

近い14インチサイズのインチアップ記事

※記載のタイヤ外径は計算上のデータです。

【参考文献】
日本自動車タイヤ協会 JATMA: https://www.jatma.or.jp/safety_technology/tyre_standards.html
JAF: https://jaf.or.jp/

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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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