「ホイール選びってかなり悩むんだよね・・・」という方は多いのではないでしょうか?
ホイールには、たくさんの種類があり、デザイン、サイズ、金額もバラバラ。
アトレーには、いったいどのサイズが装着できるのか?

「何を買ったらいいのかわからない・・・」という悩みに陥りがち。
この記事では、その悩みを少しでも解消できるように、アトレーのインチアップサイズをお見せしちゃいますね。
アトレー
アトレーは、ダイハツの軽バンです。
<アトレーの型式>
- 初代(1981年-1986年)
- 2代目(1986年-1994年)
- 3代目(1994年-1998年)
- 4代目(1999年-2005年)
- 5代目 S320G/S330G/S321G/S331G型(2005年-2021年)
- 6代目 S700V/S700W/S710V/S710W型(2021年-)
このページでは、6代目アトレー(2021年-)について書いています。
アトレーのグレードは3種類
- RS
- X
- デッキバン
駆動方式は、FFと4WDがあります。
アトレーの純正タイヤ・ホイールサイズ

12インチ車
- 型式:3BD-S700V-ZBXZ
- 年式:2021年12月~
- タイヤサイズ:145/80R12 80/78N LT
- ホイールサイズ:12×4J
- ホール数:4穴
- PCD:100
- インセット:40
アトレーの純正サイズは12インチです。
全車12インチ(13インチの設定はありません。)
<タイヤサイズ>
145/80R12 80/78N LT(ISO表示)
※アトレーは、バン扱いなのでライトトラック用タイヤを装着し、通常の145/80R12とは違いますので注意してください。
145/80R12 80/78N LTの表示が必要です。(ライトトラック用タイヤ
従来表示の145R12 6PRも装着可能。
アトレーのホイールナットサイズ

ホイールナットのサイズ
- M12×1.5
- 21HEX(21ミリ)
ナットの個数は1台分で16個です。
アトレーのインチアップに関して

◆ タイヤの外径は変わらないようにする必要があります。
タイヤの外形が大きく変わると、車のスピードメーターに影響が出て危険ですし、車検も通りません。
(例 スピードメーター40km 実際の速度 50km)
タイヤの外形を大きくすると、このようになる可能性があります。
どんなサイズでも装着出来るわけではなく、装着出来るサイズはある程度限られます。
◆ 車体の干渉やはみ出しに注意してください。
ホイール幅やインセットによって、はみ出しや干渉が決まりますので、慎重に選んでください。
車高を落とすことで、はみ出しを回避しやすくなりますが、干渉に注意してください。
アトレーインチアップサイズ
アトレーのインチアップは、いくつかの問題があります。
まず、アトレーは、純正タイヤが12インチで、LT(ライトトラック)のタイヤを装着しています。
そのため、タイヤの強度などの部分から、インチアップは難しいです。(車検など)
車検などを考えずに、単純にインチアップだけを考えるなら、記載するサイズになると思います。
※インチアップ時は、タイヤ外径を合わせる必要があるため、外径も合わせて記載しています。
13インチのサイズ

純正から1インチアップすると13インチです。
タイヤ外形は、純正タイヤの外形と近いサイズにする必要があります。
<13インチのタイヤ外径>
- 155/65R13:タイヤ外径:531mm
- 145/80R12:タイヤ外径:536mm(純正)
※あくまで計算上の参考サイズです。
【155/65R13のタイヤ外径の計算例】
155mm(タイヤの断面幅)×0.65(偏平率)×2+13(リム径)×25.4(インチ)=531.7mm
ネット通販でホイールやホイールセットを販売しています。
⇒ アトレー(S700系)の13インチホイールセットを楽天で見る
⇒ アトレー(S700系)の13インチホイールセットをYahoo!ショッピングで見る
14インチのサイズ

14インチにする場合は、タイヤ外形を純正タイヤと近いサイズにする必要があります。
<14インチの外径>
- 155/55R14:タイヤ外径:526mm
- 165/55R14:タイヤ外径:537mm
- 145/80R12:タイヤ外径:536mm(純正)
※あくまで計算上の参考サイズです。
【165/55R14のタイヤ外径の計算例】
165mm(タイヤの断面幅)×0.55(偏平率)×2+14(リム径)×25.4(インチ)=537mm
タイヤ外径の差があると、スピードメーターの表示と実際の速度が異なります。
純正の外径より大きくすると、メーター表示の方が遅くなりますので危険です。
(例 実際のスピード50キロ、メーターの表示45キロなど)
アトレーのインチアップの注意点

アトレーは、強度の高いライトトラックタイヤLT系のタイヤ(145/80R12 80/78N LT)を装着しています。
145R12 6PRも装着可能(表示方式の違い)
ロードインデックス(荷重指数)をクリアする必要がありますが、インチアップサイズでは強度が足りないため車検は通りません。
アトレーは、ライトトラックタイヤを装着しているため、インチアップに不向きです。
インチアップすると、純正のタイヤの強度が保てない可能性が高く、装着はNG(車検に通らない)になると思います。
また、ホイールもJWL-Tタイプの強度があるホイールが必要です。
アトレーは、バン扱い(軽トラックと同じ扱い)のため、普通乗用の軽自動車とは扱いが変わります。
※記載の装着可能サイズは、あくまで参考サイズです。
インチアップが出来ないわけではありませんが、通常のタイヤでは車検に通らない可能性が高いため、自己責任でお願いします。
14インチのLTタイヤ
1LT規格の14インチタイヤも存在します。
- YOKOHAMA PARADA PA03 165/55R14C 95/93N
- ロードインデックスが確保されているため、LT規格としては選択肢の一つ
- ただし 車検適合を保証するものではない
PARADA PA03 165/55R14C 95/93Nは、軽トラや軽バンに14インチを装着したい方に人気のタイヤです。
新型アトレーは、タイヤサイズ165でフロントはギリギリです。
はみ出しの可能性もあり、車検NGになる場合があります。
【軽自動車用】ロクサーニ バトルシップ NEO (14×4.5J 4-100 +45) マットブラック + YOKOHAMA(ヨコハマ) PA…
◆ ホイール・タイヤのはみ出しにも注意
ホイールの中心部分が突出しているホイールは、はみ出しの可能性があります。
ホイールはフェンダー内に入っていても、タイヤの側面部分のはみ出しにも注意が必要です。
まとめ
今回は、「アトレーのインチアップ」を紹介しました。
アトレーのインチアップは 制限が多く、難易度が高いです。
特に 車検適合 の問題があり、通常の乗用車とは異なり LTタイヤの使用が必須となるため、慎重な選択が必要です。
安全性や法規制を考慮して、無理のない範囲でインチアップを検討してください。
タイヤ・ホイール選びの参考になればと思います。