ホンダの人気ワゴンのシャトル。
「シャトルのインチアップはできるの?」
この記事では、シャトルに16インチ・17インチ・18インチを装着する時のサイズを紹介します。
車業界で10年働いた経験をもとにシャトルをインチアップする時の疑問に答えます。
シャトル

ホンダシャトルは2015年に登場した5ナンバーサイズの実用的ワゴン。
広い荷室と燃費性能の両立が魅力です。
2017年8月にはマイナーチェンジを実施し、デザインや装備が向上しています。
シャトルのモデルラインナップ
- ガソリンモデル:GK8/9型
- ハイブリッドモデル:GP7/8型
主要グレード
- HYBRID(ベーシックモデル)
- HYBRID X(バランス型中間グレード)
- HYBRID Z(最上級グレード)
駆動方式とエンジン
- 駆動方式:FF(前輪駆動)または4WD(四輪駆動)
- エンジン:1500cc+モーター(ハイブリッド)
シャトルの純正サイズ

インチアップを検討する前に、シャトルの純正仕様を確認しましょう。
15インチのサイズ
- 型式:DBA-GK8
- 年式:2015年5月~
- タイヤサイズ:185/60R15
- ホイールサイズ:15×6J
- ホール数:4穴
- PCD:100
- インセット:50
<ハイブリッド>
- 型式:DAA-GP7
- 年式:2015年5月~
- タイヤサイズ:185/60R15
- ホイールサイズ:15×6J
- ホール数:4穴
- PCD:100
- インセット:50
社外品ホイールの15インチ×6.0Jのホイール(4穴100mm)で、インセットが+45ぐらいでも装着ができそうです。
※ホイールセットを購入する時は、シャトルに適合するサイズを選びます。
シャトルのホイールナットサイズ

シャトルのホイールナットサイズです。
- M12×1.5
- 19HEX(19ミリ)
シャトルのホイールナットは、1台分は16個必要です。
シャトルは社外品ホイールを装着する場合、別途ナットが必要になります。
⇒ ホンダ車のナットに関して
シャトルのインチアップサイズ

ホイールをインチアップすると、シャトルの外観と性能が向上します。
【シャトルのインチアップ可能サイズ】
シャトルの適合サイズ | |
15インチ | 185/60R15 |
16インチ | ○ 185/55R16 |
17インチ | ○ |
18インチ | △ |
シャトルは、純正15インチを装着していますが、16インチの装着が可能です。
シャトルをインチアップする時の注意点

ホイールセット購入時には、サイズには注意する必要があります。
- タイヤ外径の維持
- 純正と同等の外径を維持することが車検対応の必須条件
- 外径が大きく変わるとスピードメーターの誤差が生じ危険(例:表示40km/hで実際50km/h)
- ホイール仕様の適合確認
- PCD(ピッチサークル径)とホール数は必ず合わせる
- インセット値は許容範囲内で選定
- 車体との干渉やはみ出し
- フェンダーやサスペンションとの干渉に注意
- タイヤがボディからはみ出すと車検不適合になる可能性
- 乗り心地への影響
- インチアップにより低扁平タイヤになるため乗り心地は硬くなる
- サイズが大きいほど路面の凹凸を感じやすくなる
サイズによっては、はみ出したり、干渉する場合もありますので、適合車種にシャトルの記載があるかを確認した方がいいです。
シャトルの16インチのサイズ

シャトルの16インチの参考サイズです。
- タイヤサイズ:185/55R16
ホイールサイズ:16×6J - ホール数:4H
- PCD:100
- インセット:45
HYBRID Zグレードでは純正で16インチを採用しており、見た目と性能のバランスが非常に良い組み合わせです。
純正15インチからのインチアップでも違和感なく装着できます。
ネットでホイールセットを買う方法や注意点はこちら
⇒ ネットでホイールセットを買う
16インチのタイヤ外径比較

16インチにインチアップするときには、純正のタイヤ外径に近いサイズを選びます。
- 185/60R15:603mm(純正)
- 195/50R16:601mm
- 185/55R16:609mm
【185/55R16のタイヤ外径の計算例】
185mm(タイヤの断面幅)×0.55(偏平率)×2+16(リム径)×25.4(インチ)=609.9mm
※ HYBRID Zは、純正16インチ(185/55R16)を装着しています。
純正で185/60R15を装着している場合は、195/50R16の方がタイヤ外径が近いです。
シャトルの16インチのホイールセット
ネット通販でシャトルのホイールセットを購入できます。
適合車種、適合型式を確認して、適合するホイールセットを購入してください。
シャトルの17インチのサイズ

シャトルの17インチの参考サイズです。
- タイヤサイズ:205/45R17
- ホイールサイズ:17×6.5J
- ホール数:4H
- PCD:100
- インセット:45
※装着可能サイズですが、あくまで参考サイズです。
17インチのメリット・デメリット
- メリット
- スポーティな外観
- 走行安定性の向上
- ブレーキ性能の向上
- デメリット
- 乗り心地の低下
- タイヤコストの上昇
- 車両との干渉リスク上昇
17インチのタイヤ外径
インチアップする時はタイヤ外径を合わせます。
<純正と17インチのタイヤ外径比較>
- 185/60R15:603mm(純正)
- 195/45R17:607mm
- 205/40R17:595mm
【205/40R17のタイヤ外径の計算例】
205mm(タイヤの断面幅)×0.4(偏平率)×2+17(リム径)×25.4(インチ)=595.8mm
タイヤ外径が近い17インチは205/40R17です。
シャトルの17インチのホイールセット
ネット通販で17インチのホイールセットの購入も可能です。
適合車種、適合型式を確認して、適合するホイールセットを購入してください。
【適合車種:ホンダ シャトル(全グレード)2015-】 DUNLOP ディレッツァ DZ102 205/40R17 夏用タイヤとホイー…
シャトルの18インチのサイズ

シャトルの18インチの参考サイズです。
- タイヤサイズ:215/35R18
ホイールサイズ:18×7J - ホール数:4H
- PCD:100
- インセット:43
※装着可能サイズですが、あくまで参考サイズです。
18インチは、はみ出しの可能性が高いです。
18インチの注意点
- 乗り心地の大幅低下
- 扁平率35%の超低扁平タイヤとなるため、乗り心地は非常に硬くなる
- 日常使いよりもイベントや特別な場合向け
- 車体との干渉リスク
- フロント・リアともにクリアランスが厳しい
- ローダウン時は特に干渉リスクが高まる
- はみ出し注意
- ホイールデザインや車高によってはフェンダーからはみ出す可能性
- 車検不適合になるリスクあり
- 価格上昇
- ホイール・タイヤともに高価格帯
- 交換コストも上昇
シャトルの18インチのホイールセット
シャトルのホイールセットは、ネット通販でも購入可能です。
適合車種、適合型式を確認して、適合するホイールセットを購入してください。
18インチは、乗り心地ではなく、見た目重視の方におすすめです。
まとめ
今回は、シャトルのインチアップサイズを紹介しました。
シャトルのインチアップはグレードや使用目的によって最適解が変わります。
【シャトルのインチアップ可能サイズ】
シャトルの適合サイズ | |
15インチ | 185/60R15 |
16インチ | ○ |
17インチ | ○ |
18インチ | △ |
- 16インチ
- 大きな変更なしで可能。
- タイヤサイズ: 185/55R16
- ホイール仕様: 16x6J、PCD 100、オフセット 45
- 17インチ
- クリアランスの問題に注意が必要。
- タイヤサイズ: 205/45R17
- ホイール仕様: 17×6.5J、オフセット 45(参考)
- 18インチ
- 快適性を損なうためお勧めできません。
- タイヤサイズ: 215/35R18
- ホイール仕様: 18x7J、オフセット 43(参考)
インチアップはシャトルの魅力を引き出す素晴らしいカスタマイズですが、自分の使用スタイルに合ったサイズ選びが重要です。
この記事を参考に、あなたのシャトルにぴったりのホイール・タイヤの組み合わせを見つけてください。