インチアップ時のタイヤのサイズ変更方法。
「17インチの225/65R17のインチアップはどうすればいいの?」
225/65R17のタイヤを18インチから19インチにインチアップする時のサイズを紹介します。
225/65R17をインチアップする時の基本ルール

インチアップとは、タイヤの外径をほぼ維持しつつ、扁平率を下げてホイールのリム径を大きくするカスタム方法です。
ホイールサイズが大きくなり、車の外観と全体的な雰囲気が劇的に変化します。
225/65R17のタイヤを18インチ、19インチ、さらに20インチにインチアップすることが可能。
- タイヤ幅:225mm
- 扁平率:65%
- インチ:17
- タイヤ外径:724mm
- LI(ロードインデックス):102
基本をしっかり理解した上でインチアップを進めることが重要です。

インチアップの注意点

インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。
インチアップの基本ルール
- 外径を大きく変えない(±3%以内が推奨)
- ロードインデックス(LI)は純正以上を選ぶ
- フェンダーからのはみ出しや車体との干渉を防ぐ
ここでは3つの注意点を紹介します。
タイヤの外径を揃える

外径が大きく変わると、スピードメーター誤差や車検の不適合につながります。
✔ 純正サイズ:225/65R17(外径724mm)
インチアップ時は、純正の724mmに近いサイズを選ぶことが必須。
ロードインデックス(LI)を確認

ロードインデックスはタイヤの耐荷重性能を示す指標。
LIが純正(102)以上であることが必要です。規格を満たさない場合、安全性や車検の問題が発生します。
ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。
⇒ ロードインデックス
タイヤ幅とホイールの適合

インチアップではタイヤ幅が広くなるケースが多いため、フェンダーからのはみ出しや車体との干渉に注意が必要です。
車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

225/65R17の参考装着車種

225/65R17は、SUVに採用されるタイヤサイズです。
例えば、トヨタのハリアーやマツダのCX-8などが225/65R17を装着しています。
タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。
225/65R17のインチアップサイズ
225/65R17のインチアップは、デザイン性と走行性能を向上させる一方、乗り心地や燃費への影響も考慮する必要があります。
📌 インチアップ時の適正サイズ
✔ 18インチ:225/60R18(バランス型)
✔ 19インチ:245/45R19(見た目と走行性能UP)
✔ 20インチ:245/45R20(最も迫力のある選択肢)
📌 重要ポイント
✔ ロードインデックス102以上を選ぶ
✔ 外径を724mmに近づける
✔ ホイールのPCD・オフセットを適合させる
車検に関しては、タイヤ外径以外にロードインデックスやはみ出し干渉など様々な項目があります。
インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくします。
タイヤ外径が大きいとスピードメータ表示が実測よりも遅く表示され、危険です。
225/65R17を18インチにする時のサイズ

225/65R17を18インチにする場合、225/60R18がいいです。
<タイヤ外径比較>
- 225/65R17:724m
- 225/60R18:727mm
タイヤ外径が近いのは225/60R18です。
18インチのロードインデックス
225/65R17を18インチにする時のLI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズは 225/65R17 102なので、102以上のタイヤにする必要があります。
一般的な225/60R18のロードインデックスは100です。
225/60R18のXL規格のタイヤもあります。
(例) 225/60R18 104W XL
タイヤによっては、XLもありますので、ロードインデックスをクリアすることができます。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。
入れる空気圧は購入したタイヤのデータを確認してください。
225/65R17を19インチにする時のサイズ

225/65R17を19インチにする場合は、245/45R19が近いです。
<タイヤ外径比較>
- 225/65R17:724mm
- 245/45R19:703mm
225/65R17を19インチにする場合は、245/45R19が近いですが、タイヤ外径が小さくなります。
19インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
一般的な245/45R19のロードインデックスは102です。
245/45R19のXL規格のタイヤもあります。
(例) 245/45R19 102W XL
タイヤによっては、XLもありますので、ロードインデックスをクリアすることができます。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができますが空気圧に注意が必要です。
225/65R17を20インチにする時のサイズ

225/65R17を20インチにする場合は245/45R20が近いです。
<タイヤ外径比較>
- 225/65R17:724mm
- 245/40R20:704mm
- 245/45R20:728mm
245/40R20は、タイヤ外径が小さくなるため注意が必要です。
20インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズは 225/65R17 102なので、102以上のタイヤにする必要があります。
245/40R20のロードインデックスは99です。メーカーによって異なる場合があります。
現在、245/40R20でロードインデックスが102のタイヤはありません。
245/40R20を装着する場合は、XLタイヤを選択して、タイヤの空気圧で同等の荷重をキープする必要があります。
245/45R20のロードインデックスは103です。
※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。
インチアップのメリットとデメリット
インチアップは、メリットデメリットがあることを把握して行うことが大事です。
インチアップのメリット

インチアップにはメリットがあります。
- スタイリッシュになる
- 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
- グリップ性能を上げれる
- 操縦安定性が向上させれる
インチアップの一番のメリットは、見た目が変わること。
大きなホイールはインパクト抜群です。
また、ホイールを大きくすることで、ブレーキのサイズを変えたり、タイヤの扁平率を下げることで、コーナーリング、安定感を出すことができます。

インチアップのデメリット
インチアップには、デメリットもあります。
- 乗り心地が悪くなる
- 燃費が悪化することもある
- 費用がかかる
タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。
転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。
また、タイヤ・ホイールの価格は高いので、費用がかかるのはデメリット。
まとめ
ここでは、225/65R17のインチアップサイズを紹介しました。
225/65R17のタイヤ外径は724mm
それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。
タイヤサイズ | タイヤ外径 | |
18インチ | 225/60R18 | 727mm |
19インチ | 245/45R19 XL | 703mm |
20インチ | 245/45R20 XL | 728mm |
インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、車検の規定があるので十分に注意して行ってください。
車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。
記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。
【参考文献】
日本自動車タイヤ協会 JTMA: https://www.jatma.or.jp/safety_technology/tyre_standards.html
JAF: https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-accident/subcategory-rule/faq217