【195/65R15のインチアップ】16〜19インチの適合サイズ・外径・LIを徹底整理

195/65R15のインチアップ

「195/65R15をインチアップしたいけど、どのサイズが正解なの?」

この疑問は、実は“見た目だけで選ぶと失敗しやすい”典型例です。

インチアップは単にホイール径を大きくするだけでなく、

  • タイヤ外径
  • ロードインデックス(LI)
  • タイヤ幅

を純正に近づける必要があります。

本記事では、タイヤショップでの実務経験をもとに、16〜19インチまでの適正サイズ・NGサイズ・注意点を整理しました。

タップできる目次

そもそも「インチアップ」とは?

RAV4 22インチ

インチアップとは、タイヤ外径をほぼ変えずにホイール径(インチ)を大きくし、扁平率を下げることです。

メリット

17インチ化は「見た目」と「走りの感覚」を同時に変えるカスタムです。

特に車高を落としている車では、全体のバランスが整い、完成度が一気に高まります。

  • 見た目がスポーティになる
  • 足元が引き締まる
  • ハンドリングがシャープになる(条件次第)

デメリット

17インチ化はメリットが大きい一方で、快適性と実用面の負担が増えるカスタムでもあります。

特にコンパクトカーでは影響が大きく出やすいため、「見た目重視か、乗り心地重視か」をあらかじめ決めておくことが重要です。

  • 乗り心地が硬くなる
  • ロードノイズが増えやすい
  • パンクリスクが上がる
  • 燃費が悪化しやすい

結論:街乗り快適性なら16インチ、見た目重視なら17〜18インチが現実的です。

195/65R15の基本スペック

タイヤのサイズ

195/65R15 91H(代表例)

  • タイヤ幅:195mm
  • 扁平率:65
  • リム径:15インチ
  • タイヤ外径:約634mm
  • ロードインデックス(LI):91

タイヤサイズの見方は以下の記事を参考にしてください。

外径の計算式

【195/65R15のタイヤ外径の計算例】
195mm(タイヤの断面幅)×0.65(偏平率)×2+15(リム径)×25.4(インチ)=634.5mm

195 × 0.65 × 2 + 15 × 25.4 = 約634mm

👉 インチアップ時は“この634mmに近づける”のが基本ルールです。

195/65R15の純正採用車種(代表例)

プリウスPHV

多くは純正ホイール幅6J〜6.5Jが採用されています。

16インチへのインチアップ(最適解)

16インチのサイズ

候補サイズの外径比較

サイズ外径
195/65R15634mm(基準)
195/55R16620mm
205/55R16631mm(最適)
215/55R16632mm

結論:最適は 205/55R16(LI91)

理由

  • 外径がほぼ純正同等
  • LI91を確保
  • 乗り心地と見た目のバランスが良い

❌ 195/55R16はLI不足の可能性が高く非推奨

適切なインチアップサイズ

195/65R15の外径は約634mmであるため、16インチの適正サイズとして以下が挙げられます。

  • 205/55R16(外径:約631mm)
    • ロードインデックス:91V/H(615kg/本)
    • おすすめポイント:純正に近い外径で、安定性と乗り心地のバランスが良い
  • 195/55R16(外径:約620mm)
    • ロードインデックス:87V/H(545kg/本)
    • 注意点:外径がやや小さく、ロードインデックスが低くなるため、重量のある車両には不向き
  • 215/55R16(外径:約632mm)
    • ロードインデックス:93V/H(650kg/本)
    • おすすめポイント:耐荷重性能が向上し、スポーティな印象が強まる

195/65R15を16インチにインチアップする場合、205/55R16(91V/H)が最も適切なサイズ。

17インチへのインチアップ

17インチのサイズ

外径比較

サイズ外径
195/65R15634mm
205/50R17636mm
215/45R17625mm
215/50R17646mm

LI(耐荷重)の重要ポイント

  • 純正はLI91が基準
  • 205/45R17(LI88)は重量車で不足の可能性
  • 推奨は 215/45R17 91XL

結論(おすすめ)

サイズ評価
215/45R17 91XL総合バランス最強
225/45R17 94グリップ重視(燃費↓)
205/45R17 88軽量車のみ可

適切なインチアップサイズ

  • 205/45R17(外径:約616mm)
    • 純正よりも若干外径が小さくなるが、バランスの取れたインチアップサイズとなる。
    • ロードインデックス:88V(560kg/本) → 一部車種では荷重不足の可能性がある。
    • スポーティな見た目と軽快なハンドリングが特徴。

  • 215/45R17(外径:約625mm)
    • 純正に近い外径であり、見た目の迫力と実用性を両立できる。
    • ロードインデックス:91V(615kg/本) → 純正の91と同等の耐荷重を確保可能。
    • 走行安定性が向上するが、燃費が若干悪化する可能性がある。

  • 225/45R17(外径:約634mm)
    • 純正とほぼ同じ外径となり、スピードメーターの誤差が少ない。
    • ロードインデックス:94V(670kg/本) → 純正よりも耐荷重が向上する。
    • ワイドタイヤになるため、グリップ性能が向上するが、燃費や乗り心地への影響が大きくなる可能性がある。

195/65R15を17インチにインチアップする際、215/45R17(91V/H)が最もバランスの良い選択です。

195/65R15を18インチにする時のサイズ

18インチのサイズ

195/65R15を18インチにする場合の例です。

インチアップするときには、タイヤ外径を合わせる必要があります。

<タイヤ外径比較>
  • 195/65R15:634mm
  • 225/40R18:637mm

【225/40R18のタイヤ外径の計算例】
225mm(タイヤの断面幅)×0.4(偏平率)×2+18(リム径)×25.4(インチ)=637.2mm

サイズ変更による外径の差はわずか3mmで、ほぼ同等です。

しかし、225/40R18の標準ロードインデックス(LI)は88となり、多くの車の純正規格を下回ることがあります。

これを解決するためには、LIが92Yの「225/40R18 XL」タイヤを選ぶことが推奨されます。

XL指定のタイヤは、適切な空気圧を用いることで負荷能力を高めることが可能ですが、空気圧設定は、購入するタイヤの仕様に基づいて確認し、調整してください。

エクストラロード(XL)タイヤの空気圧の目安

195/65R15を19インチにする時のサイズ(上級者向け)

19インチのサイズ

195/65R15を19インチにする場合のタイヤ外径例です。

19インチのタイヤ外径比較
  • 195/65R15:634mm
  • 225/35R19:640mm
  • 235/35R19:647mm

【225/35R19のタイヤ外径の計算例】
225mm(タイヤの断面幅)×0.35(偏平率)×2+19(リム径)×25.4(インチ)=640.1
mm

タイヤ外径が近いのは225/35R19ですが、純正の外径よりも少し大きく、ロードインデックスは 88W XLで純正の91を下回ってしまいます。

235/35R19 91 XLもありますが、外径が大きくなりすぎるため厳しいと思います。
 
※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。

19インチを検討する場合は、車種別の干渉チェックが必須です。

195/65R15をインチアップする時の注意点

はみ出し

195/65R15をインチアップをする時は、いくつかの注意点があります。

  • タイヤの外径
  • タイヤの幅
  • タイヤのロードインデックス

ここでは3つの注意点を紹介します。

タイヤの外径

タイヤの外径

タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。

タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなります。

また、タイヤ外径を大きくしてしまうと、タイヤが車体へ接触する可能性が高くなります。

タイヤ外径の算出方法

タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)

計算式: タイヤの外径 = (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + タイヤの内径(リム径)

タイヤの幅

ナンカン

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。

はみ出すと車検が通りません。

車高を落としていると、干渉の危険もあります。

車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

タイヤのロードインデックス

タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。

タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められ、ロードインデックス値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。

インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。

ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。。

ロードインデックス

まとめ(保存版)

195/65R15のインチアップ

ここでは、195/65R15のインチアップサイズを紹介しました。

それぞれのサイズでタイヤ外径、ロードインデックスが近いのは以下のようなサイズです。

インチ最適サイズ
16インチ205/55R16 91
17インチ215/45R17 91XL
18インチ225/40R18 92XL
19インチ上級者のみ

インチアップは「見た目」だけでなく、外径・LI・空気圧管理が安全の要です。

本記事の数値は目安であり、最終適合は装着タイヤのカタログで確認してください。

また、車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。

記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

195/65R15を装着する代表的な車種のインチアップは以下の記事を参考にしてください。

プリウス50系のインチアップ記事

セレナC27のインチアップ記事

※記載のタイヤ外径は計算上のデータです。

【参考文献】
日本自動車タイヤ協会 JTMA: https://www.jatma.or.jp/safety_technology/tyre_standards.html
JAF: https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-accident/subcategory-rule/faq217

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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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