マツダCX-5(KF系)の足元をもう少し迫力ある見た目にしたいけれど、
「乗り心地は悪くしたくない」
「普段使いの快適さもキープしたい」
そんな方におすすめなのが18インチインチアップです。
この記事では、車業界で10年働いた経験をもとに、CX-5 KF系の18インチインチアップ情報を詳しく解説します。
CX-5(KF系)と純正サイズ

CX-5は、マツダのクロスオーバーSUVです。
年式、型式で2つに分かれています。
- 初代CX-5 KE系(2012年-2017年)
- 2代目CX-5 KF系(2017年-)
こちらのページでは、「2代目CX-5 KF系」について書いています。
純正タイヤ・ホイールサイズ

CX-5(KF系)の17インチ純正サイズです。
- タイヤ:225/65R17
- ホイール:17×7J
- ホール数:5穴
- PCD:114.3
- インセット:+45
CX-5は、純正17インチを装着しています。
ホイールナットサイズ

CX-5のホイールナットのサイズ
- M12×P1.5
- 21HEX(21ミリ)
CX-5のホイールナットは、1台分で20個です。

18インチの参考サイズ

項目 | 数値 |
---|---|
タイヤサイズ | 225/60R18 |
ホイールサイズ | 18×7J |
ホール数 | 5H |
PCD | 114.3 |
インセット | +45 |
ローダウン車やワイドトレッド化を検討している場合は、ホイール幅やインセットをやや変更することでさらに迫力あるスタイルに仕上げられますが、その際ははみ出し、干渉リスクを事前に確認しましょう。
17インチと18インチの外径比較

インチアップ時は、純正に近い外径にすることでスピードメーターの誤差を最小限に抑えられます。
- 17インチ:724mm(225/65R17)
- 18インチ:727mm(225/60R18)
外径差は約3mmとほぼ同等で、スピードメーターの誤差も気にならないレベルです。

18インチのメリット・注意点

CX-5のホイールを18インチに変更すると、見た目や走行フィーリングが大きく変わります。
スタイリングの迫力アップやデザインの幅が広がる一方で、走行性能や維持費に影響する点もあるため、メリットと注意点を理解してから検討することが大切です。
メリット

- 乗り心地と見た目のバランスが良い
- 純正より迫力アップ
- 干渉リスクが低い
- タイヤ価格が19・20インチよりも安い

注意点

18インチは17インチに比べて扁平率が下がるため、純正よりわずかに乗り心地が硬くなります。
特に段差や舗装の継ぎ目では、タイヤのクッション性が減る分、衝撃をやや感じやすくなる点は理解しておきましょう。
ただし、その分ハンドリングは引き締まり、カーブや高速道路での安定感が増す傾向があります。
街乗りメインでも、日常的な快適性を損なうほどの硬さではないため、程よくスポーティな走りを楽しめます。
費用シミュレーション(18インチの場合)

項目 | 内容 | 金額目安 |
---|---|---|
ホイール(18インチ×4本) | アルミ鋳造ホイール | 100,000〜160,000円 |
タイヤ(225/60R18×4本) | 国産ブランド | 60,000〜100,000円 |
ナットセット | M12×P1.5(20個) | 3,000〜6,000円 |
取り付け工賃 | バランス調整・組み込み含む | 8,000〜15,000円 |
廃タイヤ処分料 | 1本500〜800円程度 | 2,000〜3,200円 |
合計 | — | 約173,000〜284,000円 |
【適合車種:マツダ CX-60(KH系)2022-】 ダンロップ グラントレック AT5 235/60R18 103 夏用タイヤとホイー…
225/60R18のおすすめタイヤ銘柄
同じ225/60R18でも、選ぶタイヤによって走行フィール・静粛性・耐久性は大きく変わります。
ここでは、用途や重視する性能別にCX-5 KF系の18インチにおすすめのタイヤを5種類ご紹介します。
1. ブリヂストン REGNO GR-XIII TYPE RV
- 特徴:REGNOシリーズのSUV・ミニバン向け仕様で、吸音スポンジによる高い静粛性と乗り心地の良さが魅力。直進安定性も高く、高速巡航が快適。
- おすすめ用途:ファミリードライブや長距離移動が多く、静かで上質な乗り心地を求める方に最適。
- 価格感:高価格帯(1本あたり約2.8〜3.8万円)
ブリヂストン(BRIDGESTONE) REGNO GR-XIII TYPE RV 225/60R18 100H PSR08818
2. トーヨー PROXES CL1 SUV
- 特徴:静粛性・耐摩耗性・コストのバランスが良いSUV専用コンフォートタイヤ。雨天性能も安定し、日常使いに十分な性能。
- おすすめ用途:街乗り中心でコスパ重視、かつ静かで快適な走行を求める方。
- 価格感:中価格帯(1本あたり約1.6〜2.3万円)
3. ミシュラン Primacy SUV+
- 特徴:プレミアムSUV向けで、ウェットグリップ性能と耐久性に優れ、快適性も確保。長寿命性能にも定評あり。
- おすすめ用途:雨天の安心感と長期的な性能維持を重視する方。年間走行距離が多い方にもおすすめ。
- 価格感:中〜高価格帯(1本あたり約2.2〜3.2万円)
MICHELIN (ミシュラン) PRIMACY SUV + 225/60R18 100H 997192 タイヤのみ1本 ホイールは付属しません
4. ダンロップ GRANDTREK PT5
- 特徴:オンロード重視のSUV用タイヤ。ハンドリング性能と静粛性が高く、長距離移動時の疲労軽減にも貢献。
- おすすめ用途:高速道路走行や郊外ドライブが多い方、SUVらしい安定感を求める方。
- 価格感:中価格帯(1本あたり約1.8〜2.6万円)
ダンロップ(DUNLOP) 225/60R18 100H GRANDTREK PT5 1本 オンロードSUV用タイヤ 都市型 操縦安定性 ウエット…
5. ヨコハマ BluEarth-XT AE61
- 特徴:SUV専用設計で、ウェット性能・安定性・低燃費性を高い次元でバランス。左右非対称パターンで雨の日も安心感のある走り。
- おすすめ用途:雨天走行が多く、安全性と燃費を重視したい方。
- 価格感:中価格帯(1本あたり約1.9〜2.7万円)
YOKOHAMA(ヨコハマ) タイヤ サマータイヤ 1本 BluEarth-XT AE61 225/60R18 100H 18インチ
選び方の目安
- 静粛性・高級感重視 → REGNO GR-XIII TYPE RV
- コスパ重視の街乗り用 → PROXES CL1 SUV
- 雨天性能+耐久性重視 → Primacy SUV+
- 高速安定性重視 → GRANDTREK PT5
- 燃費+ウェット性能重視 → BluEarth-XT AE61
CX-5のホイールデザインとカラーの選び方

代表的なホイールデザインには以下があります。
- スポーク:細い棒状のデザインで、軽快かつスポーティな印象
- フィン:細かい羽状のデザインで、上品さと高級感を演出
- ディッシュ:面が広く、重厚感・存在感が強い
- メッシュ:細かい網目状で、スポーティかつ繊細な印象
CX-5の純正ホイールはスポークデザインを採用しています。
純正に近いデザインは車との相性が良く、自然にマッチしやすいので、初めてのインチアップでも安心です。
CX-5のホイールは、5本スポークデザインのホイールが装着されているので、同じようなデザインは相性が良く、無難にマッチします。
ホイールのカラー

インチアップ時は、ホイールデザインと同じくらいカラー選びも重要なポイントです。
色の選び方ひとつで、車の印象が大きく変わります。
無難に合わせやすいカラー
- シルバー:純正ホイールの多くに採用される定番カラーで、どんなボディカラーとも相性抜群。失敗が少なく、上品で落ち着いた雰囲気を演出します。
- ポリッシュタイプ:シルバーの表面を磨き上げた質感が特徴。高級感が増し、光の当たり方で輝きが変化します。
人気が高まっているカラー
- ブラックポリッシュ:スポーク表面がポリッシュ仕上げで、側面がブラック塗装されたデザイン。足元を引き締めつつ、存在感も演出できるため、SUVに特に人気です。最近は純正ホイールにも採用例が増えています。
詳細は以下の記事でも解説しています。
⇒ ブラック
⇒ ゴールド
⇒ ホワイト
⇒ メッキ
車のボディカラーとの相性
ホイール選びでは、デザインだけでなくボディカラーとの相性も重要なポイントです。
同じホイールでも、車体色によって印象が大きく変化。
使い方次第で印象を劇的に変えられるので、迷ったときは「無難なシルバー」と「攻めのブラック系」の2パターンでシミュレーションしてみると選びやすいです。
車のボディとホイールカラーの相性は、こちらの記事を参考にしてください。
⇒ 黒い車に合うホイール
⇒ 白い車に合うホイール
⇒ シルバーの車に合うホイール
⇒ 青いボディの車に合うホイール
⇒ 黄色のボディの車に合うホイール
⇒ 赤いボディの車に合うホイール
購入前のチェックポイント

18インチホイールを購入する際は、デザインや価格だけでなく、車両との適合性をしっかり確認することが重要です。
以下のポイントを押さえておくことで、購入後のトラブルを防げます。
- 型式・年式・グレード適合の確認:CX-5(KF系)の中でも年式やグレードによって装着条件が異なる場合があります。商品説明欄やメーカー適合表で必ずチェックしましょう。
- ホイール幅・インセットの適正確認:フェンダーからのはみ出しや干渉を防ぐため、19インチの場合は幅やインセットが推奨値に収まっているかを確認します。
- ナットサイズの確認:CX-5はM12×P1.5・21HEXが基本仕様。流用できる場合もありますが、安全性を考慮して新品を用意するのがおすすめです。
- カスタム車の干渉チェック:ローダウンやブレーキキャリパー交換などのカスタムをしている場合は、特に干渉やクリアランス不足の有無を事前に確認しましょう。
通販例
CX-5のホイールセットは、ネット通販で購入可能です。
18インチのホイールセット価格
ヤフーショッピング
⇒ CX-5 KF系 18インチのホイールセット
Amazon
⇒ CX-5 KF系 18インチのホイールセット

まとめ

CX-5 KF系は、推奨サイズ225/60R18での18インチ装着が可能です。
18インチは純正17インチからの適度なインチアップとなり、乗り心地と見た目の迫力をバランスよく両立できます。
20インチや19インチに比べてタイヤの扁平率が高く、路面からの衝撃吸収性が良いため、街乗りや長距離ドライブでも快適です。
また、タイヤ価格も比較的抑えられ、維持費を気にせずカスタムを楽しめるのも大きなメリットです。
購入時は、以下の4つのポイントを必ず確認しましょう。
- タイヤサイズ:225/60R18
- ホイールサイズ:18×7J前後(インセット+45前後が目安)
- ナット規格:M12×P1.5・21HEX
- 適合チェック:型式・年式・グレードによる違い、ローダウン車での干渉有無
18インチは、普段使いの快適さを保ちながら、見た目も引き締めたいCX-5オーナーに最適な選択肢です。
CX-5に、さらに大きなサイズ(22インチ)を装着したい方はこちら
サイズ別インチアップ比較表(CX-5 KF系)
サイズ | 見た目の迫力 | 乗り心地 | タイヤ価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
18インチ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆(比較的安い) | 街乗り快適性と見た目のバランスが良く、維持費も抑えられる。初めてのインチアップにも最適。 |
19インチ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆(中価格帯) | 純正採用グレードあり。迫力と乗り心地の中間で、カスタム感を出しつつ普段使いも快適。 |
20インチ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆(高価格帯) | 圧倒的な存在感とスポーティさ。乗り心地はやや硬めだが、ドレスアップ効果は抜群。 |
22インチ | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★(非常に高価格) | ショー仕様やフルカスタム向け。迫力とインパクトは最大だが、乗り心地や実用性は犠牲になる。 |
CX-5の19インチのサイズ↓

CX-5の20インチのサイズ↓

CX-5の22インチのサイズ↓
