ヴェルファイア40系を手に入れたら、次に考えるのがホイールのカスタムという方は多いのではないでしょうか。
「せっかく高級ミニバンを買ったんだから、足元もきっちり決めたい」という気持ち、よくわかります。
ただ、ちょっと待ってください。
40系ヴェルファイアは2023年のフルモデルチェンジでホイール規格が大きく変わっており、旧型(30系)で使っていたホイールはそのままでは装着できません。
この点を知らずに購入してしまい、取り付けできなかったというケースをタイヤ専門店の現場で何度も見てきました。
この記事でわかること
- 40系ヴェルファイアに対応するホイール規格(PCD・ナットサイズ)
- 20インチへのインチアップで絶対に避けたい失敗
- 現場目線で厳選したおすすめ20インチホイールセット5選
- 購入前に確認すべきチェックポイント
10年間タイヤ専門店に勤務してきた経験をもとに、実際に40系ヴェルファイアへの装着確認が取れているホイールを中心にご紹介します。
ホイール選びで後悔しないために、最後まで読んでいただけると幸いです。
【必読】40系ヴェルファイアのホイール選びで絶対に確認すること

40系ヴェルファイア(2023年6月〜)のホイール選びで最初に押さえるべきポイントをまとめます。
ここを飛ばすと、購入後に「取り付けできなかった」という事態になりかねません。
純正ホイールサイズ一覧(グレード別)

40系ヴェルファイアの純正サイズはグレードによって異なります。
| グレード | タイヤサイズ | ホイールサイズ |
|---|---|---|
| Executive Lounge(標準) | 225/55R19 | 19×7J 5H PCD120 +40 |
| Executive Lounge(メーカーオプション) | 225/65R17 | 17×6.5J 5H PCD120 +40 |
| Zグレード(標準) | 225/60R18 | 18×7J 5H PCD120 +40 |
| Zグレード(メーカーオプション) | 225/65R17 | 17×6.5J 5H PCD120 +40 |
ヴェルファイア40系の純正インチは最上級グレードでも19インチです。20インチはインチアップの領域になります。
PCD・ナットサイズが変わった!30系との違いを解説
ここが40系で最も重要な変更点です。
30系まで:PCD114.3・ナットM12×1.5
40系から:PCD120・ナットM14×1.5
PCD(ピッチサークルダイアメーター)とは、ホイールのボルト穴の中心を結んだ円の直径のことです。30系と40系では数値が違うため、30系で使っていたホイールは40系には物理的に取り付けできません。


30系から40系へ乗り換えたお客様が「前の車で使ってたホイールをそのまま使いたい」とよく来店されましたが、PCD違いで100%対応不可でした。
ナットも変わっています。40系はM14×1.5というより太いサイズです。
社外ホイールを購入する際はナットも新たに揃える必要があります。純正ナットは使えないので注意してください。
20インチに対応するタイヤサイズ


40系ヴェルファイアで20インチを装着する場合、推奨されるタイヤサイズは以下の2つです。
- 235/45R20(トヨタのカスタマイズブランド「モデリスタ」でも採用実績あり)
- 245/45R20(荷重指数103以上のものが選べ、車重の重いエグゼクティブラウンジにも対応しやすい)
外径が純正19インチ(225/55R19)に近いサイズを選ぶことで、スピードメーターの誤差を最小限に抑えられます。
ポイント:まずはPCD120・5穴・M14×1.5ナット対応品かどうかを確認してから選定を始めましょう。


20インチへのインチアップで失敗しないための注意点


実際に装着できるかどうか、安全に走れるかどうかを左右する重要ポイントを現場経験から解説します。
外径・荷重指数の確認方法


インチアップで最も多いトラブルが「荷重指数(ロードインデックス)が足りなかった」というケースです。
40系ヴェルファイア(ガソリン2.4Lターボ)の車重は約2,100〜2,300kg超(グレードにより異なる)。4本で支えることを考えると、1本あたり荷重指数100以上が最低ラインです。
20インチで安全に使えるサイズは245/45R20で荷重指数103のタイヤを選ぶのが現場でも最もよくある組み合わせです。エグゼクティブラウンジグレードを購入された方は特にこの点に気をつけてください。


ノーマル車高でのフェンダー干渉チェック
ローダウンをしていないノーマル車高の場合、インセット(オフセット)が浅すぎるとスポーク部分がフェンダーに当たることがあります。
40系ヴェルファイアの20インチ装着では、インセット+38〜+45程度が安全圏の目安。
ただしホイールのデザイン(スポークの出っ張り具合)によっても変わるため、必ず専門店で実車に合わせた確認をおすすめします。


乗り心地を維持するタイヤ選びのコツ
20インチにインチアップするとタイヤの扁平率が下がり、タイヤのクッション性が減って乗り心地が硬くなりやすいのは事実です。
ただし、タイヤの銘柄選びでかなりカバーできます。
乗り心地・静粛性を重視するなら、以下のカテゴリーのタイヤがおすすめです。
- ヨコハマ ADVAN dB V553(静粛性が特に高く、ミニバンとの相性が良い)
- トーヨー PROXES COMFORT II S(操作性と静粛性のバランスが良い)
- ブリヂストン TURANZA T005A(コンフォート系で長距離も快適)
ポイント:「ホイールはかっこよく、タイヤは快適に」が40系ヴェルファイアのインチアップの鉄則です。


【本命】40系ヴェルファイアにおすすめの20インチホイールセット5選


PCD120対応・40系への装着実績・デザイン・コスパを現場目線で総合評価した5選を紹介します。
各ホイールに相性の良いタイヤも合わせて提案しているので、セット購入の参考にしてください。
第1位:RAYS HOMURA 2×9Plus(ホムラ)
こんな人におすすめ:高級感・ブランド力・実績を最優先したい人
RAYS(レイズ)はホイールファンなら誰もが知る国産最高峰ブランドで、その中でもHOMURA 2×9Plusは「40系アルファード・ヴェルファイアへの装着実績No.1」と言えるほど現場でも多くの装着事例を見てきたホイールです。
リムよりもディスク面が大きく盛り上がるラウンドタイプのデザインは、大口径でありながら上品にまとまります。
カラー展開も豊富で、グロッシーブラック・グレイスシルバー・ジェットブラックエディションⅢなど複数から選べます。
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| サイズ | 8.5J-20 5/120 |
| 推奨インセット | +38〜+45 |
| 参考価格(4本) | 約20〜28万円前後 |
| 相性の良いタイヤ | トーヨー PROXES COMFORT II S 245/45R20 |
第2位:RAYS VERSUS VOUGE LIMITED(ヴォウジェ リミテッド)
こんな人におすすめ:他と差をつけたい、個性的なデザインを求める人
同じRAYSでもVERSUS(ベルサス)シリーズのVOUGE LIMITEDは、鉾槍をイメージした鋭いスポークデザインが特徴的なモデルです。
スポーク表面のダイヤモンドカット加工とスモーククリア仕上げによって、まるでガラスを散りばめたような独特の輝きを放ちます。
「HOMURA 2×9Plusは見かけすぎて被る」という方に特におすすめです。RAYS品質でありながらデザインの希少性も高く、40系の重厚なボディラインに非常によく合います。
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| サイズ | 8.5J-20 5/120 |
| 推奨インセット | +45 |
| 参考価格(4本) | 約22〜30万円前後 |
| 相性の良いタイヤ | ヨコハマ ADVAN dB V553 245/45R20 |
第3位:weds Kranze(クレンツェ)Vierthaler(ベルテーラー)
こんな人におすすめ:芸術的なデザインと圧倒的な存在感を求める人
weds(ウェッズ)が展開するフラッグシップブランドKranze(クレンツェ)のVierthaler(ベルテーラー)
クレンツェ ウィーバル100エボのカラーは、スーパーブラックコート/ポリッシュ
20インチラインも用意されており、複雑に重なり合う3Dデザインのスポーク。
クレンツェの代名詞でもあるこの仕上げは、40系ヴェルファイアのメッキパーツと絶妙に調和します。価格は高めですが、それだけの存在感があります。
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| サイズ | 8.5J-20 5/120(20インチモデル) |
| 推奨インセット | +38〜+45 |
| 参考価格(4本) | 約30〜45万円前後 |
| 相性の良いタイヤ | ダンロップ SPORT MAXX LUX 245/45R20 |


第4位:BBS LM(ビービーエス エルエム)
こんな人におすすめ:乗り心地を落としたくない、品質最重視の人
BBS(ビービーエス)はドイツ生まれのプレミアムホイールブランドで、F1をはじめとするモータースポーツでも長年使用されている本物の品質を持つメーカーです。
LMシリーズはBBSの中でもラグジュアリー路線を担うモデルで、高い剛性と精度からくる走りの安定感が特徴です。
デザインよりも走行品質と安全性を優先したい方、長距離をよく走る方に特におすすめです。40系の5穴PCD120対応サイズ(8.0J-20 +40)が設定されています。
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| サイズ | 8.0J-20 5/120 |
| 推奨インセット | +40 |
| 参考価格(4本) | 約40〜55万円前後 |
| 相性の良いタイヤ | ブリヂストン TURANZA T005A 245/45R20 |


第5位:HOT STUFF Chronus CH-113(クロノス)
こんな人におすすめ:コスパ重視でまず試してみたい人
HOT STUFF(ホットスタッフ)はリーズナブルな価格帯でありながら、PCD120対応の40系専用ラインナップが充実している国内ブランドです。
CH-113は8.0J-20 5/120に対応しており、メタリックブラックポリッシュのカラーが40系のボディカラー(ブラック・ホワイト)どちらにも合わせやすい点が人気の理由です。
純正ナット対応なので、入門編としてもオススメです。
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| サイズ | 8.0J-20 5/120 |
| 推奨インセット | +38 |
| 参考価格(4本) | 約8〜12万円前後 |
| 相性の良いタイヤ | トーヨー PROXES COMFORT II S 245/45R20 |
ポイント:予算・デザイン・用途別のおすすめまとめ
| 重視するポイント | おすすめホイール |
|---|---|
| ブランド力・実績 | RAYS HOMURA 2×9Plus |
| デザインの個性 | RAYS VERSUS VOUGE LIMITED |
| 圧倒的な存在感 | weds Kranze Vierthaler |
| 走行品質・安全性 | BBS LM |
| コストパフォーマンス | HOT STUFF Chronus CH-113 |
ホイールデザインの選び方は以下の記事も参考にしてください。


▼ さらに大きなサイズを検討したい方はこちら
→ ヴェルファイア40系の21インチホイールセット5選
ホイール選びで後悔しないための3つのチェックポイント


ホイールを決めたら購入前に必ずこの3点を確認してください。
現場では「ホイールを買った後」のトラブルが意外に多く発生しています。
ナット・ハブリングは別途必要?


40系ヴェルファイアに社外ホイールを装着する場合、以下が必要になることがほとんどです。
まずナットについて。純正ナットはM12×1.5ですが、40系の車体側ボルトはM14×1.5。
社外ホイールに付属のナットがM14×1.5に対応しているか確認してください。KYO-EI(協永産業)のブルロックシリーズやKICS(キックス)のモノリスナットなど、40系対応品を選ぶのがおすすめです。
次にハブリング。
40系のハブ径はφ60.1です。社外ホイールのセンターボア径が大きい場合はハブリングを使って隙間を埋めないと、走行中の振動(ハンドルのブレ)につながることがあります。
- 結論だけ知りたい → ハブリングいらない?OK/NG条件
- サイズ確認はこちら → ハブ径(センターボア)一覧
- 選び方まとめ → ハブ径とは?ハブリングの選び方(完全ガイド)
タイヤとのセット購入 vs ホイール単品どちらがお得?
結論から言うと、セット購入の方が工賃込みで割安になるケースが多いです。
ホイール単体で買ってタイヤを別途購入すると、組み込み工賃・バランス調整料が別途かかります。専門店でのセット購入であれば工賃が含まれていることが多く、総額で見るとお得です。
ただし、タイヤの銘柄にこだわりがある場合は単品で買ってタイヤを別調達する方が選択肢が広がります。


FAQ(よくある質問)


Q1. 40系ヴェルファイアのPCDはいくつですか?
A. 40系ヴェルファイアのPCDは120(5穴)です。2023年のフルモデルチェンジで従来の114.3から変更されました。社外ホイール購入時はPCD120対応品を選んでください。
Q2. 30系で使っていたホイールを40系に流用できますか?
A. できません。30系のPCDは114.3、40系は120であり、数値が異なるため物理的に取り付けできません。ナットサイズもM12×1.5からM14×1.5に変わっているため、ホイール・ナットともに新たに購入する必要があります。
Q3. 40系ヴェルファイアに20インチを装着する際の適合タイヤサイズは?
A. 推奨タイヤサイズは235/45R20または245/45R20です。
純正19インチ(225/55R19)からの外径変化が少なく、スピードメーターの誤差を最小限に抑えられます。荷重指数は100以上(エグゼクティブラウンジは103以上推奨)のタイヤを選んでください。
Q4. 20インチにすると乗り心地は悪くなりますか?
A. インチアップにより扁平率が下がるため、純正比で若干硬さを感じることはあります。ただし、ヨコハマ ADVAN dBやブリヂストン TURANZAなどのコンフォート系タイヤを選ぶことで乗り心地の低下をかなり抑えることができます。タイヤ選びが乗り心地を左右する最大のポイントです。
Q5. 社外ホイール装着時に純正ナットは使えますか?
A. 基本的には使えません。40系ヴェルファイアのボルトはM14×1.5です。社外ホイールに付属するナットがM14×1.5・テーパー60°座面に対応しているかを確認してください。対応品でなければ別途購入が必要です。
Q6. ハブリングは必要ですか?
A. 40系のハブ径はφ60.1です。社外ホイールのセンターボア径がこれより大きい場合はハブリングを装着することを強くすすめます。ハブリングがないと走行中のハンドル振動や異音の原因になることがあります。
ホイール購入時の失敗例も参考にしてください


まとめ
40系ヴェルファイアのホイール選びで最も大切なのは、PCD120・5穴・M14×1.5ナット対応品を選ぶという基本確認です。
その上で、デザイン・予算・乗り心地のバランスで選んでいただければ失敗はありません。
今回紹介した5選をおさらいすると、実績重視なら「RAYS HOMURA 2×9Plus」、デザイン優先なら「RAYS VERSUS VOUGE LIMITED」または「weds Kranze Vierthaler」、品質最優先なら「BBS LM」、まず試すなら「HOT STUFF Chronus CH-113」がそれぞれおすすめです。
見た目だけでなく、普段使いも考えながら、長く気に入れる1本を選んでください。
ヴェルファイア40系のホイール選び全体を知りたい方はこちら
他のサイズはこちらの記事も参考にしてください。


ヴェルファイア40系のタイヤ・ホイールを選ぶときの参考にしてください。


ヴェルファイアと比較されることが多いアルファード40系のホイール選びもあわせてチェックしておくと、違いが見えて選びやすくなります。





