【ランドクルーザー300系 24インチ装着ガイド】適合サイズとインセット

ランドクルーザー300系に24インチを装着する完全ガイド

「ランドクルーザー300系に24インチを装着したいけど、本当に大丈夫?」

そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事では24インチ装着の詳細情報をタイヤショップで10年働いた経験をもとに徹底解説します。

⚠️ ご利用前にお読みください

  • 本文の価格・数値・作業時間には相場や推定値を含みます。時期・店舗・個体差で変動します。
  • 必ず現車確認最新の適合確認見積もりを取得してください。
  • 日本の保安基準は検査ラインや地域の運用差があり、「通る/通らない」をサイズだけで断定できません。
タップできる目次

24インチ装着は上級者向け

ランドクルーザー300系に24インチを装着

ランドクルーザー300系に24インチを装着することは可能ですが、上級者向けのカスタムとなります。

純正18インチからの大幅なインチアップとなるため、以下の点に十分な注意が必要です。

  • フェンダーとの干渉リスク
  • タイヤの外径調整
  • 乗り心地の大幅な変化
  • 車検対応の確認

純正サイズ、24インチ以下のサイズはこちらで確認してください。

24インチの推奨サイズ

基本スペック

型式: 3DA-FJA300W
年式: 2021年8月~
タイヤサイズ: 295/35R24
ホイールサイズ: 24×10J
ホール数: 6穴
PCD: 139.7
インセット: 55

⚠️ 重要な注意事項

このサイズは純正データをもとにした参考サイズであり、装着を保証するものではありません。オーバーフェンダーの有無など、車両の状態によってインセットは変わります。

タイヤサイズのバリエーション

24インチでは以下のサイズも選択肢となります。

タイヤサイズ外径特徴
275/35R24802mm純正18インチ(801mm)とほぼ同じ外径
295/35R24816mmやや大きめ。メーター誤差に注意

タイヤ外径の重要性

インチアップ

インチアップで重要なのがタイヤの外径です。

基本的には純正のサイズに合わせる必要があります。

各サイズとの外径比較

265/65R18(純正18インチ):801mm
265/55R20(純正20インチ):800mm
275/35R24:802mm ← 純正とほぼ同じ
295/35R24:816mm ← +15mm(やや大きい)

275/35R24は純正18インチとほぼ同じ外径のため、メーター誤差を最小限に抑えられます。

【外径比較(参考)】

265/65R18(純正18):約 801.7 mm
265/55R20(純正20):約 799.5 mm
275/35R24: 約 802.1 mm ← 純正とほぼ同等
295/35R24: 約 816.1 mm ← +15 mm(やや大きい)

※ロードインデックスは110以上を目安に(例:PARADA Spec-X 295/35R24 110V(REINF))。
※外径差は速度計誤差はみ出し干渉保安基準に関わります。必ず現車で確認。

外径が重要な理由

タイヤ外径は速度計の表示車検適合走行特性の3点に直結します。

純正外径からのズレが大きいほど日常使用や検査で不利益が出やすく、満足度を大きく左右します。

できる限り純正外径に近いサイズを選ぶのが基本。

  1. メーター誤差の防止 – 外径が変わると速度計に誤差が生じる
  2. 車検対応 – 外径の変化が大きいと車検に通らない可能性
  3. 走行性能 – 外径が変わると加速性能やブレーキ性能に影響

さらに外径変更はABS/トラコン/4WD系の制御やスピードリミッター作動点にも影響し得ます。

目安としては純正外径との差をできるだけ小さく(一般的には±数%以内)に抑え、 専門店での現車確認と試走を前提にサイズを決定してください。

24インチ装着のメリット

インチアップのメリット

圧倒的な存在感

24インチ化は、近くでも遠目でも“ボリューム感”が段違い。

大径リムでフェンダー開口がタイトに見え、スタンスが一気に引き締まります。

街中でもイベント会場でも、ひと目で「特別なランクル」と分かる視覚効果。

24インチの大径ホイールは、ランドクルーザー300系の大きなボディに完璧にマッチし、唯一無二の迫力を生み出します。

ドレスアップ効果


↑画像クリックで楽天市場の商品ページへ飛びます

リム径が大きいほどスポークの伸びと奥行きが強調され、ブレーキまわりの見栄えも向上。

ボディカラーとのコントラストが際立ち、写真・SNS映えも抜群です。

仕上げ(ブラックポリッシュ/マット系/ブラッシュド など)で雰囲気を自在に調整できます。

  • 純正18インチとは比較にならない視覚的インパクト
  • ホイールデザインの選択肢が豊富
  • ラグジュアリーSUVとしての存在感が増す

さらにエアロ・車高・タイヤ銘柄までトータルでコーディネートすれば、シティラグジュアリーからアーバンオフまで狙った世界観を明確に表現できます。

コーナリング性能の向上

タイヤのサイドウォールが薄くなることで、ハンドリングのレスポンスが向上します。

24インチ装着のデメリット

インチアップのデメリット

乗り心地の悪化

24インチでは扁平率35となり、タイヤのクッション性が大幅に低下します。

  • 段差での衝撃が強くなる
  • 路面のゴツゴツ感を直に感じる
  • 長距離ドライブでの疲労増加

タイヤ・ホイールの高額化

24インチのタイヤとホイールは、純正サイズと比べて価格が大幅に上昇します。

価格の目安:

  • タイヤ:1本あたり5万円~10万円以上
  • ホイール:1本あたり10万円~30万円以上
  • セット価格:60万円~160万円程度

以下のような100万オーバーのホイールセットも多いです↓


干渉リスクの増加

大径ホイールの装着により、以下の干渉リスクが高まります:

  • フェンダーとの干渉
  • インナーフェンダーとの接触
  • サスペンション部品との干渉

装着時の注意点

インチアップの注意点

1. インセットの調整が最重要

24インチではインセット55前後が基準となりますが、以下の要因で調整が必要です。

  • オーバーフェンダーの有無
  • 車高の高さ
  • ホイールの幅(リム幅)

インセットが大きすぎる(例:+65) → ホイールが内側に入りすぎ、インナーフェンダーに干渉

インセットが小さすぎる(例:+40) → ホイールが外側に出すぎ、フェンダーからはみ出す可能性

2. フェンダー加工が必要な場合も

ノーマル車高のまま24インチを装着する場合、フェンダー内側の干渉を避けるため、以下の対策が必要になることがあります。

  • フェンダー爪折り
  • インナーフェンダーの加工
  • オーバーフェンダーの装着

3. 車高調整について

車高を下げすぎると危険

  • フロント:ステアリング時にタイヤがフェンダーに接触
  • リア:段差でフェンダーとタイヤが接触

推奨: 車高はノーマルか、下げても1~2cm程度に留める

4. タイヤの空気圧管理

24インチの薄いタイヤは、空気圧管理が非常に重要です。

  • 空気圧が低いとリムに傷がつきやすい
  • 推奨空気圧よりやや高め(+0.2kgf/cm²程度)に設定
  • 定期的な点検が必須

5. ロードインデックス(荷重指数)の確認

ランドクルーザー300系は車両重量が重いため、タイヤの荷重指数が重要です。

純正タイヤ: 265/65R18 114H(荷重指数114)

24インチのタイヤを選ぶ際も、荷重指数が110以上(XL)のタイヤを選びましょう。

ホイール選びのポイント

RAYSのおすすめホイール

6穴139.7であることを必ず確認

ランドクルーザー300系は6穴/PCD139.7です。

⚠️ ランクル200系以前は、5穴150のモデルもあるため、間違えないよう注意!

ホイールの強度

24インチの大径ホイールは、強度が重要です。

ランクル300系の重量を考えると、強度の高いホイールを選ぶことをおすすめします。

デザインの選び方

ホイールデザイン

24インチでは、以下のようなデザインが人気です。

24インチのホイールセット購入方法

インチアップのホイールセット

ネット通販での購入

楽天市場やYahoo!ショッピングでは、ランドクルーザー300系対応の24インチホイールセットが購入できます。

購入時の確認事項

  • 6穴139.7対応か
  • インセットは適正か(+50~+60が目安)
  • ホイール幅は10J前後か
  • タイヤの荷重指数は十分か

▼ 参考値

  • 24×10J(一部 10.5Jもあり)
  • インセット目安:ノーマルフェンダー +52、モデリスタOF +48
  • PCD:6H×139.7

ショップごとにインセット/リム幅/座面形状が異なる場合があります。

商品ページの「適合」欄で必ず確認し、在庫・納期とポイント適用もチェック↓

楽天市場でランドクルーザー300系の24インチホイールセットを見る

Yahoo!でランドクルーザー300系の24インチホイールセットを見る

ナットについて

ナットサイズ

社外ホイールはナット形状の確認を!

純正ホイールには平座ナットが使われていますが、社外ホイールはテーパーナット(60度)が必要になるケースがあります。

ナットサイズ: M14×1.5、HEX21mm

必要数: 1台分で24個(6穴×4輪)

購入時に必ずナットの適合も確認しましょう。

ランクル300系は、純正ナットに対応しているホイールも多いため、ナット形状の確認が必要です。

装着時の最重要ポイント(安全寄りの手順)

ランクル300インチアップ
  1. オフセットは“メーカー推奨”最優先:ノーマル+52/モデリスタOF+48(24×10Jの実績値)。「+55前後が基準」などの一般論より個別ホイールの指定を優先。
  2. はみ出し/干渉の実測:最大舵角・フルバンプ・据え切り・段差通過を想定し確認。車高ダウンは干渉リスク増。
  3. 外径差と速度計:275/35R24は純正18相当、295/35R24は+15mm。メーターと実速度の差を理解。
  4. ナット座面の適合:純正平座対応かどうか。座面不一致は重大トラブル要因。
  5. ハブリング:センターボアが大きい社外はハブリング推奨(振動/芯出し対策)。
  6. 空気圧管理:扁平35はリムプロテクトの観点からも管理厳守。推奨よりやや高め設定を検討し、定期点検。
  7. サスペンションの相性:前下がり特性のダウンサスは干渉要注意。控えめダウン or 車高調で微調整が無難。
  8. 保安基準:突出・表示・速度計誤差など総合で判断。地域や検査で運用差があるため最終は現車で確認

人気タイヤ例(295/35R24主流)

銘柄荷重/速度特徴
YOKOHAMA PARADA Spec-X(PA02等)110V(REINF)装着実績が多く、オンロード志向のルックスと性能のバランス
NITTO NT420110H XLドレスアップSUV向けパターン
FALKEN ZIEX S/TZ 05110H XLコスパ寄り選択肢として人気
RADAR / VENOM など輸入銘柄サイズにより異なる価格重視だが、LI・速度記号・品質を要確認

荷重指数・速度記号はサイズにより異なります。

装着例の代表パターン

いずれのセットアップも外径・突出・干渉のチェックが最優先です。

現車確認+メーカー推奨インセットを基準に、車高・キャンバー・スペーサーの要否を詰めてください。

例1:WORK LS VAJRA


↑画像クリックで楽天市場の商品ページへ飛びます

マルチスポークで24インチの大径感を強調しつつ、カラー選択で雰囲気を作りやすい。

受注仕様によりインセットオーダーが可能で、フェンダー内での収まりを狙いやすいのが利点。

  • ホイール:24×10J(仕様によりカラー選択)
  • タイヤ:295/35R24(PARADA Spec-X 110V)
  • インセットオーダー可能

例2:スーパースター PURE SPIRITS SUFFOLK


↑画像クリックで楽天市場の商品ページへ飛びます

  • ホイール:24×9.5J
  • タイヤ:295/35R24
  • インセット+53
  • 備考:専用ナット付属

例3:WALD GENUINE LINE FS001


↑画像クリックで楽天市場の商品ページへ飛びます

  • ホイール:24×10J
  • タイヤ:295/35R24
  • インセット+55(ノーマルフェンダーサイズ)
  • 備考:純正ナット使用

※記載のサイズは参考例です。

ホイール設計(リム形状・ディスク面厚・センター逃げ)や車両個体差により結果が変わるため、専門店での現車合わせ試走確認を前提にしてください。

よくある質問

Q&A

Q1. 24インチにすると燃費は悪くなる?

A. はい、悪化します。

タイヤとホイールが重くなり、回転抵抗も増えるため、燃費は5~10%程度悪化する可能性があります。

Q2. 純正18インチから直接24インチに変えても大丈夫?

A. 可能ですが、以下の確認が必須です。

  • タイヤ外径が純正と大きく変わらないこと
  • はみ出し・干渉がないこと
  • 車検に適合すること

不安な場合は、専門ショップに相談することをおすすめします。

Q3. 24インチで車検は通る?

A. 以下の条件を満たせば車検は通ります。

  • タイヤがフェンダーからはみ出していない
  • タイヤの外径が適正範囲内(±3%以内が目安)
  • 荷重指数が適正
  • その他保安基準を満たしている

Q4. 24インチにして後悔することは?

A. よくある後悔ポイント

  • 想像以上に乗り心地が悪化した
  • タイヤ交換時のコストが高額
  • 段差で気を遣う必要がある
  • 思ったより干渉が発生した

購入前に試乗できれば理想的です。

Q5. 24インチはどんな人におすすめ?

A. 以下のような方におすすめです。

  • 見た目重視で、多少の犠牲は許容できる方
  • オフロードよりオンロード中心の使用
  • メンテナンスやコストに余裕がある方
  • カスタムの知識や経験がある方

まとめ

ランドクルーザー300系への24インチ装着は、圧倒的な存在感を得られる一方で、以下の点に注意が必要です。

推奨サイズ:295/35R24×24×10J インセット55前後

✓ メリット

  • 唯一無二の迫力と存在感
  • ラグジュアリーSUVとしての格上げ

✓ デメリット

  • 乗り心地の大幅な悪化
  • 高額な初期費用とランニングコスト
  • 干渉リスクの増加

✓ 注意点

  • タイヤ外径を純正に合わせる
  • インセットは車両状態に応じて調整
  • フェンダー加工が必要な場合も
  • 専門知識がない場合はショップに相談

24インチは確かに魅力的なカスタムですが、上級者向けであることを理解した上で、慎重に検討することをおすすめします。

楽天市場でランドクルーザー300系の24インチホイールセットを見る

Yahoo!でランドクルーザー300系の24インチホイールセットを見る

この記事が、あなたのランドクルーザー300系のカスタム計画の参考になれば幸いです。

不安な方は、まず20インチや22インチから始めて、徐々にインチアップしていくのも一つの方法です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

タップできる目次