インチアップ時のタイヤのサイズ変更方法。
「225/45R17のインチアップはどうすればいいの?」
「18インチにする時のサイズは?」
「19インチにする時のサイズは?」
225/45R17を18インチや19インチにインチアップする時のタイヤサイズを紹介します。
225/45R17をインチアップ

インチアップとは、タイヤの外径を変えずにリム径を大きくし、偏平率を下げることを指します。
ホイールサイズを大きくすることで、車の雰囲気が一気に変わります。
車の外観だけではなく、操縦安定性が向上にもつながる人気のカスタム。
225/45R17を18インチや19インチにインチアップすることができます。
インチアップのメリット

インチアップのメリットは以下のようなことが挙げられます。
- 見た目がスタイリッシュに変化
- コーナリング性能・操縦安定性の向上
- グリップ性能の向上

インチアップのデメリット
インチアップのデメリットは以下のようなことが挙げられます。
- 乗り心地の悪化(タイヤが薄くなるため)
- 燃費の悪化(ホイールの重量増加)
- コスト増(ホイールとタイヤの価格が上がる)
インチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事です。

225/45R17を装着している車種

225/45R17は、ステーションワゴン、セダン車などに採用されるタイヤサイズです。
例えば、インプレッサWRXやスカイライン、ゴルフ、レクサスISなどが225/45R17を装着しています。
タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。
225/45R17のインチアップサイズ
ここでは、225/45R17のタイヤを18インチや19インチへインチアップする時のサイズを紹介します。
- タイヤ幅:225mm
- 扁平率:45%
- インチ:17
- タイヤ外径:634mm
- LI(ロードインデックス):87
【225/45R17のタイヤ外径の計算例】
225mm(タイヤの断面幅)×0.45(偏平率)×2+17(リム径)×25.4(インチ)=634.3mm
インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくします。
タイヤ外径が大きいとスピードメータ表示が実測よりも遅く表示され、危険です。
インチアップしたタイヤが純正のLI(ロードインデックス)を下回らないかどうかも確認してください。
※タイヤ外径・LIは、メーカー・商品によっても異なるため、記載のデータは参考値です。
225/45R17を18インチにする時のサイズ

225/45R17を18インチにする場合、225/40R18がいいです。
215/45R18は少しタイヤ外径が大きくなります。
18インチのタイヤ外径
225/45R17を18インチにインチアップする時は、タイヤ外径を合わせる必要があります。
<タイヤ外径比較>
- 225/45R17:634mm(純正)
- 225/40R18:637mm
- 215/45R18:650mm
【225/40R18のタイヤ外径の計算例】
225mm(タイヤの断面幅)×0.4(偏平率)×2+18(リム径)×25.4(インチ)=637.2mm
ほんの少しタイヤ外径が大きくなりますが、外径が近いのは225/40R18です。
インチアップ時には、タイヤ外径だけでなく、ロードインデックスも重要です。
18インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズ225/45R17のLIは87なので、87以上のタイヤにする必要があります。
- 225/40R18のロードインデックス:88
- 215/45R18のロードインデックス:89
タイヤによっては、ロードインデックスが下回る可能性があるので、耐荷重能力、空気圧を確認してください。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば耐荷重能力をクリアすることができます。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
225/45R17を19インチにする時のサイズ

225/45R17を19インチにする場合は、225/35R19が近いです。
19インチのタイヤ外径
インチアップするときは、タイヤ外径を合わせる必要があります。
<タイヤ外径比較>
- 225/45R17:634mm(純正)
- 225/35R19:640mm
- 225/40R19:662mm
【225/35R19のタイヤ外径の計算例】
225mm(タイヤの断面幅)×0.35(偏平率)×2+19(リム径)×25.4(インチ)=640.1mm
225/45R17を19インチにする場合は、225/35R19が近いですが、少しだけタイヤ外径が小さくなります。
インチアップ時には、タイヤ外径だけでなく、ロードインデックスも重要です。
19インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
一般的な225/35R19のロードインデックスは88です。
225/35R19でもメーカーやタイヤによってロードインデックスが異なります。
(例)
ブリヂストン POTENZA S001 225/35R19 88Y XL
YOKOHAMA DNA ECOS 225/35R19 84W
ロードインデックスを下回る場合があるので注意してください。
タイヤによっては、XL(エクストラロード)規格のタイヤもありますので、空気圧のコントロールで耐荷重能力をクリアすることができます。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。
インチアップの注意点

インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。
ここでは3つの注意点を紹介します。
タイヤの外径

タイヤの外径が変わると、スピードメーターの誤差が発生し、車検に通らなくなる可能性があります。
インチアップする際は、純正外径と近いサイズを選ぶことが必須。
また、外径が大きくなると、タイヤが車体へ接触する可能性が高まります。
計算式: タイヤの外径 = (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + タイヤの内径(リム径 × 25.4)
タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)
タイヤの幅

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。
幅が広くなると、フェンダーからのはみ出しや車体との干渉が発生する可能性があります。
特に車高を落としている場合は注意が必要。
車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

タイヤのロードインデックス

タイヤの耐荷重性能を示すロードインデックス(LI)は、純正と同等以上にする必要があります。
タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められ、タイヤに示されています。
インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。
ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。
まとめ
ここでは、225/45R17のインチアップサイズを紹介しました。
225/45R17のタイヤ外径は634mm
それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。
タイヤサイズ | タイヤ外径 | |
18インチ | 225/40R18 XL | 637mm |
19インチ | 225/35R19 XL | 640mm |
※ロードインデックスに注意が必要です。
インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、車検の規定があります。
また、車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。
記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。
※記載のタイヤ外径は計算上のデータです。