205/60R16をインチアップするなら?17・18・19インチのサイズと注意点

205/60R16をインチアップするなら?17・18・19インチのサイズと注意点

「205/60R16をインチアップしたいけれど、17インチ・18インチ・19インチはどのサイズを選べばいいの?」

「215/50R17や215/45R18、225/40R19は装着できるの?」

205/60R16は、ノア・ヴォクシー・ステップワゴン・アクセラなどで使われることがあるタイヤサイズです。

インチアップをすると見た目の印象を変えられますが、サイズ選びを間違えると、スピードメーター誤差・干渉・ロードインデックス不足につながる可能性があります。

この記事では、車業界で10年働いた経験をもとに、205/60R16を17インチ・18インチ・19インチへインチアップする場合の候補サイズ、タイヤ外径、ロードインデックス、ホイール選びの注意点をわかりやすく解説します。

205/60R16からインチアップを検討している方は、購入前の参考にしてください。

タップできる目次

先に結論|205/60R16のインチアップは外径とLIを確認する

205/60R16を17インチ・18インチ・19インチへインチアップする場合は、タイヤ外径を純正サイズに近づけることが大切です。

17インチでは215/50R17、18インチでは215/45R18、19インチでは225/40R19などが候補になる場合があります。

ただし、サイズによってはロードインデックスが変わったり、タイヤ幅が広くなって干渉やはみ出しに注意が必要になる場合があります。

見た目だけで選ばず、タイヤ外径・ロードインデックス・ホイール幅・インセット・空気圧・干渉を確認して選びましょう。

205/60R16のインチアップサイズと基本情報

ここでは、205/60R16のタイヤを17インチから19インチへのインチアップサイズを紹介します。

車検に関しては、タイヤ外径以外にロードインデックスやはみ出し干渉など様々な項目があります。

組み合わせるホイールによっても変わるため、記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

タイヤ外径、ロードインデックスを考慮した参考サイズです。

【205/60R16の基本情報】
  • タイヤ幅:205mm
  • 扁平率:60%
  • インチ:16
  • タイヤ外径:652mm
  • LI(ロードインデックス):92

※タイヤ外径・LIは、メーカー・商品によっても異なるのであくまで目安の数値です。

【205/60R16のタイヤ外径の計算例】
205mm(タイヤの断面幅)×0.6(偏平率)×2+16(リム径)×25.4(インチ)=652.4
mm

インチアップ時は、純正タイヤの外径に近いサイズを選ぶことが大切です。

タイヤ外径が大きく変わると、スピードメーター誤差や干渉につながる可能性があります。

外径差が小さいほど、スピードメーター誤差や干渉のリスクを抑えやすくなります。

インチアップしたタイヤが純正のLI(ロードインデックス)を下回らないかどうかも確認してください。

205/60R16の参考装着車種

アクセラ

205/60R16は、セダン、ミニバンなど幅広く採用されるタイヤサイズです。

例えば、トヨタのノアVOXYやマツダのアクセラ、ホンダ・ステップワゴンRP系などが205/60R16を装着しています。

タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。

205/60R16を17インチにする時のサイズ

17インチのサイズ

205/60R16を17インチにする場合、215/50R17がいいです。

インチアップする時はタイヤ外径を合わせる必要があります。

タイヤ外径比較
  • 205/60R16:652mm(純正)
  • 215/50R17:646mm
  • 225/50R17:656mm

【215/50R17のタイヤ外径の計算例】
215mm(タイヤの断面幅)×0.5(偏平率)×2+17(リム径)×25.4(インチ)=646.8mm

純正のタイヤ外径よりも小さくなる215/50R17がいいです。

17インチのロードインデックス

LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは 205/60R16 92なので、92以上のタイヤにする必要があります。

215/50R17のロードインデックスは91 製品によって95もあります。
225/50R17のロードインデックスは94 製品によって98もあります。

(例)
DUNLOP LE MANS V 215/50R17 95
DUNLOP DIREZZA DZ102 215/50R17 91

215/50R17のロードインデックスの高いタイヤを選ぶのがいいです。

タイヤのロードインデックスに注意が必要です。

※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。

XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧によって負荷能力が変わります。

XL規格を選ぶ場合は、車両指定空気圧だけでなく、タイヤメーカーの空気圧別負荷能力表も確認しましょう。

205/60R16を18インチにする時のサイズ

18インチのサイズ

205/60R16を18インチにする場合、215/45R18がいいです。

タイヤ外径やロードインデックスを考慮してタイヤを選ぶ必要があります。

18インチのタイヤ外径

18インチにする場合は、純正のタイヤ外径に近づける必要があります。

<タイヤ外径比較>

  • 205/60R16:652mm(純正)
  • 215/45R18:650mm
  • 225/45R18:659mm

【215/45R18のタイヤ外径の計算例】
215mm(タイヤの断面幅)×0.45(偏平率)×2+18(リム径)×25.4(インチ)=650.7
mm

205/60R16にタイヤ外径が近いのは215/45R18です。

18インチのロードインデックス

LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは205/60R16 92なので、92以上のタイヤにする必要があります。

215/45R18のロードインデックスは89です。
225/45R18のロードインデックスは95です。

215/45R18のロードインデックスの高いXL規格タイヤを選ぶのがいいです。

タイヤのロードインデックスに注意が必要です。

※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。

XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。

入れる空気圧は購入したタイヤのデータを確認してください。

205/60R16を19インチにする時のサイズ

19インチのサイズ

205/60R16を19インチにする場合は、225/40R19や225/35R19などが候補になる場合があります。

外径だけで見ると225/40R19の方が近いですが、純正より外径が大きくなり、タイヤ幅も広くなるため注意が必要です。

19インチのタイヤ外径

19インチにする場合は、純正のタイヤ外径に近づける必要があります。

タイヤサイズタイヤ外径注意点
205/60R16約652mm基準サイズ
225/35R19約640mm外径は小さめ。LI不足に注意
225/40R19約663mm外径は近いが大きめ。干渉やはみ出しに注意

19インチは見た目の変化が大きい一方で、乗り心地・ロードインデックス・フェンダークリアランスの確認が重要になります。

検討する場合は、車種別の適合情報や実車のクリアランスを確認してから選びましょう。

225/35R19はロードインデックスが低いので注意してください。

19インチのロードインデックス

LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは205/60R16 ロードインデックス92なので、92以上のタイヤにする必要があります。

一般的な225/40R19のロードインデックスは93/89
一般的な225/35R19のロードインデックスは88

225/40R19、225/35R19のXL規格のタイヤもあります。

225/35R19のXL規格タイヤもありますので、空気圧によってはロードインデックスをクリアすることができる場合があります。

※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。

XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができますが空気圧に注意が必要です。

インチアップの注意点

はみ出し

インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。

  1. タイヤの外径
  2. タイヤの幅
  3. タイヤのロードインデックス

ここでは3つの注意点を紹介します。

タイヤの外径

タイヤの外径

タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。

タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなります。

また、外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性があります。

タイヤ外径の算出方法

タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)

計算式: タイヤの外径 = (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + タイヤの内径(リム径)

タイヤの幅

ナンカン

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなり、はみ出すと車検が通りません。

車高を落としていると、干渉の危険もあります。

車によって、ある程度装着できる幅は決まっていますので注意してください。

タイヤのロードインデックス

ロードインデックス

タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。

タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められ、ロードインデックス値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。

インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。

ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。

205/60R16のインチアップ前に確認したい関連記事

205/60R16をインチアップするメリット・デメリット

RAV4 22インチ

インチアップは、タイヤ外径を大きく変えずにホイール径を大きくするカスタムです。

205/60R16を17インチ・18インチへインチアップすると、足元の印象を変えやすくなります。

インチアップするメリット

  • 足元の印象が引き締まりやすい
  • ホイールデザインの選択肢が広がる
  • 車全体のカスタム感を出しやすい
  • タイヤ銘柄やサイズによって走行感覚が変わることがある

ただし、インチアップすれば必ず走行性能やグリップ性能が上がるわけではありません。

ホイール重量・タイヤ銘柄・空気圧・車種との相性によって、乗り味やハンドリングの印象は変わります。

インチアップするデメリット

インチアップには、デメリットもあります。

  • 乗り心地が悪くなる
  • 燃費が悪化することもある
  • 費用がかかる

タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。

転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。

まとめ|205/60R16のインチアップは外径とLIを確認する

205/60R16のインチアップサイズ

ここでは、205/60R16のインチアップサイズを紹介しました。

205/60R16のタイヤ外径は、計算上では約652mmです。

17インチでは215/50R17、18インチでは215/45R18、19インチでは225/40R19などが候補になります。

インチ候補サイズタイヤ外径注意点
17インチ215/50R17約647mm外径は近いが、LIを確認
18インチ215/45R18約651mm外径は近いが、XL規格やLIに注意
18インチ225/45R18約660mm外径は大きめ。幅・干渉に注意
19インチ225/40R19約663mm外径は大きめ。上級者向け
19インチ225/35R19約640mm外径は小さめ。LI不足に注意

インチアップは、ただホイールを大きくすればいいわけではありません。

タイヤ外径・ロードインデックス・ホイール幅・インセット・空気圧・干渉を確認して、車種に合ったサイズを選びましょう。

記載のデータはサイズ変更時の参考値であり、車検への適合を保証するものではありません。

【参考文献】
日本自動車タイヤ協会 JATMA: https://www.jatma.or.jp/safety_technology/tyre_standards.html
JAF: https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-accident/subcategory-rule/faq217

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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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