「185/60R15をインチアップしたいけれど、16インチや17インチはどのサイズを選べばいいの?」
「195/50R16や195/45R17は装着できるの?」
185/60R15は、アクア・シエンタ・フィットなどのコンパクトカーで使われることがあるタイヤサイズです。
インチアップをすると見た目の印象を変えられますが、サイズ選びを間違えると、スピードメーター誤差・干渉・ロードインデックス不足につながる可能性があります。
この記事では、車業界で10年働いた経験をもとに、185/60R15を16インチ・17インチへインチアップする場合の候補サイズ、タイヤ外径、ロードインデックスの注意点をわかりやすく解説します。
185/60R15からインチアップを検討している方は、購入前の参考にしてください。
先に結論|185/60R15のインチアップは外径とLIを確認する
185/60R15を16インチ・17インチへインチアップする場合は、タイヤ外径を純正サイズに近づけることが大切です。
16インチでは195/50R16、17インチでは195/45R17などが候補になる場合があります。
ただし、17インチではロードインデックスが純正より低くなる場合があり、XL規格や空気圧別負荷能力の確認が必要です。
見た目だけで選ばず、タイヤ外径・ロードインデックス・ホイール幅・インセット・空気圧・干渉を確認して選びましょう。
185/60R15をインチアップする時の定番サイズ

結論:185/60R15はこのサイズが定番です。
まずはここを基準に考えてください。
185/60R15からのインチアップは、「外径を大きく変えないこと」が最も重要です。
| インチ | サイズ | 外径差 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 15 | 185/60R15 | 基準 | 純正 |
| 16 | 195/50R16 | ◎ | 最も定番 |
| 17 | 195/45R17 XL | ○ | XL規格推奨 |
185/60R15装着車のインチアップは、次の3点を確認すれば失敗リスクを大きく減らせます。
✔ 外径
✔ ロードインデックス
✔ 干渉(フェンダー・ブレーキ)
※外径差は目安です。
※装着可否は車種・グレード・個体差で変わります。
インチアップとは?メリット・デメリットは?
インチアップとは、タイヤ外径を保ちながら偏平率を下げ、ホイール径を大きくするカスタム手法です。
185/60R15装着車は、一般的に16インチ・17インチへのインチアップが可能です。
インチアップのメリット

インチアップにはメリットがあります。
- 見た目がスポーティになる
- ホイールデザインを楽しみやすい
- ハンドリングの感覚が変わることがある
- タイヤ幅や銘柄によって走行感覚が変わることがある
インチアップの一番のメリットは、見た目の印象が変わることです。
ホイールが大きくなることで足元に存在感が出て、車全体の雰囲気もスポーティに見えやすくなります。
ただし、インチアップすれば必ず走行性能や制動性能が上がるわけではありません。

インチアップのデメリット
インチアップには、デメリットもあります。
- 乗り心地の低下:偏平率が下がるとクッション性が低下し、路面からの衝撃をダイレクトに感じやすくなる。
- 燃費の悪化:ホイール重量が増加し、転がり抵抗が大きくなることで燃費が低下する可能性がある。
- 費用の増加:インチアップ用のタイヤ・ホイールは価格が高いため、コスト負担が大きい。
転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。
また、タイヤ・ホイールの価格は高めなので、費用がかかるのはデメリット。

インチアップの注意点

インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。
特に注意したいのは以下の部分です。
- タイヤ外径
- タイヤ幅
- ロードインデックス
ここではタイヤを選ぶ時の3つの注意点を紹介します。
実際の装着相談でも、外径とロードインデックスを確認せずに購入してしまい、車検で不利になる場合があります。
タイヤの外径

タイヤの外径を選ぶ際は、純正の外径に近いサイズを選ぶことが重要です。
外径が異なると、スピードメーターに誤差が生じることがあり、車検不適合になる可能性があります。
さらに、大きすぎる外径のタイヤを選ぶと、車体との接触のリスクが高まり、安全に運転することが困難になる可能性がありますので注意してください。
タイヤ外径の計算方法= (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + (リム径 × 25.4)
タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)

タイヤの幅

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出すリスクが高まり、はみ出してしまうと、車検を通過することができません。
また、車高を下げている場合は、タイヤと車体との間で干渉する危険性がさらに増すため注意が必要。
各車種には装着可能なタイヤの幅が定められているため、その範囲内で選ぶことが大切です。

タイヤのロードインデックス

タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という数値で示されます。
これはタイヤが支持できる最大重量を表し、各タイヤサイズに固有の規格が設定されています。
適切なタイヤ選択のためには、このロードインデックスが純正タイヤと同等またはそれ以上であることが重要。
インチアップを考える際は、タイヤの負荷能力を十分に確認し、安全な運転を確保するための適切なタイヤを選ぶことが必須です。
ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。

16インチ・17インチへインチアップする場合は、外径・ロードインデックス・空気圧・車検時の注意点もあわせて確認しておくと安心です。
185/60R15の基本情報
185/60R15 84Hは、以下の内容を表しています。
- タイヤ幅:185mm
- 扁平率:60%
- タイヤ外径:603mm ※参考値
- LI(ロードインデックス):84 ※参考値
- 速度記号:H (最高速度210km/h)
※タイヤ外径は、メーカー・商品によっても異なるのであくまで目安の数値です。

【185/60R15のタイヤ外径の計算例】
185mm(タイヤの断面幅)×0.60(偏平率)×2+15(リム径)×25.4(インチ)=603mm
インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、純正タイヤの外径に近いサイズを選ぶことが大切です。
タイヤ外径が大きくなると、スピードメーター表示と実際の速度にズレが出ることがあります。
正確な数値は、装着するタイヤのメーカー公表値を確認しましょう。
インチアップしたタイヤが純正のLI(ロードインデックス)を下回らないかどうかも確認してください。
185/60R15を16インチにする時のサイズ

185/60R15を16インチにする場合は、195/50R16がいいです。
このサイズなら、純正タイヤとほぼ同じ外径で、負荷能力を維持しつつインチアップが可能。
インチアップは、タイヤ外径やロードインデックスに注意して、車に装着可能なサイズを選ぶことが重要です。
16インチのタイヤ外径比較
16インチにインチアップするときには、純正のタイヤ外径に近いサイズを選びます。
- 185/60R15:603mm(純正)
- 185/55R16:609mm
- 195/50R16:601mm
【195/50R16のタイヤ外径の計算例】
195mm(タイヤの断面幅)×0.50(偏平率)×2+16(リム径)×25.4(インチ)=601.4mm
185/60R15のタイヤ外径に近い16インチは195/50R16です。
16インチのロードインデックス
インチアップする時はロードインデックスにも注意する必要があります。
- 185/60R15のLI(ロードインデックス):84(純正)
- 185/55R16のLI(ロードインデックス):83
- 195/50R16のLI(ロードインデックス):84
ロードインデックスは、メーカーのカタログなどで確認することができるので、装着するタイヤのロードインデックスを確認してください。
185/60R15をインチアップするときは、195/50R16が一番近いです。
195/50R16は流通量が多く、価格・選択肢ともにバランスが良いサイズです。
→ Yahoo!で195/50R16対応ホイールセットを見る
185/60R15を17インチにする時のサイズ

185/60R15を17インチにする場合の例です。
推奨サイズ:195/45R17(XL規格推奨)
タイヤ外径が近いサイズとして195/45R17が適しているが、標準のロードインデックス(LI 81)では純正のLI 84を下回ってしまうため、「XL(エクストラロード)」規格のタイヤを選択するのが望ましいです。

17インチのタイヤ外径比較
17インチへインチアップする時は、タイヤ外径を合わせる必要があります。
- 185/60R15:603mm
- 195/45R17:607mm
- 205/45R17:619mm
【195/45R17のタイヤ外径の計算例】
195mm(タイヤの断面幅)×0.45(偏平率)×2+17(リム径)×25.4(インチ)=607.3mm
17インチのロードインデックス
インチアップする時はロードインデックスにも注意する必要があります。
195/45R17の標準的なタイヤのLI(ロードインデックス)は81Wで純正の84を下回ってしまいます。
205/45R17の標準的なタイヤのLIは88で、純正値を上回るのでOKですが、タイヤ外径が大きくなります。
195/45R17は、タイヤによってロードインデックスが異なります。
XL規格のタイヤが候補になることがありますが、空気圧を高めにすれば必ず解決するわけではありません。
XL規格を選ぶ場合は、タイヤメーカーの空気圧別負荷能力表を確認しましょう。
195/45R17のXL規格のタイヤで空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。XL表記があるかを確認してください。
※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。不安な場合は、タイヤ専門店で車種ごとの適合を確認してから選びましょう。
XL規格についてはこちらの記事を参考にしてください。

195/45R17は、外径バランスが良く、17インチ化しやすいサイズです。
※純正LIを下回らないようXL規格推奨
185/60R15を装着している車種

185/60R15は、コンパクトカーに採用されるタイヤサイズです。
例えば、トヨタのアクア(10系)やシエンタ、ホンダのフィットなどが185/60R15を装着しています。
タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、
インチアップ時の車検適合について
インチアップをする際は、車検に適合する範囲での変更が必要。
以下のポイントに注意することで、適合性を保つことができます。
- タイヤ外径は純正サイズから大きく変えない
- ホイールのはみ出しを防ぐため、フェンダークリアランスを確認
- 純正のロードインデックスを下回らないサイズを選ぶ
記載のデータは参考値であり、実際の車両への装着可否は車種ごとに異なります。
インチアップは見た目の向上だけでなく、走行性能にも影響を与える重要なカスタム。
サイズ選びの際は、車検の適合性や安全性を考慮しながら、適切なタイヤとホイールを選ぶことが重要です。

まとめ|185/60R15のインチアップは外径とLIを確認する
ここでは、185/60R15のインチアップサイズを紹介しました。
185/60R15のタイヤ外径は、計算上では約603mmです。
16インチでは195/50R16、17インチでは195/45R17などが候補になります。
| インチ | 候補サイズ | タイヤ外径 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 16インチ | 195/50R16 | 約601mm | 外径は近いが、LIとインセットを確認 |
| 17インチ | 195/45R17 | 約607mm | 外径は近いが、XL規格やLIを確認 |
インチアップは、ただホイールを大きくすればいいわけではありません。
タイヤ外径・ロードインデックス・ホイール幅・インセット・空気圧・干渉を確認して、車種に合ったサイズを選びましょう。
記載のデータはサイズ変更時の参考値であり、車検への適合を保証するものではありません。
185/60R15をインチアップするときは、195/50R16が一番近いです。
→ Yahoo!で195/50R16対応ホイールセットを見る
185/60R15以外の近いサイズも確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
【参考文献】
日本自動車タイヤ協会 JATMA: https://www.jatma.or.jp/safety_technology/tyre_standards.html
JAF: https://jaf.or.jp

